ビジネスをする上で最も大切であり、気づいていないこと。それが体と心に影響する姿勢です。 私は、創業大正15年からのべ180万人以上の方を治療、二度の藍綬褒章を受章した治療家一家の4代目です。肩こりや腰痛で仕事がはかどらない方や、病気とは言えない体調不調の方には、共通の原因があります。正しい使い方を知らなかったこと。便利な時代“今”だからこそ意識してほしい“姿勢”。 健康に生きたい人をサポートする仕事、姿勢治療家®の立場から、Helth6「骨格構造、睡眠、食事、運動、呼吸、精神」から、すぐ実践できること、日々の気づきや自ら実践していることをお届けします。仲野整體東京青山 https://senakano.jp/
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第528回トレッドミルだけでは足りない?実際に山を歩いて分かった「山でしか鍛えられない身体」
毎週金曜日に配信している 姿勢治療家Ⓡ仲野孝明「姿勢が変わると、人生が変わる。」ラジオ こんにちは。姿勢治療家(R)仲野孝明です。 この番組では、体の姿勢と生きる姿勢、より豊かに人生を生きるための姿勢力について話をさせていただいてます。 今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の運動 山に登るためのトレーニングとして、トレッドミルを使っている方も多いと思います。 僕自身、長い坂を走れる場所が身近にないため、トレッドミルに傾斜をつけて山の練習をしています。 今回も、傾斜をつけて走ったり、さらに傾斜を強くして歩いたりしながら準備をしていました。 もちろん、これはとても良いトレーニングになります。 ただ、実際に北アルプスを歩いて改めて感じました。 トレッドミルと、本当の山はやっぱり違います。 そしてその違いにこそ、年齢を重ねても一生動ける身体をつくるヒントがあるように思います。 今回は、人生初登山だった弟と北アルプスを歩いた経験から、「山で身体を鍛える」ということについて考えてみます。 トレッドミルでも「上る力」は鍛えられる 山へ行く前、僕はトレッドミルを使って坂道の練習をしていました。 たとえば、 傾斜を7%程度つけて走る さらに傾斜を強くして歩く 心拍数を上げた状態で動き続ける といった方法です。 平地しかない場所でも、機械を使えば「上り」を再現できます。 山が近くにない人にとって、これは非常にありがたい方法です。 心肺機能を鍛えるという意味でも、山登りの準備として十分使えます。 ところが実際の山へ行くと、 「同じ坂道でも、身体の使い方が違う」 ことに気づきます。 本当の山には「同じ一歩」がない トレッドミルは、基本的には同じ場所を同じ条件で動き続けます。 足を置く場所も安定しています。 一方、山には同じ一歩がありません。 石の高さが違う 地面が斜めになっている 柔らかい土がある 岩がある 石が動く 片脚で身体を支える場面がある 次の一歩の高さが毎回違う 常に身体が判断し続けています。 だから、単純な脚力だけではありません。 バランス、体幹、足首、股関節、視覚、判断力。 全身を総動員して進みます。 トレッドミルでは一定のリズムで鍛えられても、山では一歩ごとに身体を適応させなければなりません。 ここが大きな違いです。 トレッドミルは地面からの感覚も違う 僕自身、練習していて感じたのが「地面の違い」でした。 トレッドミルのベルトは、実際の道路や岩場に比べると柔らかい。 そのため、地面から受ける感覚も変わります。 実際の山では、硬い岩や地面に対して身体を支えながら、一歩ずつ進みます。 トレッドミルでは鍛えられるものと、山へ行かなければ身につきにくいものがある。 だから結局、 山に強くなりたければ、山に行く回数を増やす。 これはとてもシンプルですが、大切なことだと思います。 人生初登山の弟を北アルプスへ 今回、一緒に北アルプスへ行った弟は、これまで本格的な登山をしたことがありませんでした。 それでも「行ってみたい」と。 そこで、 「北アルプスを歩くなら、それなりの準備は必要だよ」 と伝えました。 弟はスポーツ選手の身体づくりに関わる仕事をしているため、自分でトレーニングメニューを組み始めました。 体幹トレーニングを入れたり、階段状になったマシンを1時間続けたり、ランニングで有酸素運動を行ったり。 自分なりに数か月準備をしてきました。 こういうところは、僕以上にストイックかもしれません。 一度ルーティンを決めると、かなりきっちり続けられるようです。 帰国したその日に登山用品を買う ただし、トレーニングはしていたものの、登山用品の準備はかなり直前でした。 海外から帰国したその日に登山用品店へ行き、 「これから槍ヶ岳へ行きます」 と伝えて、必要なレインウェアなどを一気にそろえたそうです。 