オープンAIからもさ、AGIロードマップみたいのあったじゃん。
あの5段階のやつだよね。
そうそう、結構前にも何回か話してますけど、その中にも組織ってあったよね。
確か一番最後の5段階目が組織じゃなかったっけ。
レベル5そうだね、最後が組織AI、AGIが組織として機能する段階になるよっていうやつですね。
もしかしたらそれに近い考え方なのかもしれないよね。
で、今回この論文では経済合理性の観点から、なんで会社がなくなっていく可能性があるのかみたいな話をしてるんだけど、
一応僕はね、さらにその先ということで、どういうコミュニティの形が今後求められていくのかみたいな
文化的要因の観点からも追加で紹介していこうかなというふうに思います。
面白そう。大好物ですね、僕はこういう話。ありがとうございます。
まずですね、この論文の根幹にあるのがコースの取引費用理論っていう理論が根幹にありまして、
これはその企業がなんで存在するのかみたいなのをノーベル賞の経済学賞を受賞したロナルド・コースっていう方が説いた理論がありまして、
それが取引コストを削減するために企業があるんだっていう説明した理論なのよ。
そもそも前提として、企業が存在する価値っていうのは取引コストを削減することっていう前提なんだね。
そうそう、いろんな理論があるんだけど、これは結構一般的な理論として言われているので、これをベースに組み立てたみたいな形。
なるほど。
で、論文ではですね、その先にコース的得意点って呼ばれるものが起きるっていうことを言ってて、
で、このコース的得意点とは何かっていうと、AIエージェントが取引コストをゼロに近づけることで、
経済活動の基盤だった企業という組織が必要なくなるっていう未来を指しているのがコース的得意点。
要は技術的得意点をシンギュラリティって呼ぶじゃん。
的な感じでこのコース理論の得意点が起きるよ、みたいな論文で読んだのよ。
なるほどね。コースってさ、これどういう意味なんだろう。
あのロナルド・コースさんのコース。
自分の名前つけるタイプ系のやつね。
このロナルド・コースさんは別にこの論文にかかってるわけじゃん、人じゃないから。
昔の人で、昔の人が定説してるこの取引費用理論っていう理論があって、それをベースに組み立ったっていうだけだから。
なるほどね、そういうことね。
で、それがもう要はAIエージェントになって崩壊する得意点が来るんじゃないのか、みたいな論文っていう意味がある。
昔のノーベル賞経済学者のロナルド・コースさんのコース的得意点っていうことね。
そうそうそうそう。
っていうのがこの論文の内容で。
さっきもちょっと軽く触れたんだけど、その取引コストの詳細の部分があって、
これは要は市場で取引する際に目に見えない発生するコストのことなんだけど、
さっき言ったみたいに最適な相手を探す探索コストと、価格とか条件を交渉する交渉コストと、
さらにその契約が守られてるか監視するための執行コストもかかるわけですよ。
この3つに対別されるっていうふうにコースさんは言ってて、
まず探索コストの部分なんだけど、これAIエージェントに例えば指示するってなると、
この要件に合う世界最高のエンジニアを10秒以内に見つけてくださいみたいな風にAIに指示すると、
今後ね、AIエージェントがそのスキルとか実績とか評判を分析して、
人をバーってリストアップするじゃん。で、こういう人いますっていうのを一瞬で提示してくれるみたいな未来が待ってくるわけよ。
そんなことはできるって思うじゃん。
これね、だから過去に以前我々がお話ししたシーズン1の第56回なんですけど、
A2Aの、AI同士が会話する、A2Aとは何かっていう回で紹介したと思うんですけど、
Googleが発表したね、AIエージェント間の連携企画のエージェントトゥエージェントプロトコルっていうのがあったね。
これによって、異なるAIエージェント同士が共通の言語でタスクとか成果物をやり取りするための共通企画っていうのが作られたわけですよ。
で、このA2A、今はLinux Foundationっていうところに寄贈されて、
今Googleの手から離れてオープンプロジェクトみたいな形で動いてて、
だからA2A自体の運用っていうのは、もう徐々に始まっている段階に来てるわけよ。
で、まだ大々的に相互運用をしているようなものっていうのはできてないんだけど、
社内の業務の閉じたドメインの中で、ベンダー同士の連携を見越して、
A2Aを実装しているっていう例がようやく、セールスフォースとかから出てきてるっていうような段階。
今出てきてはいるんだ。
そう、だからまだ連携はしないんだけど、いつでも連携できるような作りにはなってますよ。
でも一応今はセールスフォースのツール同士との連携だけに留まってるけど、みたいな状態のものが出てきてるって感じ。
A2Aってあれだよね、英語みたいな感じで、AI同士が喋れる言語っていうやつだったよね。
そうそう、共通の言語っていう感じ。
で、それが徐々に始まってきてるよっていう。
それと先ほどの探索コストが落ちるっていう話はどう結ばれるんですか?
