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こんばんは、邦訳アメコミ雨あられです。
この番組では、毎週1冊の邦訳アメコミを2人で紹介しています。
今日のテーマは、THIS ONE SUMMERですね。
今回は、DCやマーベルではなくて、グラフィックノベルですかね。
スーパーヒーローの登場しない、かつそういうユニバースに属しない作品ですね。
ライターはマリコ・タマキ。
名前からなんとなく察せるかなと思うんですけども、日系のカナダ人で。
今回、アーティストはジリアン・タマキ。
タマキさん。
いとこ同士でやってるらしいですね。
この2人が組んで作品発表したことも、他の作品もあって、それも翻訳されてたりするんだけども、
マリコ・タマキはアメコミライターとしても活躍してますね。
翻訳されているものでも、DCではハーレー・グウィンのガールズ・レボリューションっていうやつ。
ハーレー・グウィンのシリーズ書いてるんだ。
マーベルでは、スパイダーマン&ベノム・ダブル・トラブル。
ソー&ロキ・ダブル・トラブルなんかのライターもやってます。
ハーレー・グウィン、ガールズ・レボリューションっていうのは、
いわゆる我々のよく知るDC Universeのお話じゃなくて、
ジーン・ル・エン・ヤンのスーパーマン・スマッシュ・サークランと一緒で、
いつものアメコミよりも少し一回り小さい大きさで、
ヤングアダルト向けに新たな世界観でやってる作品ですね。
そうなんだ。
今回のThis One Summerも、アイズナー賞っていう。
有名なコミックスが受賞する。
アメリカのコミックスの権威のある賞だけじゃなくて、
このThis One Summerっていう作品は、
ヤングアダルト系の文学賞をコミックでありながら受賞したり、
あと、絵本の賞も確か取ってたのかな?
そうですね。解説書によれば取ってますね。いくつか取ってるみたいですね。
ということで、非常に評価の高い作品で、
そのライターのマリコ・タマキさんは、
そういうヤングアダルト向けというか、
思春期の心の君みたいなのを描くのが得意なライターと言えるんじゃないかな。
なるほどね。
そんな感じ。
というわけで今日は、スーパーヒーローの出てこないコミックを紹介していきたいと思います。
はい。これさ、児童文学の賞とか取ってるし、
ヤングアダルト向けの賞も取ってるじゃないですか。
ってことはおそらくアメリカ人の、アメリカというかアメリカ・カナダの人たちなのかな?
多くの人にとってはあるあるネタなのかな?やっぱり。
なんかこういうのなんだっけな。スライス・オブ・ザ・ライフ?
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スライス・オブ・ザ・ライフ。
スライス・オブ・ザ・ライフみたいな言い方するんですね。
人生の切れ端みたいな。
日本語で訳すと日常系ってなんのかな?
はぁはぁはぁはぁはぁ。
わかんないけど。
なるほど。
あのこう、筋らしい筋というか、大きな事件とか起きないんですよね。
はいはいはい。
ただ、我々にも覚えがあるんじゃないかなっていうんだけど、思春期の頃の。
あーもやもやというか。
というか、よくわからない。
謎の怒りとか謎のイライラ。
そう、あの感じ?
はいはいはい。
えーっと、やっぱそういう気分的なものは結構あるあるなんじゃないかな。
あーなるほどね。
なんかこう読んでさ、時々本当に嫌な描写とかありませんでした?
あのー、なんつーんだろう。
そうね、ストレートにうわーめちゃくちゃ嫌だなーっていうんじゃなくて、リアリティーのある。
ある、あるかも。でも、もしあったとしたらすげー嫌だなっていう描写とかが。
っていう描写がありますね。
いやー。
人生のほろ苦さってやつですね。
いやー、なかなかアメリカの思春期っていうのも大変なんだなって思っちゃったな。
まあなんか、この前もね、ミズマーベル扱いましたし。
はいはいはい。
まあそういう意味でちょっとね、思春期の。主人公女の子なんでね。
そうね。一応あらすじ説明しておきますと、
古藩の別荘で起きる家族の物語っていうまとめ方でいいのかな。
おお、ざっくりまとめましたね。
日常の切り取りなんでどうしても、毎回筋の説明って難しいんですけど。
物語の冒頭はその別荘に向かうところから始まってるんですが、
最初はすごく仲のいい家族に見えていた主人公の一族、一家。
主人公の名前はちなみにローズですよね。
ローズでしたっけ?