お店の方からすれば、 「今から槍ヶ岳ですか?」 という感じだったと思います(笑)。 その後、僕のところへ来てもらい、荷物の確認とパッキング。 そして東京から松本へ移動し、翌日から山へ入りました。 人生初登山としては、なかなかのスタートです。 山では「荷物の軽さ」が身体を守る 今回、僕がかなり意識していたのが荷物です。 山では、持っていけば安心するものがたくさんあります。 でも、その安心のために荷物を増やせば、その重量を何時間も自分の身体で運ぶことになります。 だから必要なものは持つ。 でも、 「あったら便利」くらいのものは、できるだけ減らす。 山小屋泊なので、寝るためのテントや大きな寝袋は必要ありません。 行動中の服。 山小屋で着る服。 移動時に使う服。 かなりシンプルに絞りました。 弟は15リットル程度のザック。 水を入れても、重量はそれほど重くならないようにしました。 登山は4時間を超えたあたりから変わってくる 準備をしてきた弟も、最初は比較的順調でした。 ところが、4時間ほど動き続けると、急に脚が疲れてきます。 これはトレーニングをしていても、実際に長時間山の中で身体を使ってみないと分からない部分です。 そこで、 「1時間に一度は何か食べよう」 といった補給の方法も伝えながら進みました。 山では、 体力がなくなってから食べるのでは遅い。 疲れる前に補給する。 冷える前に着る。 喉が渇き切る前に飲む。 こうした「先回り」が大切になります。 身体を壊さずに長く動き続けるための考え方です。 槍ヶ岳で見た「人生で一番きれいな景色」 そして今回、天候にも恵まれました。 雲海。 夜の星空。 そして朝日。 槍ヶ岳周辺から見る景色は、本当に素晴らしいものでした。 弟はこれまでバックパッカーとして世界のいろいろな場所を旅してきました。 それでも、 「人生で一番きれいな景色かもしれない」 と言っていました。 世界の有名な観光地を見てきた人が、日本の山の上でそんな言葉を口にする。 一緒に連れてきた側としても、とてもうれしい瞬間でした。 山に登る魅力は、身体を鍛えることだけではありません。 自分の脚でそこまで行った人にしか見られない景色がある。 その経験も、登山の大きな魅力だと思います。 山登りは「全身トレーニング」になる 山を歩きながら、弟とも身体の話をしていました。 そこで出てきたのが、 「山登りは、本当に良い身体のトレーニングだね」 という話です。 上りでは脚力と心肺機能を使います。 下りでは身体を支える力が必要です。 不安定な石の上ではバランス能力が求められます。 片脚になる瞬間も多い。 そして何時間も動き続けます。 つまり、 筋力 持久力 心肺機能 バランス 体幹 股関節 足首 判断力 を一度に使っています。 ジムで一つひとつトレーニングすることもできます。 でも山へ行けば、すべてを使わざるを得ません。 「来年もっと楽に登れる身体」はつくれる 弟が山を歩きながら面白いことを言っていました。 登っている人たちを見ながら、 「この人たちが来年、もっと楽に登れるようになるトレーニングを組めると思う」 と。 これは非常に面白い視点だと思いました。 たとえば、 登りに必要な筋力 片脚で支えるバランス能力 股関節を使う力 長時間動き続ける持久力 を普段から鍛えておく。 そうすれば、同じ山へ行った時に身体の余裕が違います。 70歳になったから登れなくなるのではなく、 70歳になっても登れる身体を、今からつくっておく。 これは僕が伝えている「一生動ける身体」にも、そのままつながります。 年齢を重ねるほど、山は面白い体力測定になる 僕は山を、 年齢を重ねるほどやった方がいい運動の一つ だと思っています。 もちろん、安全への配慮と準備は必要です。 でも、毎年同じ山やお気に入りのルートを歩けば、自分の身体の変化も分かります。 去年はここまで余裕だった。 今年は少し息が上がる。 逆に、トレーニングして今年の方が楽になった。 こうした違いが分かる。 健康診断の数字とは別の、 「自分の身体を実際に使った体力測定」 になります。 お気に入りの山を一つ決めて、毎年登ってみる。 これはとても良い健康習慣になると思います。 下山してから走る「ウイニングラン」 今回も最後、山から下りて平坦な道に入ったところから、上高地まで少し走りました。 僕は勝手に、 「ウイニングラン」 と呼んでいます。 何時間も山を歩いたあとです。 普通なら、 「もう歩きたくない」 となりそうなところから走ります(笑)。 でも、これがまた良い練習になる。 最後は河童橋で写真を撮って終了。
第527回健康の軸はひとつじゃない。姿勢治療家が考える「6ヘルス」で整える毎日の習慣
