1. リケダン健康論
  2. 【#129 MSG (うま味調味料)】..
2026-03-02 30:26

【#129 MSG (うま味調味料)】悪魔の誘惑?天使のわけまえ?家庭にある怪しい白い粉

==今回の内容==

「化学調味料は体に悪い」──その言い回し、いつの間に脳内に住み着いたんでしょう。白くて、正体不明で、なんか怪しい…でも塩も砂糖も白い。じゃあMSG(グルタミン酸ナトリウム)って結局なに者?今回は科学系ポッドキャストは科学系ポッドキャストの日共通テーマ「人工」に乗っかって、味の素の誕生から“中華料理店症候群”騒動まで、うま味史をテンポよく横断します。マウスに「味の素3本分を注射」みたいな、そりゃ何でもアウト案件も登場。WHOやFDAの見解を押さえつつ、表示の「調味料(アミノ酸等)」の正体もバラします。


==ダイジェスト==

 「白い粉=怪しい」論争、家庭のMSG観

 うま味クイズ

 味の素誕生のマーケティング戦略

 中華料理店症候群と「危険っぽさ」の拡散

 MSGは“めんつゆ”に姿を変えている


==関連リンク==

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==出典==

日本人の食事摂取基準(2020年版)

https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf

グレイ解剖学 原著第4版

https://www.amazon.co.jp/グレイ解剖学-原著第4版-電子書籍付-日本語・英語-Richard/dp/4860346602

標準解剖学

https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/4332

標準生理学 第9版

https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/93011

味の素発明の動機(池田菊苗)「池田菊苗博士追憶録」池田菊苗博士追憶会より抜粋https://www.aozora.gr.jp/cards/001160/files/43623_16769.html

The Chinese restaurant syndrome: an anecdote revisitedhttps://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/3525357/

池田菊苗【うま味の素「グルタミン酸」発見】(汐文社)https://www.amazon.co.jp/池田菊苗【うま味の素「グルタミン酸」発見】-はじめて読む-科学者の伝記-清水洋美/dp/4811327365/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&crid=NHFOY3Q6UYJ2&dib=eyJ2IjoiMSJ9.1_HlNAcaXFRvO67xZDgwlQ.OQqN2-jOLVlvD0b3kC-ln4oL9frmWuQPFZkKFoov9xw&dib_tag=se&keywords=池田菊+苗&qid=1770619769&s=books&sprefix=池田菊苗%2Cstripbooks%2C244&sr=1-1

Questions and Answers on Monosodium glutamate (MSG) - FDA

https://www.fda.gov/food/food-additives-petitions/questions-and-answers-monosodium-glutamate-msg

A Short History of MSG: Good Science, Bad Science, and Taste Cultures (Jordan Sand)https://online.ucpress.edu/gastronomica/article-abstract/5/4/38/47046/A-Short-History-of-MSG-Good-Science-Bad-Science?redirectedFrom=fulltext


サマリー

このエピソードでは、家庭で「怪しい白い粉」と見なされがちなうま味調味料、特にMSG(グルタミン酸ナトリウム)について掘り下げています。MSGは昆布から発見されたうま味成分であり、その誕生から普及、そして「中華料理店症候群」といった誤解や風評被害に至るまでの歴史を辿ります。味の素のマーケティング戦略や、海外での受け入れられ方の違い、さらには「化学調味料」という呼称が生まれた経緯なども解説されています。 現代ではMSGの安全性はWHOやFDAによって認められていますが、依然として食品表示の「調味料(アミノ酸等)」という表記に馴染みが薄い人もいます。しかし、麺つゆなどの形で私たちの食生活に深く浸透しており、塩分を減らすメリットもあることから、賢く活用していくことが推奨されています。最終的には、日本が世界に誇る発明であるMSGと共に、食生活を豊かにしていくことを提案しています。

