「自分の人生、ハードモード?」ACEを知って見えたこと | ひとり親育ちが苦悩を語る/レジリエンスを自己責任にしない/PCE=子ども時代の良い体験が解決のカギ
2026-09-22 31:30

「自分の人生、ハードモード?」ACEを知って見えたこと | ひとり親育ちが苦悩を語る/レジリエンスを自己責任にしない/PCE=子ども時代の良い体験が解決のカギ

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■ タイムテーブル

ACEとは何か 子供時代の逆境体験を知る
ACEスコアを測る10の逆境体験
ACEスコアが成人後の健康と生活に与える影響
ACEと毒親はどう違うのか
肥満研究から始まったACE研究の発見
レジリエンスと自己責任をどう考えるか
PCE 子供時代の良い体験が持つ力
支援と予防で次世代への連鎖を止める
田中さんが語るACEと人生のハードモード
ACEを知り悲しい連鎖を次世代に残さない

 

■ 参考文献

「ACEサバイバー―子ども期の逆境に苦しむ人々」(三谷はるよ, ちくま新書)

https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480075512/

 

■ 番組概要

小・中学生のパパ/ママのための、親子でこれからの社会を考えるポッドキャストです。
最新の中高生調査データや、社会学に関わる書籍・理論をベースに、
変化の激しい「これからの社会」を生き抜くための問いを立てます。
親子の会話のテーマ、そして親自身も価値観をアップデートする題材として活用してください。

 

■ パーソナリティ紹介
京都大学のサークルで出会った、2001年生まれの大学院生コンビ。
・田中:社会学専攻。書籍や研究から、社会を広い視点で解説する。
・榊原:工学専攻。最新のデータを分析し、13歳のリアルな肌感を解読する。

 

■ 更新スケジュール
毎週火曜日 朝6時配信

 

■ お便り・ご感想・ご相談
家庭で起きた「子どもとの対話のモヤモヤ」や「親としての疑問・失敗談」を募集しています。
お便りフォーム:https://forms.gle/zhLuRVk6SG1819R48

 

■ 各種リンク(公式SNS・配信プラットフォーム)
https://1link.jp/13karapodcast

 

#子育て #教育 #社会学 #本要約 #育児 #中学受験 #ポッドキャスト

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サマリー

ACE(子ども期の逆境体験)は、18歳までに虐待やネグレクト、親との別離などをどれだけ経験したかをスコア化する概念です。高いACEスコアは成人後の心身の疾患、貧困、孤立、子育ての困難などと関連しますが、本人の価値や運命を決めるものでも差別の道具でもありません。研究は肥満治療中の患者への聞き取りをきっかけに広がり、逆境が健康や社会生活に長期的な影響を及ぼす可能性を示しました。

