謝罪時の対応が大事だということは過去回でもよく話してきましたが、先日話題になったLIBZの件には改めて感心させられました。スタートアップの熾烈な競争において、一線を超える局面で必要な対応とは?私たちも筋を通せるビジネスマンでいようと思います!
40’s Biz talkは毎週木曜に配信している番組です。パーソナリティは杉本浩一と柳澤大介です。番組のコメントは #40ビズトーク をつけて𝕏でポストしてね!番組へお便りもお待ちしています。
サマリー
今回のエピソードでは、トラブル後に誠実な対応をすることが信頼を築く上で重要であると説明されています。LIVSの松本さんとPotentialXの小平さんの事例を通じて、謝罪やサービスの再設計における真摯な態度が信頼関係に与える影響が探られます。また、メルカリやDMMの事例を通して、仁義を重んじる文化がビジネスの現場でどのように機能するかについても言及されています。
トラブルの背景とLIVSの紹介
柳澤です。杉本です。
今回の40’s Biz talkのテーマは、トラブル後の誠実な対応こそ信頼をつくる、です。
これ私がちょっと挙げさせていただいたんですけど、すごくいいお話というか、事例があったんですよ。
私、本当にトラブルの時って、何かあった時に謝罪するとかの話とかしてるじゃないですか。
やっぱりそれって結構信頼関係構築の場として大事なんだよなと思っていて、
トラブル後の対応ほど、まさにその人の進化とかその会社の進化が出るって思ってるんですけど、
その中で、ここ最近ですごくなんかめちゃめちゃ、ああっていう感動したというか事例があって、
LIVSっていう会社さんがあるんですよ。
初めて知りました、LIVS。
私もすいません、正直なところはあまり知らなかったんですけど、
これで今知ったんですけど、いわゆるLIVSさんっていうのは、
転職エージェントの会社さんというか、転職エージェントのサービスらしいんですけども、
いわゆる普通だったら企業が求人だして、求職者の人がそれに応募するっていうやつあるじゃないですか。
だけどLIVSさんっていうのは、いわゆる求職者の人がこういう仕事探して求人をしたら、
企業がそれに乗っかってくるっていう、いわゆる逆求人っていうような仕組みをやっているというサービスで、
普通は企業がファーストだったところを求職者ファーストにしていくっていうようなサービスでありますと。
そこの内容を今ここで話したいというよりも、問題はこのLIVSという会社のサービスの仕方を模倣した会社があったと。
これもう既に公開されてるんですけど、PotentialXっていう会社さんなんですよね。
PotentialXさんっていう会社さんは結構、見るといろんなサービスやってて、
新規事業の開発サポートをしてたりとか、DXのサポートをしてたりとか、いろいろなことをされているらしいんですけれども、
LIVSの代表の松本さんっていう方が社長で、ノートをこのトラブルのことについて書いてますけれども、
いわゆる簡単に言うと、このLIVSのサービスをこのPotentialXの人が模倣をしたと。
サービスのね、なんか実際PotentialXの、今ちょっと閉じられちゃってるのかな、分からないんですけれども、
実際にサービスの作りが本当に死ぬほど同じだったらしくて、
まさに実際見てみたら、このPotentialXの人がこのLIVSのところに登録をね、
自分でサービス登録をしていって、そこで最近までずっと使っていったものを、本当に完全に模倣しているというところだったんですよ。
これについてLIVSの松本さんは、あまりにこれ完全にね、ある程度スタートアップとかそういうサービスで真似するところもあるじゃないですか。
真似してしまうところもあるけども、さすがにこれひどいよねって。
謝罪とその後の対応
完全に同じだし、こうなんか、えないかっていうことで、これさすがにちょっともう法的措置をとらざるを得ませんっていうような形になったというところで、
お怒りのですね、投稿をしてたわけです。
で、問題はでもそこというよりもその後なんですけど、それになってからこのPotentialXのね、代表の小平さんというか森さんという方なのかなが、
すぐね謝罪にいらっしゃったらしくて、いろいろ経緯を聞いたら、このノートに書いてあるね。
その経緯でいくと、まあPotentialXは最初はね、結局がすごくいいサービスだなっていうふうに思って、
そのでもいいサービスなんだけども、逆求人のやり方、いわゆる若者向けのサービスとして、このラッピングし直したから別サービスになっただろうっていうふうに最初思ってたんだけど、
