アナフィラキシーショックの体験
はい、こんにちは。 今回は緊急の動画ではないんですけれど、ただね、極めて緊急性の高い動画なんですよ。
っていうのは、タイトルにもある通り、僕ね、この間ね、本当につい先日なんですけど、CT検査を受けたんですよ。
で、それのね、造影剤でアレルギーが出て、アナフィラキシーショックになって、死にかけたんですよ。これね、本当にマジで死にかけて、救命していただいて、何とか死なないで済んだっていうことがあったんで、
そのことについてね、詳しくお話しさせていただこうと思うんですけど、というのはですね、ちょっと前に人間ドッグで引っかかって、ペットで引っかかってですね、あるね、総合病院を紹介されて、そこでお腹のCTを取ることになって、造影剤を使った造影CTを取ることになったんですよ。
造影剤を使うとね、点滴さして、そこから造影剤をチューっと注入すると、血管がCTの中で綺麗に映るんで、より精密な知りたい画像を出すっていうことができるわけであって、造影剤のCTを取ったわけですよ。
そしたらね、もう、アナフィラキシーショックなんですよ。
しかも、お腹の造影CTね、2回目なんですよ。
人間ドッグで引っかかって、1回撮影しましたよと。
それ見て、またね、その3ヶ月後に、また再検査しましょうっていう形でCT取って、2回目なんですよ。
1回目の時は問題なかったんですよ。
造影剤を使ったことある人だったらわかると思うんですけど、造影剤を注入するとね、フワーっと全身が熱くなったような感じになると。
それすぐ終わっちゃうんですよね。
CT検査自体はあっという間に終わるじゃないですか。
1分とか2分とかそれぐらいで終わったかな、実際CT撮影してる時間は。
で、アレルギーのね、アナフィラキシーの症状が起きたのは、造影剤注入してCT取って、直後は問題なくて、すぐ点滴抜いて、今度上の方の診察室に行ってくださいって言われて、
で、エレベーター乗って、トイレ行って、おしっこして、そのまま診察行こうとしたら、診察の受付のところで気分悪くなって、
で、先生、先生が来てくれて、で、そのまま大きな総合病院なんで、救急にですね、車椅子に乗せて、運んでもらって、急いで運んでもらってね、救急でストレッチャーに乗っけてもらって、急いで点滴打って、
もうその頃にはね、もう血圧がガーッと下がって、もう意識がね、もう半分ない状態ですよ。で、自分で分かるんですよ。あ、やばいやばいやばいって、これ造影剤打って、5分とか10分ぐらいで起きたんでね、そういう症状が。
あ、これ明らかにアナフラキシーだって、やばいショックになる、やばい死ぬ死ぬって思ったんですよ。だけど、救急の先生がね、適切な処置してくれて、ズボン下ろされて、太ももにですね、アドレナリンを打ってくれたんですよ。
こうしたら血圧が上がって、意識もね、結構はっきりしてきて、はぁーって、やばい死にかけた、助かったーって感じで、そういうことがあったんですよね。なので、私はCTの造影剤でアナフラキシーが出ますんで、皆さん覚えておいてください。
造影剤の種類と影響
はい、私はですね、造影剤やばいんで、ちなみに使った造影剤がね、オプチレイ320ってやつなんですよね。で、前にやった時、1回目に造影CT取った時は違う造影剤だったらしいんですよ。で、今回オプチレイ320っていうのを使ったら、アナフラキシーになったんで、前の造影剤は問題ないのかもわからないし、あるいは前の造影剤は大丈夫だった。
でもそれで監査されて、2回目でまた造影剤使った時に本格的にガーッとね、アレルギーの症状、アナフラキシーが起きたっていうことも考えられるわけなんですけど、いずれにせよね、僕はね、もうね、造影剤はね、もう使わない方がいいっていうことになりました。
なのでね、造影剤使ったね、検査がね、僕ね、今後ね、できなくなっちゃうんですよね。だからなるべくね、大きな病気しないようにしないといけないわけなんですけど。でね、造影CTを撮影する時って必ずね、説明書、同意書っていうのがあって、それね、説明を受けて読んでサインするんですよ。で、僕ちゃんとね、サインしてるんですよ。
その時は一応パーッと読んだし、だいたい造影剤の知識も入ってるし、すごく低い確率なんだけど、アナフラキシー症状が出るってことも知ってるわけであって、改めてね、読み返すと、重い副作用、ショック、アナフラキシー溶反応、呼吸困難、血圧低下が0.04%なんですよ。
その次のね、もっと重いのが、死亡に至る副作用、10から20万人に1人と。だから、その0.04%の重い副作用でも、ちゃんと救命の処置しないと死んじゃうってことがあると思うんですけど、
大抵、大きな病院で造影剤使う場合は、そのままお医者さんが救命処置してくれると思うんですよね。救急かっていうところもある可能性も高いわけだしね。
なので、本当に死んじゃう人は10万人から20万人に1人ですね。ちゃんと救命すればその人たちも助かるのかもわからないし、あるいは場合によっては助からないってこともあるかもわからないわけなんですけど、
通常はアナフラキシーショックになって、死にかけたとしても適切な処置をすれば救命できるっていう可能性が高いとは思うわけで、僕も救命されたわけであって、それでもその重い副反応を起きる確率0.04%ですよね。
その0.04%に引っかかるってね、やばいですよね。だって0.04%って1万人に4人っていうことですよね。1万人のうち4人っていうことは、2500人に1人か。2500人に1人の人間ってね、ある意味運が悪いなって。
そんなもんですよね。たまたま自分がそういうのに引っかかっちゃうってこともあるし、命が助かって良かったなって思いますね。っていう感じで、マジでその時は死を覚悟しましたよね。
