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皆さんこんにちは、あっちゃんです。
皆さんにとって印象的な看板ってありますか? 駅であったり、ロードサイド、様々な生活の場面で出くわす看板があるかなと思いますが、
中にはロゴや、その宣伝内容の奇抜さに驚かされるような看板も多いかなと思います。 今回は、ある看板についてのお話と、そこから対比されていく、広告への印象についてお話したいと思います。
松田ペットの看板の魅力
では本編です。 皆さんは、松田ペットというペットショップ知ってますか?
このペットショップは、新潟県の長岡市にあるペットショップなんですが、1973年に松田商店という名前で創業しまして、そこから松田ペットに改名されたペットショップになります。
最近、ネットニュースにもなっていたんですが、このペットショップの看板を書いている作者の方が2代目に変わりまして、もともと近藤忠夫さんという方が50年近く書いていたらしいんですが、青柳錦一さんという方に変わりましてニュースになりました。
今回ですね、この看板のお話をしたいなと思っておりまして、この看板がすごく特徴的なんですよ。 どんな看板かと言いますと、看板にはヨークシャーテリア、千和、ビーグルの絵が書かれているんですが、この看板ですが一枚一枚手書きで書かれておりまして、
表情や色、並びですね、このペットたちの並びが変わっているっていうようなものになっています。 この看板なんですが、この長岡市内になんと500枚以上もあるようでして、一枚一枚手書きということもあり、すごく味のある良い看板なんですよね。
そしてこの看板、皆さん聞くだけだと単に犬の絵が書かれている看板なのかなって思っちゃうかなと思うんですけど、この顔がすごく特徴的なんですよ。 どう表現したらいいのかちょっと難しいんですが、なんかですねこれ人間っぽい顔立ちの動物たちなんですよ。
これがすごくなんか味があっていいなって思っています。 この特徴的な看板というところもあって、全国にファンがいるということなんですけども、本当に面白くてですね、どの看板一枚一枚とっても顔がちょっと違ったりとか、向きが違ったりとか、並びが違ってたりですね、本当に面白い看板になっています。
で、この看板の動物の絵、正確に言うと犬の絵なんですけども、どんなものかなっていうのを音声で伝えるのってなかなか難しいと思ったので、今回のですねこのエピソードのサムネイル見ていただくと、なんかいつもと違うなと思っていただけるかなと思うんですが、
この今回のですね、このマツダペットの看板に出てくるチワワの絵ですね、こちらを自分でiPadで描いてみました。 なんかすごく絶妙に似てないんですけど、なんとなくその看板の雰囲気が伝わるかなと思うんですが、この目の部分ですね、特に注目していただくと面白いかなと思うんですけど、
なんだかこう人間っぽさっていうのがある動物の絵なんですよね、この看板というのが。 ちょっと自分が描いたものと、ネットとかでも写真が上がってるかなと思うんですが、その看板ぜひ見比べていただきたいんですが、なんとなく雰囲気は似ているものの、自分が今回描いたものというのが若干もうちょっと年齢層上なおじさん感が出ていると思うんですけども、
こういった感じの看板がこのマツダペットさんの看板に描かれています。 このマツダペットさんですね、これ実際に店舗がありまして、もちろん動物がいるからなんですけども、実際に子犬とか子猫といったペットが展示されているというのもあるんですが、様々なオリジナルグッズというのも展示されていたりですね、
するようでして、Tシャツに始まりトートバッグですとか、あとはお菓子とかそういったものも販売がされているようですと。 このグッズですけども、実はガチャガチャとかもあるらしくて、この長岡市内のこのペットショップの中だけではなく、なんと全国各地のところでこのマツダペットのガチャガチャがあったりするようです。
いくつかですね、僕もすごく気になったので、YouTubeとかのネットニュースであったり、個人の方がこれについて解説をしている動画を見たんですけども、まずすごいなと思ったのがこの初代の方ですね、近藤忠夫さんという方なんですけども、
なんと年齢聞くとですね、90代ということで、50年近くかかりてたからっていうのもあるんですけども、同じ看板を50年近くやられていることで、またすごいなぁと思ったんですけども、それに加えてなんとこの2代目のこの青柳錦一さんもですね、年齢何歳かと言いますと83歳ということでですね、
90代から80代にバトンタッチということなんですけども、継承されている絵ですよね。初代の方から2代目の方見てみると、もちろん若干タッチの違いはあるにしても、きちんとこの看板の雰囲気というのが継承されていてすごいなと思いました。
