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イラストレーターの原あいみです。大人女性の不調をテーマに描いたコミックエッセイ 私の生理の姉妹方が門川より発売中です。
今日はですね、地元の新聞に載ったら 大好きだった恩師と2人、つながることができたというお話をしたいと思います。
地元の新聞に載るというのは、やっぱり結構影響力があるんだな、特に5年配の方に、ですよね。
というのを実感しています。お一人はですね、塾の先生だった方なんですけど、
塾の先生といっても、当時もしかしたら大学のアルバイト先生だったのかもしれない。ちょっと記憶が定かではないんですけど、
女性の社会を教えてくれていた先生で、すごくすごく大好きな先生だったんです。
生徒ともかなり仲が良くて、ちょっと仮名で話しますが、ユキちゃんって、名前でちゃん付けで先生のことを呼んでいました。
そんなに仲の良い先生だったんですけど、でも連絡をいただくまで、正直ね、やっぱり思い出すことってあんまりなかなかなかったんですよ。
すごくすごく大好きな先生だったんですけど、そのユキちゃんが私の新聞を見つけてくれて、
当時私、メガネっ子だったので、本当にアイミちゃんかなって思いながら、ドキドキしながら、SNSをたどって連絡をしてみたんですっていうね、
メールをくださったんですよね。もうすごい嬉しくて、私はもうユキちゃんっていう返事を書いたんですけど、そんなことがあるんだなぁと驚きました。
もう一人はですね、小学校のC56と担任をしてくださっていた先生なんですが、連絡先はね、ちょっとわからなくなってしまって、もう途絶えて、
もう何十年と経ってしまった方だったんですけど、その先生とつながることができました。先生はね、もうかなりご高齢だったので、
SNSとかで調べてメールをくださったとかではないんですけど、父経由でね、ちょっと電話番号をゲットすることができました。
ちょっとね、いきなり電話をかけていいものかわからなかったので、ショートメッセージをお送りしたんです。
あの新聞見たっていうふうに言ってくださっているというのを聞きましたみたいなのをね、お送りしたら先生から電話がかかってきて、もうね、何十年前ですよね。
小学校6年生の時、C56と担任していただいた先生なので、でもね、声が全然変わらなくて、
あゆみちゃんって電話がかかってきてですね、すごいちょっとかなり嬉しかったです。
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あのすごく、もうちょっとね、あの外出先で受けたので、あまり長くはしゃべれなかったんですけど、
先生にね、あの新聞の記事を読んで、あゆみちゃんね、ほんとあのままあなた大きくなった、大人になったのねって思ったわよって言っていただきまして、
はい、たぶんあのまま大人になりましたっていうふうに言いました。
なんかね、新聞の威力すごいなってちょっと感じましたね。
で、その女性の先生なんですけど、その先生のことを久しぶりにすごく思い返しまして、ちょっとね、特徴的な先生だったので、今日はその先生のお話をしたいなと思います。
先生はですね、当時計算したら40代だったんですね。40代の女性で未婚の方でした。
で、見た目がね、ものすごくインパクトがあって、赤毛みたいな感じですごいカーリーヘアで、
えーと、なんでしょう、魔女みたいな感じで、爪もね、めっちゃ赤いネイルとかをしていて、
で、ウエストがめちゃくちゃ細くて、キュッとウエストを絞ったワンピースとかを着ていらっしゃって、
で、なんでしょう、ほんとね、スナックのままみたいなめちゃくちゃ派手な先生だったんですよ。
で、まあ、なんでしょう、すごいかっこいい、まあ女性から見てね、なんかなんだこの先生はみたいな、
普通のね、学校の先生がこう並んでいたら、一人だけね、明らかに違う人種の人が立っているっていうような感じの先生だったんです。
で、えーと、担任の先生の発表があって、トコトコトコッとそのね、先生が来られた時、私も、
えー、どういう、どういう先生なんだろうって、なんか、ちょっとね、こうすごいワクワクしたのを記憶しています。
で、そんなね、スナックのままみたいな、すっごい派手なね、先生なんですけど、めちゃくちゃ厳しい先生だったんです。
すっごい、それはね、結構噂にもなっていて、すごく怒ったら怖いし、ほんとに厳しい先生だよっていうふうに言われていました。
で、もう一つ特徴があったのが、あの、当時宿題って多分、まあ今もそうなんですかね、担任の先生によって全然出る宿題が違ったんですよね。
で、その先生は宿題の鬼だったんです。
なんか独自のね、プリントを作られていて、A3一枚なんですけど、えーと、先生が作ったフォーマットだと思います。
音読がね、2回あって、で、こうなんか色を塗りつぶす魚のマークとか、その季節ごとに変わるんですけど、音読2回のマークがあって、
で、あと算数で何か一つ半ページ、で、国語かな、国語で半ページみたいな感じで、あれ問題が書かれてたのか、ちょっと記憶はあんまり定かじゃないんですけど、まあ結構みっちりあって、
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で、一番最後に5行ぐらいの日記を毎日書かされるんですよね。
で、まあ小学校4年生から私はそれを多分C56とやってたんじゃないかなという記憶なんですけど、それが毎日出るんですよ。かなりの量だったと思います。
