Zoomでのリモート会議、オンラインセミナーが普及しましたが、その「次」のステップが盛り上がってないなという印象を持っています。そんな中、注目しているoViceというバーチャルオフィス、オンランイベント向けツールについても話しています。
=== 目次 ===
Zoomの「次」はまだ盛り上がっていない
最近oViceに注目している
oViceは競合ツールよりリーズナブル
オンラインイベントでの立ち話のニーズに
ビデオ会議では身長、体格が伝わりにくい
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Zoomでの会議、オンラインセミナーが普及しましたが、
ちょっとまんねり化しつつあるんじゃないかなと感じています。
でも、新しいことにチャレンジすることなく、
みんなこんなもんだと思って使い続けているような印象を個人的には持っています。
ビデオ会議で言えば、Zoomに限らず、Google Meet、Microsoft Teamsあたりが定番だと思います。
シェアで言うと、CiscoのWebExも高いらしいですね。
ただ、どれも基本Zoomと同じようなもので、
その延長線上でもっと良いもの、もっと新しいコンセプトのものとして盛り上がっているものはあまりないように感じます。
Aroundというビデオ会議のツールが一時期ちょっと盛り上がったんですが、
少なくとも日本ではあまり使われてないんじゃないかなと思います。
Zoomなどでのビデオ会議を拡張するツールも日本ではそんなに注目されてないように感じます。
自動で文字起こしして議事録を作成するツールなどですね。
ちゃんと誰が話した言葉かを認識して文字起こししてくれるんですね。
多分大企業では使われてたりするんだと思いますが、ツールを使うコスト的なものなのか、そもそもそこまで考えてないのか、あまりそういう話も聞かないように感じます。
Zoom会議の動画を元に自動で短く編集したダイジェストの動画を作るサービスとか、ホワイトボードや投票の仕組みなどビデオ会議を支援するツールがいろいろあるんですが、
日本語化されているものや日本製のものが少ないのであまり盛り上がってないということもあると思います。
VRゴーグルをつけてのVR会議、メタが提供するホライゾンワークルームスもリモート会議の未来として可能性があると思いますし、実際に使っている人の評価は高いんですが、
VRゴーグルの普及がまだまだそんなに進んでないでしょうし、メタクエスト2が円安の影響もあって大幅値上げしたということで、VR会議もまだまだ先かなという印象です。
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同じ時間にみんなが集まってのビデオ会議自体を減らして、非同期でリアルタイムではなく撮影した動画を送ることでコミュニケーションを取ろうという動きは海外では多いようで、そういうツールもたくさん出てきています。
特に拠点が世界各国に散らばっているようなチームの場合、非同期でのコミュニケーションの方が効率がいいという面もあるようです。この動きも日本ではあんまり盛り上がってないように感じます。
そんな中、私が最近注目しているのはオビスというバーチャルオフィスバーチャルイベント用のツールです。OVICEでオビスです。日本製のサービスです。
2Dの平面の空間上で自分のアイコンを移動させて、自分の近くにいる人たちの音が聞こえて、近くにいる人たちとだけ会話ができるというサービスです。
オフィスみたいにテーブルが並んでいる空間を画像で作っておいてバーチャルオフィスとして使うとか、ステージがあって客席があってステージが何箇所かあって交流できるスペースもあってという空間でカンファレンス的なことを行うとか、そういうことができるツールなんですね。
Zoomをみんなが使い始めた頃にもリモというリモという似たようなツールがあってオンラインイベントをやるんだったらZoomよりもリモの方がいいよと話題になっていました。
アシカガキャストでも2020年の5月に取り上げました。その時にスペーシャルチャットというツールも取り上げています。これも似たような空間の概念を持っていて近くにいる人とだけしゃべれるというツールです。
リモもスペーシャルチャットも今でも開発は続いていて提供されています。リモはいつの間にか日本語化もされていたんですが利用料金が随分上がっています。
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小規模イベント用の一番安いプランでもベースが400ドルで、プラス参加者1人あたり4ドルと結構お高めの設定になっています。
リモのバーチャルオフィスの方のプランは安いプランで年額8160ドル。1月あたり680ドルと結構なお値段になっています。まあリアルなオフィスの値段よりは安いよねということですかね。
オフィスはイベントなどでの単発での利用の場合一番安いプランで1週間2750円で50人まで参加できるとかなりリーズナブルな価格設定です。
バーチャルオフィスとしての継続利用の場合も一番安いプランで月額5500円。最小人数10人ですが最大接続50人までいけると一番安いプランでということです。
バーチャルオフィスというものはビデオ会議の延長線上にあるものではなくて併用されていくものだと思いますが、ビデオ会議だけだとチームでの気軽なコミュニケーションができにくい。
リアルなオフィスではできていた自然なコミュニケーションが生まれにくいといったビデオ会議だけでは埋められない部分を補完してくれるツールとして今後うまく普及していくといいなと思っています。
なんでいいなと思っているかというとコロナ禍が終結したとしてじゃあ元のように100%みんな出社しましょうとならない選択肢がいっぱいあった方が多様な働き方としていいなと思うからです。
そしてオンラインイベントで考えるとやはりzoomよりもオフィスのようなツールの方が来場者同士でのコミュニケーション立ち話的なものを生むという意味で良さそうだなと感じています。
zoomでのオンラインイベントで登壇者とお客さんで分かれているケースでお客さんが顔出しする意味もあまりないですし、かといって登壇者としてはお客さんが誰も見えないお客さんの反応も聞こえない状態でカメラに向かって喋り続けるのも寂しいだろうなと思うので
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それだったら事前に収録した動画を流せばいいんじゃないかと。同じ時間にみんなで集まるメリットがあまり生まれないですよね。最後の質疑応答でチャットで寄せられた質問にリアルタイムで答えてもらえるくらいですよね。
最後にちょっと余談ですが、オビスのユーザー事例を読んでいて、コロナ禍になって入社してずっと在宅で仕事をしてきた人が出社してリアルに同僚たちと会って、実際に会ってみると意外に身長が高いんだなどいろんな驚きがあります。
というエピソードがありました。私以前、足利キャストでズームの画面越しだと身長とか体格が伝わりにくいという話をしましたが、まさに同じことを言ってるなと思いました。
まあリアルじゃないと伝わらないことも多いですが、デジタルの得意なところを生かしつつ、併用していけるような未来になるといいなと思います。今回は以上です。
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