ローズ。
ローズだね、ローズでしたね。
最初はすごく仲良さそうに見えたんですが、読み進めるにつれてどうやら色々と問題を抱えているらしいってことが明らかになってくる。
そんなローズが現地で出会うのが、毎年夏になると一緒に過ごしているウェンディーという女の子。
1歳半年下の、12歳とかなのかな。
夏の間だけ別荘のところで出会う友達ですね。
お互い別荘がその近くにあるので、夏の間は会うことができる。
そのウェンディーとローズ二人の女の子を中心に、色々な大人の世界というか、
家族の問題とか、あるいは地元の街が抱える問題とか、そういうものを少しずつ知っていく。
そして成長というか変化をしていくといったお話ですかね。
そうね。事件はもちろん起こるんだけど、それを解決するとかっていうよりは、
そうだね、子供の立場でその事件を近くで見ていく。
会話を見て、大人の世界っていうのかな。
そういうのを会話を見て、少女から大人になっていくその一夏を切り取った作品っていうのが、
そうね、あらすじとしては。
すごくあらすじを説明するのが難しい作品ではあるんですけどね。
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この別荘のある、なんだっけ、湖の…忘れちゃった。
なんちゃら湖。
湖の街で、
アウェイ湖ですね。
アウェイ湖湖かな。
地元の人たちも当然いるわけで。
このお店って何なの?レンタルビデオ屋?
雑貨屋?
雑貨屋ですね。お菓子も飲み物も売ってるし、ビデオもレンタルもしていると。
そんな店なかなか…
あんのかね。
あんのかね。
業態としてあんまり見ない気がするけど。
田舎だから何もないからここしかないってことなのかな。
全部が揃ってる。
全部が揃っている。
っていうようなお店があるんだけども、そこにいるダンカン。
ダンカン。
ダンクって呼ばれてますけど。
が、なんかわかんないけど、ローズはちょっと気になる。
そうね。ちょっと年上のお兄さんって感じなんですかね。
全然イケメンじゃないっすね。
そうね。
あと肌もこれニキビ面なんだよね、たぶんね。
でもいわゆる若者って感じですね。
若者って感じですかね。
そこにはちょっと悪そうな、悪そうなっていうか軽薄そうな友人がいたり、軽そうな女の子たちが集まってきたりとかして、すごいね、ザ・イヤな若者っていう。
やっぱりそうだよね、ウェンディーはたぶん12歳くらいですかね。
12歳くらいかな。
Teenageになる前の年齢なんですよね。
だからその、いわゆる若者でもないし、かといって子供でもない。
ただその若者の世界の憧れみたいなのはすごく持っているから、やっぱそのダンクンに対しても憧れの似た気持ちを持ってしまうってことなのかな。
物語の最初でなんか少女漫画みたいなの読んでるもんね。
そうだね、ローズはずっとそういう少女漫画みたいなものを読んでて、なんかたまに自分で絵描いてみたり。
絵も描いてみたりしてますね。
なんかこうちょっと読んでるページにキスシーンとかあるところを見ると、そういう恋愛もの?
恋愛をテーマにしたお話っぽさはあるね。
だからそういう性的なものへの興味関心的なことがあるんだよね、きっと。
そうだね、まあ年齢的にもそういうことなんですかね。
一方でそういうダンクンみたいな人にも一方で同じようにちょっと惹かれてるっていうか気になっちゃうってことですね。
でもこのウェンディーと対比されるのが地元というか別荘の友達であるローズじゃなかった?
逆です。
ローズと対比されるのがウェンディーですね。
ウェンディーの方は1歳年下なんだけど、やっぱりかなり子供っぽくローズは思ってるみたいですね。
このぐらいの年頃にとってその1歳半っていうのがすごく大きい差なんじゃないかな。
もう忘れちゃったよこんな昔のことは。
でもさ、やっぱ分かんないけど小学校の時、6年生ってすごく大人に見えた気がするな。
めっちゃでかいもんね。小学校生の頃のこの膨張率というかさ、でかくなり具合って。
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成長曲線ってすごいもんね。
めっちゃあるもんね、確かに。
でもさ、中学の時とかもさ、1年の時とかってさ、3年の先輩ってすごい大人で。
大人だなって思ってたね。
部活とかでもなんかこうさ偉そうにしてるじゃん。
そういうもんかなって思ってたけど。
先生ともね、堂々と喋ってたりとかしてね。
すごいなって思ってたけど。
今思うとな、大したねっていうか見分けつく気がしないけど。
全く区別つかないね。
そう考えると。中学ぐらいだとまだ成長曲線結構一重してるから。
言うてそんなにね、中3もガキっちゃガキだもんね。
でもその1歳差っていうのがちょうど一番大きい時なのね。
そうかもね。
そのぐらいの年の差っていうのが激しいところで。
だからずっと多分仲良くしてて、砂のお城作ったりして。
今年も砂のお城作る?なんて話をしたら、ちょっとやめとくよみたいなね。
今年はもうやめるんだなんて話をしたりとか。
ちょっと子供っぽく見えてイライラしちゃうみたいなところが書かれてね。
なんかこうダンスを披露するシーンとかね、あるんだけど。