で、私はあの少し前にも話しましたが、小学校の時は勉強結構好き、大好きだったので、あの全然そこまで苦ではなかったんですよね。
で、その日記たった5行なんですけど、まあでも作文ですよね。これね嫌な子にとっては苦痛だったろうなと思いますけど、そこにね日記を書くんですけど、
あの事実だけじゃなくちゃんとあなたの感情とか意見とか思いが書かれてる、いいなって思ったところには先生が赤ペンでナミナミナミナミってしてくれるんですよね。
私はそのナミナミナミナミがもう絶対あるように書くっていうのがなんか楽しくて仕方がなくて、そのナミナミナミの量が何行にもわたると、よっしゃーっていい文章書けたみたいな感じで楽しかったっていうのを覚えています。
で、私は小学校の時は塾とか全然行ってないんですけど、もしかしたらあのこの先生のね宿題の鬼のあの担任の先生のあのプリントのおかげで3年間みっちり毎日やらされていたのが、結構もしかしたら寄贈学習の向上につながってたんじゃないかなって、今娘を見ていてちょっと思っています。
なので、もちろんね教育虐待とかにつながってはダメですけど、やっぱり多少の多少のこうちょっと頑張って頑張ったらやれるくらいの負荷は上手に書けるといい方向に行くんじゃないかなって、先生のあの鬼宿題を思い出してそう感じています。
で、あともう一つ覚えているのが、学校でねピンポンパンポンって何か連絡があると放送がなりますよね。
で、うちのクラスはそのピンポンパンポンが鳴ったら絶対に一言もしゃべってはダメっていうルールでした。
それは大事な放送があった時に聞こえなかったら大変だからっていう理由で、ちゃんとその理由もセットであの説明されてたんですけど、
で、うっかりしゃべってしまったり、男子とかギャーギャーギャーギャー騒いでて、あのピンポンパンポンにすら気づかなかったりすると、先生がね、先生あの真っ赤なネイルしてるんですけど、すっごい派手なごっつい指輪もしてたんですね。
で、その指輪でこう、原骨でコツーンって頭を叩く、殴られるっていう、そういう仕打ちが待ってるんです。
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これね、今だとNGかもしれないんですけど、でもそのね、尖ったのをコツーンっていう原骨がめちゃくちゃ痛いんですよね。
でもすごいね、なんていうか愛のあるコツーンだったんですよね。それも思い出しました。
なんかね、本当にね、とっても特徴のある先生だったなぁと思います。
で、先生は独身でいらっしゃったので、お料理がとっても上手だったんですよね。
で、カスタードクリームの作り方っていうのを、なんか授業だったのかな、教えてくれて、そこからカスタードクリームを使ったタルトを作るっていうのがめちゃくちゃクラスで流行って、すごいカスタードクリーム家で作ったなっていうのも思い出しました。
で、その独身でね、お一人で住まわれてたので、生徒たちをね、お家に呼んで、あれ春休みとかだったのかな、卒業後かもしれないです。
先生のね、手作りのお料理を振る舞ってくださって、そこで初めてね、かぼちゃのポタージュスープっていうのが出てきて、生クリームがジュジュジュジュってオシャレにかかってるんですよね。
子供だからそんなのね、飲んだことないんですけど、それが先生の手作りで家で出てくるっていう衝撃を受けました。
とにかく厳しいし、格好はすごい派手なんですけど、めちゃくちゃ優しくて愛にあふれてて、本当大好きな先生だったんですよね。
で、この後私が憧れていく先生たちがみんなね、独身だったんですよ。独身の女性でかっこいい先生、そういう方ばっかり憧れてたので、親はね、私もそういう道を行くんだなって思ってたみたいです。
で、先生とLINEがつながってですね、私も先生とつながった時に思い出したんですけど、卒業の時に最後、クラス全員の似顔絵を描いて、1枚の絵に仕上げて先生にプレゼントしたのを覚えてました。
そしたら、その話は別に電話ではしなかったんですけど、電話を切った後、先生からLINEで画像がヒュンって送られてきて、あなたにもらったこの絵、ずっと宝物にしてるわよっていうふうに返ってきたんですよね。
で、記憶の中にあったその絵が、実物が画像でね、何十年越しに私のところにまた手に入って見ることができて、おーって思いました。
でもね、記憶の中ではね、もっと上手かったなと思ったんですけど、まあそりゃね、小学6年生が描く絵ですからね、知れてますけど、まあでも、何でしょう、ただただ似顔絵描いてるだけじゃなくて、全員いろんな小ネタが書いてあって、
なんか当時のね、例えばすごく漢字のテストがめちゃくちゃ良かった子とかは、漢字のテストの満点のやつ持ってるとか、みんな一人一人ね、ちょっとした小ネタが全部書かれてあって、なんか一人一人の個性を拾いながらちゃんと描いてたんだなっていうのはね、なかなかあっぱれだなと思いました。
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はい、まあそんなね、そんな生徒だったので先生もイラストレーター原井美として新聞に載ってたことはきっとね、嬉しく思ってくださったんじゃないかなと思いました。
はい、ということで今日はちょっと思い出話になりましたが、地元の新聞に載るって結構威力があるなと感じたお話をいたしました。
イラストレーターの原井美でした。また話します。