IPアドレスから会社がわかる?「どこどこJP」とIPジオロケーションの仕組みを解説!
IPアドレスは「ネット上の住所」。ジオロケーションテクノロジー(ジオロケ)は、そのIPから「どの地域・どの会社(組織)っぽいアクセスか」を推定できるデータを提供しています。代表サービス「どこどこJP」はAPIやタグで使えて、都道府県・組織名など100以上の属性を返すのが特徴。主にB2Bマーケティングで、Webに来た企業を把握してMAツールと連携し、広告配信や営業アプローチに活用されています。さらに動画配信の「国内限定」など、国判定の裏側でも使われる例も。2024年10月には新データ「SURFPOINT B2B2」を投入し、判定できる組織数を約20万→約80万弱へ拡大。位置情報×IPの分析で精度とカバー範囲を強化中。今後は「モバイル回線は精度が弱い」という課題を乗り越えるため、データ収集と分析を進め、次世代のIPジオロケーションを目指していきます。
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サマリー
本エピソードでは、株式会社Geolocation Technologyの小針将史氏が、IPアドレスとIPジオロケーションの仕組みについて解説します。IPアドレスがインターネット上の住所であること、そして同社のサービス「どこどこJP」がIPアドレスから組織情報などを推定し、B2Bマーケティングや動画配信の地域制限などに活用されていることを紹介。特に、新データ「SURFPOINT B2B2」により組織情報のカバー範囲が大幅に拡大したことや、今後のモバイル回線における精度向上への取り組みについて語られています。
会社概要とIPアドレスの基本
Location Weekly Japanです。今日は、Geolocation Technologyの小針さんにお越しいただきました。小針さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。Geolocation Technologyの小針です。
Geolocationでいいんですよね?
そうですね。Geolocationで訳されていますね。
はい。そしたら、Geolocationの会社概要と自己紹介をお願いします。
はい。会社はGeolocation Technology、株式会社はGeolocationTechnologyと申します。
静岡県三島市にありまして、主たる業務はですね、IPアドレスに地域情報だったり組織情報だったり、いろんな情報をくっつけてですね、インターネット上で行われるビジネスのところでデータを引っ張り出せるようなところでですね、
B2Bマーケティングだったり、セキュリティーだったりとかですね、そういったところにデータを提供、強化をしてもらって、いろんなサービスに利用いただいているという形になります。
小針さんは何者ですか?
はい。私はですね、この会社入って20年ぐらいもあるので、そのIPアドレスのデータだったり、どこどこJPとしてメインとのサービスとかですね、それぞれのサービスを開発してきた人間になります。
なるほど。ちょっと多分、ぱっと今の聞いてわかる人はあまりいないと思うので、IPアドレスとは何ぞやみたいなところから教えてもらったらいいですかね。
そうですね。IPアドレスとはインターネット上の住所みたいな形で言われますけれども、インターネットを通信をするときですね、IPアドレスなかなか出てこないんですけども、
例えばブラウザでwww.yahoo.co.jpとアクセスするときには、後ろにはですね、IPアドレスに置き換えられてですね、実際通信はIPアドレスで行われる。
自分のIPアドレスから相手のIPアドレスに通信を行うというようなところで使われている形になります。
そちら側のIPアドレスがサーバー側に伝わるので、サーバー側のほうでそのIPアドレスを基にどういった情報、こういったところに静岡に住んでいる人がアクセスできたよというようなところがですね、
わかるようにするというようなのが弊社のIPジオロケーションという技術ですね。そういったところでアクセスを展開しているという形になります。
各ネットワークに応じてIPアドレスが違うんですか。
そうですね。インターネットプロバイダーがIPアドレスを管理していて、こちらのほうでですね、どういう割り振りをしているのかというようなところを弊社のほうでいろいろ調べて、
このプロバイダーのこういうIPアドレスはこの地域に住んでいる人が使っているというようなところをですね、分析をしたりとかしてサービスを行っている形になります。
なるほど。ちょっとこれ何でしょう。IPアドレスってみんな分かっているようで分かっていないと思うので、詳しく教えてもらえたらと思うんですけど、
プロバイダーさんが割り振っている、電話番号みたいなもんなんですかね。
そうですね。実際はIPアドレスにまだ世界で共通されているリソースですので、世界からこのIPアドレスが日本に割り振られて、日本の中で管理している団体が各プロバイダーに割り当てている回数構造になっているんですけども、
そちらのほうもうまくですね、弊社のほうで調査を下回しまして行っているという形になります。
IPアドレスの種類とIPv6への移行
世の中でグローバルIPとかスタティックIPみたいな話を聞くことがあるんですけど、それってどういうことなんでしょうか。
グローバルIPというものはインターネット上に出ていくときに使われるIPアドレスという形になります。
先ほどのスタティックIPというものは、このIPアドレスというものは固定のIPアドレスだったり、いろんな人が使う同的なIPアドレスだったり、そういったものがあるんですけども、