ヒップホップダンスをやるんですけど、
それを見てもうちょっとやめてよみたいな恥ずかしいからやめようよみたいなことを言ったりとかね。
そんな感じの存在になってますね、ローズとウェンディーの関係性が。
ウェンディーが砂浜でおっぱいダンスを踊って、通りがかりの人にここは公共の場所ですよって注意されるシーンがあるんだけど。
この辺もやっぱり、うんこちんちんが下ネタというか面白いものとして消費されている年齢と。
コロコロコミックと。
そうそう。でもちんちんっていうのが、
逆にもう言えなくなってしまう。
もうギャグじゃなくなっちゃうみたいな、ちょっとその辺の差が感じられましたかね。
確かに。
自分の話していいかな。
この作品の中で、ダンクと同級生なのかな。
ダンクと同じくらいの年代の子が店の外でフェラーの話をしてるんだけど、
その頃にローズとウェンディーが通りがかって、
ガキの前でフェラーの話とかしちゃって、
あ、ヤバーって。いくらガキだからってフェラーの話知ってるんでしょ。オーラルセックスのことだよっていう。
めちゃくちゃ民度低い。
知恵悪そうっていう気持ちがしますね。
場面があるんですけど。
これもアメリカあるあるなのかな。田舎町に行くと。
いやこれ田舎町なんですけど、日本の私が育った町でも似たような経験がありまして、
卵ッチのオスッチ・メスッチっていうシリーズがあって、
小学生くらいの頃に知らないですけど。
卵ッチは知ってる。
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ブリードっていう機能があって、お互い育った卵ッチを単子で合体させると、
子供を生まれる的なシステムが搭載された卵ッチがあって、
当時私はまだ無垢な小学生だったんで、何の気なしにそのゲームを楽しんでたんだけど、
2歳上くらいの先輩っていうか近所の年上の女の子から、
つまり成功賞じゃないですか。
勾配ですよね。
そういうことをすごい言われて。
なるほど。
これ全く同じ構図じゃないですか。
確かに。
お前は知らないだろうけど。
お前は知らないだろうけれども、これはっていう。
そういうことをですね、ちょっと思い出したんで。
これ田舎あるあるなんじゃないですか。
なるほどね。
おーってなんだよ。
なんかもっと言うことあるよね。
私はちょっと分からなかったですね。
そういうことなんですね。
そういうことなんですね。
だからなんか興味はあるんだけど、なんつうんだろう。
嫌悪感も抱いてるみたいなところは。
そうだよね。
すごく興味があって、恋愛にも性的なことにも興味があるんだけど、
同時にすごく嫌だって、性的嫌悪って言ったらいいのかな。
あんまり受け入れがたいというか、積極的に知りたくもないという部分がありますよね。
そういったところらへんも忘れちまったよ。
でも思春期の心の動きとしてはあるのかな。
私このウェンディーがすごく子供っぽく描かれるじゃないですか。
そうだね。
幼い存在として描かれるんだけど、でも実はすごく神報的な価値観というかさ。
はいはいはいはい。
実はウェンディーって子供っぽいんだけれども、
彼女の生育環境を見ていくと、
例えばお母さんが趣味ヨガですとか、ヨガと石鹸作りが趣味で、
お父さんはいないんだけど、お父さんはたぶん仕事でいないのかな。
いないんでね。
いないんだけど、お母さんと二人でベスト4に来ている。
そしてこの間はレズビアンのサマーキャンプへ行ったと。
つまりレズビアンの人たちが集まるところへ、お母さんと一緒にサマーキャンプで行った。
で、どうやら養子でもあるらしいということで、
ローズが各家族的なさ、つまりお父さんお母さん自分っていう家族構成なのに対して、
そうじゃない家族っていう姿を体現してるじゃないですか。
そうですね。
彼女の価値観みたいなのもすごくリベラルでさ。
はいはいはいはい。
ウェンディーといけなかったローズか。
わかっちゃうな。
ローズが性的なものに関心あるし、大人の世界にもすごく憧れがあるから、
その悪い言葉遣いとかするじゃないですか。
あの女の子たちはビッチなんだよ。
ビッチだとかって言ってますね。
雑貨店にいる仲間の若い女の子たちを見て、いつもフラフラしちゃって本当ビッチだよね。
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あるいはその後半に遊びに来てるから、きっとちょっと解放的になっちゃってそういうことやるんだよみたいなことを言ったときに、
ウェンディーがいやそういうのは良くないと。
それって性差別だよっていう言葉を言うシーンがあるじゃないですか。
これすごいドキッとしたんですけど。
一見すごく幼くて子供っぽく見えるローズが、実はすごく信奉的な価値観を持っているし、
逆にローズの方がいわゆる保守的なというか、
なんて言ったらいいんですかね。
わかるわかる。男女の役割的な。
性的な役割みたいなものにすごくこだわっているところが、
単なる大人と子供というか、年上のローズと年下のウェンディーに収まりきらない描き方をしてて、
これすごく面白いなって思ったし、この話は私見たことあるなと思って。
これグラビティフォールズと全く同じ構成だなと思って。
え?
