玉木正之のCatchUp
2023-08-16 11:35

玉木正之のCatchUp

スポーツ文化評論家 玉木正之
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00:29
最近話題のというかですね、このお盆も台風直撃しましたけども、
豪雨ってものすごい増えてるじゃないですか。
そうですね。
豪雨ってどれぐらい発生を予測できるのかっていう研究の最前線についてお話ししたいと思います。
田畑さんも台風6号直撃しちゃいましたね、夏休み。
沖縄ね、ちょっとスケジュールに影響出ましたけどもね。
でもやっぱりあちこちで台風も、あとは梅雨前線の時もそうでした。福岡県内も記録的に見舞われましたしね。
まさにまさに7月9日からですね、すごかったですよね。あの時もですね、範囲も広かった。鹿児島、宮崎から北部九州もずっとでしたね。
あの時やっぱり戦場降水帯っていうのがまた話題じゃなかったですか。
もう帯状にですね、真っ赤な赤雲が雨雲レーダーで見るとですね、かかって猛烈な雨が降るっていう。
じゃあああいうのもですね、どれぐらい発生は予測できるのかなっていうのが知りたいなと思ってですね。
実は私ニッケーネルイネクストという媒体で編集長をしているんですけれども、あのRKBのお仕事でご縁ができた気象予報士の小林千香さん。
千香さん、ただいまだったり共感テレビだったり、私が出させてもらった反例ウォッチだったり、ずっと気象解説されてた小林千香さんが実は気象ライターとしてもお仕事をされていまして。
小林千香さんが気象庁参加の気象研究所っていうですね、日本の地球科学の中核的な存在のですね、研究機関なんですけども。
そこに取材に行ってくださって、研究者の方々3人、みっちりインタビューをしてくださった記事を実は私どもの媒体に出してます。
ぜひ改めてこの記事はですね、かなりテクニカルな気象のことも書いてあるので、じっくり読んでいただきたいなと思うんですけれども。
今日はこの気象研究所にですね、戦場降水隊という名前の名付け親の加藤先生という先生がいらっしゃるので、この先生のインタビューの中身を中心にですね、どれぐらい発生って予測できるのっていうお話をしたいなというふうに思います。
戦場降水隊の予測、どんぐらいできると思います?田畑さん。いや田畑さんじゃない、橋本さんどれぐらいできると思いますか?
えーどうですかね。うーん、でも20%くらいの確率で当たるのかなとはなんとなく思うんですけれど。
さすがめちゃくちゃいい線いってます。戦場降水隊の予測、発生予測はですね、実は気象庁2022年から始めたんですよ。今まではしてなかったんですけども、今は戦場降水隊予測が出ましたみたいなんですね。やってますよね。
03:01
2022年度13回予報を出して当たったの4回なんです。だいたい4回に1回ぐらい。ごめんなさい発生したの3回ですね。13回中3回。4回に1回ぐらい。25%くらいの確率で当たってるんですよ。
でこれ、私に初めて見たときに、うわーなかなか低い数字だなーって思って、記事のタイトルをつけるときに戦場降水隊予測が難しすぎるみたいな、まだまだ低い敵中率みたいなのをつけたら、書いてくださった小林知佳さんに、いやいやいや違いますと。
こんだけ難しいことをこれだけ予測しているんだっていうふうに捉えた方がいいんじゃないですかっていうふうに言われたんですね。
やっぱり戦場降水隊の発生予測めちゃくちゃ難しいんですよ。そもそもの天気予報の予測っていうのはですね、だいたい8割ぐらいあってるって言われてます。
あってるっていうのはちょっと曖昧な言い方ですけども、8割ぐらいできる。まだできていない2割分っていうのはめちゃくちゃ難しくて当てられない。
気象のメカニズムもかなりわかってる。いろんなどうしてこうやってこういうふうに雨雲ができるのかとか、どうして雷がここで鳴るのかとか、物理的なメカニズムはかなりわかってるんだけど、わかってない部分はもうめちゃくちゃ難しくて全然わかんない。
戦場降水隊はやっぱりかなり難しい部類に入ると思うんですよ。
そうですね。
今3階から4階に1階しか当たらないんだけれども、これをいかに当てていくかっていうことを気象庁は一生懸命やってるわけなんですね。
天気予報ってどういうふうにやるのかっていうことなんですけども、これはモデル、シミュレーションをやっていくわけなんですよ。
シミュレーションって言ってもちょっとバックとしてるので、ざっくり言うとですね、あるときの気象現象を再現するめちゃくちゃ複雑な方程式をまず作ります。
数学ってこと?