ACEと子ども期の逆境体験
スピーカー 1
ACEと書いて、エースと読むんですが、この概念聞いたことありますか?
スピーカー 2
概念なんですか、これって。
ごめんなさい、あの、本当にわかんないんで、トランプのエースのエースか、私はわかりませんとしかお答えできませんが、多分違うんですよね。
スピーカー 1
そうですよね、トランプとかね、エースって聞いちゃうとそんな感じだと思うんですけども。
先に答えを言っちゃうと、Adverse Childhood Experiences、いけいけエクスペリエンシーズ。
日本語で言うと、子供の頃の逆境体験という意味なんですが、はい、この今回は、今、日本では実はあまり知られていないこのエースという概念について話していきたいと思います。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
13歳からのポッドキャスト。
この番組は、13歳のリアルな悩みを最新の調査から科学的に読み解き、これからの時代を生き抜くヒントを一緒に探すポッドキャストです。
スピーカー 2
はい、始まりました。13歳からのポッドキャストです。今回もよろしくお願いいたします。
さかきばらです。
スピーカー 1
たなかです。
今回はですね、このエース、改めて言うとAdverse Childhood Experiencesという英語の頭文字をとってエース、ACEというふうなものがあって、
最近あまりこの日本では知られていない概念なんですが、実はすごく重要な概念ということで紹介させていただきたいなと思ってこの話を持ってきました。
日本語ではですね、子供期の逆境体験というふうに訳されることが多いです。
0歳から18歳までの子供の頃に経験するトラウマとなり得る出来事のことを言います。
具体的にどんなのっていうふうなものがあるんですけども、代表的なやつが10個あって、
身体的虐待、心理的虐待、性的虐待、身体的ネグレクト、親との別離、つまり離婚とか、私別とか、親が別れるってことですね。
謹慎感、謹慎者感暴力、家族のアルコール薬物の乱用、家族の精神疾患、自殺、そして家族の腹液、捕まっちゃったってことですね。
を18歳になるまでどれだけ経験したかというふうな合計点、これがエーススコアと言われるもので、はいって答えた人が答えた項目が何個あるかみたいなのがその人のスコアになるというふうなものになっています。
スピーカー 2
聞いただけでもうお腹いっぱいというか、しんどくなっちゃうかもしれないんですけれど。
まあまあまあ、そういうことをちゃんと、なんかそれぞれ辛かったよね、大変だったよねっていうことに終わらせることではなく、ちょっとそれを数字として見ていくにはみたいなことなんですかね。
スピーカー 1
なので当然今挙げた10項目以上以外も含まれるんですけども、とりあえずその代表的なやつがこの10個というふうなもので、アメリカでもともと始まった研究なんですけども、このエーススコアですね、さっき言った何個当てはまるかっていうスコアと成人後の心身の疾患や問題行動に明らかな関係があることが証明されており、
さらに失業や貧困、社会的孤立や子育ての困難に至るまで長期的に影響を及ぼすことが知られているんです。
スピーカー 2
つまりさっき言ってくれたエーススコアっていうのが高い人が、その先の世代に対しても悪いことをしてしまうかもね、みたいなことが言われているってことなんですかね。
本人も苦しむし、本人の次の世代も苦しめちゃうかもしれないよってことなんです。
スピーカー 2
レフは連鎖すると言いますが、まさにそういうことなのか。
スピーカー 1
で、似た概念としてアダルトチルドレンとか、毒親って言葉あるじゃないですか。
スピーカー 2
聞きますね。
スピーカー 1
ああいった言葉と一応違うと言われているところがあって、例えばですけども、私は毒親に育てられたっていうふうに感じたら、これは本人に自分の親がすごいひどいやつだったっていう被害者としてのこの辞任があるじゃないですか。
スピーカー 2
そうなっちゃうよね、どうしてもね。
スピーカー 1
でもそういった認識が不要なんです。ある種客観的にあなたがどれぐらいその逆境を受けてきたかっていうのを測られる制度なので、本人のその被害意識があるなしに関わらず、客観的にその人のスコアを測れる概念なんですね。
