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  2. #78 インフラを使い続けるために
2022-06-13 10:42

#78 インフラを使い続けるために

インフラの「機能回復」を行おうとした場合、どの範囲をどこまで回復するか?という「意思決定」の必要が生じ、それが新設プロジェクトには無い難しさをもたらしてる、みたいな話です。 パックグラウンドで鳴っている音は、子供を寝かしつける時に鳴らしている「ドライヤーの音」です。笑
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健康のアレコレの健康のアレです。こんにちは。
今日はインフラの維持管理と言いますか、修繕ですね。
老朽化が激しい、例えば構造物とか設備があって、それを
機能回復したい という時に
あの
どういう取り組みが必要かって話で それがなかなか難しいなぁっていうことを話してみたいと思うんですけど
新しく何かを 作る時には
ゼロから完成が100%だとしたら
100%に向かえば いいじゃないですか。で100%の姿も
認識がぶれない、関係者がだいたいみんな一致している。なぜならばそこに例えば道路がなくて
道路があるっていう状態に持っていくのが完成だからですね。
で 例えばその道路っていうのも起点と終点があって起点から終点まで
完成したら100%完成ですよね。で着手時点では、例えば一切起点から終点までどこにもないとしたら
まあクリアですよね。向かう先がね。 一方で老朽化してしまったものを機能回復するっていう時には
その一つねゴール設定の認識っていうのが人によってズレやすいなぁと思って
例えばだから直すって言っても全部ぶっ壊して全部作り直す。これも直すですよね。
一方で部分的に悪いところだけ直すもこれ機能回復ですよね。で部分的に悪いところだけ直すのもちょいちょいちょいって直すやり方もあれば
大きめにバコッてやってドサッと直すってやり方とかいろんな対応策の程度があるんですよ。
この程度の設定がね
難しいんですよね。ないものを作る時には作るっていうことに
正しさがあるっていうか、なんていうか、作るっていうことで
目標を関係者が共有できるんですけど機能回復をするって言った時にその回復の種類や程度や範囲とかがね
ふわっとしてるんですよね。そのふわっとしてるものをクリアーにするっていう作業が必ず前半に必要になるんですよね。
でもその直し方が本当にベストなのかっていうのを議論するのにいろんな材料が必要だったりして
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なんかねなかなか難しいなーって思ったりとか
あと
範囲もなんていうかな ここまでは今回の設計の範囲だけど
設計範囲以外にも及んじゃった場合にそれどうしようかと来年別の設計で発注してもらうのか
今契約している設計業務に変更で追加してもらうのか。でその分岐点が設計の途中で出てきちゃうわけです
A案B案C案D案どれにしますかと 究極には全部ぶっ壊して作り直す
軽い案だったらちょいちょいって直すだけ。どれにするかでこの先発生する作業のボリュームが全然変わったりするんですよね
でどういうふうにやられているかというと予備設計とか基本設計をやってまず方針を決める
業務が発注されてそこで決まった方針に基づいて詳細設計が次の業務で発注されると
場合によってはこれは詳細設計が別の会社が受注する可能性もあります
業務の発注方式については私のこの podcast の3回目ぐらいの
結構1年ぐらい前なんですけど3回目ぐらいの回で詳しく説明してますので聞いてみてください
そんな感じでいくつかの業務に渡ってちょっとずつ方針を決めたり詳細をやったりとかっていうステップを踏む必要があるんですよ
またその妥当性をね
我々建設コンサルタントは
いろんな計算をしたり図面を書いてみたりあるいは費用を計算してみたりとか構造的な計算したりとかしてどれが妥当かっていうのを
例えばおすすめ案3番が一番いいと思います
提示するわけですけど内容によっては場合によっては b 案と c 案はどっちもどっちですと
a と d はまずないです意味ないですとかねお金かかりすぎてダメですだけど b と c は結構悩ましいですどっちもメリット
デメリットありますどうしましょうかっていう場合もあるそういう時にはやっぱり発注者さんの方針とか判断っていうものを