うま味調味料への疑問とMSGの基本
うちの母親は全然うま味調味料を使わなかったし、今も使ってない。ウレスのお母さんどうやった?
テイクアウト うちもなんか使ってなかったな。家にあのパンダのやつなかったしな。弁当作るときとかもさ、冷凍食品とかも使ってなかったな。
ああ、そうな。うちと同じや。ウレスのお母さんもすごく健康意識が高かったの。せめてお弁当とか家族とか息子にはちゃんとしたもの食べさせたろって思ってたんやろね、お母さん。
テイクアウト ただ味は濃かったけどね。 ああ、そうだ。でもちゃんとそういうのを使わずに作ってたって話だよね。
テイクアウト うん、中坂こんちもそうなんか。 俺理由聞いてみたんよ。
テイクアウト うんうんうん。 ええ、だって何入ってるかわからんやんって言ってた。
テイクアウト いわゆるうま味調味料って確かにね、真っ白やしね。え、でもそれ言ったら塩だって真っ白じゃん。それもどっちもケミカルやからな。
テイクアウト 昔はさ、うま味調味料じゃなくて化学調味料って言ってたもんな。
言ってたね。 テイクアウト それは怪しいよな、確かにな。
ネーミングはちょっとまずかったのかもしれんよね。
今日はあの化学系ポッドキャストの日の参加会で、共通テーマは人工なんですよね。
テイクアウト うん。 そこで理系探検ゴロンではね、MSGをテーマに選びました。
MSGっていうのはモノソディアムグルタメイト。MSGを取った略で、グルタミン酸ナトリウムのことを言うんですね。
で、このうま味調味料の主成分はこのMSGなんですよ。
で、このMSGのとても興味深い歴史、それと今までの変遷なんていうのを皆さんに紹介しようというわけなんですよ、今日はね。
MSGいいっすね。きっとどっかでチャイニーズレストランシンドロームも出てくるのかなということで始めていきましょう。
理系探検ゴロン。
テイクアウト 理系探検ゴロンは人事総務レシノとカイロプラクティックドクター中瀬子の理系男子2人が毎週月曜朝6時にお送りする健康リテラシー向上ポッドキャストです。
テイクアウト お前さ言うなよ、チャイニーズレストランシンドローム。
なんでや、言ってええやろ。
テイクアウト まあ言ってええか。それはまたね、後でちゃんと出てきますので皆さんお楽しみに。
うま味クイズとMSGの誕生秘話
テイクアウト さあそれでは今週もクイズから始まります。うまみクイズ。
はい、うまみクイズ。
テイクアウト 味のあるおじさん目指して頑張ってください。
いいね、ロマンスグレーな感じだな。
テイクアウト ですね、はい。
テイクアウト 世界初のうま味調味料の成分は何から取り出したでしょうか。
1番、かつお節。2番、貝柱。3番、昆布。
テイクアウト そんなん簡単すぎるよ。もう常識やで。
常識?これ。
テイクアウト それはもちろん昆布ですよ、昆布。
正解!昆布ですね。
テイクアウト では、第2問。3大うま味成分というものがあります。
グルタミン酸はトマトや昆布に、イノシン酸は肉や魚介類に。
テイクアウト では、もう1つのうま味成分、グアニル酸。
これが多く含まれるのは次のうちどれでしょうか。
1番、きのこ類。2番、チーズ類。3番、生ハム、ベーコン類。
なんか出汁っぽいやつだろう。きのこって出汁出るか。
きのこはあれか。椎茸だからイノシン酸か。分かるよ。
1つだけちょっと経路が違うよ。生ハム、ベーコンっていうところがちょっと違うから。
そこはなんかこう、燻製したりなりなりしてるところで、きっとその価格変化によってもたらされるやつだから、たぶん生ハム、ベーコン類から出てくると思うよ。
残念。正解はきのこ類でした。
きのこか。
チーズ類はグルタミン酸で、生ハム、ベーコン類はイノシン酸なんですよね。
さあ、次です。肉は美味しいですね。
美味しいですね。大好きですよ。
肉の旨味成分はイノシン酸ですが、イノシン酸が一番多く含まれるのは次の肉のうちにどれでしょうか。
1番牛肉、2番豚肉、3番鶏肉。
たぶんね、イノシン酸っていうのはイノシシから来てる気がするから豚肉じゃないかな。
残念。