毎週金曜日に配信している 姿勢治療家Ⓡ仲野孝明「姿勢が変わると、人生が変わる。」ラジオ こんにちは。姿勢治療家(R)仲野孝明です。 この番組では、体の姿勢と生きる姿勢、より豊かに人生を生きるための姿勢力について話をさせていただいてます。 今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸) 最近、初めて番組を聴いてくださる方も増えてきたので、今回は改めて原点に戻って、 「そもそも健康とは何なのか?」 を整理してみたいと思います。 僕は健康を、ひとつの要素だけで考えていません。 大切にしているのは、 姿勢・睡眠・食事・運動・呼吸・精神 という6つの視点です。 これを僕は「6ヘルス」として考えています。 どれかひとつだけを完璧にするのではなく、今の自分に足りていないものを見つけて、少しずつ整えていく。 それが、健やかに生きるための土台になると考えています。 健康を「ひとつ」にしない 健康というと、 「運動すればいい」 「食事を変えればいい」 「姿勢を良くすればいい」 と、ひとつのことに集中しがちです。 でも実際には、身体はそんなに単純ではありません。 たとえば、姿勢を意識しようと思っても、寝不足で頭がぼんやりしていたら続きません。 食事に気をつけていても、まったく身体を動かしていなければ、それも十分とは言えない。 気持ちが荒れている時には、呼吸も浅くなります。 全部つながっています。 だからこそ、健康を6つに分けて考えると、 「今の自分は、どこが足りていないのか?」 が見えやすくなります。 1.姿勢|身体の使い方を整える 僕は姿勢治療家なので、最初に中心に置いたのが「姿勢」です。 ここでいう姿勢は、ただ背筋を伸ばすことではありません。 大切なのは、 身体をどう使っているか。 立つ。 座る。 歩く。 持つ。 しゃがむ。 こうした毎日の動作を、骨格に無理のない使い方にしていくことです。 どれだけ治療を受けても、日常の身体の使い方が変わらなければ、また同じ場所に負担がかかります。 だからまず、 「自分の身体を正しく使える状態をつくる」 ことが、健康のひとつの土台になります。 2.睡眠|寝ていないと、姿勢どころではない 以前は「まず姿勢」と考えていました。 でも長年多くの方を診ていると、 「先に寝てもらった方がいいんじゃないか」 と思う場面も増えてきました。 睡眠不足の状態では、 集中できない 人の話を聞きにくい 身体を意識できない イライラしやすい 判断力が落ちる ということが起こりやすくなります。 その状態で、 「姿勢を意識してください」 と言っても、なかなか難しい。 だから最近は、 寝られていない人には、まず寝ること。 これもとても大切だと感じています。 3.食事|「何を食べるか」を自分で選ぶ 食事は、とても難しいテーマです。 人間は、いろいろなものを食べられます。 食べ物が十分にない環境なら、目の前にあるものを食べるしかありません。 でも現代は違います。 選択肢が多すぎるほどあります。 だからこそ大切なのは、 「自分の身体にとって、何を選ぶか」 ということです。 絶対にこれだけ食べればいい、という単純な答えではありません。 自分の身体の状態や生活に合わせながら、 「これは自分に合っているかな?」 と考える。 食事も、自分の身体と対話する習慣のひとつです。 4.運動|調子がいい時こそ始める 患者さんからよく聞くのが、 「先生、運動が大事なのは分かっているんですけど、なかなかできなくて」 という言葉です。 特に難しいのが、 今、身体に痛みがない人。 痛くない。 体調も悪くない。 そうすると、 「別に運動しなくても大丈夫なんじゃないか」 と思ってしまいます。 でも、10年後、20年後を考えるとどうでしょうか。 今の生活に運動が欠けているなら、 調子がいい今こそ、運動を始めるチャンスです。 悪くなってから始めるより、動けるうちに習慣にしておく。 これは本当に大切です。 年齢を重ねるほど「運動の時間」を確保する 今回の会話では、80歳でも毎日1万歩ほど歩き、1時間程度身体を動かしている方の話も出ました。 年齢を重ねるほど、 「もう歳だから動かない」 ではなく、 動く時間を意識して確保する必要があります。 若い頃は、通勤したり、仕事で歩いたり、自然に動いている時間があります。 でも生活が変わると、その量は減っていきます。 だからこそ、 「体育の時間を自分でつくる」 くらいの感覚が必要です。 運動できないなら、まず30分からでもいい 運動については、週150分程度というひとつの目安もあります。 でも、 「150分なんて無理」 と思って、何もしなくなるのが一番もったいない。 最初は30分でもいい。 週末だけでもいい。 まず始めてみる。 続けているだけでも、何もしない状態とは大きく違います。 僕が大事にしているのは、 100点を目指して0点になるより、30点でも続けること。 身体は、使えば維持されます。 