アニメのグラビティフォールズってあるじゃないですか。
見ましたよ。
ディズニープラスでも配信されている。
どんな話かというと、パインズ氏兄弟、双子の兄弟、リッパーとパインズが夏休みの間だけ、
オレゴン州にあるグラビティフォールズという街のスタン王おじさんのところで生活するというアニメだったじゃないですか。
ある時、お兄ちゃんのリッパーが謎の日記みたいなのを拾うと、
自分たちの兄弟の周りで超常現象が次々と起こっていく。
だからその謎を解き明かすというお話だったじゃないですか。
あれはお兄ちゃんのリッパーと妹のメイベル。
二人ともあれは12歳なんですよね。
だからあの話も子供からティーネイジャーになる前の話であるし、
同時に妹の方はすごく最初幼く描かれるんですよね。
すごくキラキラしたものが大好きだし、ユニコーンが大好きだしみたいな。
一方でお兄ちゃんのリッパーの方は謎を解くのがすごく好き。
謎を解くことで大人の世界に入っていこうとするんですよね。
より成長していこうとする。
そういう対比で描かれているんだけど、アニメの途中で逆転する瞬間があるんですよね。
リッパーが子供っぽいというのはたびたび描かれてきたんだけど、
ある時に一見子供だと思っていたメイベルが実はすごく大人っぽい。
メタ的に物事を認知しているんだというのが分かるシーンがあって、
リッパーがとにかく謎解きが大好きだからそれを解こうとやっていくと、
一緒に過ごせる時間がどんどん減っていってしまう。
それに対してメイベルが怒って、
私たち兄弟が一緒にいられるのは今しかないんだよ。この瞬間しかない。
もし我々がティーネイジャーになったらもう一緒に遊ぶことができなくなるんだから、
この時間を大切にしようよって言ってリッパーがハッとするシーンがあるんですけど、
あれも同じ構造ですよね。
一見すごく幼く見えていた妹が実はすごく進歩的なというか大人の目線を獲得していて、
年上である今回だったらローズの方が保守的な古いというか、自分のことしか考えていなかったというシーンがあって、
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めっちゃグラビティフォールズだって思ったし、
ラストシーン、ネタバレにもならないけど、
ラストシーンとかもやっぱグラビティフォールズのラストシーンってさ、
結局スタン王子さんの家から2人が帰っちゃうって話なんだけど、
帰った後に誰もいなくなった家の中を次々と映していって話が終わっていくんですけど、
今回の話もベッドから帰宅するいろんな事件があって、
その事件が最後に帰っていくんですけど、
その後誰もいなくなった別荘の中を次々とカメラが移動していくシーンで終わってて、
めっちゃこれグラビティフォールズじゃんって思いながら私は読んだ。
まあでも確かにひと夏別のところに行って、
なんかそういう大人になる経験をするっていう。
本当その瞬間を描くっていうのはある種の物語のパターンとしてある気もするけどね。
ありそうですね。
ローズはそうなんですよ、意外と保守的なんですよね。
この2人、ホラー映画をレンタルしては見る。
そのホラー映画ってR15視点とかついてるから、
まあこれも一つ大人の世界への憧れを表していると思うんだけど、
2人で名作ホラー映画を見るんですね。
本当になんかコテコテの古典見てますよね。
あーそうね。
ジョーズとかエルム街の悪夢とか、
13日の金曜日とか。
その映画を見てて、映画に出てくる女の人たち、悲鳴を上げてばっかりキャーキャー叫ぶことしかできないみたい。
この映画で起こっている恐ろしいことって全部女の人のせいって感じがしない?
だって真っ暗なところへ行ったりしなければ刺されたりしないんだから、とかって言ってさ。
これ結構ヤバめの。
そうね。
おじさんとかが言ったら一発で炎上しかねないロンリーだよね。
セクシスト的な差別的な発言ではあるよね。
ただやっぱり性的な役割、社会的に押し付けられているそういう窮屈さみたいなのを感じる年齢に達したからこそ、
出てくる感想なのかもしれないね。
自分が大人になりにつれて、女としての役割みたいなものを求められることが増えてくる。
意識しちゃってるんじゃないかな。
やっぱりどうしたって、このお話の中でダンクが自分の彼女を妊娠させてしまったっていう件が起きるんだよね。
この時もパワーバランスとしてはやっぱり女の子の方が損をするとか弱い立場に置かれてしまうんじゃないですか。
ダンクはいつまで経ってもそれと向き合おうとしないんだよね。
そういう理不尽さみたいなものを感じているっていうことはあるんじゃないかな。
湖のお店で見えるダンクと周りの出来事っていうのをローズが垣間見るっていうのが一つ大きな物語の軸としてあって、
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もう一個の軸が家族の問題ですよね。
ずっと毎年のようにこの湖の別荘に遊びに来ていて、
そしてここはすごい素晴らしい場所なんだと。
だって雨が降る日があるから帰りたいって思うだけで、
もしいつも天気が良かったら誰もここから帰ろうとは思わないみたいなこと言うよね。
めっちゃいいところらしいよね。どんだけいいところなんだって。
めっちゃいいところらしいですけれども、
まあさっきも言ったように最初は仲の良さそうな、
まあ別にもちろんなんかめちゃくちゃな秘密があって、
家族崩壊の危機とかではないんですよね。
実はそんな完璧な家族ではないっていうことだよね。
休暇を楽しみにして来てたんだけど、実はお父さんとお母さんはなんかギクシャクしてるんだって。
でもそれはローズの前ではそういう姿を見せない。
立派なお父さんお母さんじゃないかって思うけど、ローズはそれが気に食わないんだよね。
ああそうね。
子供扱いされてるからってことだな。
おそらくね。
両親の不安の原因っていうのをローズはもう理解できる年なんだと。
だけど、気にしなくていいのよみたいな。
まあちょっとしたいことだからみたいなことを言ってなだめられると、それがまた。
子供扱いされてるということで腹が立たしいわけですよね。
やっぱその、なんかそういうイラつき?
