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Michael Hasegawaの聴くだけでゴルフが上手くなるラジオ。この放送は、幕張ゴルフ上達センターアークゴルフの提供でお送り致します。
今日はですね、プロキャディのことについて話をしていきたいと思います。プロキャディはどんな職業かということとか、どんなことをやっているのかという話ですね。
どんなことをやっているのか知ることでですね、もしかしたら皆さんですね、何か勉強になることがあるかもしれません。
上達のヒントになるかもしれませんよね。ということで、ちょっとお話をしていきたいと思うんですけど。
なんでこれかなーって言うとですね、僕のYouTubeとかね、メルマガにもですね、登場してもらっているね、
森屋さんっていう方がいるんですけど、レジェンドプロキャディの森屋さんってすごいですよね。
すごくいいキャラなんですけどね。素手面白いキャラなんですよ。千葉で、昔からすごくお世話になっているんですけど。
まあ早々たるメンバーやってますよね。たぶん一番今最年長なんじゃないですかね。現役のプロキャディとしては。
で、やっぱりあの、ツアー何勝したの?3勝とか4勝くらいしてて、やっぱり中島恒之さんのですね、引退試合とかも担いでたりとか、
まあ今でもですね、片山慎吾さんとか丸山主義さんとか、まあ結構早々たるメンバーのキャディさんを務めてたりするんですよね。
すごいんですよ。すごい人なんですけどね。まあ結構面白い。
で、まあまあまあまあそんなこんなんで。その人が出てるYouTubeにコメントをついて、森屋さん最高とかコメントついたんで、
あ、この話、この話とかでいい、森屋さんの話っていうよりはプロキャディの話しようみたいな話をね、今日やってるんですけど。
プロキャディってね、どういう職業かって言うともちろんね、プロのキャディですよ。
で、プロゴルファーのトーナメントとかでバックを担ぐキャディなんですね。
で、まあ大体どういう職業かっていうと、まあ大体キャディだからわかると思うんですが、
まあ大体1週間がですね、月曜日か火曜日くらいから始まるんですよね。
で、えーと、まずコースの下見をして、はい。
で、選手がだいたい火曜日に入ってくるので、一緒にコースチェックをしながら練習ラウンドですよね。
火曜日、水曜日。まあ水曜日プロアマーがある場合は水曜日プロアマーしながらコースチェックしながらやるっていう。
で、本戦始まって2日。で、決勝2日。で、まあだから休みがですね、取ろうと思ったら月曜の1日だけかなと思うんですよね。
でもその1日もまあ移動ですよね。移動。移動でやっぱり1日使うんで、基本的にシーズン入るともうずーっと、あのー、毎日仕事をですね。
本当に会社員だったらまあ労働基準法に引っかかるよねっていう。
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週40時間とかどころの話じゃないですからね。休みとかないからあれですけど。
まあみんな個人事業主でやってるわけですよね。そう。だからね、結構ハードです。
で、まあどういう人がやってるのかっていうと、まあわかんないですよ。それは僕の偏見ですけど。
まあ、もちろん、それが好きだからじゃできないよね。
あのロープの中に入って選手と戦う。
まあどちらかっていうとね、ギャンブラー機質の人の方が上向いてんじゃないかな。
ギャンブラー。でもギャンブラーっていうとちょっと違うよね。やっぱりちゃんとリスクとリターン考えてやってるんで。
どっちかっていうと投資家っていう感じじゃないですかね。やっぱり。
うん。やっぱりちゃんとリスクとリターンのバランスみたいなのを取ってね。
やっぱり選手が、選手はどっちかっていうと利益取りに行きたいみたいな感じになるけど、
いやこのリスクあるからこのリスク。でもリスクに対してリターンが見合わないときはその選択するべきじゃないよねみたいなことをしなきゃいけないんだけど、
実際仕事としたらどういう給与体系になってるかっていうと、これ結構ギャンブラーなんですよ。ギャンブラー。
とてもじゃないけど安定した職業じゃないです。しかも本当に稼ごうと思ったらそんな稼げるもんでもないです。
だいたい1週間10万円なんですよ契約。様々ですよ。選手によって違うし、年間で契約したらどうだとかあるんですけど、
だいたい基本ベースが10万円。だから両線通っても通らなくても10万円選手からポンってくるわけですよ。
その中で移動費、宿泊費、経費もろもろ含めたのを全部そこで区別してやる。だからそれが10万円ですよね。
で、決勝を通るとよく言うのが3,5,10って言って、ベスト10以外だと3%、5位以内だと5%、優勝だと10%っていう感じですね。
5位に入らなければ優勝の3%ですよね。だから予選通って最下位で終わったとすると選手の賞金が大体2,30万円だと思うんで、