結果的にはこうなんか完全な模倣になってしまってましたというふうに、まず認めたらしいんです。
認めて謝罪をすぐしたと。すぐして、結果そのPotentialXという会社のその模倣したサービスを、結局そのまず模倣した部分を一回やめようって思ったけれども、
結局でもサービス再設計しようと思ったけど、なんか理物と同じになっちゃいそうだから、もう再設計も難しいから、わかりましたと自分たちスタートアップなんだけど、この会社もサービス一回停止して、
コンセプト見直すかピボットしますっていうふうに言い切ってすぐ謝罪に来たということらしいんですよね。
で、結果LIVSで最初起こってた松本さんはですね、すぐ謝罪に来てくれて、結果まあなんかやっぱり大なり小なりね、度合いを超えてしまうことっていうのはあると思うし、
っていうところに思って、すごく真摯な対応だから、むしろこの松本さんという方はこのPotentialXを何かしらこのピボットに向けて応援するし、
何だったらこのご縁だと思って、なんか皆さんこういう点末あって、凝ったけれどもこのPotentialXをね、すぐ謝罪に来てくれてピボットもするっていうすごく
信頼構築の重要性
誠意のある対応しか、そこに記憶を置き換えていただいて、ぜひもう何だったらこの人たちを応援してあげてくださいみたいななったんですよ。これちなみにこの松本さんに私連絡取って、
この話をPodcastでさせてくださいと、実はちゃんと許可を取って話をさせていただいておりますけれども、いやでもこれすごくいいなと思った点があって、まずこのPotentialXの人がすぐ謝罪に行くっていうところと、
あとやっぱりなかなかこれ決断できないと思うんですけど、すぐサービス辞めます、ピボットしますって言い切って決断をしたっていうことがまず謝罪の対応として一番素晴らしいですよね。
誠意ある対応をすぐやったっていうこと。どのサービスのシステムがあったとしても、まずはもう非を認める、非を認めた後代替案をこうする、再発防止策をこうします、影響出ないようにこうしますって、すぐ手を打ってくれたらなんか起これなくなるシステムの不具合とかね。
このケースだとサービスの模倣だからすぐやめます、ピボットしますってすぐ言いに来たと。あとノートの下の方に行くとわかるんですけど、
2人スーツ着てちゃんと青いネクタイして、トラヤの和菓子持って謝罪に来てるらしいですよ。これ許可を得て取ったらしいんですけど、この人物の松本さんがね。
これもなんかすごくいいなと思っていて、ユーマラスに勘違ったんだけど、すごく王道行ってるなと思って、青いネクタイで揃えてきたのも素晴らしいと思うし、
このネクタイの色揃えて自分の心を落ち着ける冷静な色で、かつ白いワイシャツに相手に失礼のないスーツですよね。
たぶんあと勝手ながら思うんですけど、このトラヤの和菓子ね。これ僕もちなみに何かあった時持って行く派なんですけど、難しいんですよ。
買って行って出せないぐらいお怒りの場合とかもある。収まらない時もあるんだけど、これであれだったから実はちゃんと買ってきましたっていう風にしたりとかね。
そういう心があったかどうかわからないですけど、ちゃんとしかも持って行くのが赤坂にある和菓子屋さんですよね、トラヤさんって。
和菓子屋さんで、いわゆるかもなく不可もなくというか、ちゃんとした良いお菓子で誰もがある程度認めてくれて間違いなしみたいな、すごくちゃんと抑えてるなと思ってて。
もう一つすごいいいなと思ったのが、このリブズの松本さんがすごくやっぱり懐が広いと思う。
謝罪したことに対してめちゃめちゃ怒ってたんだけれども、その謝罪されたからもうガッと心を入れ替えて、本当に悪気なく真似してしまったんだってなったら、
むしろスタートアップでも、自分も多分松本さんもスタートアップで起業されていて、頑張ってきたところを思い返して、和菓子のように見たんじゃないかなと思って。
この頑張ってるこの2人が勢いさんでやってしまったことに対して、しっかり応援しようっていうような懐の広さというか、父のような、親のような目線で見ている。
これも素晴らしいなと思って、まず誠意がしっかり。この誠意ある対応をすることによって信頼関係が得られるし、何だったらこの松本さんが多分ポテンシャルXのファンになっていくくらいのことがあるから、本当にあの誠意ある対応こそやっぱり信頼構築の鍵なので、こういう時こそあのなんかしっかり対応しようねっていうところです。