このA2Aの回でもお話したと思うんですけど、
エージェントカードっていう概念が今後広がっていくっていう可能性があって、
個人が自分でAIエージェントを持って、
で、私こんなことできますみたいな履歴書みたいなカードを持って、
それでAIエージェントが探しに来た時に、
この人こういうことができる人なんだっていう探索ができるようになるっていうのが将来的に見越して設計をされてるわけですよ。
じゃあ例えばですけど、僕が自分の職歴とか技能とかを自分のエージェントに渡しておいて、
で、エージェントが探してくれるような時代になるんじゃないかっていう話ね。
そうそう、そのためのプロトコルがこのA2Aっていう概念。
それができるようになったら、この探索コストって今よりももっと大幅に下がるよねっていう話だ。
だからそれぐらいまで、今まだ個人エージェントみたいなのまで行ってないじゃん。
だから今時点ですぐこういうところではないけど、個人エージェントみたいなのが出てきて、
本当にA2Aでエージェント同士がやり取りしてっていう風になると、
やっぱこの探索コストのところは下がる可能性は全然あり得る。
で、さらに言うとそこからの交渉コストも削減する。
まあそうだね。
これも要は事前に設定してた予算とか条件が各々あれば、それに沿ったらマッチするだけじゃん。
で、こういう条件どうですかっていうエージェントとしてやり取りして決まれば、
やり取りの人間同士のコストは一切発生しないよね。
今までだったらビズリーチとか転職サイトみたいなのに登録をして、連絡を送るのを待つみたいな感じだったものが、
自分のエージェントに登録だけしておけば、勝手に探してくれるようになるし、
よく分かんないスカートメールとかもいっぱい来るもんね、ああいうのって。
だから全然マッチしてないじゃんみたいなストレスも解消できると。
私今クラウドワークスとかランサーズとかやってる方だったら分かると思うけど、
仕事を発注するときもこういうことできる人いませんかって募集してさ、
人が集まってきたら先行したりする必要があるわけじゃん。
それもAIじゃないこういう仕事できる人探してっていう風に言えば、
人がすぐバッて出てきて、条件揃ってるんで誰でも行けますみたいなのがすぐ整いますよみたいな状態。
なるほどね。
で、実際にそれで仕事が始まったら、その仕事がちゃんと本当にやってくれてるのかどうか、
成果物が条件に満たしてるのかどうかっていうのをチェックする、要は執行コストも発生するわけじゃん。
で、これに関しては、この論文ではブロックチェーンの技術を活用すれば、
執行コストも削減できるっていう風に言ってるのよ。
これ、スマートコントラクトっていう概念があるんだけど、
スマートコントラクトってあらかじめ設定されたルールに従って、
ブロックチェーン上の取引とか、もしくはブロックチェーン外から取り込まれた情報を
トリガーにして実行されるプログラムとかをスマートコントラクトって言うんだけど。
すごい簡単に言うと、ネット上の電子署名みたいな感じだよね。
で、それがブロックチェーン上、いわゆる改ざんされにくい、非常に改ざんされにくいものが刻まれるから、
より信用のある電子署名みたいな感じだよね。
で、それと連携したAIが、契約の履行状況とかをチェックしてリアルタイムで監視するじゃん。
で、納品物の品質のチェックとか支払いまでをそのまま自動で実行するっていうのが、
できればこの執行コストも削減できるよっていう風に言ってるわけよ。
なるほどね。だから、AIは人間の代わりに24時間365日、最適な条件で人を集めて、
で、契約をして、で、完了するまでちゃんとやってくれるっていうのがAIエージェントで自動化できるよっていうのを言ってて。