大きく見せると30万円ですよね。30万円の3%、差残が9000円。だから予選通って最下位で終わってしまうと大体10万9000円、だから11万円くらいになるわけですよね。
なかなかきつくないですか。賞金って下側ってあんまり変わんないんですよね。最下位も例えば40位50位もあんまり変わんないんですよね。だから基本的に予選通っただけだとそんなもんです。
なかなか厳しい商売なんですね。10万円ってすぐ無くなっちゃうやつ、経費で。飛行機で行ってさ、向こうで、移動はすごく安くあげたってね、お金かかるし、現地行ったら現地行ったら車ないと、ゴルフ場って大体山にあるから車も借りなきゃいけなかったりすると。
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10万円ってすぐ、まあちょうど10万円くらい無くなっちゃいますよね。みんなでも乗り合いとかすごいみんな工夫してはやってますけどね。やってますけどきついよね。
だけどやっぱり優勝すると10%なんですよ。でこの秋口の例えばフェニックスとかこのカシオとかね、これ大きくなってくるじゃないですか賞金が。だから4000万とかになると4000万の10%400でしょ。まあ1週間で400万円稼げるよね、みたいな感じになるわけです。
だからまあちょっともうあのちょっと博打じゃないけどギャンブラー的な気質もあり、キャディになるとどちらかというとそういう投機ではなくて投資っていうかね、ちゃんとリスクリターンでね、ちゃんとマネジメントができる人じゃないとキャディさんができないっていう商売なんですよね。
まあこんなような商売なんですよ。だから僕のとこにもねプロキャディになりたいんですけどどうなったらどうやったらなれますかみたいなね、あの相談とかもあるんでまあこうやったらいいよとかっていろいろ相談のったりするんですけど、まああのあんまりあの僕の中ではそのお勧めできるような仕事じゃないですね。まあいいですよ。だから本当に好きじゃなきゃできない。
僕はあまり向いてなかったですね。あの僕を知ってる人だったらわかると思うんですけど、あの僕はもうあんまりこういうギャンブラー気質じゃないんで、だからあのちょっと向いてなかったですね。
まあそんなような商売なんですよ。だからね、なりたい人います?なりたい人がいるんだったら、まずね、なりたい人がいたらキャディバイトって募集してるんですよ、トーナメントごとに。
で、そうするとトーナメントごとにキャディさんいないと、ハウスキャディさんがいないとことか学生バイトとか使ったりするんで、そうすると選手に1週間それで付くんですね。
そうすると10万円とかそんなんじゃなくて毎月ギャラが出てマイナスにはならないと思うんですよね、バイトなんで。
そんなのをまず始めて、そうすると何試合かやると本当にその人にキャディをやる、キャディ向いてる人だと選手の方からまたこの試合もやってよとか言われると思うんですよね。
言われるんです、だいたい流れが。気が合うとかさ、そもそもその人が気が利くとかさ、なんかそういうのあるじゃない、キャディのやたらラインが読めるとかさ、あるかもしれないけど。
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そうすると自分の専属キャディが決まってない選手からしてみたらさ、どこそこの試合やってよってなるんですよね。
でなってきてまたそれで良かったりすると、じゃあ来年ちょっとやってくれないとかって何試合かやってくれないみたいな話になってどんどんどんどん広がっていくと。
何試合かやるとそうすると他の選手とも仲良くなるんで、じゃあ俺も相手だったらこうやってよみたいなことにもなったりすると思うので。
とか自分から売り込みに行ったりもしてますよねみんなね、他の選手のとこに使ってもらえないですかっていう人もいますよ。
アメリカのキャディなんか本当そうですよね。本当に日本だとそんな感じじゃないんですけど、アメリカとかだと本当にもっとプロ意識が高いんで、
僕はこれぐらいあるからこのぐらいの金額で契約してくれみたいなことをちゃんと言うんですよね。
日本人のキャディさんは逆に言うともう選手が言われたような感じで、はいやりますっていう感じで。
本当に清水さんとかはもうちょっと交渉材料とかあるとは思いますけどね。そんなようなわけですよ。
なかなか大変な商売でしょ。休みないしね。
僕は個人のプロキャディじゃなくて深堀圭一郎さんの会社に所属して、深堀さんのマネージャーとたまにキャディをやってたっていうことなんでまたちょっと違うんですけどね。
一般的にはプロキャディってそんなもんですよね。10万円でプラス賞金のパーセンテージが入ってくるという感じなんですよね。
やりたい人がいたらぜひチャレンジしてもらいたいなと思いますけど。バイトでもいいと思うんですよ。最初ね。
じゃあどういう仕事っていうと、先ほど簡単に言ったようにコースをチェックして、コースマネジメントのジャッジをする。
そもそも体力的なところ、体力というか、体を動かすっていうところではやっぱり20キロとかね。