一般的に一番イノシン酸が多い、旨味が多いのは鶏肉です。
へえ、そうなんだ。
鶏、豚、牛の順番です。
あ、でもそっかそっか、なんか出汁って考えるとラーメンとかのスープ作るのもね、鶏ガラとかで作るもんな。
でしょ。たぶん一番多いのが鶏ガラ、その次豚骨、3番目に牛じゃない。
牛の出汁って結構少ないよね、ラーメンとしてはね。
牛骨スープとかってたまにしか聞かんよね。
エネルギー消費が激しい筋肉にね、たくさん含まれるんです、イノシン酸って。
鶏の胸肉とか、あとは自撮りなんかもね、かなりイノシン酸が多いから自撮りは旨いっていうのはね、
そういう科学的な裏付けがあるんですよ。
さあ、こんな感じで今日はね、旨味の話なんですが、
そもそもMSGはどこから来たんやろうかということで、その誕生まで遡ってみたいと思います。
はい。これあれだよね。
何?
MSGってさ、日本人が開発したんでしょ。そこまでは知ってるよ、僕も。
すごい。よく知ってますね。
知ってますよ。
日本十大発明家と呼ばれる人たちがいるんですけど、この話聞いたことある?
ないないない。
ない。特許庁がね、先輩特許条例交付100周年、これはね1985年なんだけど、
その時に記念して日本人の中からすごいイノベーターたちを選んだのよ。
その中には、織谷を発見した鈴木梅太郎先生も入ってるんだけど、
このうちの一人に池田菊苗さんという科学者がいるんですよ。
この方が昆布から旨味の成分であるグルタミン酸を発見した人なんですね。
知ってますよ。鈴木サブロースケさんの協力を得たんでしょ。
そうなんですよ。池田先生ね、当時世界で最先端の国になりつつあったドイツで化学を学んだんですね。
で、池田先生の追憶録っていうのが存在してて、
それを読むと、なぜグルタミン酸ナトリウムの研究をしようと思ったのかというのが分かるんですね。
これちょっと引用がありますね。引用文を読みますね。
偉く目を喜ばす美麗なる色素や嗅覚を楽しまむる服役たる、つまり香りの強い香料は、
化学工業によりて数多く製造されつつ、あれども味覚に訴うる商品。
サッカリンのごとき怪しげなる甘味料を除きてはほとんど稀なり。
昆布の主要旨味成分の研究はあるいはこの欠点を補う一条たるべき成りとと書いてるんですね。
つまりどういうことかというとですね、サッカリンが当時出たてですげえ怪しい。
それぐらいしかこの味の部分で変化して美味しくなるっていうものはまだ出てないから、
それが私がしたい研究だということになったんですね。
そこで奥さんが大量に買ってきた良い昆布からこの旨味成分を抽出しようとしたけど、
その時うまくいかなかったんです。
その翌年、当時東洋学系雑誌っていう日本の学術総合誌があったんだけど、
これにまた日本初の医学博士になった三宅ヒーズ先生という方が書かれた論文が掲載されたんですよ。
その論文にはカミ、カミっていうのは美味しい味っていう意味ね。
これは食べ物の消化を促進するっていうふうにその先生が説明された。
それを読んだ時にこの池田先生が日本国民の栄養不良、栄養失調をずっと心配してて、
どうやって改善したらいいかってずっと考えた。
もし安くて美味しい調味料を作って、体には美味しいけどあんまり美味しくないっていうのを食べ物にもし加えたら、
それが体にいいだけじゃなくて美味しくなって、それだったら相乗効果でええやんって思ったらね。
そこで一旦諦めたこの旨味成分の研究を続けて、
とうとうおよそ36キロの昆布から30グラムくらいのグルタミン酸ナトリウムっていうのを取り出すことに成功したんです。
36、1%ぐらい?もっと低いのか。
効率がね、あんまり良くなかった。
で、その後すぐに特許を申請して、それが登録されて、そこで出てきますよ。
もともと信仰のあった鈴木三郎介さんっていう。
この方ね、なんとね、用土を製造して財を成した人ですよね。
用土。
先週出てきましたね、用土ね。
要素ね。
そう。で、ここの鈴木三郎介さんの力を借りて、味の素という名前に命名して販売をしたんですね。
味の素の普及戦略と海外展開
はい、じゃあこの味の素、すぐ売れたか売れなかったかどっちでしょうか。