思春期ってありますよね?
ない?
思春期あったかな?そういうこと。
さっきも言ったけどさ、ローズはさ、ウェンディーに対してもちょっと子供っぽくて、悩みがなさそうでっていうのかな?
ああそうね。
そんなところにちょっとイライラしてる節があるし、
街のちょっとゆるい若者たちにもイライラしてるし、
ああそうだね。
お父さんお母さんにもイライラしてるし。
このイライラって思春期にあるあるじゃないの?これ思春期あるあるじゃん?
思春期あるあるだね確かに。いろんなものにイライラしてしまう。
もう、自分が思春期だったときあらゆるものにイライラしてたよ。
あのウェンディーの口癖で冗談だよっていうのがあるんだけど、
まあ当然上校行った時にまあ冗談だよなんて話を言うんだけど、それにすらちょっとイラつくんですよね。
なんでもかんでもそんな風に冗談にする気?みたいなこと言ってるよね。
もっとマジに生きろよっていう。まさに思春期的な。真剣に生きろよ。
やっぱさ、ロックとかもさ、
ロックミュージック。
思春期に聴いたロックが一番いいもんな。
確かに私も読んだ小説とか振り返ると、思春期に読んだ小説一番刺さってる気するよね。
ね。あの時がやっぱそういうその時にしかない感受性ってのはやっぱ少なからず存在するよね。
確かに。
今やっぱそんなに本気で怒れないもんな。
24:01
物事に真剣に向き合えないね。
そうね。まあなんかもっとこう自分というものとかに真っ直ぐじゃないよな。
確かに。
だからちょっと読んでて辛い気持ちになったのかもな。
失われた自分の姿をそこに見てしまったのかな。
家族の不安の原因っていうのが、どうやらもう一人子供が欲しかったんだと。
お父さん、お母さん、もう一人子供が欲しかった。
なんだけど流産してしまった。
それがちょっと二人がギクシャクした原因になってるのかな。
そうだね。去年からその前かな。
このキャンプに来た時にちょうど流産がしてしまったので、
せっかくの今年の別荘だけど、それでもその時のことを思い出してしまってギクシャクしてしまう。
別のところに行った方が良かったのでは?
そうすれば子供に気を使わせちゃうからじゃないですか。
途中でお母さんの家族?おばさん?
おばさんですかね。
夫婦がやってきて、ビール持ってきてね。
楽しそうにするシーンがあるんだけど、
そこでお母さんが湖に入って泳ごうよっていう風に言われるんだけど、
めちゃくちゃ拒否するっていうシーンがあったね。
あったあった。
おじさん?お姉さんの旦那さん?聞き飛ばすシーンがあってね。
せっかく来たんだから泳ごうよって誘いだったんですが、
固くなり拒んでしまって、ちょっとその場が変な空気になっちゃうっていうシーンがあったんだけど、
これなんか、お?って思ったら後半でね。
ああそうね。そのリュウザンしていたんだって話自体が語られるのは本当に最後なんですよね。
物語が本当に最後の終盤に差し掛かって初めて、
いや実はこんなことがあったんだ。
それこそ物語に出てくる事件らしい事件が全て終わった後ですよね。
に語られることなんで、最初読んだ時はなんだこのシーンなんか変な感じするなっていう違和感で終わるんだけど、
実は後から振り返ると、なんというかそういう理由があったんだってことが明らかになるわけですね。
実は湖で泳いでいる時にリュウザンしてしまったんだということがわかるんだよね。
あの、まあそうなんだよね。
だから今回のこのThis One Summerっていうお話は、もちろんいろんな日常のところを切り取ってるんだけど、
大きな柱としてはダンクという町の若者の彼女が妊娠してしまった事件と、
お父さんお母さんの不和、リュウザンの話っていうのなんだけど、これがクロスする瞬間。
素晴らしかったね。
すごいクライマックスシーンになってね。
ダンクは彼女の妊娠をいつまであっても認めない。
俺の子じゃないんじゃないのかってね。
またこの子がかわいそうなんだよね。いろんな人からからかわれたりとか。
27:04
田舎だからね。みんな知ってるんでしょうね。
そういうことなのかな。辛い思いをしてるんだけど。それで、酔っ払ってなのか?