ほぼ数学。物理と数学の世界。むちゃくちゃ複雑な、例えば気温だったり、湿度だったり、大気の様子だったり、どんな風に雲がこうやって動くのかとか、そういうのも全部方程式で表せるようにするんですよ。
プログラムみたいな巨大なプログラムです。それをまず作ります。これ作るのめちゃくちゃ難しい。
その中に実際に観測したデータを入れていくんですよ。方程式に数字入れていくイメージありません?
それで、その精緻な観測データをバチッと入れると、今この瞬間の気象を再現できるんですよ。
ざっくり言うとそういう仕組みです。だけど、気象ってちょっと考えてみてくださいよ。めちゃめちゃいろんな要素ありますよね。
今、例えば台風の話とかだったら、海水の温度が高くて、こっちからこんな風に高気圧張り出して、風こんな風に吹いててとか、ああいうのを全部再現するから、ものすごい計算するんですよ。
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ゴリッゴリ方程式をぶん回すわけです。それをどうやってやるかというと、スーパーコンピューターで計算するんですよね。
なるほど。不学の出番。
不学の出番、まさに。戦場降水隊は不学を活用しています。まず、方程式の集合体であるモデルを作る。これ、数値予報モデルって言います。気象で使うのはですね。
いろんな温暖化の時はこういうのをやるよとか、例えば車が衝突する時の様子を再現する時はこういうのをやるよとか、いろんな方程式の集合体を今私たちの社会の中では使っているわけなんですけども、シミュレーションするっていう言葉ですね。
それと実測データを書き始める。これもまためちゃめちゃ大変で、例えば気象レーダーって言われるような観測機器を使っていくんですけれども、古いものだったら気象の一側面の単純なデータしか取れないけれど、複雑な高度な観測ができるような観測機器にどんどん置き換えていくことで、めちゃめちゃ細かくて再現性の高いデータが取れるようになる。
だからですね、気象研究所ではどんどん新しい観測機器を開発して、それを必要に応じて導入していくということをしているわけなんですよね。だから方程式作ります。もうこれ作るのに研究者の人たちめちゃめちゃ頑張る。それから足りない観測データを取るために新しい観測地点を作ったり、新しい観測用の機器を設置したりして、どんどんどんどん今まで取れなかった観測のデータを取るっていうことをやっていくわけなんですよね。
どんな観測データなのかみたいなのはちょっと難しい、複雑でなかなか一言で表しきれないので、ぜひ小林志佳さんの記事を読んでください。
戦場降水帯の場合は特に予想が難しくて足りなかった観測データっていうのがあって、それが海の表面に近いところにある観測のデータが足りなかったから、今こういうの頑張ってますよとか、スーパーコンピューターはもちろん富額使ってます。
世界最高峰、今日本トップですね。世界最高峰のスーパーコンピューター富額を使ってガンガン計算して、やっと4回に1回まで観測できるようになってきてますよってことなんですよ。
これをですね、もっともっと細かく計算式とか精度を上げていくことによって、この先、戦場降水帯をもっと近いタイミング、発生から近いタイミングで精度高く予測できるようにしていきたいなっていうのが気象庁の考えなんですよね。
ちなみになんですけど、海外に戦場降水帯なんていうか知ってますか?
レインバンド。
タバタさんのやつで。
全然違います。
戦場降水帯は海外でも戦場降水帯って言います。
日本語がそのまま共通語になっちゃったってこと。
これ名付け家の加藤先生に教えていただいたんですけども、戦場降水帯って周囲が海に囲まれた質純な土地柄でしか発生しないんですよ。
だから日本列島周辺と東アジア特有の気象現象で、なので代わりになる訳語はないそうなんです。
09:06
ちょっと発音できないですけど、戦場降水帯?みたいな。
英語的な発音難しいよね、この言葉はね。
でも本当にこういうことに感謝しなきゃいけないんですよね、天気予報って。
普段当たり前のように我々利用させてもらってるけど、外れたらすっげえ文句言うのに当たっても別に感謝の言葉はあんまり言わないじゃないですか。
そんな中でも非常に、どれくらいの歳月かけて研究してるのかっていうことを忘れちゃいけないですよね。
本当ですね、しかもめちゃめちゃ進歩してるんですよね。
最近こういう豪雨が発生したりしたら気象庁のキキクルで確認してくださいって。
キキクルって昔ないですよね。
雨雲レーダーとかを天気予報アプリでパッパと確認してこれから雨雲来るねなんてできなかったじゃないですか。
だから天気の世界はどんどんどんどん進化しているので、ぜひ最新のこういうアプリだったりとかいろんなものでチェックしながら災害時は速やかに避難したり。
命を守るってことに今つながる情報ですから、気象はね。
あと国、政府ももう少し気象庁に予算を回してほしいですね。
いいこと言いますね、本当そう思います。
それが制度の向上にもつながっていくと思いますしね。
命を守ることに引いてもつながっていくことだと思います。
山根さんありがとうございました。
日経エネルギーネクスト編集長の山根紗友希さんでした。
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