スピーカー 2
つまり、例えば親との離婚っていうところが確か項目にあったと思うんですけれど、離婚するっていうのは結構その世の中的には辛いことっていうふうに言われるけれど、本人はそれで満足してるっていうのがあったとしても、エーススコアというところで言うとその離婚という経験はしてるからマルですっていうことなんですね。
スピーカー 1
だし、逆に本人がなんてことないなと思ってても、実際は感覚が麻痺してるだけで、聞いてみたら、お前んとこの家ちょっとやばいぜってことが客観的にわかったりするってことですよね。
スピーカー 2
なるほどね、なるほどね。
スピーカー 1
そうそう、なのであくまで子どもが育つその境遇、環境っていったものに目を向ける概念ってことなんです。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
その人がどういった環境で育ってきたのかっていうふうなところを第一に注目する概念であるからこそ、当然ですけど、このエースっていう言葉は差別の道具ではありません。
ましては、あいつのエーススコア高いからきっと6年やつに違いないとか絶対あっちゃダメってことね。
スピーカー 2
なんかね、本当にめちゃめちゃ良くないことでもあるのだが、学校とかで仮にエースっていうのがあるんだぜっていうのが、
もし13歳からとしたら、お前のエーススコアだけじゃんっていう風になってそうかなーって思うけど、ダメだよ。
スピーカー 1
ダメだよ、ダメだし、仮に自分で測ってみて自分のエーススコアが高かったからといって、自分がダメな人間なんだとか思ってほしくないってことね。
スピーカー 2
まあ傾向があるだけで、あなたはそうっていうことではないからねって話す。
ACE研究が肥満研究から広がった経緯
スピーカー 1
そうそうそう。で、なんでこの研究が始まったのかっていういきさつがすごく特殊なんですね。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
これ、なんか研究テーマからして、それこそ僕が研究してる社会学とか、そういうなんか人文学系の研究っぽいじゃないですか。
スピーカー 2
うーん、そんな印象ありますね。
スピーカー 1
僕も最初そう思ってたんですけど、実は違うらしくて。
へー。
スピーカー 1
もともとは肥満の研究から始まったんですよ、これ。
スピーカー 2
え、太ってるか太ってないかってことですよね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
これは、アメリカのあるお医者さんが、肥満専門のクリニックで、肥満解消プログラムっていうのをやってたんですよ。
うんうん。
スピーカー 1
だから、その参加者の若い女性が120キロを超える減量に成功したんですよね。
はあ。
スピーカー 1
うん、すごいね、120キロの減量するってすごいけど。
スピーカー 2
行天ニュースだね。
スピーカー 1
でもその一方で、短期間のうちに大幅なリバウンドを経験してしまいましたと。
スピーカー 2
ああ、戻っちゃったんだね。
スピーカー 1
うん、そうそう。
で、さらに追求していくと、10歳の時におじいちゃんから性的虐待を受けて、その頃から太り始めたっていうことが打ち明けられましたと。
で、これは思いがけない発見だったんですけども、このお医者さんがこれをきっかけにして、
子供の頃の性的虐待と肥満の関係を調べるために、来院する患者さんに対して一人ずつ面談を行ったんですよ。
スピーカー 2
うーん、なるほど。
スピーカー 1
その結果、驚くべきことに、その55%の患者さんが子供の頃に性的虐待を受けていたこと、
その他数が他の虐待や家族の深刻な機能不全を経験していたことが明らかになったと。
スピーカー 2
まあ、言ってしまえば、家庭の環境がすごく大変だったご家庭において、
子供はその後、その傷を癒すためにご飯を食べたりすることによって、
スピーカー 1
まあ、肥満になってしまっているみたいなことが言えるんじゃないかっていう話ですかね。
そう、性的虐待の被害を受けた人にとって太るっていうことは、自分の診断に対する注目を避ける意味合いがあった。