使わなければ、少しずつ使えなくなっていきます。 5.呼吸|自分をコントロールするための道具 呼吸は、誰もが毎日行っています。 でも、意識して使っている人は意外と少ないかもしれません。 呼吸の面白いところは、 自分でコントロールできること。 ゆっくり吸う。 ゆっくり吐く。 一度止める。 深呼吸する。 これだけで、身体だけでなく気持ちの状態も変わります。 イラッとした時ほど「一呼吸置く」 日常生活では、思い通りにいかないことがたくさんあります。 電車の中。 仕事。 車の運転。 人との会話。 「なんでそんなことするんだろう」 と思う瞬間もあります。 そこで、すぐに反応しない。 一呼吸置く。 今回の会話では、アンガーマネジメントの例として「7秒ほど間を取る」という話も出ました。 イラッとした瞬間にそのまま言葉を出すのではなく、 一度呼吸する。 数秒止まる。 すると、 「この人も今日は何かあったのかもしれない」 と違う見方ができることがあります。 健康な時ほど「余裕」がある これはとても大切な視点です。 自分のコンディションがいい時は、多少のことが起きても流せます。 でも、 寝不足 疲労 空腹 身体の痛み ストレス が重なると、余裕がなくなります。 すると、普段なら気にならないことにもイライラしてしまう。 つまり、 心の状態も健康状態を映すひとつのセンサーです。 「今日はなんだかイライラするな」 と思ったら、 相手を責める前に、 「昨日ちゃんと寝たかな?」 「疲れていないかな?」 と自分の身体を確認してみる。 それだけでも変わります。 6.精神|昔から変わらない「人として大切なこと」 最近、僕は昔の中国の古典や歴史に関する本も読むようになりました。 そこで改めて面白いと思ったのが、 人間にとって大切なものとして、 「仁」 が語られていることです。 簡単に言えば、 相手を思いやる心。 そして「義」。 悪いことをしない。 ものすごくシンプルです。 でも考えてみると、 人を思いやり、 悪いことをしない。 それだけでも社会はずいぶん良くなるはずです。 「国家の基本は家庭にある」という考え方 古典を読んでいて印象的だったのが、 社会の基本は家庭にある という考え方でした。 家庭の中で、 思いやりを持つ 相手を大切にする 悪いことをしない それが積み重なれば、結果として良い社会につながる。 ものすごくシンプルです。 年齢を重ねていくと、 子どもの頃に教わったことが、結局一番大切だったと気づくことがあります。 「人に優しくしましょう」 「悪いことをしてはいけません」 「ちゃんと寝ましょう」 「身体を動かしましょう」 難しく考えすぎなくてもいいのかもしれません。 情報が多い時代だからこそ、シンプルに戻る 今は健康に関する情報があふれています。 SNSを開けば、 「これを食べろ」 「これは食べるな」 「この運動が最高」 「この睡眠法がいい」 と、次々に新しい情報が入ってきます。 でも、情報が多すぎることで、 本当に大切なことが見えにくくなっている とも感じます。 そんな時こそ、 6ヘルスに戻ります。 今日の自分に足りないものはどれ? 健康を完璧にしようとすると大変です。 だから、6つを一度に全部変えなくてもいい。 今日の自分を振り返って、 姿勢はどうかな 昨日は眠れたかな 食事はどうだったかな 運動できているかな 呼吸は浅くないかな 心に余裕はあるかな
第526回富士登山競走、5合目で終了。それでも挑戦して見えた「次の景色」
毎週金曜日に配信している 姿勢治療家Ⓡ仲野孝明「姿勢が変わると、人生が変わる。」ラジオ こんにちは。姿勢治療家(R)仲野孝明です。 この番組では、体の姿勢と生きる姿勢、より豊かに人生を生きるための姿勢力について話をさせていただいてます。 今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の運動 富士登山競走、5合目で終了。それでも挑戦して見えた「次の景色」 こんにちは。姿勢治療家の仲野孝明です。 今回は、富士登山競走・山頂コースに挑戦したお話です。 結果からお伝えすると、 山頂まで到達することはできませんでした。 5合目の関門で終了。 「5合目まで?」と思われるかもしれません。 でも、この大会。実際に参加してみると、改めてものすごいレースだと感じました。 そして、完走できなかったからこそ見えた課題と、 「達成したい」という気持ちと、「健康のために無理をしない」という気持ちをどう両立するか。 そんな、自分自身の「生きる姿勢」についても考える機会になりました。 富士登山競走とは?標高差約3000mを一気に駆け上がる大会 富士登山競走の山頂コースは、富士吉田市役所付近の標高約770mからスタートし、富士山頂まで一気に登っていくレースです。 ゴールは標高約3770m。 