酔っ払ってなのか、自分の意思でなのか。
とにかく湖に呪水を投げてしまうんですね。
それをお母さんが泳いで助けに行くっていうこのシーンね。
これもね、感動的ですよね。
普通に読んでいる文にはさっき言った通り、リュウザンしたんだってエピソードはもうこの後に出てくるから、
普通にお母さんが湖に入って助けましたっていうだけなんだけど、
でもリュウザンしたんだってエピソードを読んだ後に振り返ると、すごく大きな事件ですよね。
あの湖に堅くなり入りたがらないっていうのがあって、
その日に死したダンクの彼女を助けるために湖に飛び込むっていうシーンがあって、
実はそれはリュウザンしてたんだっていうことが語られるってこの順番だから、
なんていうか、ああーっていうところがありましたね。
私最初に言った、その読んでてすげー嫌な気持ちになったシーンがさ、
この中だったら歴史村のシーンなんですよね。
あーそこは嫌なシーンですね。
そのベッドを訪れている途中で、
これはウェンリーのお母さんに連れてもらって、歴史村に連れて行かれるんですよ。
これはネイティブアメリカン、ヒューロン族という先住民がいたらしいんですけど、
その歴史を再現した村、歴史施設、アミューズメント、田舎のつまんない施設ですよね。
田舎に行くと日本にもこういうのはないことはないですよね。
そういうことの歴史とか遺跡を紹介する。
ただこのヒューロン族、歴史村のヤバさって、
ヒューロン族の人が多分いるんだよね。
まあそうだよね、だってその地域の人が。
で、その妊娠してしまった彼女、名前なんだっけ、忘れちゃった。
ジェニファーとかそんな感じじゃない?
ジェニファーも彼女もヒューロン族の執事があるっぽい描かれ方をしてるんですよね。
ジェニファーじゃなくてジェニーだったわ。
ジェニーさん申し訳ない。
ジェニーもどうやらネイティブアメリカン系の執事があるらしい。
彼女はその歴史村で働いてるんですよね。
この構造自体がちょっと残酷だなってまず一つ思ったんだよね。
確かに。たぶんそうだよね、人種の描かれ方とかピアスの感じとかなんか。
明確には語られてないんだけど、どうやら本物のヒューロン族かどうかわからないんですが、
少なくともヒューロン族の執事があるっぽい描かれ方をしている。
自分のアイデンティティというか、自分の生まれに関わる歴史村で働くってさ、
30:02
歴史村になっているってことはもうすでに今は失われてしまっているってわけじゃないですか。
博物館に展示されるのは全て滅んだ文明だってよく言うけど。
その文化を保存しなくちゃいけない仕事はないから。
文化としては死んでいるわけじゃないですか。
その自分のアイデンティティがある死んだ文化を紹介しなきゃいけない仕事をしているっていうのを、
残酷な感じするね。
一つちょっと残酷な感じするし、そこで働く彼女に対するからかいですよね。
田舎町で民道も低いから、みんな妊娠していることを知っているからいじるわけですよね。
昔のヒューロン族はどうやって避妊していたんですか。
リスの皮でコンゾームを作っていたんですか。
最悪ですよね。
最悪だね。
めっちゃ嫌な気持ちになったよね。
これやっぱりジェニーのことを知っている人なのかな。
名前を呼んでいるからね。
どうなんだよジェニーって言っているから、おそらく知っているんでしょうね。
本当だ、言っている。どうなんだよジェニー。
最低だな。
ジェニー本人に対する侮辱でもあるし、ヒューロン族という一つの文化に対する侮辱にもなっていて、
最悪と思うと同時に、注釈書を読むとどうやらこういうからかいってあるあるネタ?
そうなの?
みたいなことを書いていなかった。
嫌すぎる。書いてある?
こういうアミューズメント施設になってしまったり、歴史村の扱いみたいなのはちょっと、
確かにね。こいつ入場料払ったのかな?
本当だ、アミューズメントパークした歴史村。
いやー、良くないと思うわ。
ただ、この先にすごい面白いのが、
ジェニーがただ単に本当に可哀想な女性としてだけ描かれるかというと、
どうやらそんなこともないらしい。
意外としたたかな面があるね。
意外としたたかな面があって、
つまり他の男との付き合いもどうやらあるらしい。
そして、本当に子供が誰の子なのかは実はよく分からないっぽい。
っていうのがあって、これ良さというか面白いなって。
人間は愚かだな。
ショック?