つまり、その肥満の背景には子供の頃の逆境体験があるという事実に気づいたんです。
このお医者さんがね、肥満の専門にやってるお医者さん。
スピーカー 1
で、それを学会で発表したりとかして、まあいろいろとやっていって、
他の免疫学者の人とか、肥満以外の人たちとかと一緒にどんどん研究を広げていく中で、
このエース研究っていったものがどんどん広がりを見せていって、
ってなると、これ、肥満だけじゃなくて、あらゆる疾患に対して子供の頃の虐待やネグレクト、
関連する家庭のストレス要因が長期的に影響するかどうかを大規模な研究をやっていって、
あれこれもしかしたら肥満だけじゃないかもね、っていうのが分かりだしたことなんです。
うーん、なるほど。言ってしまえば、病気とかその他の諸々の体にとって良くない要素っていうものは、
スピーカー 2
なんか今まではどっちかというと遺伝的な話だったりとか、体の構造の話っていうのでくくられていたかな、
そっちに着目してたかなっていうのが昔までありました。でも、もしかすると、
それは今まで受けてきたエース、子供時代の虐教経験が一つ大事なことなんじゃない、
スピーカー 2
一見関係なさそうだけど、それはすごく大事なことだし影響してるんじゃないっていうのが分かってきたっていうこと。
そうなんです。だから、このエーススコアが高い人ほど成人してから失病にかかりやすくなったり、
スピーカー 1
健康に対してリスクを取る行動、さっきみたいに爆食しちゃったりとか、そういう風なリスクのある行動を取ったりとか、
精神状態が悪化されやすいっていう傾向が見出されたんです。
スピーカー 2
うーん、なるほどね。
スピーカー 1
それがどんどん、ある種肥満とか、免疫学とかっていう医学的なところから、今そういう社会学的な、
その人のその後の貧困であったりとか、辛労であったりだとか、雇用の働き方であったりだとかっていう風な、
そういう社会的、経済的な地位にも研究がどんどん広がってきてるっていう研究なんです。
まあそういう人が本当いろんな方面に悪影響が及んでしまってるかもね、みたいなことが言われてるってことですか。
スピーカー 1
そうそうそうそうそうそう。
っていう風なところで、今だからどんどん広がりを見せているエース研究なんですけども、
レジリエンスを自己責任にしない
じゃあ、どうしようもないのかと、自分が子供の頃にそういう風な経験を受けたとして、
スピーカー 1
心にトラウマを抱えてしまっている状態で、その後、それを克服するじゃないけどもね、
人生で挽回していくことできないんですかっていうと、その回復の鍵として注目されているのが、そのレジリエンスっていうことですね。
スピーカー 2
レジリエンス、まあ何回か紹介してくれましたね、田中くんはこの番組の中で。
スピーカー 1
はい、改めて紹介すると、レジリエンスとはたくさん大変なことがあるけども、それを何とか柔軟に受け止めながら、
いなしていくというか、そういう風な能力、ノウハウみたいなものを、いかに身につけていくか、強化していくかっていう風なところが、
回復の鍵になるんじゃないかという風に言われているんです。
スピーカー 2
はい、まあまあ、はい、そうですね。
スピーカー 1
レジリエンスって言葉って、自己責任って言葉とかなり親和性が高いんですね。
どうしても、じゃあ、そのなんか、例えばじゃあ、お前自信がないんだったら筋トレやれっていうふうに言って、
スピーカー 2
あの、俺これ実際俺親父に言われたことなんですけど。 そうなんだ、そうなんだ。
スピーカー 1
お前、あの、なんか、根拠のない自信が湧いてくるから、筋トレやっといた方がいいぞって、
あの、俺がその大学院生になる前ぐらいに言われたのを今でも覚えてるんですけど。
筋トレをやれだとか、もしくはそのトレーニングをしろとか、逆にその、お前はトレーニングをしないからダメダメなんだっていう風なちょっとロジックにもなりかねないってことですよね。
スピーカー 2
うんうんうん、なるほど。
スピーカー 1
まあでも実際問題、こういう風に言いましたけど、そのじゃあ、もう逆境経験がもうむちゃくちゃある人とかが、
もうそういう風に自分のレジリエンスを高める気すら起きんみたいな人、もう当然いるわけですよね。