そりゃすぐ売れないでしょ、そんな怪しいもんは。
はい、そうなんですよね。これ売れなかったんですよ、最初。
最初はね、業者を責めたんですよね。
醤油を作ってる業者さんとかね、あとはレストランとか。
もうね、全く受け入れてもらえなかったんですよ、怪しい。
そこでね、味の素はね、ターゲットを主婦層に変えるんですよ。
で、当時の日本の中流階級以上の人は家庭でご飯を作って、家庭の健康管理をするのが妻の務め的な風潮がね、急速に広がってたんですね。
で、それと同時に贅沢は敵みたいな風潮もあったんですよ。
うん、あるね。
味の素1瓶の当時の値段っていうのは米3キロとほぼ同じ値段だったんですよ。
おー、1瓶ってどれくらい?
少ない、ちっちゃい。
今と同じくらいの大きさか。
そう。だからね、やっぱ最初はね、難しかったんですよね。
でもその後どんどんこのマーケティング的に成功して、少しずつ家庭に普及していって、最終的にレストランとか外食産業でも受け入れられるようになった。
で、その風流の1つが面白いんやけど、家庭で味の素がめちゃめちゃ普及してしまったから、お客さんが使ってない料理に何か満足できなくなってきたから、渋々レストランも使わざるを得なかったみたいな記録も残ってるんですよね。
それぐらい旨味が強かったんやな。
味の素は実は日本の植民地であった台湾にもね、伝わっていったんですよね。
でも台湾は日本と全然違くて、レストラン業界はもうすぐに受け入れた。
屋台業界の人なんかももうすぐ使って、当時味の素の業務用の缶があって、それがね金色だったらしいけど、その缶をね、店頭にぶら下げて、
うちは偽物じゃなくて、正真正銘味の素使ってますよっていうアピールしてたぐらいやった。
海外、今台湾の話だけどさ、東南アジアとかの味の素振興はすごいよ、ほんとに。
やっぱそうだよ。
やっぱ俺、ベトナムとか行くとさ、スーパー行くじゃん。もう棚一面味の素コーナーがあったりするしさ。
そういう東南アジアってさ、ちっちゃい駄菓子屋みたいな商店がいっぱいあるわけよ。
そこにも小分けにされた味の素とかいっぱい売ってるからさ、だから中華料理とかそういう東南アジア系の料理って結局味の素で味が決まってる気がするな。
めっちゃ浸透したよね、そうやってね。
それもさっきのあれだよ、一個ずつ個別にさ、家を責めてた、主婦を責めてたみたいな感じと一緒で、一つずつ商店を責めてって、これうまいですよ、これ使ってみてくださいって実際に振りかけてみてさ、
ラーメンとか麺物に振りかけてみて、どっちがうまいって言ったら、全然味が違う、これうまいじゃんってなって、少しずつ売れてったっていうからさ。
最初の精神が生きてるんだよ。
絶対そうですよね。やっぱりうまいものに対してさ、人間って反応するもんね。
中華料理店症候群とMSGへの誤解
さあ、こうやって味の素がどんどんどんどん世界に進出していくんですけども、でも普及するにつれて否定的な意見が増え始めたんですよね、残念ながら。
その否定的な意見っていうのは最初は健康の話じゃなくて、味の素使ったら美味しいのは違いないけど、これ結局どんな料理も似たような味にならへんかみたいな。
プロの料理人たちがちょっとずつ疑問を抱き出した。
なんか新しいテクノロジーが出たとき全く一緒やな。
これは味の話やけどさ、スマホでもパソコンでもそうやけどさ、そんなの使ったらバカになるとか意味がないって言う人いっぱいいるもんな。
いるよね。さあ、この味の素の主成分はMSGで、MSGを使った調味料って他にもいっぱい存在するから、ここからMSGと呼び方を変えていきますが、
当時海外では味の素はね、グルメパウダーとして認知度を上げていたわけなんですよね。
グルメパウダーね。
そして1930年になって初めて、この時中華料理ってあんまり一般的じゃなかった、アメリカでは。
いっぱい入ってきて、華僑の人たちの多分その原因もあると思うけど、中華料理を食べるアメリカ人がすごく増えたときに、当時の中華料理にはもうすでにたくさんのMSGが使われてたんですよね。
