「世界でいちばん観られた映画の名前を、あなたは言えますか。」
答えは『KPop Demon Hunters』、日本では『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』。Netflix史上もっとも観られた映画で、累計視聴は約9.6億回。主題歌『Golden』はビルボードHot 100で8週連続1位、アカデミー賞2部門・グラミーも受賞しました。劇中の悪役グループ「サジャボーイズ」は、アメリカのSpotifyで本物のBTSを抜いて1位に。実在しないアイドルが、実在するスーパースターを追い抜いたんです。
それなのに日本では「ヒットしているのに、ヒットしていないことにされている」状態。気づいているのは、英語の歌をそのまま口ずさむインターの子どもたちだけ、という奇妙な光景でした。プロデューサーとして15年、ヒットも爆死も現場で見てきた朝日けけが、「自分の知っているどの型にも当てはまらない勝ち方」に唸らされた1作です。
原作なし、スターなし、本国先行なし。完全オリジナルの新作で、無名のシンガーが歌い、最初から世界中で同時に爆発した。アメリカの会社がつくった「つくりもの」のK-POPグループが、本物のBTSやBLACKPINKを抜いて世界の頂点に立つ——15年で一度も見たことがない勝ち方でした。なぜそれが可能だったのか。そして、なぜ日本ではつくれなかったのか。
今回はこの「見たことのなさ」の正体を、数字・座組・広がり方・グッズの取りこぼしまで含めて分解。ケデハンのすごさを「固有性 と 座組 と 窓」という3つの物差しに集約しながら、日本のエンタメがここから何を学べるかを言語化しました。
▼話したこと
・Netflix9.6億回再生、Hot 100で8週連続1位——もう「記録」の範囲を超えた数字のすごさ
・BLACKPINKを手がけたテディ・パク率いるTHEBLACKLABELを中枢に。「外注」ではなく「当事者」を座らせた座組設計
・デビューできなかった元SM練習生EJAEが、世界一ヒットした曲の歌声に。キャスティングが物語になる奇跡
・韓服もシャーマニズムも巫女も削らない。「韓国を薄めなかった」マギー・カン監督の固有性戦略
・『強風オールバック』を世界規模でやった——曲・ダンス・カバー・コスプレ・劇場・NFLハーフタイムへの拡張
・グッズが完売しても店頭に並ばなかった「テーブルの上に置き去りにされたお金」問題
・日本に足りないのは才能ではなく「座組」と「窓」——次のケデハンを生むための物差し
▼note記事
Netflix「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」の凄さをまとめてみたら、世界の「勝ち方」が変わっていた。
https://note.com/keke_ent/n/nfe1ca23abf8f
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