もともと僕ちょっとアレルギー体質なんですよ。生卵でアレルギー出るんですよ。あとは杉花粉とかハウスダストとかなんですけど、まさか造詣剤でアレルギー出るとは思わなかったですよね。
僕自身も昔CT室で働いてたことがあって、大学院生の時に顔面の骨折とか顔面の骨の研究をしてた時期があったんですよ。
CT室で放射線科の先生と色々やり取りしてお世話になってて、なのでずっとCT室にいるんでお手伝いで造詣剤を注入する、造詣CTのお手伝いとかもやってたんですよね、たくさんの患者さんで。
一日十何人とか二十人くらいやってたかな。点滴の針僕が刺して造詣剤注入してCT取ってっていうことを医者がやらないといけないルールになってるんで、それ全部僕やってて、相当な数の造詣CT取ったんだけど、アレルギーが出た人一人も見たことないんですけどね。
だからかなり確率が低くて、たぶん救急の先生たちもそんなに造詣のアナフィラキシーって見たことなかったんじゃないかなって思ったわけで、今回本当に僕思ったのはアナフィラキシーショックの恐ろしさを自分自身が自ら体験して本当に勉強になったなって思ったんですよ。
っていうのはアナフィラキシーショックってどの科でも起こり得ることなんですよ。だってお薬ってどこの科でも使うじゃないですか、抗生剤とか痛み止めとか、あるいはワクチン打ったりとか、それ以外のビタミン注射とかでもアナフィラキシーって起こり得るんですよ。
世の中のお薬、ほとんどの薬がアナフィラキシー症状って起こり得るんですよ。非常に稀なんだけど、この薬でアナフィラキシーが出るとかそういうのあるんですよ。
アナフィラキシーショックの体験
有名なのが抗生剤とかペニシリン系とかセフェム系とかね、特にペニシリンでアレルギーが出るし多いし、あとは痛み止めですよね、エヌセイド、アスピリンとかボルタレンとか、そういった痛み止め、解熱鎮痛剤でアレルギー、アナフィラキシーが出るってことはあるわけで、
あとはワクチンとか、いろんな世の中で出てるワクチンでもアナフィラキシーって起こり得るわけで、あるいは食べ物だって出ますよね、小麦とか大豆とか卵とかでも、あとは蜂に刺されて起こるとか。
なので、医者とか看護師とかやってる以上は必ず患者さんは一定のすごく低い確率なんだけど、アナフィラキシーショックって起こるんですよ。その時に適切な処置をしないと死んじゃうってことがあるんです。
適切な処置をすれば救命できるわけですよね。なので、僕の場合はガーッと血圧が下がって、増え剤の注射終わってから5分か10分くらいかな、全身がムズムズムズって痛がゆい感じになって、顔が真っ赤になって皮膚がブワーって熱くなって、やばいやばいやばいって。
血圧が下がってさーっと血の気が引く感じがして、気分悪くなって気持ち悪くなって吐きはしなかったんですけれど、脳の血流が落ちると気分悪くなるんで、僕の場合は体を横にして足をちょっと高く上げると脳の方に血流が行くんでちょっと楽になるっていうことが起きたんで、やっぱりそういう対処が大事だなって思って。
ただ呼吸困難とかになって横になると苦しくなるとかあるんで、それはケースバイケースなんですけれど、っていう状態で。
血圧測ってあんまり低いとか、あるいはもう血圧系もないと、だけどアドレナリンの注射がそばにあるんだったら早くそれを打つと。
一番早く打ってるのは太ももですね。僕も右の太もも大体一頭筋にチューって刺されたわけなんですけど、一瞬チクッとしただけでそんなに別にものすごい痛いわけじゃないんだけど、それを打つとすぐ効いてきて血圧が上がってて、ショックになっててもそこから回復するっていう流れになるわけなので、
本当にショック症状が起きてる。血管が虚脱して血圧が下がって状態がやばい場合はもういち早くアドレナリンを注射するっていうのが分かって、患者さんの気持ちが分かったんですよ。
だって自分自らアノフラキシーショックになって体験して、処置してもらって助かるっていうプロセスを体験したんで、なのでタカツククリニックでも抗生剤の点滴したりとか痛み止めの点滴出したりとか、痛み止めの全身麻酔の大きな手術だと手術中とか手術後に痛み止めのロピオンっていう点滴をしたりとか、
あるいは内服で抗生剤出したりとか、痛み止めを内服とか、薬で出したりとか、ビタミン点滴したりとかね、いろんな薬を使ってるわけで、そういった普通に病院とかで使われてる薬でもアノフラキシー起こり得るんで、もし起きたらこういう処置をしないといけないっていうのは本当に自ら分かりましたね。
っていうのは、うちのクリニックでも普段からですね、医者と看護師合同で定期的にアノフラキシー食品に対する対応とか、救命処置の対応とかね、やってるんですよ。
軌道を確保して、心臓をマッサージしてとかね、そういう研修とかも常にやってるわけなんだけれど、さらにね、やっぱりよく分かって本当に勉強になりましたね。
なので今回はドナリン打って、その前に点滴も確保して、点滴もしっかり保液してね、血圧が下がらないようにして、最後にソルメドロールっていうステロイドも打たれたわけなんですけれど、それでも回復しなくて、例えば心臓停止しちゃった場合は心臓マッサージしないといけなくて、
そういう場合によってはね、シンスサイドとかになったら助手帯動機使うと、AED使うなり助手帯動機使うなりっていうプロセスになるわけであって、やっぱりそれは本当に今回勉強になりました。
ということでね、アナフィラキシーショックね、本当に恐ろしいので、医療従事者の方も一般の方もですね、こういうことが起こりうるっていうことをですね、頭の中に入れておいてもらうといいと思います。
はい、というのが今回の私のお話です。ご視聴ありがとうございました。