作品全体通しだと思うんですけど、
ある特定のイメージを押し付けられがちな存在が実はそうじゃないんだ。
っていうのが、通定するテーマとして繰り返されてるかなと思って。
例えば、子供だと思っていたウェンディーが実はすごく進歩的な考え方をしてるとか、
あるいはローズ自身も子供扱いされることをすごく反発してたりとか。
子供って純粋だとか無邪気だみたいなイメージを押し付けられがちだけど、
でもそうじゃないんだっていうふうに描かれてるし、
あるいは植民地的なものもそうですよね。
植民地じゃなかった、先住民か。
先住民ってすごく劣っていてというか、技術的に遅れていて、
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かわいそうな人たち、野蛮な文化を持っている人たちだなんてされがちじゃないですか。
確かにそういう面も歴史村っていう形を通じて描かれるんだけど、
でも単にかわいそうな存在じゃなくて、したたかな面もある。
こういう意味で言うと、やっぱり性的役割、女性っていうものも役割を押し付けられがちな存在じゃないですか、イメージというか。
やっぱり男性と比較して、女性というのは子供を妊娠して産むことができる分、
よく昔から言われるのは自然な存在というか、
つまり男性が文化的で、女性は自然な存在であるってよく語られるじゃないですか。
母なる自然なんて表現が代表だけど、父なる自然とは言わないけど、母なる自然とは言える。
やっぱり女性っていうのは子供を産むので自然な存在である。
そこから生まれるのがやっぱり男性の方が知的に優れていて、女性の方が知的に劣っているんだっていう定差別がさ、
やっぱり伝統的に生まれてきているわけじゃないですか。
でもそういうのに対しても、今となってはもちろん当然そうじゃないんだってことは明らかになっているんだけど、
そういう女性あるいは先住民あるいは子供っていうイメージを押し付けられる存在が、
実はそうじゃないんだっていう全く別の一面を見せていってくれるっていうのはこの作品の面白さだと思うし、
これがフェミニズムの作品なんだって言われるゆえんなのかなと思ったかな。
その弱い立場というか、押し付けられる存在がそれに抵抗していく物語でもあるなって。
はい、というわけでThis One Summerでした。
このライターのマリコ・タマキさんは、最初にも言ったけど、いわゆる我々がイメージするアメコミ。
DCやマーベルの作品も書いてますし、やっぱりセクシャリティっていうのをすごくテーマにして、
面白いお話を書く作家でもあるから、今後要注目なのではないかなと。
確かにこのシナリオを書く人が作ったアメコミがどうなるのかって気になるよね。
そうですね。ぜひ今度またハーレークイーンガルズレボリューションを読んでみてもいいと思うし、
翻訳はされてないんだけど、I Am Not Starfireっていう作品があって、
これも多分ヤングアダルト向けのレーベルで出た作品だと思うんだけど、
スターファイアーってタイタンズのメンバーであって、たまらん性の王女。
いわゆるスーパーパワーってなんつーのもうイケイケ。
その娘が主役なのかな。でもなんか自分は全然母とは似ても似つかないパッとしない子で、
そういう周囲からの期待とかに応えられない自分と、
自分らしさという表現した自分みたいなのを表した作品のようなんですよ。
面白そう。
ここでもやっぱりさっき話してたね、期待される役割とか、
押し付けられるイメージとかに抵抗するキャラクターっていうのが描かれてるよね。
そう言われてたら確かに共通点というか、ヒーローコミックスも全然いけそうな気がしてくれる。
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いけますよね。そうですよ、そういう風な。
そのね、周囲の期待、周囲のイメージにどう抵抗していくかっていう意味では、
全然ヒーローでも、というか普遍的なテーマというか。
普遍的なテーマですよね。
まあアメコミね、こんだけ読んできてもよくわかったけど、
アメコミっていうジャンルないっていうか。
そうね。
アメコミってフォーマットであってジャンルじゃないみたいなところを。
アメコミらしさというものは基本的にない気がするよね。
しかも翻訳されてるからには多分いい作品ばっかりなんだよ。
いわゆる名作はおそらくアメコミらしさというよりは、
その普遍的な問題とか普遍的なテーマをきっと扱ってるんだろうね。
だからね、だからそういう意味でこれからもアメコミ。
またこうやってね、ヒーローコミックス以外も読んでいきたいし、
マリコ・タマキにも注目だなと。
確かに。
いう風に思います。
あと今回、まあちょっとこの今日ラジオで扱うにあたって、
他の人の感想どうかなーなんて調べてたんだけど、
今回のこのThis One Summer、
いわなみ書店から出てるんですよ。
はいはいはいはい。
いつも我々が扱うコミックってさ、
まあヴィレッジブックとか小学館集英社プロダクションにお世話になってるじゃないですか。
でも今回いわなみ書店で。
いわなみって言ったらやっぱちょっとそういう文学系っていうかさ、
いわなみ文庫とかね、そういうイメージあるよね。
古典、名作。
だからやっぱそのネットで見たレビューでも、
いわなみ書店から出てますみたいな。
あーなるほど。
小学館集英社プロダクションから出てますっていうレビューは、
なかなか見ないけどなーなんて思います。
出版社のイメージって強烈なんだね。
だからやっぱ多分これを手に取る人、
あー漫画かーみたいな。
あーでもいわなみが出してるってことは、
きっとその文学性の高い作品なんだなーみたいな。
なんかよくわからんけどいろんな賞を取ってるんだなーとか。
別に買った人をバカにするわけじゃないんだけど。
でもそういう遺伝子で語るのはよくないんだっていうのが、
ワンサンマールの話だもんね。
そうだよ。だからいわなみ書店が出してるから、
文学的でいい作品なんだろうって思って。
賞、アイズナー賞を取ってるからいいとか。
そういうんじゃねーんだぞっていう作品だからな。
いやその通りだと思うんですよ本当に。
矛盾があるな。
いやそういうことですよ。
まあ我々ね、反権威、激尖りドインディーラジオというので、
そういう権威みたいなところには破壊していきたいですね。
我々がこうやって語ること自体がね、
一つのイメージを生み出すことにもなってしまうかもしれないから。
もしかしてさ、いるのかな?