確かにね。これ僕どの程度模倣しているかわからないんですけど、ここに松本さんも書いてある通り、「言ってしまえばどのベンチャーも大なり小なり模倣し合っている現実があり。」って書いてありますよね。
聞くとね、本当に同じだったよ。同じなんですよね。これただあれですよね、法的には黒じゃないんですよね、きっと。
どうなんですかね。特許取ってるかどうかわからないんですけど。
とかとかあるのかな。
レアジョブとか伸びてきたのを見計らってDMMが入ってたりしたじゃないですか。
わかる。フリルとメルカリとかもそうだよ。
そうそうですよね。だからちょっとそのどの程度模倣したかわからないっていう前提で言うけど、これ多分なんか賛否両論だったんじゃないかなって気も。
そうそう結構賛否両論だったのかもしれないですね。
逆にやられた立場だったら騒ぐだろうけど、それも含めて対応っていうか、もうしょうがないなって思いつつ、先行者とナンバー2を引き離すために真似されるのは仕方ないと言ってて僕も騒ぐかもしれないですけど。
ちょっとその度合いが本当クリエイティブとかも丸パクリだったんでしょうね。
結構丸パクリクリエイティブみたいなのよくなんかやる人いますよね。
ちっちゃいところでいくとTwitterとかもみんな丸パクリのツイートとか多いじゃないですか。
あー確かに確かに。
これまた見たよっていうような動画とかまた見たよの文章とかめっちゃあるし、なんかもうそういうの全部すぐ分かった時点ですぐ僕ミュートにしたいぐらいな人。
でもなんかバズるツイートって分かるじゃないですか。分かるし同じようにバズったりするんですよねこれ同じようにやってみたら。
だからなんか分かるんだけど、これはやっぱりちょっとビジネスパーソンとしての教授というか、黒じゃないからいいやっていうふうにはなりたくないよねやっぱり。
そこはそうでしょうね。だからあれですよね、退職代行もう無理、もうまあ言うてもパクリっちゃパクリじゃないですか。
パクリっちゃパクリ。
だけどまあネーミングとかそこのクリエイティブは全然変えてるからサービス内容は一緒だけど、もう丸パクリじゃないってところ程度の問題ってことか。
あれですよね、そういう意味だとなんか一番最初にそのサービスを作った会社がそのままこう伸びていって、そのビジネス領域のところにナンバーワンになっていく事例って実はあんまりないですよね。
そうですよね。
だってGoogleとかもそうでしょ。もともとはだってネットスケープとかそういったところの検索のエンジン、さっき言ったフリルとメルカリもフリルが一番最初にフリマサービスとかってやってたね確か。
そうですね。
LINEとかもそうですよね。何だったら日本で入ってきた時もカカオとかの方が確か先に結構流行ってたね実は。
その後LINEだったし、その手前にもいろいろあったと思うし。
ビジネスモデルは一緒でもUIまで丸パクリはまあ確かに程度としてはちょっとひどいっちゃひどいかも。
トラブルへの誠実な対応
でも多分ひどかったんだろうか、LIVSの場合はすぐ謝りに来たっていうのもあるんだろうなとは思いますけどね。
結構でも信頼関係作っていく時の方法って頼りにしてもらうとかだったりとか、その人なんかコミュニケーションの頻度を増やすとかいろいろありますけれども、
大体実はでもビジネスの中でやっていく時って長く続ければ長く続くほど単純にこの営業と顧客の関係でも絶対トラブルとか、
何かあるいはなんか急に何かこれちょっとスピード感を持って対応して、そして顧客から頼まれる場合とか、何かしらのこうなんか日常じゃない状態。
システムトラブルだったり、店舗からの何か無理なお願いだったりすることあると思うんですけど、非常時こそ時が出るんだろうなと思います。
でもそう言われてみればなんか面白い話があるんですけど、タイミって今伸びてるじゃないですか。もうすでに前から伸びてるんですけど、
メルカリも似たようなビジネスモデル。メルカリハロー。メルカリハローをローンチしてやる前にまだ青柳さんがいた頃なんですよ。
青柳さんがタイミにローンチする前に言って、うちもやりますってちゃんと一歩入れに行ったって話は聞いたことありますよ。
え、マジで?すごくない?
そこのタイミに元メルカリの執行役員が転職してたんですよ。青柳さんの部下だった方が。
なるほど。
なのでちゃんと仁義を切るっていうか筋を通しに行って、正直にやりますよっていう場合にもう発表しちゃう前に一言言いに行ってガチンコでやりましょうみたいな感じで、
あの一声かけてからローンチしたっていうのは聞いたことあります。
なんでそれわざわざ言いに行ったの?