こちらのスタティック性的というものは、プロバイダーの方が固定にこの人に割り当てるというふうなところのサービスを行っていて、
そちらの契約を行っていたらその固定のIPアドレス、性的なIPアドレスを利用できるというような形になっているというような形ですかね。
なるほど。結構IPアドレスで縛って、例えばサービスの検証をするときとか、IPアドレスで縛るみたいなことをやることもあるかなと思うんですよね。
このIPアドレスだったらこのテスト用のサイトにアクセスできますよとか、そういうのって人によってIPアドレスがほぼほぼ固定されている人だったり、
されていない人がいたりとかっていうのがあると思うんですけど、そういうのってどうやって決まっていくんですかね。
そうですね。そちらのほうは利用者がどういったプロバイダーと契約をしているのかというようなところで決まってくるかなと思います。
そういったテスト用途で固定のIPアドレスで縛ってやりたいという方は、それ用の固定のIPアドレスを契約して利用している方もいらっしゃいますというような形ですかね。
ただ、現状は動的IPといってもなかなか変わらないIPアドレスも結構多くてですね。
変わらないところであったらもう本当に1年とかずっと同じ動的IPアドレスの契約でも1年とか同じIPアドレスアクセスし続けるというふうなところもありますね。
なるほど。あと最近で言うとIPv6、もう最近じゃないかもしれないですけれども、v4だったのがv6になりましたみたいな話も時々聞いたんですけど、それって何ですか。
はい。IPv6アドレス。インターネット上で利用されるという点では同じですけれども、IPv4アドレスはですね、32ビットおってですね、46億個っていうのは制限がありますので、
今、世界の人口70億ぐらいでしたっけ。1人が1つのIPアドレスを使うと漏れてしまうというような形になってしまいますし、
現状自分でもスマホを何台か持っていてPCも持っていてという形になると、1人で数IP使うとなるとやっぱりv4のIPアドレスでは足らなくなってきていると。
そのためにどうすればいいのかというと、もうちょっと数を増やしたIPv6アドレスというものができてきて、それの今、過渡期というような形ですかね。
一応、インターネット上ではIPv6アドレスを利用できるネットワークを予約している方が、コブ内流度は大体半数を超えてきているというような状態にはなっていますけれども、
実態はまだまだIPv4アドレスが利用されているという形ですかね。
なるほど。そこに何かセキュリティの違いとかっていうのはあったりするものなんですかね。
セキュリティの違いっていうと、なかなか難しいところではありますけれども、攻撃がしにくいというのは、v6のほうがしにくいのかなという感じですけれども、
あまり違いはなさそうな印象ですかね。
桁数が違うんですか。
そうですね、桁数が違う。なので、v4アドレス32ビットに対してIPv6は128ビットなので、
42億×42億×42億×42億みたいな、それぐらいの天文学的な数の数だけIPv6に用意されているというのがv6アドレス。
なるほど。じゃあもう大丈夫だろうという感じですかね。
v6にちゃんと移ればですけれども、なかなかそれが移れないみたいな。
なるほど。なんで移れないんですか。
インターネット利用する側からすればどちらでもいいっていうふうなのもありますし、コンテンツを配信する側がv4とv6、
v6に対応するにはインフラとかをガサッと切り替えなきゃいけないと。
なるほど。
コンテンツを配信する側がコストを持つのはどうなのか、それを変えたとしても利用できる人が増えるわけでもないですから、
そこの部分でコンテンツはコストいらないから、通信できれば何でもいいみたいな形でv6以降は進まないっていうふうなのがここ数年問題になっている感じですかね。
なるほど。ありがとうございます。
「どこどこJP」のサービス内容と活用事例
そんな中で御社のサービス、ドコドコJP、有名なサービスかなと思いますけれども、それについて詳しく教えてください。
はい。ドコドコJPはですね、弊社のIPアドレスを属性付けたデータベースですね。
サーフポイントのデータベースがあるんですけど、そちらのほうもインターネット上のAPI形式で利用できるサービスになっておりますと。
普通にJavaScriptのタグで貼ってもらって利用できるっていうパターンもありますし、他のサービスに組み込むようにですね、
RESTのAPIでですね、IPアドレスを問い合わせてもらってですね、都道府県、組織だったり、100以上の属性を介すという形になっておりますので、
いろんな用途で使われているという形になっております。
どういった方々がこのサービスをビジネスとして利用されてらっしゃるんですか。
一番分かりやすいところでは、組織が分かるというところで、IPアドレスから組織が分かるところで、
B2Bマーケティング用途で使っているお客様が一番多いかなと思っておりますと。
ホームページにアクセスがあったときに、問い合わせをする前にどういう組織かというのが分かるので、
そこで組織が来る前にですね、こちら側からこの組織に追加で広告配信とかいうようなところで利用してもらったりという形もありますし、
各種のMAツールとかの後ろ側で弊社のデータを使っていただいたりとかいうところが多いのが、
B2Bマーケティングの用途で使われている形になっております。
なるほど。MAツールの裏側というのは、MAツール側に提供していて、
そのMAツールを使う各社に提供している。どちらのパターンになるんですかね。