つまり、 標高差は約3000m。 しかも制限時間は4時間30分です。 一般的な登山なら何時間もかけて登るルートを、ほぼ止まらずに駆け上がっていきます。 僕自身、これまで砂漠レースや100kmウルトラマラソン、長距離のトレイルなど、いろいろな挑戦をしてきました。 それでも今回、 「もしかすると、これが一番過酷なんじゃないか」 と思うほどでした。 山頂コースに出るだけでも、まず条件がある 実は、誰でもいきなり山頂コースに出られるわけではありません。 まず5合目コースで一定のタイムをクリアし、山頂コースへの出場資格を獲得する必要があります。 僕は以前、5合目コースを2時間20分以内で走り、山頂コースへの出場権を獲得していました。 だから今回、ようやく山頂コースへ。 ただし、山頂コースに出場する選手は、全員がその基準をクリアしてきた人たちです。 つまり、スタートラインに立っている時点で、 みんな速い。 約1700人が一斉にスタートします。 走り始めた瞬間から、その熱量が違いました。 スタートした瞬間から「暑い」 スタートは朝7時。 気温そのものは、それほど高くありません。 それなのに、走り始めるとものすごく暑い。 周囲の選手が全員、かなりのペースで上っていくからです。 スタート前は、 「山頂は寒いかな」 「何を着ていこうかな」 そんなことも考えていました。 でも始まってしまえば、それどころではありません。 短パンとノースリーブでも暑い。 そして何より、 まず5合目を通過しなければ、山頂へは行けない。 山頂のことを考える余裕はありませんでした。 最大のポイントは「馬返し」までのタイム 今回、一番大きな課題になったのが「馬返し」でした。 スタート地点から馬返しまで、およそ10km。 標高770m付近から1500m付近まで、ほぼずっと上りです。 さらに馬返し以降は登山道が狭くなります。 多くの選手が一気に登山道へ入るため、ここで渋滞が起きます。 つまり、 渋滞が始まる前に、どれだけ前へ進めるか。 これが非常に重要になります。 目安になるのが、馬返しまで約1時間5分。 今回の僕は、そこから数分遅れてしまいました。 「たった数分」 と思いますよね。 でも、この数分が非常に大きい。 ここを数分縮められなければ、その先でどうしても詰まってしまいます。 5合目通過は2時間19分51秒 今回、5合目には 2時間19分51秒 で到着しました。 数字だけを見ると、 「2時間20分を切ってるじゃないか」 となります。 実際、山頂コースの出場資格という意味では、そのタイムでも基準内です。 しかし、その先の山頂を目指すためには、さらに余裕を持って通過しなければならない。 僕の場合、 あと5分程度縮める必要がある。 わずか5分。 でも、その5分を縮めるには、今の走力そのものをもう一段階上げる必要があります。 5分を縮めるには「全部」を変える必要がある 今の僕のフルマラソンの走力を考えると、次に必要なのは単純です。 持久力を上げる スピードを上げる 坂道の練習をする 同じ心拍数で、より速く動ける体をつくる 体重を少し落とす やるべきことは見えています。 だからこそ、悩みます。 できないわけではない。 手順を組めば、可能性はある。 でもそのためには、かなり高い強度のトレーニングが必要になります。 「達成したい」と「健康でいたい」の間で ここが、今回一番考えたところです。 僕は姿勢治療家として、 一生動ける身体をつくること を大切にしています。 だから当然、健康を壊すようなトレーニングをすすめる立場ではありません。 一方で、今回のようなレースを完走するには、高い負荷をかけなければ届かない領域があります。 つまり、 健康を優先して無理をしないのか。 それとも、 見えている景色を見に行くために、もう一段階負荷を上げるのか。 これは単なるスポーツの話ではなく、 「どう生きるか」 という話にも近い気がしています。 市民ランナーの「グランドスラム」 市民ランナーの世界には、「グランドスラム」と呼ばれる一つの目標があります。 代表的なのが、 フルマラソン3時間切り 100kmウルトラマラソン10時間切り 富士登山競走・山頂コース完走 です。 どれも簡単ではありません。 僕自身、 フルマラソンは3時間19分台。 100kmは10時間台。 富士登山競走も今回、あと一段階届かない。 全部、 見えているけれど、まだ届いていない。 そんな位置にいます。 だからこそ面白い。 でも同時に、 「本当にそこまでやるのか?」 という問いもあります。 年齢とともに難しくなる「速さ」 長い距離をゆっくり進む能力と、速く走る能力は少し違います。 年齢とともに特に落ちやすいのは、スピードや高い心拍を維持する能力です。 富士登山競走は、 4時間以上、かなり高い強度で動き続ける。 そこが独特です。 100kmをゆっくり走るのとも違う。 