でもさ、中国本土に行くと多分そこまで使ってないんやろうけどさ、アメリカに出てきた人たちがさ、そこまでみんなシェフとかさ、料理人じゃない人たちも多いからさ、とりあえず使っとけみたいな感じでさ、やってたんちゃうかな。
そうなんよね。そうそう、でもそうやと思う。
で、アメリカは日本とか台湾とはまた一風変わった受け入れられ方をして広まるんやけど、1930年といえば大恐慌時代ですよ。
で、経済危機の中アメリカで台頭してきたのが缶詰の会社なんですね。
缶詰ね。
キャンベルとかね。で、軍にも供給する缶詰って。安価で長持ちして、その缶詰業界が食品の味をさらに良くするためにって思って身を付けたのがMSGだったんですよね。
缶詰の味を良くするっていうのは、その缶詰業界に染みたらもう大命題で。なんでかって言うと、戦争に行く兵隊さんって飯がまずいとむちゃくちゃ資金が下がるんよ。
これはとりあえず飯と寝るはね、ほんと重要やからな。
それはさ、別に軍賃さんじゃなくても、普段の働いてる会社の社員食堂が美味しくないでもさ、全然やっぱ働く人の資金って違うと思うよ。
全然違う。福利厚生の一丁目一番ちは食堂よ、やっぱり。
やっぱりそうでしょ。だからやっぱり、できれば美味しいものは出したいけど、でも安価に済ませたいっていうのもやっぱりさ、出す側の気持ちやんか。
この時代のアメリカはまだまだ家庭で食事をするというよりは、外食とかテイクアウトが種類だったんですよね。
で、業者はさ、もちろんMSGをいっぱい使ってたから、アメリカの場合は社会が知らず知らずのうちにMSGが浸透していったんですよね。
でもね、そのまま旬風満帆ってわけもいかずに、1960年代ぐらいになってくると、消費者運動なるものが起きるんですよ。
これあの、俺たちが今食べてる食べ物は本当に安全なのか、環境を破壊したりしてないか、あとは自然の食べ物こそが一番だ、みたいなやつね。
豊かになってくるとそういう運動って起こり始める。
出てくるんですよ。
そうなんですよ。で、その時に食品添加物がもう格好の標的になるんですよ。
怪しいもん。だって、一振りかけたら美味しくなるって怪しいもん。
怪しいもんね。人工甘味料の回でもやったんやけど、1968年に味元のパイセンのこのサッカリン、これが発願制疑惑が出たんですよね、その年。
あー言ってたな。
その年と同じ年にとある中華系アメリカ人の医師が、医学誌にこんなことを投稿するんですね。
アメリカに移住してから中華料理屋でご飯食べるたびに、痺れとか動機が起こる奇妙な体験をしています。
この投稿した雑誌はニューイングランドジャーナルオブメディスンって言うわけだ。
その記事のタイトルが中華料理転生抗群だったんですよね。
チャイニーズレストランシンドロームってやつですね。
これがきっかけでたくさんの医師から同じようなことが起こっていると投稿が殺到します。
それ本当なのかな。
調査をすることになりました。
グルタミン酸ナトリウムが怪しいんじゃないかっていうふうにだんだん特定されていって、動物実験をしてみました。
なんとこのマウスに注射すると脳障害が起きました。
危ないやんってなって、とりあえずベビーフードに使うのやめようぜって警告が出されたんですね。
この実験の内容っていうのはマウスに高濃度のグルタミン酸ナトリウム注射しているということで、
高濃度と注射ってこの2つこれがねポイントなんですよ。
人間のサイズに換算するとこの時の注射量っていうのはMSGを200g溶かして注射する量なんですよ。
あのパンダのかわいい瓶に入っている味の素の重さ70gなんですね。
あれを3本分。
あれ3本分水に溶かして全部注射ってやばいよね。
それさ砂糖でも塩でも一緒のことになると思うよ。
どんな栄養素でもやばいやんと。
その後ねそれでね賛否両論が続いたんですねこれね。
なんかでも結果ありきの実験な気がするなそれ。
明らかにさ実験ってこいつ悪者やから証明したろっていう意思を感じるよねこの実験に関してね。
最初からどっちかなっていう感じじゃないもんね。
で研究に対してそんなわけないやんっていうのといやいやそうやっていう人がぐちゃぐちゃやったから
