「この"場の設計"に、嫉妬しました。」
Awich、CHICO CARLITO、ONE OK ROCK、Paledusk。日本のヒップホップとロックのトップランナー4組が、同じマイクの前に立ちました。プロジェクト名は「YAO」。7月7日にデビュー曲「777」が配信され、MVも公開されています。
この座組を実現させたのは、レコード会社でもテレビ局でもありません。エナジードリンクの会社、Red Bullです。エンタメ事業を統括し、プロデュースを続けてきた人間として、わたしはこの企画を見た瞬間、素直に嫉妬しました。
Red Bullが2021年に開設した「レッドブルマイク」は、RASEN・64 Bars・RAP賢者の3本柱で5年間シーンに場を提供し続けてきたYouTubeチャンネル。そして2026年6月29日、異ジャンルを掛け合わせる新シリーズ「Red Bull IN-YO!」が始動し、その第1弾がYAOでした。
なぜエナジードリンクの会社が、日本のヒップホップで最も信頼される「場」をつくれたのか。今回は、レッドブルマイクの5年間から見えてくる「場の設計」の3原則と、「取らない」ことで文化の正統性を手に入れる構造について、プロデューサー目線で解剖していきます。
▼話したこと
・Awich×ONE OK ROCK×CHICO CARLITO×Paleduskを束ねたYAOと「777」誕生の裏側
・RASEN・64 Bars・RAP賢者——レッドブルマイクが5年で築いた3本柱の設計思想
・原則①:人を混ぜるのではなく「土俵」を設計する、というフォーマット先行の思想
・原則②:ブランドがあえて「使われる側」に回り、広告費では買えない文化の正統性を得る
・原則③:原盤も映像権も取らない。所有権より「あの場から生まれた」という文脈を選ぶ
・「お金は出す、権利はいただく」型プロデュースへの違和感と、かつて取る側だった自分の告白
・飲料の売上で回収するRed Bull特有の収益構造だからこそ成立する、真似できない贅沢な設計
▼note記事
AwichとONE OK ROCKのコラボを実現させた「レッドブルマイク」の設計に嫉妬する。
https://note.com/keke_ent/n/nc892b23fc496
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