長いトレイルを進むのとも違う。 心拍数が高い状態で、ずっと上り続ける。 本当に特殊なレースです。 富士山に通ったことで得たもの ただ、今回の挑戦は結果だけではありませんでした。 練習のため、何度も富士山へ行きました。 そして久しぶりに、息子とも富士山に登る機会がありました。 息子が初めて富士山に登ったのは、まだ5歳の頃。 当時、 「本当に登れるのかな」 と思いながら、友人家族と一緒にゆっくり登りました。 無理なら下山しよう。 そう言いながら進み、結果的に山頂まで登ることができました。 その5歳だった息子も、今では19歳。 久しぶりに一緒に登ってみると、 やはり余裕がある。 本人も、 「よく5歳で登ったな」 と言いながら、 「でも、やっぱり簡単だった」 という感覚を持っていました。 子どもの頃の成功体験は、一生の財産になる ここで改めて感じたことがあります。 5歳の時に、 「日本一高い富士山に登れた」 という経験をした。 するとその後、 「富士山は登れる山だ」 という前提で生きることができます。 飛行機や新幹線から富士山を見た時にも、 「あそこに自分は登ったことがある」 と思える。 この経験は大きいです。 成功体験というのは、 「何かを成し遂げた」 という結果以上に、 「自分はやればできる」という前提を、自分の中につくってくれる。 それは人生のいろいろな場面で、自信になります。 大人になってからも「まだ見ていない景色」を持つ 今回、僕自身は山頂コースを完走できませんでした。 だから、まだ成功体験にはなっていません。 でも、 あと数分。 もう少し力を上げれば、見えてくる景色がある。 その場所までは来ています。 だからこそ悩ましい。 やるのか。 やらないのか。 東京マラソンが一つの基準になる もし次の富士登山競走を目指すなら、まず一つの目安になるのが東京マラソンです。 フルマラソンの走力が上がれば、 ウルトラマラソン 富士登山競走 にも良い影響が出る可能性があります。 だから、まずは走力そのものを底上げする。 東京マラソンでどのくらいまで戻せるのか。 その結果を見ながら、 「次の富士山をどうするか」 を考えていくのも一つの方法だと思っています。 挑戦することと、健康でいること
第525回胃もたれの原因は「胃」だけじゃない?肋骨と背骨の硬さにも目を向けよう
毎週金曜日に配信している 姿勢治療家Ⓡ仲野孝明「姿勢が変わると、人生が変わる。」ラジオ こんにちは。姿勢治療家(R)仲野孝明です。 この番組では、体の姿勢と生きる姿勢、より豊かに人生を生きるための姿勢力について話をさせていただいてます。 今回は、姿勢治療家(R)が考える健康の要素、6ヘルス(構造・睡眠・食・運動・精神・呼吸)の中の構造 食後になると胃が重い。 なんとなくお腹が張る。 食べたいのに、たくさん食べられない。 こうした不調が続けば、まず大切なのは医療機関で診てもらうことです。 胃に炎症があったり、胃の入口や出口の働きに問題があったりする場合には、当然、適切な検査や治療が必要です。 一方で、 「検査では特に問題ありません」 と言われたのに、なぜか胃の不快感が続いている。 そんな時に、もう一つ見てほしい場所があります。 それが、 肋骨と背骨の動きです。 今回は、仲野整體 東京青山の浅川先生と一緒に、胃の不調と身体の「外側」の関係について考えてみます。 胃の不調なのに、なぜ「肋骨」を見るのか? 食事をすると、胃は食べ物を受け入れるために広がります。 その胃の周囲には、横隔膜や肋骨、背骨、さまざまな筋肉があります。 ところが、胸郭まわりの動きが硬くなっていると、身体全体としての広がりや呼吸の動きも小さくなります。 浅川先生が臨床で着目しているのが、 「胃の周囲にある肋骨や胸郭が、きちんと動いているか?」 という視点です。 胃だけを見るのではなく、 肋骨 背骨 横隔膜周辺 肋骨と肋骨の間にある肋間筋 胸の大胸筋 背中の脊柱起立筋 なども含めて、身体全体を確認していきます。 「内臓の問題だと思っていたけれど、実は身体の動きにも改善できる部分があった」 というケースもあるわけです。 胃はどこにある? 自分の身体で考えてみましょう。 胃は、おおまかにはみぞおちから少し左側に位置しています。 上には横隔膜があり、その周囲には肋骨があります。 そのため、左側の肋骨が動きにくかったり、背中側の胸椎が硬くなっていたりすると、身体を動かした時の左右差として感じられることがあります。 まずは、 「自分の右と左の肋骨は、同じように動いているかな?」 と感じてみるだけでも、身体を見る目が変わってきます。 背骨が硬いと、肋骨も動きにくくなる 肋骨だけが単独で動いているわけではありません。 肋骨は背骨とつながっているため、背骨、特に胸椎の動きと深く関係しています。 