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2022-03-29 10:55

FigmaとWebデザインツールの歴史(第519回)

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Figmaの日本法人設立と日本語化の発表を受けて、Figmaのざっくりとした紹介と、わたしの使ってきたWebデザインツールの変遷を話しました。

=== 目次 ===
Figmaの日本法人ができて日本語化も準備中
コラボレーションツールの印象が強すぎる?
わたしが使ってきたWebデザインツール
Figmaのパスツールは実はすごい
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アシカガキャスト。
WebデザインツールのFigmaの日本法人ができて、日本語化も準備中だと発表されました。
オンラインホワイトボードツールのMiroも去年日本法人ができましたし、
日本の市場が重要だと思ってもらえているというのは嬉しいですよね。
FigmaもMiroも日本ではまだまだ全然浸透していないとも思っています。
日本語化してからがさらなる普及のチャンスでしょうね。
FigmaのことをWebデザインツールと言いましたが、
Web向けの画像を作るためのグラフィックツールみたいな意味で使いました。
なかなかこの辺の表現が難しいですね。
もともとはデザインツールは印刷物を作るためのものだったのが、
Webデザインに使うには従来の印刷物をターゲットにしたデザインツールでは使いにくい、
かゆいところに手が届かない、そういう面があってWeb向けに特化したデザインツールというのが出てきたんですね。
ただ今はデザインツールを使う人の多くが印刷物を作ること、プリントアウトすることが前提ではなく、
Webサイトとかブログに載せるとか、SNSで使うとか、画面上で完結するものの方が多いですよね。
FigmaはWebデザイナーがWebサイトのためのデザインに使うだけではなく、
バナー画像広告を作るのはもちろん、SNSに載せるような画像、インスタのストーリーに載せる画像を作るとか、
いろんな用途に使えるので、Webデザインツールという言い方をすると、使える用途のイメージを狭めてしまうかもしれないですね。
Webサイトはもちろん、スマホやタブレットのアプリのユーザーインターフェースを作るのに使われることも多いので、
UIデザインツール、ユーザーインターフェースデザインツールと呼ばれることもあります。
なので、WebデザインやUIデザインのプロも使っているデザインツールみたいな言い方がいいかもしれません。
あと、Figmaの特徴といえば、やはりコラボレーションツールという面ですね。
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オンラインで使えるWebブラウザー上で動くグラフィックツールなんですが、
複数人で同時に一つのドキュメントを編集することができるんですね。
そこが大きなアピールポイントではあるんですが、
WebデザインやUIデザインの現場で複数人が同時に同じドキュメント上でデザイン作業をするというニーズがそんなにないんじゃないかなとも思うんですね。
ニーズがないというよりは、まだその段階に行っていない、その重要性がまだ広まっていないみたいなのが今の日本の現状なんじゃないかなと推測しています。
なので、ことさらこのコラボレーションデザインツールというのを前面に出してしまうと、自分には関係ないツールだと思われてしまうデメリットがあると私は思っています。
コラボレーション関係なく一人で使うグラフィックデザインツールとしてもすごく優れているとアピールしていった方がいいと思います。
無料で使えますし、基本的な操作はそこまで難しくはないので、プロではない一般の人にも勧められるツールだと私は思っています。
なので簡単デザインツールのCanvaのユーザー層もFigmaは取り込めるんじゃないか、日本語化されたらですが、私はそう思っています。
ここで私が使ってきたウェブデザインツールの歴史・変遷を振り返ってみたいと思います。
ウェブデザインに特化したツールとして何を使ってきたかですね。
フォトショップとか他のデザインツールも色々使ってきていますし、今も使っていますが、ウェブデザイン用グラフィックツールに絞った話です。
アドビイメージレディというのがウェブに特化したデザインツールとして最初に登場したので、まずはイメージレディを使っていた時期がありました。
その後マクロメディアファイアワークスという本格的なウェブデザインに特化したグラフィックツールが出て、ファイアワークスは私は大好きなツールでした。
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2005年にアドビとマクロメディアが合併したことで、イメージレディは開発が終了し、アドビファイアワークスとしてしばらく開発は続いたんですが、
アドビファイアワークスになってからもアドビっぽい洗練されたツールにはならずに、アドビらしさはないまましりすぼみな感じで、2013年に開発は終了しています。
私はファイアワークスからスケッチに乗り換えたんですが、いつ乗り換えたのかはっきり調べられなかったんですが、2013年の時点ではスケッチをすでに使っていたみたいです。
ファイアワークスはベクター形式とビットマップ形式とを同時に扱うことができたのが当時画的だったんですが、スケッチもフィグマもそんな感じで基本ベクターベースでビットマップ画像も扱えます。
スケッチはウェブデザインに特化した非常に洗練されたツールで、Mac版しかないんですが、ウェブデザインのツールとして世界のスタンダードな存在になったんですね。
アドビのフォトショップイラストレーターもウェブデザイン向けの機能をどんどん取り入れていったんですが、ウェブデザインのツールとしてはある意味アドビにも勝ったというか、私がいつもチェックしているuxtools.coというところの世界のデザイナー向けのアンケートでも、
UIデザインとかのデザインツールとしては1位になっていたんですね。で、そのスケッチの1位の座を2020年に奪ったのがフィグマなんですね。2020年のデザインツール投票でスケッチに代わり、ほとんどの分野で1位になったのがフィグマでした。
私がフィグマを使い始めたのも2020年ですね。日本でもすでにもう使っている人は多かったので、出遅れていた感じだと思います。スケッチの時もそうですし、フィグマの時もそうなんですが、使い始めてからはもっと早くから使っておけばよかったと思いました。
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とはいえ、ツールはどんどん成長していくものなので、ある程度成熟してから使い始めるというのも悪くはないですね。
じゃあフィグマのどこがそんなに便利なのかとか、過去使ってきたウェブデザインツールのそれぞれの特徴とか、そういうところにほとんど触れずに話してきましたが、最後1個だけフィグマの機能的なところに触れたいと思います。
ベクターデータを扱うツールの場合、パスを描く、ベジェ曲線でパスを描くという作業があるんですが、そこに関してはやっぱりアドビイラストレーターのパスツールが優れていると思い込んでたんですね。
でもある時フィグマのパスツールがイラストレーターではできないようなことを簡単にできるということを知って驚きました。
ベクターネットワークという機能の名前なんですかね。興味のある人はフィグマベクターネットワークで調べてみてください。
フォントオーサムというアイコンフォントがあるんですが、フォントオーサムの人がアイコンのデザインに使うツールをフィグマに変えた理由を解説した記事があったんですね。
英語の記事なんですが、それを読んでベクターネットワークを知ってフィグマはパスの扱いもすごいんだと気づくことができました。
今回は以上です。
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