スピーカー 2
うーん、まあ聞いててそういう人かなりいるんじゃないかなって私はちょっと思っていたので、もちろんちゃんとそこはここからフォローするってことですよね。
スピーカー 1
いるんで、やっぱりそういう風に、自己責任っていう風な本にするのではなく、そこをじゃあ無理なくレジリエンスを高めていけるような環境整備が大事だよね、という風にもこの本では言われています。
スピーカー 2
うん、周りがちゃんとそういうのをね、相談できる大人がいることが大事だよねっていうこと。
スピーカー 1
そうそうそう、まあだからこれはやっていかなきゃいけないこととしてやっぱあるし、やっぱこう、うーん、まあこれやっぱその自己責任の時代じゃないですけども、
スピーカー 2
やっぱり何かと都合のいい言葉で使われがちなのね、自己責任っていうのは。 そうだね。
スピーカー 1
ともすればやっぱり無意識のうちに自分に対しても相手に対してもやっぱり自己責任って言葉をね、あのしいちゃってる時って結構あるんじゃないかなと思うので、
なかなかその身体的には現れないような辛さみたいなものを抱えている時に、やっぱどうしてもその自己責任の理論みたいなものが先行しちゃうと、
PCEと子ども時代の良い体験
スピーカー 1
よけいちょっと苦しめちゃうかもしれないという風なところがあるということですね。 さらにこのレジリエンス以外にも注目されている概念があって、そのピースってものがあります。
はあ、はあ。 エースバーサスピース、PCEと書くんですけども、これはポジティブチャイルドフッドエクスペリエンシスですね。
なのでこれは子供の頃の良い体験です。 子供の頃に得たそういった良い体験っていうのが、たとえエースが高くても打ち消す効果があるという風なものとして期待されてるんですね。
なので成人の時、大人になってからの鬱とか精神的に問題の発生を抑止し得るんじゃないかっていう注目が得られています。
じゃあ子供の頃の良い体験って具体的に何なのって話なんですけども、例えば家族に気持ちを打ち明けることができた。
スピーカー 1
困難な時に家族が味方になってくれた。 家の中で大人に守られ安心していた。
親以外で自分に心から関心を持ってくれた人が少なくとも2人はいた。
不登校や自宅学習は除きますが、高校で貴族意識を持てた。
友人から支えられていると感じた。 地域の伝統行事に楽しく参加できたなどがあります。
スピーカー 1
やっぱ比率としてどうしても家族内でのサポートみたいなものが大きい部分はあるので、
もちろん一番は家族関係といったものがどれだけ改善できるかみたいなところが大切にはなってくるんですけども、
それ以外にも家族以外の大人とか、ないしはそういうふうな友達、地域とのつながりっていったところも重視されていることがわかるんじゃないかなというふうに思います。
なので、逆に言うとこういうふうなことが子供にとって予防性になるっていうふうなことですから、
もし聞いてる親御さんがいたらしっかりと、やっぱり言うまでもない、当たり前と当たり前なんですけど、
やっぱり子供が、子供の気持ちを本音を聞いてあげるとか、聞きやすい状態を作ってあげるとかっていうふうなところが、
やはり今現役子育てをしている世代にはやっぱり求められるってことですよね。
これはどっちかというと子供というより親側の目線というか、ってことだと思います。
支援と予防で連鎖を止める
スピーカー 1
そういった中でですね、ここからは僕の所感になっちゃうんですけども、最初に言いましたがこういうふうな貧困であったり心の貧困っていったものは、
やっぱりその連鎖が次世代へとどんどん続いていってしまうんですよね、悲しいことに。
それをやっぱり食い止めるのがこのエース研究の意義なんじゃないかなというふうに思います。
なのでこの本の中ではエースを経験した人へのサポートと、そもそもそれがエースを経験しないようにするための予防といったものが実現として大事というふうにまとめられています。
例えばですけど、アメリカとかでやってる取り組みでいうと、母子家庭のお母さんとかに子供が生まれるタイミングが生まれる前ぐらいから行政がサポートに入るとかっていう制度があったりするんですよ。