結局MSGの製造って禁止されずにずっと続いたんですよ。
なんでかっていうと絶対的に危険っていうのが結果が出なかったから。
例えばさこのぐらいと同じ時期に出た人工官未来のチクロっていうのがあるけど
これ危険ってすぐわかったから禁止されたよね。
今はさもう科学的に安全って証明されているMSGなんけど
当時はさっきうれしいの言ったみたいにさ科学調味料っていう名前がついてたりとかさ
不自然とかなんか危なそうということでものすごい風評被害にさらされてきた歴史があるんですよね。
あれさ科学調味料ってなんで読み始めたか知ってる?
どういうこと?
最初から科学調味料じゃなかったのよあれ。
誰かが科学調味料ってつけたってこと?
あれはNHKがつけたんです。
そうなんや。
リサーチ不足かこれ。
NHKがそんなこと言い出したの?
そうそうそう。当時ほら1960年代とかってさ
科学っていうと最先端なイメージがあるじゃん。
NHKはうま味調味料じゃなくてさ
味の素って商品名使えないからさどう言おうかっていう時に
最先端の科学の調味料だから科学調味料って言った。
だから最初はめっちゃポジティブな言葉やったんよ。
よかれと思って。
そうそうそうそう。
あれ?みたいな。
MSGの安全性と食品表示の現状
それが今に至るまでね
味の素論争が続いてる原因だと思ってる僕は。
NHKを訴えたらいいよねそしたらね。
味の素が?
そう。
確かに海外では科学調味料って言葉は使われないんですよね。
ないんですよ。最初からグルメパウダーみたいな感じに
明らかに売るぞっていう意思があるからさ。
その辺の感覚が海外の方がちょっと優れてたんやな。
NHKはちょっと読みが甘かったな。
そうね。
あのさ、MSGってアメリカの人たちは今の日本人よりもよっぽど拒絶反応が強くて。
今でも食品の表記にNo MSGって書いてあったり
あとはレストランの入り口のとこにNo MSGって書いてあるとこがいっぱいある。
そうなんだ。
日本人より。
このね、これ絶対中華料理店商工君のせい。
イメージがね。
イメージなんよ。本当にイメージが先行してる。
やっぱりMSGの安全性がどうとかっていうこの厳然たる事実よりも
感情とか心理状態の方がやっぱり人の心にずっと残るし
それがさ、そもそも購買意欲と直結してるやん。
やっぱり人間は感情で物を買うからさ。
確かに確かに。
それを証明してるっていうのでもあるよね、これね。
日本でもさ、化学調味料がすごいやりたまに上がったじゃん。
で、その後1980年代かな?
化学調味料から旨味調味料って呼び方を変えたのよ。味の素とかが。
でもやっぱりマイナスイメージはずっと引きずられてるからね。
今でも化学調味料ってみんな言うもんな。
言うよね。やっぱりどうしてもそういう。
だからうちの保管も化学調味料イコール薄気味悪いみたいな。
それがずっと頭にこびりついてるから使わなかったのかなって思うけどね。
別にさ、絶対使わないといけないもんではないんやけどもちろん。
だからそうそうそう。
俺手元にさ、今旨味調味料の世帯当てると年間出額のグラフがあるんですよ。実は手元に。
おー、また随分変わったグラフをお持ちですね。
はい、お願いします。
1970年代に一家庭当たり1400円ぐらい使ってたのが、ちょうど私たちが子供の頃ですよ。
1990年、一家庭当たり600円に下がってますね。
2000年には400円を切って320円ぐらいになってるね。
今すごい人気ないんや。
健康志向のブームなんかもあるんやけど、俺でもそれ人気ない理由、俺この後でちょっと説明できるかもしれない。
俺もできるかもしれない。
では、MSGはね、1960年から70年代にかけて、実はね、ちょっと悪いことしとったんや。
あ、そうなの?こんなにクリーンな。
いやいやいや、その時は石油由来の原料で作られてた時代があったんですよ。
実際にね、今はサトウキビとかトウモロコシとかキャッサバの澱粉から作った蜜を発酵させて作られてるんですね。
だからね、MSGはビーガンなんですよ。厳密に言うとね。
一瞬石油に行ったけど、今はビーガンなんです。