で、そうなると、この得意点、コース的得意点が到来する可能性あるよねっていうのを論文で言ってるわけよ。
出た、ロナルドコースさんのコースね。
そう、コース的得意点。
で、この取引コストがゼロに近づいた時に、企業を組織する経済的合理性が失われちゃうよね。
この経済的合理性があるから組織ってものがあるっていう理論じゃん。
じゃあAIエージェントでここがなくなるんだったら、え、じゃあ企業である必要なくないっていうのがこの論文の趣旨。
なるほどね。
そう。だからもう社内でこれやっといてって命令するよりも、
AIエージェントにこれやっといてって言って、外部の人とかと契約をしてみたいな風にやった方が圧倒的に早くていいよね。
ってなったら企業である必要ないよねっていう話。
すごいだからごちゃごちゃ難しいこと言ってますけど、要は人よりAIの方が早いよね。
コストも安いよねって話だよね。
そうそう。ただ最終的にそのAIがやるっていうよりかは、やるのは人だったりするわけじゃん。
その中間のところだよね。
なんかそのコストでしょ。
だからそのコストのところを今人がやってるけど、それがAIエージェントになり変わったらめっちゃ早いよね。
つまり人がAIに置き換わっちゃうよねって話だよね。
まあそうだね。ざっくりとそういうことになっちゃうね。
なので、コース的得意点という形でこの取引コストがゼロに近づくことによって、
企業っていうものが経済的効率が失われるからなくなるかもしれないよっていうお話だったわけなんですけども、
やっぱり本当に会社なくなるの?みたいな、ちょっとさ疑いも若干あるじゃん。
全然まだやっぱ会議的ですよね。
そうでしょ。でこれ論文でもちゃんと会社が完全になくなるわけじゃないよねっていう理由もいろいろ述べているので、
それをちょっと紹介していこうかなというふうに思います。
ではですね、この論文ではですね、会社なくなるかもしれないみたいな話もしてるんですけど、
これはちょっとやっぱり大げさで、そうならないかもしれないよっていう話もありまして、
それが4つあるので紹介していこうかなと思います。
なるほど。
まず一つ目が、知識の統合と学習なんですけど、
まあ早い話が、結局人間が残る以上は、やっぱりその人間のために引き続き組織体系にした方が効率的だよねっていうふうに考えが残るんじゃないか、
っていう意見で、これどういうことかっていうと、やっぱり結局その人間が介在する以上はさ、
人同士のなんとなく取り決めしていない暗黙の了解みたいなものとかがあったりとか、
あとはそのノウハウがその人に蓄積していくっていう問題があるわけじゃん。
蓄積していくって問題じゃない、蓄積していった方がいいじゃん。
人がいないとノウハウが蓄積しないっていう問題があるじゃん。
っていうのがあって、例えばその暗黙地とかで言うとさ、何かその例えば画像を作るみたいになった時に、
基本的にはさ、世にあるものとかをモチーフにしたりとか真似したりとかさ、
ある程度その意識した、もうベースになんかこう作るみたいなのってよくあると思うんだけど、
なんかそうは言っても、なんかここまでパクンのはやめようね、みたいななんとなくの共通認識みたいなのがあったりするじゃん。
でもそれにとって言語がめっちゃむずいってさ、何パーセントまでパクってオッケーとか、
そのふうに取り決めてる会社ないじゃん。
でもなんかそれを人間同士だったら、これちょっとやりすぎじゃないですかね、
これちょっとやりすぎだね、もうちょっとこれやったほうがいいか、みたいなこの暗黙のなんとなくの会話ができるじゃん。
でもそういうAIエージェントに任せた時に、そういうなんかこうやんわりした会話できないよね、みたいな。
まあ、的確に言わないといけないからね。