まあどっちにしろローンチするのは決まってて、ある程度準備もしてて、とはいえそのIT業界でお互いに知り合いとかもいるだろうし、
一応筋を通したんじゃないですか。
すごいですね。青柳さんって結構あれですよね、なんかドライでクールな感じのイメージがあるんですけど、なんかすごいちゃんと筋を通すところを確かに通す人なんですよね。
そう。何聞いたか忘れたけど、なんかそれは多分事実だと思うんですけども、僕も股利きなんであれですけど、でもかっこいいな、粋だなって思いましたけど。
粋ですね、なかなか。あのぐらい青柳さんってたぶん氷河期世代今50点前ぐらいですよね。
そうでしょうね。
あのぐらいの人たちとかの、なんかいわゆる役員層、経営層の人たちって結構仁義大事にする人多くないですか。
そうですね。
田畑さんとかも実はそうだよね。
確かに。
田畑さんとかも仁義と筋っていうのめっちゃ好きで、一番好きな映画とかだってアウトレイジとかですよね。アウトレイジとか厄材映画すごい好きなんですけど、まさにその筋通していくみたいなところの世界観とか。
でもそのぐらい、田畑さん以外にも含めて確かに青柳さんとか、あの辺の世代の人みんな結構それ好きなんで。
だからそう言われてみれば、DMMも昔亀山さんのなんかのインタビューで見たんですけども、いきなりパクらないらしいんですよ。
最初は一発目は買収しようとするらしいんですよ。うちの参加に入らないかって。入らないんだったらうちがやるよってちゃんと一言言ってから始める。
へー面白い。なんかヒヤクザの構想みたいな。うちの組に入らないか、あるいは杯かわさないか。かわさないんだ、かわさないんだったらじゃあガチンコでやろうやって言って、戦線布告して戦っていくっていう。
すごいね、なんかこれ戦争とかでもそうじゃないですか。戦線布告しないで奇襲しちゃうとダメなんだよね。確か国際法で。
戦線布告、あなたとこれ戦いますよって布告してからやらないと確か国際法違反かなんかになるんですけど、そういうやり方ですね、みんな戦線布告していくっていう。
DMMとしても自分たちでゼロから作るよりかは、伸びるポテンシャルがあるっていうメッキした事業だったら参加に入って資本投入して5年かかるところ1年で伸ばしちゃいたいって思うでしょうし。
なるほどね、面白いね。確かにそう言われてみればDMMって結構二番戦時のビジネス多いですけど炎上してないですよね全く。
してない、してないね。だからそういうのがあるんだろう。ちょっと青柳さんの話してそういえばDMMもそうだったなぁと思って。
確かに炎上してないなぁ、そこでちゃんと筋通しにいってるのかもしれない。だからあれですよね、なんか極端に立場が上っていうか強い強者が弱者を食いに行く時に、
もともとスタートアップ出身の人たちだから、スタートアップを潰すってことはしたくないだろうからそういう筋を通してるんでしょうね。
そうなのかなぁ、すごいなんか意外と結構みんな仏心があるというかあれなんですね。でもあれなのかな、やっぱりでも意外とこのスタートアップのところとかって私も来てみてわかったんですけどいろんなところで繋がってますよね。
仁義を重んじるビジネス
そうそうめっちゃ繋がってるんですよ。
お互いに実はなんかねお互いに転宿してなんかフェイスブックとか見てもなんかみんな共通の友達多いもんね、なんかそれぞれにみんなここもここも知り合いなのみたいな感じでお互いに意外と仕事融通しちゃったりなんかしてね、なんかあのすごいですよね意外と。
で本当今日の敵は明日の味方みたいなこと全然あり得ますからね。
確かにね今日の敵は明日の味方、今日の味方は明日の敵。
それもあるそれもある。
なるほどな。
ある意味そういう意味で言うとアギアギさんがその筋を通しに行った方とかは関係も良好だったから明日敵になるかもしれないけどちゃんと誠実に筋を通したんじゃないですかそういう意味。
確かにねなんか言われてみればなんかメルペイとかの時もメルペイとあとどこだっけラインペイとあとなんかどこだっけauとかだっけ。
あーそうそう。
3人でなんかこうなんかガチッとなんかやるみたいなイベントやってたじゃないですか。
そうそうあれそれすごいよね。
昨日の敵は今日の味方ってなってでそっからまたラインペイがペイペイ行っちゃうみたいな感じで。
そうそう。
もうあれどうなんだみたいな。
昨日の敵は今日の味方は今日の味方は明日の敵をどんどん毎日繰り返していくみたいな。
前日までそうラインとメルペイが仲良しで営業してたのに次の日になったらラインが裏切るっていう。
本当ですよねいやいや。
あの時は多分親木さん激怒してるんだろうなって。
だからこれ見ててもうすごいちょっと気になってたんだけど。
いやー。
っていう感じでまあそうですね。
そうね。
インターネット業界狭いんで。
狭いんでね。
筋を通していきましょう。
ちゃんと筋を通していきましょうっていう話で。
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