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#57 おぎたま今昔物語〜秋のきのこ編〜
2026-10-21 53:38

#57 おぎたま今昔物語〜秋のきのこ編〜

 秋もたけなわの今日このごろ。今年は紅葉が遅いとか、秋刀魚が食べたいとか、そんな話が聞こえてきます。つぼねの皆様はいかがおすごしでしょうか?

 短い秋を堪能すべく、今宵は秋の味覚・きのこについて友がたりいたしませんか?「いつからこのつぼねはグルメ番組になったのですか?」とたまが突っ込みたいのは宜なれど、ところがところが、たまの大好物・今昔物語集を開いてみると、何とも面白いお話がありまして。

 おぎ渾身の全訳もブログにご用意いたしました。そちらもどうぞチラ見しつつ、秋の夜長をお楽しみください。

  

おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com


<時のしおり> 

()  秋の味覚きのこ   

()  きのこ大好き受領の話

()  帰京途中に大事故発生

()  大ピンチからの起死回生?

()  何故そこまで平茸を‥

()  実は大いなる『ディスり話』

()  素人判断は危険

()  超大物政治家と毒キノコの話

()  事件から教訓を得たヤバい人

()  激ヤバ人物の素性  

()  今昔らしいオチにモヤモヤ

()  僧ゆえ?死後が気がかり 

()  つぼねの皆様の「読書スタイル」判明

()  おぎたまの本棚コメントご紹介


※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。※内容は諸説あります。


<おぎ注>

信濃国:現在の長野県にあたる。


受領:当時の地方長官。実際に任地で政治を行う現代の県知事のような役割 


尋:ひろ。長さの単位で大人が両手を広げた長さのことで、一尋はだいたい1.8mくらい。


旅籠:はたご。旅の道具や服を入れたかごのこと。


平茸:きのこの一種。平安時代の秋の貴重な味覚の一つで、今もスーパーに並んでいるのは平安時代とほぼ同じもののようです。※なお、市販されているヒラタケは安全ですのでご安心を。



受領は倒るる所に土を掴め:受領は転んでも土を掴んで立ち上がるというのが直訳。今で言う「転んでもタダでは起きるな」に近い意味で、受領が強欲だったことを表す慣用句。


琵琶殿:びわどの。道長の別邸で、中宮妍子の里邸であった。


今昔物語集 本朝世俗部:今昔物語集の中の本朝、つまり我が国の世俗的な話を集めたパートのこと。


<参考文献>

『今昔物語集 五』 岩波書店 新日本古典文学大系

:今昔物語集 第28巻 第38話「信濃守藤原陳忠、落入御坂語」

:今昔物語集 第28巻 第17話「左大臣御読経所僧、酔茸死語」

https://www.iwanami.co.jp/book/b626376.html

 

『今昔物語集 本朝部(下)』岩波文庫 

:巻第二十八 本朝付世俗 信濃守藤原陳忠、御坂に落ち入りたる語 第三十八

https://www.iwanami.co.jp/book/b245769.html


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