そのやんわりした雰囲気を人間がさ、ノウハウとして蓄積していれば、
ここまで真似しちゃうと前回よくなかったから、これだけは真似しないほうがいい、みたいななんとなくのノウハウが残るじゃん。
っていうのがAIエージェントにしちゃうと残らないし、なんとなくのものがわかりづらい。
で、なったらやっぱり組織っていうものを残して、そういうのを蓄積して、
人が判断しやすいような状況にしたほうがいいんじゃないのっていうふうに判断は残る可能性あるよね、みたいなことは言ってるんだよね。
だから最終意思決定が人であるからこそ、
その暗黙地を全部名分化するのクソめんどくさいし、
その失敗したこととか成功したことを、
まあナレッジとして、社内の文化として残すっていうこともできなくなっていくし、
そういうのって人間がやる仕事においては生産性下がっちゃうんじゃないとか、
結果的にやっぱ組織であった方がいいんじゃない、みたいな話。
同期づけだから、できるかもしれないけど、やっぱ組織企業体でやったほうが、
なんかやっぱ良くないっていうふうな判断になり得る要素だよねっていうことを言ってるんだよね。
なるほどね。
そう。で、2つ目は巨大投資規制責任の集約。
まあ早い話がですね、AIエージェント同士が何か契約をして取り決めして何かやりました、失敗しました、
誰が責任を取ったのって全然決まってないじゃんっていう話。
最終的に残ってる人間じゃないの、それは。
っていうふうに思う人もいるし、そうじゃない人もいるから、
まだそこ決まってないじゃない、招集官もそうだし、法律責任もそうだし、
だからここ決めないとダメだよね、みたいな。
まあでも組織の文脈の話で言ったらさ、トップがもう全責任を負うじゃん。
トップっていうのは例えばこの仕事をしてって発注しました、
でその発注内容がダメだったとか、そこで何かミスが発生しましたってなったら、
トップは何、こっち発注側の問題ってこと?
社長の問題。
どっちの?発注側の?
発注側の。
おお、そうなの?
え、だって結局ダメージ食らって何とかしないといけないのよ、社長じゃん。
だからもう社長じゃん、全部責任の問題って。
でもそれを例えば言うと発注先に対して損害賠償を請求するみたいな話もあったりするわけじゃん。
そうね、それももちろんすると思うんだけど、
その最終的な責任を負うのは誰かってなった時に、結局組織のトップだよね、経営者だよねっていう。
それで損害賠償うんぬんかんぬんやって、うまくまとまりませんでした。
結局マイナス10億です。誰が責任を負うんですか?会社だよね。
それはあれじゃない、会社の経営的な経営責任はその社長にあるかもしれないけど、
その問題が発生した時の、どっちのせいでこの問題が起きたの?みたいな責任って話かな。
そのエージェント同士にした時にってこと?
そうそうそう、エージェント同士にしてうまく取りまとめて納品物が来ました。
この納品物全然ダメダメじゃんみたいになった時に、そういうゴタゴタを経営責任を取るのは社長だと思うんだけど、
なんで?原因は?どっちが悪くてそうなったの?みたいな話がAIエージェントに任せていると、そこがブラックボックスになっちゃうみたいなイメージ。
でも道具に責任を負うのってよくわかんなくない?
でもほら、結局最終的に作ってるのはさ、AIエージェントが作ってるわけじゃないじゃん。
あくまでもAIエージェントが取り継いで作ってるのは向こう側じゃん。
だからその向こう側が悪いのかもしんないじゃん。
でもこっち側からの指示が悪かったのかもしんないしさ、みたいな。
例えばだけどさ、お店で商品買ってさ、その商品がダメでした。
なんか使い物になりませんでしたってなった時に、クレーム入れたりするわけじゃない?