重い人では30キロ、25キロぐらいあるキャディバッグをもう週5日間ずっと担いで歩くと。
山道です。山ですよ。大体山ですから登ったり下ったりやってるわけですよね。
雨の日も風の日もやるわけです。体力的には使いますけど、頭も使うんですよ。
頭も使って、選手とどうやったら予選を通って、決勝でいいところ、いいポジションで最終日を迎えられて優勝争いできるかっていうことを考えていかなきゃいけないと。
あとは選手のタイプとかそういうのを理解して攻めていくと。
やっぱり基本的には選手が最終決定はするんだけれども、色々その時に迷うわけですね。
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迷った時にキャディさんに聞いた時に、キャディさんはよく言われるのが100用意して1個ぐらいしか採用してくれないよねとは言われてます。
ただ、準備100をできているかどうかって重要なんですよね。
これってさ、普通の仕事とかでもそうなんじゃないかなと思っていて。
あ、この人何も考えてないなっていう。これどう?って言った時に全く提案ができない人って多分準備ができてないと思うんですよね。
プロキャディってまさにそれがものすごいプレーの流れの中で求められるんで。
例えば急にこれどうかなって言われた時に、やっぱり準備ができてる人とできてない人。
そうだねーって考えちゃう人と、これはこうだと思いますよってちゃんと言える人って。
これプレーのリズムもあって、やっぱりそのリズムに乗っていかないと選手も乗れないんだよね。
だからやっぱり準備っていうのが大事になってくるんだけど。
例えばそうだねー、よくゴルフとか難しいのが、一般的に何て言うのかな。
じゃあ例えば、ピンの攻め方も守るのか攻めるのかっていうのは、これはもう選手もすぐ分かるからね。
こんなのはいいんだけど、意外とそういうセオリーに反するゴルフ場の設計になってたりする時があるわけですよ。
ピンが奥に切ってあってね。奥に外したら難しいっていうセオリーがあるじゃないですか。
だけど場合によっては奥からの方がちょっとこういう放題みたいになってて、奥からの方が上りのアプローチが残るよねってなった。
残るって状況だとするじゃないですか。でもセカンドショットのところから見ると奥がないように見えちゃうわけですよ。
だから割と選手ってそこまでピンまで突っ込めないミスみたいのがあるわけですよ。
で、プロはパーじゃダメですからね。バーディーを取っていかなきゃいけないので、どうやったらじゃあピンまで突っ込んでいけるかっていうかね、ピンに近づけていけるかっていうところになるんですけど、
そうすると奥がないように見えると、やっぱり選手的には距離を言ってもやっぱり突っ込めないんですよね。やっぱり結構ショートのミスになりやすいんですよ。
で、その時にキャディさんが一言、奥4ヤードしかないけど奥からのアプローチの方が簡単ですよって一言言えば、選手ってピンをデッドに狙っていけるんですよね。
だから、その一言があるかないかで選手のパフォーマンス全然変わるってことなんですよ。
だからこういうことが、よく準備をしているキャディさん、今のキャディさんだったら本当にヤーデジブックも僕がやった時もだいぶ良くなってきてるので、
そういうアドバイスが的確にできる人が増えてきてるんじゃないかなと思いますが、
そういうことをね、もう次次次ってすごいプレーの速いリズムの中でやっていかなきゃいけない。
しかも過酷な労働ですよね。バッグを担いで、あんな重いバッグを担いで走ったり山登ったりしてるわけですから、
その中でその判断と提案をしていかなきゃいけないっていうのは大変な職業なんですよね。
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だからね、プロキャディっていうのはそういう職業なわけですよ。
今の言ったらリスクとリターンですよね。
だから割と奥行ったほうがもうリスクないよね。
それでリターン大きいじゃないのって話になると、もう行かないほうが損だよねって言って、
結構そういうのってさ、選手と後でよく揉めちゃうっていうかさ、
お茶って違うよって話になるのが、グリーンまで行って気が付くっていうね。
ピンショートしてパッて見た時に、いやこれ奥OKだったじゃんみたいなのは結構あるんだよね。あるあるで。
そこのピンのとこに、例えばギャラリーの方が定点でね、そのグリーンとかで見てたりするとよくわかると思うんだよね。
選手がここに行くとバーディー取りやすくて、ここ行くとボギーが出やすいみたいなとこがずっと定点で見てるとわかると思うんですけど、
それをセカンドショットのあの地点から見えてるかどうかっていうね、俯瞰でね。
サッカーとかもそうじゃないですか。今ワールドカップやってるけど。
僕らはテレビで見てさ、あんな俯瞰で上から見てるからさ、なんだここのスペース空いてるじゃんって言って、