そういうふうにして母子家庭のお母さんが孤立しないように行政が支援していくっていうふうな取り組みが海外ではあったりとかするので、
そういった導入を日本でやったりとかする、もしくは幼稚園保育園がそういうふうなところに近い立ち位置にあるので、
幼稚園保育園での支援っていったもののあり方を考えていくみたいなところが個人レベルというか国レベルの対策になっちゃうんですけども、そういうふうなところが挙げられてはいます。
ひとり親育ちとしてACEを捉える
スピーカー 1
僕の研究分野がいわば一人親の研究をしてますし、僕自身も一人親の出身なので、改めてこういう数字をある種当事者として見せつけられるとこんなにも違うのかと、
でもこんなにも違うっていうふうなことを、俺知らずに今まで生きてたんだなっていうふうに思うと、すごくそれはそれでもったいないじゃないですけども、
もっともっと自分の研究のためにも、そして自分自身のためにも調べる必要であったりだとか、何より自分が幸せになるために知るべきことがたくさんあるんじゃないかなというふうに思ったのが、
このエースサバイバーという、今回紹介させてもらった三谷先生の本をね、感じてみて感じたところでございます。
スピーカー 2
ありがとうございます。
そうですね、いくつか質問をしたいと思います。
なんかここまで田中が話してくれたことは、いわゆる子供時代にどういう逆境経験をしてきたかっていうのを、
一回ちょっと当事者目線ではなく、そういうことが実際現象としてあって、それを客観的に数字で落とし込んで、
いわゆる一般的というか、世の中全体でいうと、そういう子供時代に難しいことを経験してきた人は、こういった不利益をこむっていて、
かつ社会、これが連鎖していく可能性があるよみたいなことをいろいろと喋ってもらったかなというふうに思ってます。
で、それは踏まえて質問です。で、田中はこれを知ることで、なんかどう思ったんですかっていうのが一つあって、
だから数字でそれを示してくれたのはすごく大事なことなんだけれども、じゃあこれに対してどう捉えて、直感的にどう捉えていて、
かつそれをどうしたいのかみたいなこととかってあったりしますかってとこです。まずこれだけ。
スピーカー 1
まあこれはまず一個、さっきも言いましたが、僕がシングルマザーの出身というふうなところであって、
離別っていうのもそのエースに含まれる一つなんですね。親が離婚してるっていうのね。だからある種当事者としてこの客観的な数字をバッと見せられたときに、
無理ゲーやんって思って、マジでって思いますよね。なんかその、もっと言うと例えばですけど、就活とかをやっていく中で就活仲間であったりだとか、
まあ就活に限らないかもな、大学に入ったり、いやもっと言うと高校かもしれない、あれ、うちの家庭って周りに比べたらちょっと貧しいかもって気づくタイミングあるんですよね。
まあまあまあ、他の家庭って違うかもねみたいなことだったりね。 そうそうそう、でもそれが今まではなんとなくだったんですよ。
うん、違うかもなーみたいな感じ。 違うかもなーぐらいでした。もっと言うと僕の場合は高校生のときに周りの家庭に比べて、うちって、あれアパートに住んでるのうちだけ?ってなったんですよ。
うん、というと、周りが一軒家ってこと? 一軒家とかマンションに住んでたから。
そうそう、あれアパート住みってもしかしてうちだけ?もっと言うと僕は途中最後の方はじいちゃんばーちゃん家から通ってたんで、ほとんどじいちゃんばーちゃん家の団地から通ってたんですけど、あれ団地住みってうちだけ?みたいな感じで。
とにかく周りのご家庭の出身家庭の家についてずけずけことはまあないけど、やっぱうちって貧しいんだってうすうす感じてたんですよね。で、大学生になりましたと。
で、大学生になるとそれがわりとまあ如実になって、まあ着てる服とか、もしくは友達と一緒にちょっと茶足掛けに行こうぜっつって、お前そんな頼むの?みたいな。
金銭感覚みたいなところか。 そうそうそう、お前そんなに毎日スタバ買ってて大丈夫な?みたいな。
お前700円あったらヒルテーション食えるぞっていうふうな感覚を口にはしないけども、そういうなんか周りと比べてやっぱうち貧乏かもみたいな感覚がだんだん募り募っての、じゃあ大学院行くかつってこの方に出会ったわけですよ。