これなんか使えなかったんですけどって。
そしたら申し訳ございません取り替えますってなるからさ。
その提供者に関しては、言えば提供者側の責任もなるし。
それで、うちそういうもんなんでって言われたら、マジでどうしようこれってなるじゃん。
そしたら結局自分の責任になるじゃん。
だから道具に責任は置けないよね。
これのやり取りをエージェントにするだけであって、
エージェント自体に責任の所在って置けないと思うんですよ、どう考えても。
じゃあこの間違えたエージェントが悪いよねってなったら、
オープンAIとかに言うの?みたいな。
Googleに言うんですか?ってなった時に、
言ったとこで相手してくれるわけないじゃん。
ってなったら結局全部自分の問題だし、起きた問題に対して対処もしないといけないから。
責任の所在がどこにあるの?うんぬんかんぬんって話していったら、
結局全部自分じゃないって俺は思っちゃうんだけど。
なるほどね。
っていう話とは多分めっちゃ違うのこれ。
だからそういう考え方がまだ一般的になってないよねみたいな、
決まってないよねってことなんじゃないのかな。
例えば大企業の取引で400億円損失が出ました。
それはオープンAIのAIエージェントのせいでそうなりましたってなったら、
会社側は当然オープンAIに対して400億円の損害は
お前のエージェントのせいでこう思ったんだから、損害賠償して請求します。
オープンAIからしたら、いやいやうちは技術提供してるだけで、
それあんたらのやり取りのせいでしょ。
バチバチにやり合うみたいな話じゃん。
訴訟が起きるわけじゃん。
そこのやっぱり反例とかがないから、こういう時はここが悪いよね、
こういう時はこっちが悪いよねみたいなのが、
何もないよねっていうところなんじゃないのかな結局。
結局訴訟という制度自体はあるんだからさ、
それを使って裁判するだけじゃん。
うーん、まあね。
だから別に今もあると思うけどね。
うーん、なるほどね。
でもほら、あれだよ、例えば自動運転とかもそうじゃん。
自動運転で事故が起きましたってなった時に、
それって運転手側の責任なのか、
運転手の責任問われないのかとかっていうのもさ、
まだ決まってないからさ、結構問題になってるじゃん。
それに結構近い文脈なんじゃないのかな。
そんな自動運転買ったやつが悪いだろ。
だからヒランの中で答えが出てて、
持論としてめちゃくちゃ持ってるから、
これ何の問題でもないかいって思うかもしれないけど、
やっぱり世の中でそういうのが一般化してないじゃん、全然。
まあ世の中というか、まああれだね。
法律的にどうするのかっていうところでしょ。
法律的にいいところかな、結局は。
そんなさ、まだ危険があるかもしれないよって分かっててさ、
勘ってさ、居眠りしてさ、事故ってさ、車のせいにしてさ、
いやお前が悪いだろって思わない?普通に。
そうなんだけど。
まあその理論でいったら、この超取引だって、
こんなもん取引したら社長が悪いんじゃないんだろうって話したもんね。
部下のマネジメントできなかったらお前が悪いでしょってなっちゃうし。
なるほどね。
責任の素材は全部自分じゃないって思っちゃうけどね。
じゃあここはきっと明確になるかもしれないですね。
法律の話っていうのはね、考え方じゃなくてね。
さらに言うと、ちょっと話脱線したけど、巨大投資っていうのも結構重要って言ってるのよ。
巨大投資?
そうそう。
例えば、病院とか、発電所とか、半導体の工場、他にも電車みたいにさ、
現場作業が必要で、かつそもそも初期投資が桁違いみたいになったら、
要はAIエージェントで、そもそとそもそとさ、
電車に乗員できる乗務員いますか?みたいな感じでさ、
アサインするっていうのはさ、めちゃくちゃ大変だし、
さらに言うと、その電車駅みたいな、工場みたいな、初期投資を誰がどこが持つの?