果たしてカツオ節から取ったMSGがビーガンかと言われるとちょっと怪しいけど、まあビーガンです。
カツオ節じゃないって、トウモロコシ、キャッサバのサトウキビから作られてるんですから。
だからビーガンですよ。
お前らはビーガンとか好きなくて、なんでMSGだけそんな悪いって言うんよ。
ビーガン、ビーガン、ビーガンカフェとか言って、ビーガンのランチで。
私ビーガンになったの?みたいなさ。
じゃあお前MSGふりかけまくっとんだよなって俺は言いたいけど。
でもそれがさ、食べれるようになったらさ、ビーガンはさ、本当に幅が広がるよね。
だって美味しいもんね。
今までまずいまずい美味しい、まずいもん美味しいって我慢しながら食ってたやつからさ、本当に美味しくなる。
ちょっと待って、ビーガンの人俺別に我慢してないと思うよ。野菜とか美味しいと思って食べてると思うよ。
いや中には我慢してる人いると思うよ。
そうだよ。
ドレッシングはダメだっつって。
いやいや分かった分かった。
で、今どうなってるかというと結局厚生労働省もWHOもFDAもMSGは通常量の使用においては安全性が認められていますと。
発汗性も遺伝毒性も否定されています。
1日の許容量も特定しないとまで言われてるんですよ。
つまりそれぐらい毒性が低いというのが今の科学の見解なんですね。
だってそりゃそうだよね。昆布から取ったやつだもんね。
そうね。今はトウキビとかトウモロコシキャスターだけどな。
この事実を皆さん聞いていただいて、今後MSGとどう付き合っていくかはこのポッドキャストを聞いている皆さん自身の選択にお任せしたいんですが、
俺はそのMSGを避けたいな、できるだけ避けたいなと思っている方のためにね、食品表示で気を付けるポイントがありますので、それを簡単に説明したいと思います。
お願いします。
例えば食品表示を見てもMSGとかうま味調味料とかって書いてないんですね。
なんて書いてあるかというと調味料括弧アミノ酸糖と書いてあります。
アミノ酸などって意味ね。で、これはMSGのことです。
さて皆さん、もし時間があったらですね、冷蔵庫を開けて食品表示見てみましょう。
インスタント食品、ポテチ、スナック菓子、冷凍食品、かまぼこ、ハム、和風だしの素、ポン酢、ドレッシング、コンソメ、漬物、これなどなどありとあらゆるものに調味料括弧アミノ酸糖と書いてあります。
MSGが入っていない食品だけで料理するのは実は結構難しいんじゃないかと思うんですけど、その分値段も高くなるし、調味料のバリエーションも減ってしまうかもしれないので、
それに旨味調味料を上手に活用すると食べ物の塩分を減らすこともできるっていうメリットもありますんでね。
そこは消費者として知った上で上手に活用したらいいんじゃないかと思うけど、外食なんかに行くとMSGを排除するのはかなり難しいと思います。
だって何入ってるかわからんからね。だから今の日本人の家庭の消費量が減ったっていうのはMSGとして取ってないだけで、普通に食べとるかなっていうのが俺の見解なんだけどね。
わざわざ味の素買いに行ってなくても、もうそもそも入ってますって、いろんなものにみたいな。
麺つゆとMSGの新たな関係性
グレシノさんの減った理由は何ですか、じゃあ。
全く一緒。
一緒か。
俺の推論はね、麺つゆさんですよ。
みんな麺つゆ使うから。
みんな麺つゆ使う。
あのさっきさ、旨味調味料の購入量グラフがあるって言ったじゃん。
これピークは1960年代なのね。
麺つゆとして1960年代ぐらいから売り始めてきてて、その時はね、1960年で年間2000キロリットル販売されてたんですって。
ところが2007年から2010年あたり、どれぐらい使ってるかというと、23万キロリットルぐらい作られてる。
すごいね。100倍?
100倍、100倍以上になってる。
ちょうどその旨味調味料が減ってきたのと、半ピレーするようにグラフが出来上がってる。
だからやっぱり皆さんね、麺つゆというか、あのMSG大好きなんですよ、みんな。
ね、ほんとそうだと思うわ。