卒業論文書くときに。で、バーンって見せられましたってなったときに、あーそんなに差があるんだっていうそのなんていうか、楽端じゃないけども、自分の人生ってもしかしてハードモードでしたっけみたいな。
っていう実感がすごく今、ファーストインプレッション大きかったかなっていうふうに思います。
それがまず1個感じたこと、率直に感じたことですね。で、やべー俺ハードモードかもっていうふうに思ったんですけども、
いやむしろそういうふうな立ち位置だからこそ、逆境側の人間だからこそ書ける話があるはずだっていうふうに思って、
卒業論文を書いて、今大学院で同じ研究をしてるっていうのもありますし、そこは1個前向きに捉えられた部分ではありました。
スピーカー 1
個人的にはね。で、やっぱもう1個はそういうふうに、え、じゃあ無理なんかな、今後俺って挽回するとか無理なんかなっていうふうに思いつつも、
さっき言ったレジリエンスであったりだとか、もしくはそのピースっていったものも対策としてありますよっていうふうになったときに、
僕の場合は、じいちゃんばあちゃんが本当に心の支えだったので、じいちゃんばあちゃん子だったんで、
本当にそれでじいちゃんばあちゃんの存在が改めて俺にとってものすごい大きいものだったんだなっていうふうに再確認して、
スピーカー 1
すごい感謝したし、で、なおかつ今後自分が人を育てる側になったときであったり、結婚したりだとか、
ないしはその自分の子供が生まれたりだとか、もしくはその自分よりも、それこそ血はつながってないけどさ13歳の子であったりだとか、
そういうふうにちっちゃい子と接するような機会があったときには、なんかその自分の心持ちみたいなものをしっかりと大人として取るべき対応、
ちゃんとコミュニケーションを取るであったりだとか、そういったところは自分が大人になったときにしっかり実践していかなきゃいけないなっていうふうにすごく思いましたね。
スピーカー 2
うん、なるほどね。いや、めちゃめちゃいいこと言ってるなっていうのは率直に思っていて、というのもさっき言っていたそのピースの考え方で、
親以外で自分に心から関心を持ってくれた人が2つくらいとか2つはいたとか、高校で貴族意識を持ってたみたいなことを羅列してたと思うんですよ。
この羅列ってまあ、こういう何でも言えるんですけど、いろいろとこういうこと大事だよとかこういう経験してるよみたいなのバンバンバンバン羅列してるだけじゃんっていうふうに最初の方思ってる方もしかしたらいらっしゃるかもしれないんですけど、
その裏には実際それを経験してきた人たちの痛みだったり、そこから得られた学びっていうのが蓄積されていった結果としてこういうふうな経験があるよっていうふうに、
なんかあるんだよっていうのをちょっとわかってもらえたらなあっていうのは思いましたねってところで。
ちょっと自分も聞いててふーんっていうふうにしか思ってなかった部分があったんですけど、そういうことかと思ったらちょっと口になりましたっていう。
スピーカー 2
ありがとうございます。 反省もありますね。
ACEを知り次世代への連鎖を防ぐ
スピーカー 1
ありがとうございます。実際その何度も言いますけど、次世代につなぐ、続いていく研究ではあるので、当然ですけども、今僕たちもそうだし13歳の子たちだっていつか大人になるんですよね。
大人になった時に自分たちがどう振る舞うか、もっと言うとどう振る舞えるのかっていうふうなところも込みでこの研究を見ていくと、
ある種そのなんていうんですかね、僕個人としてはそのエースを経験した人間がどういうふうに将来の子供たちに対して振る舞っていくべきなのか。
僕は素直にそういうふうにね、子供に悲しい思いはしてほしくないとか思ってますから、それを食い止めるためにはじゃないですけども、
していくためにはやっぱりそういうふうに、じゃあひるがえって自分が今度は子供から大人になった時にどうすればいいのかっていうある種の至難所みたいな側面もあるのかなって感じはしますね。
スピーカー 2
たしかにね、こういうことを意識しないと連鎖しちゃうんだよなっていうのはわかる、それはすごくわかるというのも。
やっぱこのエースっていう考え方を今回紹介してるんだけれども、それを知っている人知らない人では同じぐらいのエースの人が例えばいるとするよ。