所有者は誰?みたいな話になった時に、
一人でドンって、なかなか現実的じゃないじゃん。
ってなるとやっぱこれは、組織っていうのが大きさとして残るよねっていう話。
それとさっきの損害賠償とかの話も、なんかあった時に、
やっぱそういうリスクを組織であったら取れるよね、とかって話も含まれてるっていうとこなんだ。
なるほどね、それはそうだね。
そうそうそう。
組織として必要だと思うわ、それは。
だからそれがやっぱ組織として必要っていうのが残ってくんじゃないのかみたいな、
この論文に対してもXとかで会社なくなるみたいなニュアンスで、
いやいやそんなもん病院なんかなくなんねえだろうみたいな話があるわけよ。
だからそういう文脈での残り方は確かにするかもしれないなみたいな。
だから責任を取るってなった時に、責任の取り方としてお金を払う、コストを払うってなった時に、
組織として持ってないとコスト払えないよね、そもそも。
そうそうそうだよね。
でそれは別にその責任の所在だけじゃなくて、もう初期投資としても当然そうだし、
まず工場建てます何千億円で、みたいなところのスタートっていうとやっぱなかなか組織じゃないと厳しいじゃん。
そうだね。
っていうのが残るよねっていう話。
だから組織としてやっぱ残るよね。
だから組織としては残るとは思う。
新しい形の組織ができるっていうのもあると思うけど、ちょっとやっぱ違うよね。
違う。
そこはね。
で3つ目が育成とあと混雑の問題。
混雑?
混雑。これ混雑は何かっていうと、これはこの論文でも言ってるんだけど、
要はAIエージェントによって何かの摩擦が解消されることによって新たな摩擦が生まれるっていうことを言ってて、
例えばAIエージェントが低コストで履歴書をカスタマイズできるから、
AIエージェントがものすごい数の応募が来るわけじゃん。
そうするとそれによって選抜するコストが逆にこっちが高くなるみたいな。
増えちゃうの?
そう。だから低コストで多数応募がするっていう個別合理的な行動が増える一方で、
選抜コストが増加を招くっていう全体的な非効率性を生むみたいな。
結果的にね。
結果的にっていう現象が起きうるよっていうことを言ってるのよ。
皮肉じゃん。
皮肉。そうそうそうそう。
だから低コストでもうすぐにアサインパーってできますよって言ってたのに、
できる数が増えすぎちゃって逆にできなくなっちゃうってことでしょ。
これもでもさっきのヒラじゃないけど考えように寄り切りかなと思って、
それを選抜レイヤーエージェントがいれば別に解決すんじゃないのとかさ、思ったりするし、
で、4つ目はですね、ブランドですね。
ブランド。
やっぱりブランドってさ、保険みたいな、信用みたいなところあるじゃん。
例えば初めて家電を買うときに無名のよくわかんない家電じゃなくて、パナソニックを選ぶみたいなのがあるじゃん。
だからそのブランドとしてのやっぱ起業っていうのは残るよねっていう話。
そうだね、確かにそれは残ると思うわ。
まあ確かにこの4つの理由を聞いた感じでは、組織なくなるはだいぶ言い過ぎだなって感じはするよね。
この論文はあくまでも構図的得意点みたいなものが起きるかもしれないっていう、ちょっと煽ったタイトルではあるんだけど、
実際の規決としては会社が全部なくなるわけではなくて、市場に出やすい仕事が増えるよと。
AIが探す、交渉、見張るみたいな手間をゼロに力づけるけど、同時にいろんな問題とか摩擦みたいなのも生まれますねみたいな話の論文なわけですよ。
だから一応これ全体を通すと結構経済合理性によった視点からの話になるわけですよね。
だから少なからず企業の形とかはやっぱ変わっていきそうだなっていう感じはあるじゃん。
だから今後どういう形で変わっていくのかみたいな方向性について、ちょっとですね、どういう感じになっていくのかっていうのは僕の考察みたいなものをちょっとしゃべっていこうかなと思います。
これはですね、文化的要因の観点から見ていくと、どういう世界性になるのかイメージがつくんじゃないかなと思いまして。
経済じゃなくて文化的にね。
そう。僕の考察って言い通りなんでなんですけど、佐藤勝明さんが話してた話がすごい面白かったので、これをちょっとシェアしようかなと思いまして。