だからあえてパンダのちっちゃい瓶が家庭から少なくなったっていうのは、別に違う形で私たちの体の中に入ってきるだけのことで、やっぱり使ってますっていう話。
そう、だからきっと味の素っていう会社はB2Cの会社からB2Bの会社に変わったんだよ。
もう一回B2Bにしようって、そう、形を変えようみたいな。
変えようと、醤油作ってる会社に下ろそうと。
あの出汁醤油なんかもね、めっちゃ入ってるからね、今ね、ほんとに。
そうだよね。
入ってる。
ほんとに避けようって思ってる人は、一回冷蔵庫の中のものをくるっとひっくり返して見てもらうとね、驚愕の結果になると思います。
だって麺つゆうまいもん。
うまいよね、いろんな料理に使えるしね。
なんか麺つゆを全麺に出したくない料理でも麺つゆちょっと入れるだけで旨みが増すもんね。
だから自分は卵かけご飯とかは麺つゆかけちゃうもんね。
美味しいよね。
分かる分かる。俺も出汁醤油とかのが好きやもん。
そう、だから皆さんね、MSGは我々と共にありますからね、安心してください。
俺は今日もまた偉大な日本人の先輩が世に送り出した発明、これについて皆さんにご紹介できてとても満足しています。
では、嬉野さんのまとめをよろしくお願いします。
今日のまとめはめっちゃ簡単ですよ。
日本人の大先輩をリスペクトして麺つゆを食べましょう。
以上。
麺つゆ食べましょう。
分かりました。
そうしましょう。
本当にね、偉大な発明なんでね、日本人の食生活豊かにしたと思いますよ。
むしろ世界中豊かにしたと思いますよ、きっとこれは。
もちろんその本物志向なんていうところにいくと味の微妙な違いとかがあるからさ、
NO MSGとかでさ、職人の腕を効かせて作ってるっていうさ、ものがあってもいいんじゃないかなと思いますけども。
多分そういうのが本当に凝り出したらめっちゃうまいなと思うんで。
そのうち違いを比べられるようになりたいな、俺もな。
もう一回おいしん坊1巻から読み直すね。
そうだね、でもバカチタだから分かんねえんだよな。
俺も分からんと思う。
そんな感じかな。
そんな感じですな。
次回のテーマ予告:炎症
じゃあ次回のテーマお願いします。
次回のテーマは炎症です。
炎症。
炎症ってさ、いろんな病気の後にくっついてるやん。
なんとか炎。
これなんやろって考えたことありますか?
なんか燃えてるんやろ?
君は燃えているかってやつですね。
パリが燃えているかってやつやね。
そうですね。
次回は炎症について皆さんに基本的なところを紹介したいと思います。
お楽しみに。
はいじゃあ次回炎症でお会いしましょう。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
最後まで聞いていただきありがとうございました。
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また感想リクエスト待ちしています。
みんなで一緒に番組と健康をつくっていきましょう。
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なお番組の内容には諸説ありますので、ご理解のほどお願いいたします。
それではまた次回お会いしましょう。
リケダン健康論でした。
このミクロな影モーション その不安の種はデータで消せるさ
流せこの経験 嬉しろの脱線
そのコントラストが導くNew Standard
感情の温度に避け 狂に快晴味
ロジックとビートで 夜を乗り切る
リケダンが示すヘルプソリューション
偽りの光を切り裂くベストライマー
君のリテラシーをアップデートする
相互逃亡は 未来の自分に褒める
普通なルーティンも サイエンスで変わる
少しの理性 科学の順番 健康の哲学量
人生は長いパーティー 褐色堀り続ける
その身体は最高のダイナマティック
ロジックとビートで ヘルプソリューション
偽りの光を切り裂くベストライマー
君のリテラシーをアップデートする
相互逃亡は 未来の自分に褒める
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