実際にこの2代目の方が描かれているシーンというところを一般公開なのか、公募なのかわからないんですけども、実際にファンの方も見れるような形でそういう機会があったようなんですけども、すごい実際に絵が描かれている様子っていうのが見れるのがすごく面白かったですね。
この看板自体はこのペットショップの10キロ圏内にあるということなので、長岡市内にあるわけなので、僕自身はまだ本物は見たことがないんですけども、どうやらこの看板が掲載される際には1枚だけパンと貼るのではなくてですね、2枚3枚と並べて貼っているようでして、
たぶん通りとかを抜けていくとお家の倉庫とか壁のところに貼られているわけなんですけども、かなり印象的な並びになっています。
中にはですね、皆さんも見たことあるかなと思うんですけども、猫と和解せよっていうのでも有名になりましたが、キリスト系の看板と一緒に貼られていたりとですね、何ですかね、このコラボレーションと言いますか、この一緒に並んでいる感じがすごくちょっと面白いなと思ってこの動画とかを見たりしていました。
アナログとデジタルの対比
で、このマツダペットの広告と言いますか看板なんですけど、すごくいいなと思ったのが、やっぱりそのアナログ看板というところすごくいいなと思ってたんですよね。
皆さんも昨今出かける中で見かける機会も増えたかなと思うんですけど、デジタル看板というのがここ2010年代、20年代になってたくさん出てくる中で、このアナログとの対比っていうところをすごく感じまして、今回この話をしたいなと思っていたんですが、
最近ですと、例えば新宿駅にすごく横長のデジタル看板というものが設置されていたりとか、あとは皆さんも見たことあるかなと思うんですけども、タイムズスクエアにあちらこちらに並んでいる大量の看板広告ですよね。
あとはこれも新宿になりますが、猫の立体的な看板とか、そういったデジタル看板というものがここ数年増えてきている中で、なんかいろんな広告の仕方増えたなとやっぱり思うわけですよね。
ただそのデジタル看板とアナログ看板というものを並べてみたときに、なんだかデジタル看板ってかなり消費している感覚があるなっていうのを最近感じてるんですよ。
というのもですね、看板というものは従来は絵で描かれているものが大半だったのにも関わらず、最近では看板という板はあるんだけれど、映像だったりするわけですので、なんか感覚的に絵画からアニメーションに近くなったのかなーみたいな感覚の違いが若干ある気がするんですよね。
あとは、看板というものに対して動画が再生されるということで、なんかその時間的な感覚みたいなものがより付与されるようになったことで、看板を見るときに自分で自動的に刺激物にデジタル看板が変わってきてるなっていうふうに感じてます。
あとデジタル看板といえば、去年とかすごく話題になりましたが、スフィアっていってですね、ラスベガスにある阪急城のでっかい施設の外側といいますか、本当に9面にLEDがついていて、そこで広告を流したりみたいなこともやってるのが最近話題にもなりましたが、
デジタル看板っていうものがより流動的といいますか、看板を見つめるのではなく流れているものを目で追ってしまうというような形になんだか変わってきてるんじゃないかなっていうのをすごく感じています。
それもあってなのかわかんないんですけども、このマツダペットという看板を見てすごく最初に思ったんですが、最近ずっと見ている広告がソフトになっていて、ハードな看板といいますか、変わらない看板というのを見るのを久しぶりに見たような気もしていて、
看板って本来は広告の意味もあるんですが、すごく存在感があるっていうところがすごく看板のいいところだったと思うんですけど、だんだんとアナログからデジタルの看板に変わってきたことで、消費的なものにすごく変わってきてるなと思ったと同時に、
消費的に変わったからこそ、屋外に掲載されている広告ってすごい寿命がどんどん短くなっているように感じるんですよね。
例えになっているかわかんないんですけど、今のデジタル看板って、セミとかホタルみたいにすごくコンセプトとか企画段階からかなり時間をかけて練ってきているものなんですけども、
いざ広告として掲載されると、一瞬輝くようなインパクトはあるんですけど、すぐに掲載が終了したりとか、いろんな不祥事とかがあったりもしますけども、取り下げがすごい早いと言いますか。
パッと出てパッと消えちゃうみたいな広告が増えたなと思っていて、すごい消費的なものに看板というものが変わってきちゃってるんじゃないかなっていうのをすごく感じるようになったんですよね。
マツダペットの看板の魅力
地方に行くとすごく感じるんですけど、やっぱり長く掲載されてる看板たくさんあって、そういった看板って本当に人々の暮らしの中に生きているというか、生活に溶け込んでるなっていうのを感じるんですけど、
この都心部に住んでて見ていると、やっぱりデジタルの看板っていうものが浮いてるというか、もはや生活圏のものではないなっていうのをすごく感じちゃうようになったんですよね。