が結構なんだろう最終的に効いてくる場面もあるんですだからねー
なんていうかね難しいあの
難しいばっかり言ってるけど新設のね新しく作る場合は作るぞって方針はもうある意味トップダウン で決まってるんで例えば議会の承認とか都道府県とかでも市町村とかでも
国土交通省の場合もそうです議会の承認なんか通ってたりする場合なんかはもう完全に 作ることを誰も疑う必要はないんです
だけど8機能回復の場合の回復の仕方っていうのはどれがいいかっていうのは結構 現場の事務所とか担当者とかそうか
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公務かとかなんかそういうかに依存する場合があるかの判断になっちゃう場合がある そのかの判断力っていうかね判断
をどうするかで判断のための根拠をどういうふうに整理するかこの根拠を作るのは我々 健康の仕事です
その
なんていうかね センスとも言えるかもしれないんですけどあのプロセスの踏み方がやっぱり親切と
修繕 みたいな機能回復に関わる
取り組みってすごく違うなぁと思ってでこれは私はあの 機能回復っていうことが今後の日本のインフラにおいてはあのメインの営みになってくる
と思うんですよねでこの機能回復ってものについて まず経験のある人がどんどん増えなきゃいけないまあほっといても増えるんだけど
あの今私が話したみたいな親切と全然違うんだっていうことをちゃんと理解して どんな風に健康がやるべきで何を発注者さんが決めるべきでってことをピンと来てる人が
どんどん増えてあの上手にコミュニケーションをして 上手に協力関係信頼関係を作りながらあの
直していかないと 日本のインフラがなんか上手になんていうか
使い続けられなくなっちゃわないように気をつけなきゃいけないなぁ みんなが意識高まってた方がいいなぁなんてことを最近思いました
で今日ここで話したのはあのもう 状態の悪い劣化しているっていう状態が判明している状態でこれをどう直すかっていう
プロセスにおいて健康の役割がこんな風に難しいっていうかあの なかなかね
親切とは違う難しさがあるなぁって話をしたんですけど えっとその手前の段階にも機能回復っていうのはあの難しさがあると思っていて
a っていうのは悪くなっているっていうことに気づけるかとか などこがどれぐらい悪くなっているかってことをどうやれば正しく
早く把握できるか 要は点検ですねちゃん点検をしてこれぐらい悪くなっているってことを
把握しないといけないんだけどそれがまたねー 簡単な話じゃないなーって思うんですよねこの間もあの愛知の方で
8 出水口
なんだっけ投資効果のあの なんか定番が
漏水しちゃったのかなっていうニュースとかありましたけどああいう水中にある構造物の 状態をちゃんと把握するって言ったらそれだけで手間もお金もかかるし
それをじゃあ全部見るんだったらこんな風にお金かかります ポイントポイントで見るんだったらこんな風にやり方があってお金がかかりますとか
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あの点検の仕方もねあの加減があるし 完璧にあったらものすごい時間とお金がかかるけどでもやる方がいいのかもしれないし
もっと上手なあの抜き打ちの調査の仕方があるのかもしれないしとかね あの
状態把握っていうことにも非常に難しさがありますね あのこれは同じようにトンネルでもダムでも定房でも
あのもうずーっと日や取り組まれていることですけどあの やはりねひとつじなにはいかない難しさがあるなと思う
思いますで判明したその劣化状態とか 機能が低下しているものに対するケアについてはあの今日
あのつらつら話しましたけどあの方針を決めて判断をしてそこで詳細の設計をするっていう
流れにおいてもね難しさがあっていやーあの今後もね 健康の仕事はなくならないしあのすごく
重要に重要度が増していくんじゃないかなという感じがしています そういう中でもあの
そうですねいろんな技術設計の技術まあその3 d モデルとかも含めて 出てきてるんですけどそういうのを上手に活用して
た方がいいのかなぁとかなんかだんだん話が分散してきたからこれにやめよう という感じで維持管理機能回復について
ちょっと最近感じたことを喋ってみましたはい最後まで聞いていただきありがとうございました
♪~
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