庵野佐藤さんね、はい、庵野佐藤さん。
これがですね、ここ最近の近代社会ではですね、人間は企業に仕事以外のものを求めすぎていたっていうふうに言ってて、
労働に付加されていた代表的な例が宗教なわけですよ。
これ資本主義の前の封建社会、要は王とか殿が土地を所有して人民を統治するみたいな。
宗教っていうのはそれ以来とても重要な役割を持ってたわけですよ。
宗教を中心に社会が回った。
例えばお祈りの時間があったり、儀式があったりとか、週末に一つの場所に集まって、そこで人と人とが出会って、
人間が孤立しないように、社会で孤独にならないようにっていう役割があったわけですよ。
当然そこで男女の出会いみたいなのがあったわけだから、人類の繁栄みたいなものが広がっていったと。
だから宗教がとても影響してたんだよね。
近代においてはその宗教の役割が弱っていって、資本主義で会社が強くなっていったことで、
宗教が持ってた役割が企業に移行されるようになったんじゃないかっていうふうに言ってるんだよ。
他にもその労働の在り方自体が変わったことで、仕事に自己成長とか自己実現みたいなものを求めるようになったんだよ。
それこそ封建社会みたいな身分がある社会だとさ、農業をやってる人の子供は農家にならなきゃいけないって決められてるわけよね。
だからそもそもその自己実現とか、夢を叶えるための手段として労働をするっていうことがなかったわけよ。
その考え方自体が最近ってことだよね。
そう、そもそも最近っていうことを何か夢があるんで、それを叶えるためにどことこに就職しますみたいな、その考え方がもしかしたら最近?
そう思うとさ、やりたいことないんですよねって言っちゃう人がさ、なんか良くないみたいな俺すごい嫌いなんですけど、当たり前なんだよねっていう。
そうだね、急に別のとこから撮影話が出るようになった。
そうね、だからその資本主義とか民主主義で仕事が自由に選べるようになったことによって起きた現象。
さらにやっぱその宗教が弱くなったことで、会社で友達を見つける、会社で恋人を見つける、会社で自己成長、自己実現、夢を叶える。
そういう全てのものを会社に求めるようになるっていうふうな世界にやっぱ最近はなってしまってるってことがあるわけよ。
まあ確かにね。
そもそも時代背景として会社にそこまで求めるのってどうなのっていう傾向がやっぱりあるじゃん。
その中でこのAIエージェントで企業というものの経済合理性がなくなるのは確かにありえそうな話だなっていうのは論文見たら思ったじゃん。
なるとやっぱりどういうふうになっていくかっていうと、宗教とかも含めてもちろん、企業以外のコミュニティの存在っていうのがめちゃくちゃ重要になってくるんじゃないのかなって思うわけよ。
なるほどね。また別の形に権限が移っていくんじゃないか。
そうそうそう。だから会社に出会いを求める、会社に友達を求めるんじゃなくて、友達を作る場もあれば恋人を作る場もあるし、
会社は単純にお金を稼ぐためだけの場所で夢を叶える別のコミュニティも持っているみたいな、そういう多様な形にコミュニティが分裂していくみたいなイメージ。
なるほどね。
そう。で、その中では当然その企業っていうものに所属したければ、工場とかみたいな会社じゃないからそもそも運営できないよねみたいなものに行くし、
仕事はお金稼ぐためだけのものだからっていう人はAIエージェントで、ただ自分のできるスキルの仕事を受けるだけで、自己実現とかまた別のところのコミュニティに参加してますみたいな、
そういうスタイルになっていくんじゃないのかなって思うわけよ。
要はこの話ってさ、WEB3の話だよね。
ああWEB3の話になるのかね結局は。
中央集権じゃなくて、分散型の社会になっていくっていう話だと思うんだけど、
今までって宗教も企業も中央集権だったわけじゃない。役割が全部集中しちゃってる。
それがいろんなところに分散していくっていう話だよね。
ああなるほどね。
お金を稼ぐは会社だし、恋人を作るはなんかわかんないけど、恋人を作るコミュニティみたいな。
でもやっぱりマッチングアプリとかが栄えてるのってさ、やっぱりそういう兆候だったりもするのかな。
そんな感じはするよね。だから思いました僕もそれは。
