秋もたけなわの今日このごろ。今年は紅葉が遅いとか、秋刀魚が食べたいとか、そんな話が聞こえてきます。つぼねの皆様はいかがおすごしでしょうか?
短い秋を堪能すべく、今宵は秋の味覚・きのこについて友がたりいたしませんか?「いつからこのつぼねはグルメ番組になったのですか?」とたまが突っ込みたいのは宜なれど、ところがところが、たまの大好物・今昔物語集を開いてみると、何とも面白いお話がありまして。
おぎ渾身の全訳もブログにご用意いたしました。そちらもどうぞチラ見しつつ、秋の夜長をお楽しみください。
おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com
<時のしおり>
() 秋の味覚きのこ
() きのこ大好き受領の話
() 帰京途中に大事故発生
() 大ピンチからの起死回生?
() 何故そこまで平茸を‥
() 実は大いなる『ディスり話』
() 素人判断は危険
() 超大物政治家と毒キノコの話
() 事件から教訓を得たヤバい人
() 激ヤバ人物の素性
() 今昔らしいオチにモヤモヤ
() 僧ゆえ?死後が気がかり
() つぼねの皆様の「読書スタイル」判明
() おぎたまの本棚コメントご紹介
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。※内容は諸説あります。
<おぎ注>
信濃国:現在の長野県にあたる。
受領:当時の地方長官。実際に任地で政治を行う現代の県知事のような役割
尋:ひろ。長さの単位で大人が両手を広げた長さのことで、一尋はだいたい1.8mくらい。
旅籠:はたご。旅の道具や服を入れたかごのこと。
平茸:きのこの一種。平安時代の秋の貴重な味覚の一つで、今もスーパーに並んでいるのは平安時代とほぼ同じもののようです。※なお、市販されているヒラタケは安全ですのでご安心を。
受領は倒るる所に土を掴め:受領は転んでも土を掴んで立ち上がるというのが直訳。今で言う「転んでもタダでは起きるな」に近い意味で、受領が強欲だったことを表す慣用句。
琵琶殿:びわどの。道長の別邸で、中宮妍子の里邸であった。
今昔物語集 本朝世俗部:今昔物語集の中の本朝、つまり我が国の世俗的な話を集めたパートのこと。
<参考文献>
『今昔物語集 五』 岩波書店 新日本古典文学大系
:今昔物語集 第28巻 第38話「信濃守藤原陳忠、落入御坂語」
:今昔物語集 第28巻 第17話「左大臣御読経所僧、酔茸死語」
https://www.iwanami.co.jp/book/b626376.html
『今昔物語集 本朝部(下)』岩波文庫
:巻第二十八 本朝付世俗 信濃守藤原陳忠、御坂に落ち入りたる語 第三十八
https://www.iwanami.co.jp/book/b245769.html
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