「サム、そこに行けなくてごめんね。僕らはイギリスにいたんだ」
2026年6月、MUSIC AWARDS JAPANの壇上で、サム・スミスが「気になる日本のアーティスト」としてBABYMETALの名前を挙げました。しかしその瞬間、本人たちはイギリスのDownload Festivalのメインステージで数万人を沸かせていた。そしてその授賞式の主要部門に、BABYMETALの名前はありませんでした。
プロデューサー視点でエンタメの座組を見てきた朝日けけは、この「微妙な空気」に強烈に引っかかったと言います。Billboard 200で全米9位、O2アリーナ2万人完売、Intuit Dome完売——これだけの実績を積んだグループが、なぜ日本の最高峰の賞のものさしから外れてしまうのか。違和感の裏には、必ず構造があるはずです。
同じ夜、藤井風『Prema』は最優秀アルバム賞で4冠。「日本のものさしの端を一歩おしひろげた人」が頂点に立つ一方で、「ものさしの外に立っている人」は無冠だった。希望と宿題が、同じ夜に並んでいた。これは日本の音楽の評価軸が、グローバルの広がりに追いつこうともがいている成長痛そのものでした。
今回はBABYMETAL結成15年の歩みを「混成 × 越境 × 逸脱」という3つの構造で分解。なぜ海外で先に火がついたのか、なぜ日本の箱に収まらないのか、そしてその「箱に入らないこと」がなぜ強みになるのかを、プロデューサーの視点で言語化してみました。
▼話したこと
・MAJ授賞式で起きた二つの違和感——藤井風の戴冠と、BABYMETAL無冠が同じ夜に並んだ意味
・Billboard 200全米9位、O2アリーナ2万人完売、Intuit Dome完売——数字で見るBABYMETALの世界的実績
・構造①混成:メタル×アイドル×ダンスを全部入れた「どのジャンルの入口からも入れるIP」
・構造②越境:国内で売れる前に海外へ。データで「ファンの密度」を追ったプル型展開の革新性
・構造③逸脱:日本の評価軸の「外側」で起きた成功を、ものさしがまだ測れないという話
・ピエール中野の違和感ポストに1万いいね——ファンの目は最初から正しかった
・「箱に入らない」がハンデから強みに変わる時代、Summer Sonic 2026が示す合図
▼note記事
MAJに降臨しなかったBABYMETALの偉業を改めてまとめたら、世界がとっくに夢中だった件。
https://note.com/keke_ent/n/n5ed5d7785314
▼朝日けけ。SNS
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