あれをコミュニティと呼ぶのかどうかはちょっと怪しいけど、でもなんかそういう似たような役割を担っているところはあるよね。
そうだね。だからどんどん分散していくんじゃないか社会はっていう話になんか結構近いなって思う。
そうそうそう。だからね、そのA to Aが本当に本格的になったらさ、その交渉とかもAIが勝手にやるってなるとさ、コミュニケーション取らなくなるじゃん。
そうだね。取らなくなる。でも取らないわけにはいかないよね。生きていく上で。
そう。でなるとやっぱりその本当に出会い、恋愛って意味だけじゃなくて出会いをする場を自分で求めていく必要とかもあるし。
確かにね。
あとちょっと前にアベマの番組で話題になったんだけどさ、個人事業主って成長する機会が全然ないんだよねみたいな話題になったのよ。
まあめっちゃわかるそれは。
めっちゃわかるよね。これ本当昔そういう話したよね。
そうね。
そう。やっぱね、会社だと上司からのムチャ振りがあったりとか、何だろうもうすでにあるノウハウをまずこうインストールするところからスタートしてとかっていうのが色々できるけど、個人事業主ってそういうのないから。
自分ができる範囲でやる以上みたいな感じじゃん。
だからそのA to Aで私こんなことができますって主張して仕事をもらう方式だと、成長のために挑戦するみたいなことはできなくなるんだよね。
だから当然その自己成長につながるコミュニティに所属をして、何かそこで学んで、学習して、その成果を仕事で発揮するみたいな、そういうスタイルになっていく可能性とかあるかなみたいな。
それもねありそうだけど、個人的には自己成長って自分でできるんだけど、個人事業主でもね。
うんうん。
俺もめちゃめちゃ勉強してたしなんだけど、何が一番違うかってフィードバックなんだよね。
ああ確かに。
だからどっかのコミュニティで成長して仕事でやっても、フィードバックがなければあまり意味をなさないなと思ってて。
なるほどね。
そういった意味ではやっぱ組織っていうのはすごく必要だと思うんですよね。フィードバックしてくれる人。
それが結局育成コストなのかもしれないんだけど、それがないと成長しないよね、なかなか。
なかなかね。
だからでもね、さっきのその成長コストが社会的な問題っていったのはそういうところもあるのかもしれないけどさ、
AIエージェントで完結するところではやっぱ人を雇わないから、やっぱそこで成長コストかけてもいい的業は限りなく少なくなるじゃん。
そうだね。
成長したくても成長するためにどっかに所属する機会がめちゃくちゃ限られるみたいな。
だから今って会社勤めるのが当たり前だけどさ、昔はさ自営業の人がいっぱいいてさ、
で、どっか会社勤めたらさ、お前どこどこに就職したのかおめでとうみたいな、すごいなみたいな。
なんかそれにちょっと近いような現象とか起きる可能性もあるよね。
あるね、全然。
あそこに就職したならめっちゃお前成長できるじゃんみたいな、羨ましいなみたいなさ。
ここを論じるなら、じゃあそもそも成長って何なのかって話をした方がいいんだよね。
深いな、ずっと。
その成長そもそもする必要あるのって話。
確かに確かに。
その視点は確かにありますね。
原点回帰って話をずっとしてるじゃないですか。
だからもう別に成長なんかしなくていいんですっていう世界にもなっていく可能性あるよね。
確かにね。
本当だってね、ベーシックインカムみたいなのが普及したら、お金を稼ぐってことがそもそも形骸化する可能性もあるわけですから。
そうそうそう。
確かに。ただ、一旦ね、今時点の話で言うんだったら、
要は今その会社っていうコミュニティに依存してる人は少なからず、
もう少しその自分に合った別のコミュニティを探したりする努力はした方がいいんじゃないかなって思うし、
それこそ我々の会社もそうなんだけど、
そういう場を提供できるような人はコミュニティを提供する人になるっていうのは、
今後の時代の変化の流れでは結構波に乗れるような話なんじゃないかなっていうのは思いますね。
なるほど。ということで、ミララボからコミュニティが発足すると。
可能性は秘めてますね、これは。
そうですね。
冷たいね。
冷たい?
話を冷たいね。