たとえば、 長時間座っている 背中を丸めて座っている ソファにもたれている時間が長い スマートフォンを見ている時間が長い 身体をひねる動作が少ない こうした生活が続けば、胸椎や肋骨周辺は動きにくくなりやすくなります。 仲野整體でも、胃の不調を訴える方の身体を見た時に、背骨の動きが非常に少なくなっているケースがあります。 身体を整えた後に、 「胃のあたりが軽く感じます」 と言われることもあります。 もちろん、すべての胃の不調が背骨や肋骨から起きているという意味ではありません。 ただ、 「胃の調子が悪い=胃だけを見る」 ではなく、 「胃の周囲を含めて身体全体を見る」 という視点を持っておくことは大切だと考えています。 胃が重いと感じた時にできる「背伸び」 では、自分では何ができるでしょうか。 一番簡単なのが、 背伸びです。 背伸びをすると、背骨が伸び、肋骨も引き上げられます。 そこから、 横に倒す 身体をひねる 深呼吸する この3つを組み合わせます。 ① まず背伸びをする 両手を前で組み、そのまま上へ伸ばします。 身体を上に長くするイメージです。 一度顔も上げて大きく伸びたら、顔だけ正面へ戻します。 これだけでも肋骨が引き上がります。 ② 身体を横へ倒す 伸びた状態を保ちながら、ゆっくり右へ倒します。 できるだけ身体を長く保ったまま倒すと、脇から肋骨のあたりが伸びてくるのが分かると思います。 そこで、ゆっくり息を吸います。 無理のない範囲で少し止め、ゆっくり吐きながら戻ります。 反対側も同じように行います。 ③ 身体をひねる 今度は背伸びした状態から、ゆっくり右へひねります。 一番気持ちよく動けるところまでいったら、そこで深呼吸。 反対側も同じです。 大切なのは、無理やり大きく動かすことではありません。 「自分の身体は、どちらが動きにくいかな?」 と感じながら行ってみてください。 「伸ばす+呼吸」で肋骨を動かす 肋骨を動かす時に欠かせないのが呼吸です。 肋骨は、呼吸のたびに動いています。 そのため、 身体を伸ばした状態で深く呼吸する というだけでも、普段動いていない部分を動かすきっかけになります。 背伸びして、横へ倒して、呼吸する。 背伸びして、ひねって、呼吸する。 特別な道具は必要ありません。 毎日少しずつ繰り返すことで、 「右は動くけど左は硬い」 「前より深く呼吸できる」 といった変化に気づけるかもしれません。 歩くことも、立派な「内臓周辺の運動」 もう一つ、浅川先生がおすすめしているのが歩くことです。 ただ歩くだけではなく、 腕をきちんと振って歩く。 これがポイントです。 腕を振ると、身体には自然なひねりが生まれます。 背骨が回り、肋骨も動きます。 ところが、スマートフォンを両手で持ちながら歩いていると、腕が振れません。 すると上半身の回旋も小さくなります。 歩く時くらいはスマートフォンから手を離して、 腕を振りながら、身体全体で歩く。 これだけでも日常の運動量は変わります。 走ってみると分かる「肋骨も働いている」 長時間走っていると、脚だけでなく肋骨の間が筋肉痛になることがあります。 僕自身、長い距離を走っていると、 「肋骨の間もずいぶん使っているんだな」 と感じることがあります。 身体は、脚だけで走っているわけではありません。 腕を振り、背骨をひねり、胸郭を動かし、呼吸しながら前へ進んでいます。 スポーツ選手の動きを見ても、上半身が完全に固まったまま動いている人はほとんどいません。 速く、しなやかに動く人ほど、身体全体を使っています。 これはアスリートだけの話ではありません。 人間は本来、全身を連動させて動くようにできています。 胃の調子が悪い時こそ「外側」にも目を向ける 胃の不調があると、どうしても 「何を食べたのが悪かったんだろう?」 「胃薬を飲んだ方がいいかな?」 と、胃そのものに意識が向きます。 もちろん、それも必要です。 ただし、医療機関を受診して大きな問題が見つからない場合には、 背骨は動いているか 肋骨は広がるか 深呼吸できるか 身体を左右に倒せるか 身体をひねれるか 日常的に歩いているか そんな視点も加えてみてください。 身体の中と外は、別々に存在しているわけではありません。 内臓が入っている「器」である身体そのものを動かす。 これは、姿勢治療家として非常に大切にしている考え方です。 胃の不調がある時にまず確認してほしいこと 最後にまとめます。 胃もたれや膨満感などが続いている場合、まずは医療機関で胃そのものに問題がないか確認してください。 そのうえで異常が見つからない場合には、 身体の「外側」もチェックしてみる 肋骨が硬くなっていないか 胸椎が動いているか 左右差がないか 呼吸が浅くなっていないか 毎日少し動かしてみる 背伸び 左右への側屈 身体をひねる回旋運動 深呼吸 腕を振って歩く まずは1週間、無理のない範囲で続けてみてください。 