ホログラムステッカーのデザイン
はい、始まりました。いなげのアトリエラジオ。このチャンネルでは、イラストレーター・作家のいなげがテーマに沿ってお話ししていきます。
今回は、グッズのメイキングの記事をどんどん変えていきたいと思っていて、
ちょっと過去に作った、キラーステッカーのメイキングの話をしたいと思います。
作ったものとしては、ちょっとあの…
写真をカバーに貼ろう、設定しようと思うので、それを見て想像してもらえたらと思っています。
いわゆるビックリマンシールみたいなやつですね。おまけステッカーとか言われたり、4パチステッカーとか言われたりします。
で、なんで4パチステッカー
っていうかというと、上下の幅が48ミリの正方形で作られているものだったりするからですね。
昔ながらのビックリマンシールを踏襲した4パチステッカーっていうのは、結構昔からのネズミファンの方々がいらっしゃって、
ビックリマンのコレクターだったり、自分たちで自作シールを作っている
界隈の人たちがいて、結構ホログラムとか蓄光とか、いろんな印刷手法に懲るような形で、自分たちオリジナルのデザインを作って印刷して、
即売買とかで、やー通販で販売したりしているっていうようなコミュニ…なんだろう、人たちがいるっていうのは、これ作った後に知ったことだったんですけど、
そういう4パチシールっていうのがあったりします。
本当にそういう界隈を見ていると、すごいみんな熱狂的なんですよね。
なんでそんなに熱狂的なのか、みたいなところにも作っている途中でどんどん触れていったんですけど、
まず僕がこれ作りたいなって思ったのは、シンプルにビックリマンシールのデザイン可愛いなって思ってたからです。
デフォルメされた二等身ぐらいのデフォルメのキャラクターが正方形のレイアウトに入って、後ろにキャラクターの文字がちょっとアーチ状に書かれるような形で、
大体のビックリマンシールっていうのは構成されていたりします。
で、それを踏襲する形で僕も作りました。
あと特徴としては、裏面にキャラクターの説明とか噂とか、フレーバーテキストって言われるんですけど、
世界観を表現するような一言みたいなことが書かれてたりとか、ビックリマンの中でも作られた時期とかシーズン、段とかによるんですけど、
そのキャラクターの性格とか、ストーリーの中でのワンシーンを切り立ったような新規イラストが裏面にも書かれていたりするんですよね。
っていうので、そこもちょっと真似して、今回裏面の印刷も作ってみたりしています。
なので結構自分の中でビックリマンシールのフォーマットを研究して、それを踏襲する形で作ってみた一枚になっています。
そして印刷する時にホログラムの印刷をしてもらって、キラキラ光ってかっこいいみたいな感じになっています。
で、印刷の処理みたいなところでいくと…
どうなってるんだ?
白インクっていうのを印刷の時に設定しなきゃいけなくて、印刷をするのはホログラムの素材のものに印刷をかけるので、
そのまま印刷をかけると結構全部銀色っぽくなっちゃったりとか、発色がほとんどない状態になっちゃうので、
白インクっていうのを塗ってから印刷をするんですよ。
なので、入稿データの時に白インクの領域指定っていうのが必要になるので、そういった処理もアドビのイラストレーターとかを使って加えています。
なので、意外と単純なステッカーを作るっていうのと比べると…
まず正方形に収める構図とかレイアウトとかって、やっぱね、ビックリマンはビックリマンの制作会社さんとかデザイナーさんが作られてるんですけど、
その中で映えるポーズとかってやっぱりあるんですよ。っていうのがね、だんだんやっていくとわかってきて、
印刷技術と制作過程
そこにギュッとキャラクターの動きとかを詰め込むようなポーズを考えたりとか、
入稿データを作る時に白インクのデータ作ったりとか、あと裏面ですね。裏面のフレーバーテキストを考えたりとか、裏面の新規イラストも作ったんですけど、
それがね、面積の都合上すごい横長になるんですよね。
こんなに横長の細い1対3とか1対2くらいの領域に絵を描いたことがなかったので、しかもデフォルメされた絵で。
それっていうのはちょっと難しかったですね正直。けど上手に仕上がったので、ここも含めて楽しんでいただけたらなというふうに思ってます。
なので、校庭としての工夫とか難しさとか、こだわったよみたいなポイントは、なんかそういう感じでいろいろありますね。
4パッチ界隈とか、本当にこれを作ってわかったのが、ビックリマンシールやっぱすごいなって思ったってことなんですけど。
結構ビックリマンに登場するキャラクターは、装飾がね結構多かったりするんですよね。
装飾が多かったりとかするんだけれど、ポーズがね分かりやすかったり、
正方形の中でも動き、躍動感があるようなポージングをしていたり、手足が誇張されたり
しているおかげで、躍動感があるポージングがされている。
あと、いくらでも見ていられるじゃないですけど、
神様とか悪魔が描かれていたりするので、結構細かいところの腕輪とか、腰に巻かれているものとか、
杖とか武器とか、そういうところのディティールも結構描き込まれていたりしていて、見応えが48mmの中なんだけど、すごい見応えがあるデザインがやっぱされているなっていうところが
すごいなーって思いましたね。 なので僕のキャラクター自体は、今キャラデザー自体が服とかシンプルなので、そこはそれとして
ただ、いつもの立っている絵とかじゃなくて、この正方形の中で映える躍動感の動きの出るポーズみたいなのを
認識して作ってみています。
あと最近だと、おもちゃ売り場。 スーパーとかコンビニの食玩売り場とかに行くと
ニフォルメーションっていうシリーズが売られていて、あれはバンダイナンゴさんとかが出しているんですけど、
結構ゴテゴテに鬼滅の刃とか、ワンピースとか、 キャラクターの技のエフェクトとかタイポグラフィーとかがゴテゴテにデザインに入っていたりするんですよね。
それと比べると、結構引き算の美しさというか、そういう凝縮美みたいなものがあるなというふうに感じています。
ので、ちょっと自分の中でも試行錯誤してビックリマンシールとか、
昔のガムラツイストみたいなビックリマンと同じぐらいに流行ったおまけステッカーがあったりするんですけど、
そういうのもリサーチしながら、その時の良さみたいなことを作って入れられたらなって思って、こだわって作ったものだったりするので、
普通にペタって貼ってもらっても嬉しいですし、 裏面も見て、ふむふむとこういうキャラクターなんだって知って楽しんでいただけたら嬉しいなっていうふうに思ってます。
そんな感じで、今後キャラクターも増えていく予定なので、この二等身のイラストを描き起こすっていうのに結構時間がかかるので、
本当は増やしたいと思ってるんですけど、 どんどんこっちのパターンも展開していけたらなというふうには考えてはいます。
そんな感じで、48ミリシールキラーホログラムステッカーのメイキングのお話でした。
はい、って感じで終わっていきたいと思います。稲毛チャンネル最後まで、稲毛のアトリエラジオ最後まで聴いていただきありがとうございます。
また次回の配信でお会いしましょう。バイバーイ。