あそこに何で球出さないなと思うけど、ピッチでさ、選手の目線になったらそれが難しくなるわけでしょ。
だから本当にそれが見えてる選手って本当にすごいなっていうことなんだと思うんだけど、
これキャディさんも一緒で、本当にプレイヤーのこの目線で見ちゃうと、やっぱ分からないものはちゃんと俯瞰で見えてるかどうかなんだよね。
だからまあ、プロキャディっていうのはね、本当に労働としても大変だし、
だから頭も使わなきゃいけない、体も使わなきゃいけないっていうね、
気も使わなきゃいけないっていうことでさ、大変な職業なわけですよ。
最初に言って、森屋さんもさ、あんな年になってまでやってるんだからさ、
本当に僕たちも頑張らなきゃいけないなと思いますよ。
だからね、結構森屋さんのラウンドレッスンとか、このオフの時だけさ、ちょっと手伝ってもらったりしてるわけ。
僕らのレッスンがちょっと違うわけ。
プロキャディのラウンドレッスンってもう完全に技術的なことはできないんだよね。
たまに言ってるらしいんだけど。
逆に言うと、もうそこは言わないでって俺は思うんだけどね。
そこは言わないでって思うんだけど、ほら、しゃべりが、べしゃりがすごいから言いたくなっちゃうね。
ゴルフも好きだからね。
見てるから、たぶんね、結構できちゃって思うよ。
だって一流の人しか見てないんだから。
パターンの打ち方とかさ、あれぐらいすごい良いアドバイスになっちゃうと思うんだけど、
逆にそこ求めて言わないでって思うけど、
意外とコースマネジメントに特化してラウンドレッスンやってもらってたりするんですよ。
結構ね、好評ですよね。
今日はプロキャディの話をしてきましたけど、そんなことなわけですよ。
だからプロキャディの人すごいよねって話なんだけどね、簡単に言うと。
俺はできないよね。
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ぜひやりたいっていう人はアルバイトキャディからやってみてもいいんじゃないかな、どうでしょうか。
まあそうだね、たまに僕も、
今年はもうシーズンが終わって、今年は1試合もやらなかったけど、
もう何十年も、十年以上もやってなくて、
去年一昨年は近藤智裕プロのキャディを2,3試合ずつやったのかな。
全部メジャーですよ。
日本オープンとかツアー選手権とか、日本プロとか、
なんで俺をメジャーだけ呼ぶの、もうちょっと気楽なやつを呼んでくれよみたいな話なんだけど、
だってキャディってそんなの甘くないからさ。
しかもスポットで行ってさ、こんちゃんの距離とかもわかるわけないじゃん、
ジャッジができないからさ。
あれなんだけど、同級生って同い年だからさ、
義御心知れてるからやりやすいみたいなことあるんだらしいんだけど、
ロードしてはちょっと緊張しちゃうからね、遅いのね。
だから僕はやっぱりちょっと向いてないなって思う、
今日この頃なんですけど。
今日はですね、勉強になったかどうかわかりませんけど、
そういうジャッジですね。
選手もね、さっきの俯瞰で見るっていうところだと思うんですけど、
リスクとリターンのどのくらい、
ハイリスク、ハイリターンのショットっていうのは、
どこかでハイリスクが来るんで、
ゴルフってやっぱりいきなりそこで10とかになっちゃうと、
もう結構1日終わっちゃったりするじゃないですか。
だからやっぱりそのリスクとリターンをしっかりと取って、
コースマネジメントするっていうのは大事だよね。
なるべくそれを俯瞰で考えることは難しいけどね、サッカーと一緒で。
だけどいい選手っていうのはちゃんとそれをピッチの目線で見えてるんで、
皆さんもですね、なるべくそれを俯瞰で見れるようにやってみてください。
今はほら、カートにGPSのコースレイアウトが出てて、
グリーンの傾斜もなんとなく矢印で出てて、
左手前が低くて右奥が高いんだなと思ったら、
ピンを狙うときに左手前につけようって、
なんとなく思っていけばショットの質って変わってくると思うんですよね。
だからそうやってプロキャディから学ぶじゃないけれども、
なるべく簡単な、確率のいいところに撃っていくっていう。
撃てなくてもいいけど、プランの中ではそうやって確率のいい方を狙っていけるようにやっていってもらえれば、
ゴルフのうまく撃てたら撃てないとかじゃなくて、
ゲームとしてうまくできたかできなかったかっていう面白さのところに入っていけると思うので、
ぜひプロキャディから学んでそういうことをやっていただきたいなというふうに思います。
いや、今日20分も話しちゃった。長くなっちゃった。ごめんなさい。
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そんなわけで今日も、いってらっしゃい。
収録終わった後に気がついたんですけど、
今日の放送が11月末ということで、
今日で11月が終わります。
明日から実際に12月ということで、もう幸せですよ。
なので、皆さん風邪などひかないように注意してお過ごしください。
ではまた。