身体は、使わない場所から動かなくなります。 逆に言えば、 動かしていけば、身体は少しずつ「動ける身体」を思い出していきます。 胃の調子が気になる時こそ、胃だけを見るのではなく、 「最近、ちゃんと身体を動かしているかな?」 そんなところから、自分の身体を見直してみてください。 仲野整體 東京青山では、身体全体の動きを確認します 胃の不調に限らず、 「病院では問題がないと言われたけれど、なんとなく調子が悪い」 という方の身体を見ると、背骨や肋骨をはじめ、長く使われていなかった場所が見つかることがあります。 仲野整體 東京青山では、症状が出ている場所だけを見るのではなく、姿勢や可動域、身体全体の使い方を確認します。 身体は全部つながっています。 姿勢が変わると、身体の使い方が変わる。 身体の使い方が変わると、毎日の過ごし方も変わっていきます。 気になる方は、お気軽にご相談ください。 体を見直す時間は、人生を見直す時間です。 ■仲野整體東京青山|姿勢治療家HEADOFFICE 治療のご相談はこちら https://senakano.jp/
第524回かかとの痛みが消えた先にあった、“走れる人生”
今回は、「姿勢が変わると、人生が変わる」という言葉を、まさに体現された患者さんのお話です。 来院されてちょうど1年が経った方と、これまでの変化を振り返る機会がありました。最初に来院された時は、朝起きて最初の一歩でかかとが痛い。歩き出すこともつらい。ランニングや山歩きも不安。足底筋膜炎かもしれない、年齢的に仕方がないのかもしれない。そんな不安を抱えながら、会社の同僚の紹介をきっかけに、覚悟を持って来院してくださいました。 50代で仕事が忙しくなり、通勤時間も長くなり、帰宅は夜9時、10時。週末には疲れ切って何もする気が起きない。以前は山登りをされていたものの、15年ほどほとんど運動をしない生活になっていました。体もかなり動かしづらい状態で、まずは背伸びや座り方、歩き方など、基本的な体の使い方を一つずつ確認しながら整えていきました。 すると、少しずつ体が動くようになり、考え方にも変化が出てきました。仕事を早く切り上げる意識が生まれ、自分の時間を大切にしようという気持ちも出てきたのです。さらに、水曜飛脚の歩く練習に参加し、その後は少しずつ走ることにも挑戦。ランナーであるご主人と一緒に走る時間もできるようになってきました。 体が変わると、行動が変わります。 行動が変わると、人生の選択肢が増えていきます。 今回の症例で大切だと感じたのは、体の痛みを改善することだけがゴールではないということです。本当に大事なのは、その先にある「何をしたいか」です。もう一度山に行きたい。家族と一緒に走りたい。休みを取って旅行に行きたい。自分のための時間を取り戻したい。そうした願いが、体を整える大きな力になります。 また、日本人は特に仕事を優先しすぎて、自分の人生の大事な予定を後回しにしがちです。でも、人生はいつまでも続くとは限りません。だからこそ、やりたいことを先に予定に入れることが大切です。仕事の予定だけで1年を埋めるのではなく、「今年これをやった」と言える大きな石を、最初にスケジュールに入れていく。 体の姿勢を整えることは、生き方の姿勢を整えることにもつながります。 足の痛みや疲れやすさ、年齢による不安を抱えている方、仕事に追われて自分の時間を失っている方に、ぜひ聴いていただきたい回です。今日の一歩が、これからの人生を変えるきっかけになるかもしれません。 体を見直す時間は、人生を見直す時間です。 ■Youtube|姿勢治療家の「姿勢の医学」チャンネル 正しい姿勢と正しいカラダの使い方配信中 https://www.youtube.com/user/nakanoseitai ■twitter|勢治療家仲野孝明公式 https://twitter.com/sisei_nakano ■動画講座|いつでもどこでも学べる姿勢 暮らしの解剖学~痛めない・疲れないための正しい体の使い方~ https://senakano.jp/campaign/ondemand/ ■メルマガ登録|仲野孝明メールマガジン 6ヘルスを軸にした日々の気づきコラム配信中。 http://takaakinakano.com/mail-register/ ■オンラインSHOP|姿勢治療家印のグッズ販売 自分が使いたい商品をつくっちゃいました https://shop.senakano.jp/ ■公式ページ|姿勢治療家仲野孝明 http://takaakinakano.com/ ■仲野整體東京青山|姿勢治療家HEADOFFICE 治療のご相談はこちら https://senakano.jp/
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