MAツールに組み込んでもらっているパターンが多いです。
なるほど。そんな中でどうですか。基本的にはB2Bのサービスに提供しているんでしょうか。
それともB2C的なサービスにも提供していらっしゃるんですか。
B2Cで言うとあまり例がないんです。一応B2Bのサイトでも利用されているところはありますけれども、
やはりB2B向けのほうがうまく刺さりやすかったというところがある形ですかね。
なるほど。映画とかのサブスクサービスとかを使っていたりしないんですかね。
はい。動画配信系でも利用されておりまして、動画配信系で言うとコンテンツを国内だけで配信しているみたいなライセンス形態がありまして、
そちらのほうで国内向け、海外向けというのは国内向けにだけ保険するというのをIPアドレスで判定するというところの裏側で
弊社のデータを使っていただいているというケースも結構ありますかね。大手のところで使っていただいておりまして。
それなんかやろうと思えば、例えば群馬県だけで再生できるとかそういったこともできたりするんですか。
そうですけれども、ちょっと限定的なところではありますかね。それはIPでもできるし、GPSとかでも判定すると単純にもそういう防御はしとかないといけなくなる形になりますね。
AI時代におけるデータ活用と新データ「SURFPOINT B2B2」
なるほど。あのドコドコJPさんもだいぶ長いですよね。何年ぐらいやってらっしゃるんですか、このサービス。
そうです。ドコドコJPはおそらく2003年ぐらいからサービスはしておりまして、今のAPI形態になったのが多分2008年とかそれぐらいですかね。なのでだいぶ長くている形になります。
なるほど。そんな中でAI時代到来しまして、御社も何がしかどうなんですかね。ドコドコJPの使い方みたいなのも変わってきたんでしょうか。
そうですね。ドコドコJP、弊社はやっぱりデータベンダーですね。そういったAIの裏側で使われるデータとかにも何かうまく入り込めないかなというところはあったりはしていますっていうのはありますかね。
ただもう一つ、もう一点で言うとやっぱり弊社はIPアドレスをずっと調査し続けてきた形になりますので、本当に昔は人力で作業していたっていうふうにAIを元に省力化して、もっと調査領域を広げて搭載データをどんどん増やしていこうみたいなところは進めている形になります。
なるほど。じゃあ最近のトピックスで言うとどうなんですかね。御社のデータっていうのはどんな変化があったとか、こんなアップデートありましたみたいなお話いただければ。
弊社は昨年の10月にSurfPoint B2B2っていう新しいバージョンのデータを搭載いたしまして、これまでの組織数を大体10月以前はIPから20万件ぐらいの組織が分かるよみたいな形だったんですけれども、そちらを80万弱ぐらいの組織数まで安定できるように増量したという形になっております。
そちらのほう本当に新しいサービス展開だったり、いろんなサービスに組み込んでもらったりというのを今一生懸命展開している形になります。
なるほど。どうですか、そのデータ結構な量増えたんじゃないですか。
そうですね。増えている裏側にはやはりいろんな機械学習を利用したりだとか、その分増えたものを調査したりだとか、そういった苦労話もあったりはするんですけれども、
まだまだ途上のデータでもあったりするところもありますので、中身をもう一回精査しつつ、精度を高めていっているという段階でもあったりします。
なるほど。この先、こんな業態、あんな業態の人に使ってもらいたいニーズってあったりするんですかね。
そうですね。今回のデータはB2Bと言いつつもB2C的な要素もありまして、B2B2というデータには、
今までIPアドレスから調査してきたデータのほかに、位置情報のデータですね。
井戸経路とIPアドレスの組み合わせのデータを分析をして、このIPはこの位置で使われたというような、その辺の情報を元に組織を増やしたというようなところがありますので、
例えば、このIPはこの時点ではスカイツリー周辺で使われたみたいなところがあったりすると、その時点でスカイツリーにいた人みたいなところが分かったりしますので、
その人に向けて何かしらを配信したりとか、そういったことができるのではないかというようなところになっております。
ありがとうございます。そしたら、最後に今後の展望というか、こんなところを向かってやっていきますみたいなお話をいただければと思います。
今後の展望:モバイル回線の精度向上と次世代IPジオロケーション
IPジオロケーションとよく言われるのが、モバイル通信ですね。キャリア通信のIPアドレスが弱いんでしょうみたいなところがあったりするんですけども、
確かにそうではあるんですけども、いろいろとデータを分析していくとですね、そちらのデータにもある程度もうちょっと深く付き合わせていけばですね、データが付けられそうというのがありますので、
そのIPジオロケーションのところの限界ですね、モバイルキャリアが無理なんでしょっていうところを払拭できるようにですね、ちょっと今データを収集と分析を進めている形になりますので、
次世代型のIPジオロケーションサービスというのを作成できるようですね、情報研究開発を進めておりますので、そちらのほうを期待していただければなと思っております。
楽しみですね、それは。ありがとうございます。今日はジオロケーションの小張さんにお話を伺いました。小張さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
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