方訳アメコミやアメアラで紹介されてたから、
このコミックさんいいに違いないって言ってる。
それはもうちょっといろんなメディアに触れた方がいい気がしますね。
もちろんありがたいんですけどね。
まあ多分このラジオね、
39:01
もしかしたらThis One Summerを読まずに
聞いてくれてる方もいるんじゃないかと思います。
中にはね。
でも思うんだ。やっぱり自分で読んで、自分で見て、
自分で考えた、自分で感じた感想こそが
本物の感想だから。
それこそが真実であって。
正解とかはどこにもないから。
真実を追い求めることが大事だってことですね。
あとまあ我々としてもね、
そうやって方訳アメコミをね、
たくさんの人に読んでもらって、
たくさん、市場規模がでかくなれば、
でかくなるほど、我々も読めるアメコミが増えるから。
確かに、方訳されるものが増えていくから。
そうそうそう。
そういうね、知り知欲に根差した。
英語はもう我々全く勉強する気はないので、
勉強できないのでね、苦手なんで。
そうやって市場規模を増やすことによってしか、
我々はアメコミを読む術がない。
もうとにかく母語で、母語でアメコミを読みたい。
そういう欲求のためにこのラジオやってますんで、
是非ね、ちょっとでも面白そうだなと思ったら、
自分で。
自分で買って、是非新品で買っていただいて、
読んで感想をつぶやいていくことが、
多分市場規模につながっていく。
そう、そしたらもしかしたらね、
いわなみ書店からDC1ミリオンとかが
出てくる可能性も。
公約される可能性もありますから。
確かに。
大いにありますね。
大いにありますよ。
そんな風にしてね、みんなで盛り上がっていきましょう。
感想を伝える相手がいないって言うんだったら、
我々のところにメールを送っていただければ。
いつでもお待ちしております。
いいと思いますんで、じゃあいつものお願いします。
番組へのご意見、ご感想あれば、
ツイッター、ハッシュタグ、
翻訳あめあられをつけてツイートしていただくか、
メールをお待ちしております。
メールアドレスは、
あめこみのコミはcomiです。
詳しいことは番組の詳細欄に記載しております。
語ってほしいアメコミのリクエスト、
読んだアメコミの感想、
This One Summerを読んだ感想とかね、
送っていただければすごく嬉しいです。
あと今週のアメコミニュースとかもね、
募集してますんでぜひぜひ。
もうこの回が配信されるときには終わってるんですけど、
六本木森アーツギャラリーの52階で、
今アベンジャーズ展やってるらしいです。
えー、全く知らなかった。
前一緒にDC展行きましたね。
DC展は行きましたね。
すごいなあそこ、節操ないな。
いやー森ビルの企画担当者、
お好きな方がいるかもしれないですね。
もしじゃあアベンジャーズ展行った人がいたら、
その感想なんかも聞かせてください。
我々はちょっと行けそうにないんで。
そうですね。
ちょっと知るのが遅かったですね。
というわけで、また来週。
さよなら。
バイバイ。
二人がさ、ホラー映画を親に隠れ、
こっそり見るじゃないですか。
あったあった。
向こうってやっぱ厳しいんだね、レーティングみたいなの。
42:01
あー、そうね。
雑貨屋の店長のおじさんもね、
これはあるステーだから君たち見ちゃダメだよ、
今日厳しめに言ってたもんね。
言ってたよね。
そういうもんなんだね。
俺さ、親にそういうエログロ…
エロはあんまないか。
そういう作品見るのを
禁止された覚えが全然なくて。
ザ・シンプトンのさ、
ハロウィンスペシャルって。
知ってる知ってる。
めっちゃグローイヤスですよ。
残酷なことやったりするってあるじゃん。
あったあった。
で、飼い犬が家族の皮を剥いで食べるっていうシーン見て爆笑してたけど、
親何も言わなかったよ。
うちはクレヨン親ちゃん禁止されてたよ。
なんで?
やっぱ教育上よくないんじゃないかな。
知り…なんだっけ?
ケツネヘキセイジンとかやられなかったから。
だから私見たことないですよ。
マジで?
ちゃんとしたご家庭だったもんね。
結果これだけどね。
さわねー。