それを感じるということもあったのが、このマツダペットの看板ですね。奇抜ではあるんですけど、地域の中に愛されている看板という形だし、
存在感があって長く続いているというところがすごく魅力的だなっていうのをすごく感じました。
そういったこともあって、このデジタルの看板ではあり得ないであろう20年後とか30年後とかみたいな形で、
ずっとこの人の心の中に生き続けるような看板というものは、直近出てきたデジタル看板とかそういったものではなかなか難しいんじゃないかなっていうのを
今回このマツダペットと、あとは比較としてのデジタル看板ですごく感じています。
あとはやっぱりこの看板を見たときに、このマツダペットの看板ってすごく動物だけど人間的な表情をしているというところだったり、
目がちょっと人間っぽいというのもあるんですけど、なんか温かい気持ちがすごく沸き起こってくるんですよね。
なんかそこに生活というか人の痕跡があるような看板だからというのもあってか、
なんかすごくこの看板を見たときに温かさみたいなものをすごく感じるということが多かったんで、
なんかこの看板いいなーってすごく感じ続けてるんですよね。
この看板を知ったのは本当にここ3ヶ月くらいにはなるんですけど、
なんかすごく頭の中からずっと離れなくて、いつか離したいなと思っていたんですけど、
やっぱりそこにはなんかその看板に映っているこの3匹のワンちゃんたちの表情みたいなところから、
なんかすごい温かさみたいなところとか、生活というところを感じるような痕跡というか印象を持っているからなのかなとすごく感じています。
それを考えると逆にこのアナログの看板、デジタルの看板みたいな概念で話しているんですけど、
今こうやって都市部に住んでいて目に映っている刺激的な看板とか、
というのは本当に生活からもう切り離してしまっているということなのかもしれないですね。
もちろんですね、その駅のプラットフォームとかなんかではまだまだアナログの看板はあるにしても、
なんかこの商業感と言いますか、刹那的なインパクトと言いますか、
何だかインスタントな感じをすごく感じてしまっていて、
もちろん都市部に住んでいるからもあるかもしれませんが、商業主義がすごく進んでしまっているんじゃないかなというところを少し感じてしまっています。
なんで逆を返すとここから20年30年とか50年100年でもいいんですが、
看板というものがよりデジタルに変わっていったときに、
なんか歴史の中からそういったデジタルの看板の記憶って最終的に消えちゃうんじゃないかなみたいなところを少し感じてしまっているというふうに思いました。
やっぱりテクノロジーの進化によって便利になって様々な情報を大量に摂取できるようになった現代というところもあるからかもしれませんが、
一枚一枚の看板に込められた思いというか、そういったものがもう少し大事にされるような社会であったほしいなと思うと同時に、
この地方で愛されている看板というところは、今後生活というものがきちんと積み重ねていく中でも残っていくようなものになるんじゃないかなと個人的には思っています。
アナログとデジタル看板の対比
現段階で50年近くこのマツダペットの看板が続いているということはそういうことなんじゃないかなと思っているんですけど、
より都心部の消費的な生活と地方の生活というものがちゃんと残っている中での看板広告というものに際を感じていく社会はこれからもしばらく、
もしかしたらもう少し先もずっと続いていくことになって、最終的にはやはり地方にあるような看板だけが人々の記憶の中に残り続けていくという形になるんじゃないかなと感じています。
この今回のマツダペットの看板ですが、ネットで知っただけで本物を見たわけではないので、あまり実体を持って話せているものではないんですけども、
それでもやはりこうやってネットのみから伝わってきたこの素晴らしい看板について今後はなんか自分の目で見たいなと思っているので、
近々、例えば長岡市とかそういったところに行って、実物を見てその看板の素晴らしさをもうちょっと感じたら、それをまたエピソードにできたらいいなと思っています。
ということで今回はペットの看板からアナログそしてデジタル看板について少し考えてみたというようなお話になりました。
以上、2025年2月の現代人でした。
ということでエンディングです。
今回はマツダペットの魅力についてと、アナログとデジタルの看板に見る対比みたいなものについてお話をしてみました。
本編でもお話した通り、今回はニュースとなって知ったものですので、実際にまだ見れてはないんですけども、
いつかですね、実際に新潟に行った際にはその看板も入れみたいなと思いましたし、地方に行った際に残っているローカル看板にも着目していきたいなと思いました。
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では今回はここまでです。
現代人の皆さんも未来人の皆さんもまた次回お会いしましょう。
じゃあね。