知ってる田中の場合はこういうふうにしたほうがいいんじゃないっていうのをすごく意識していて、そのエースって考え方も通知らずっていうパターンだと、なんとなくそういう思いはさせたくないかなっていうふうに思いつつも、
具体的にこうしたほうがいいよねみたいなところには踏み込めていないから、連鎖してしまう可能性があるんだよね。
だから普通に普段の行動として、大事だよねっていうのは脳内にあるはするんだけど、結局その子供に対して叱るっていう行為とかだとすると、
だいたいこういうのって親からやる方法を結構受け継ぐことが多くて、だからそういう時に父親から引っ叩かれたっていうのをもし経験してたとしたら、
ダメだとわかりつつも脳内で激行したら同じ行為を引っ叩くってこうする可能性は結構あるんですよね。
っていうのを、そういうことを意識して具体的にこういうことをしなきゃいけないなっていうのをエース知ってる知ってないで、違うのかもなって聞いてて思ったってことです。
スピーカー 1
本当おっしゃる通りで、だからこの本の中でもセットで語られてるのは、すでにエースを経験した人に対するサポートと予防っていうのがセットになってるのがそこなんだと思います。
予防ね。 だからやっぱりもちろん経験してきた人たちに対するサポートは当然ね、心を癒してあげなきゃいけないから大事。
でもそれが次の世代につながらないようにするためにしっかりと予防もしましょうねっていうふうなところがセットなのは、
やっぱりそこを坂木晒君がおっしゃってくれた通りに、そういうある種悲しいことというか悲しい連鎖を次の世代には残さないというかつなげないためにすることがやっぱりすごく大事。
だからこそやっぱりそこがセットで語られてるんだろうなって思う、改めて思いますね。
スピーカー 2
なるほどね。なるほどね。いや学びになりますし、13歳の子たちからしてみればほーんって感じ。
というかちょっと親御さんについての話が多かったかなって若干思いはしたんですけど、何度も言ってるように、この数字で考えるっていうことは、
その問題がどうあるかっていうのをしっかり捉えるために使っているものであって、それが当人の苦しみとか得意はレベルみたいな感じで慰めとして使うものではないよねっていうのはね、
何度も言いたいところかなと思ってますし、緊急でそのなんちゃらどっていうふうに言ってるのってだいたい慰めではなくて、本当にその現象がどうなのかっていうのを捉えてるためにやっているっていうことをやってることだし、学びっていうのはそういうもんだよっていうのをね、ちょっとわかってもらえたかなっていう、そんな節はあったかなと思います。
スピーカー 1
はい、なのでそのなんというか、あとやっぱり1個感じるのは、でも別にあなたって親父から殴られたわけでもないんでしょうみたいな不幸自慢にはなってほしくないというか、なんか親が離婚したけど別に俺親から殴られたわけじゃないし、あの人に比べれば俺の方の不幸は別に軽いとか、そういうふうに捉えてほしくないというか。
スピーカー 2
そうだね、そういうふうにね、なんか不幸自慢になるとほら、終わりなくなるじゃん、学期やってたわでも、やってた、あの読屋カードバトルっていうのをやってたみたいなやつがいて。 うわー、性格悪っ 性格悪いよね、みたいなのでその各々の不幸自慢をしまくるみたいなこと中学の頃やってるやついたなと思ってたけど、まあまあそういうことじゃないよねって話だよね。
スピーカー 1
そうですね、だからそこは本当にその不幸自慢で終わらせるわけじゃなくて、テーマがテーマなんでね、結構ちょっと心の芯の部分にぶっ刺さるような内容ではあるから、ちょっと感情的になっちゃう部分はあるとは思うんですけども、感情的になった後は一旦ちょっと冷静に数字とかを追ってみたりとかして、
今後自分がどうすれば自分に子供ができた時、自分の周りに自分が子供の面倒を見なきゃいけなくなった時にどうしていくべきなのかっていうふうな、ちょっと先のことかもしれないんですけど、今の自分と先の自分っていうどっちも見据えた上で考えていってほしいな、もし読まれる方いらっしゃったらそういう観点でこの本を読んでほしいなというふうに思いました。
スピーカー 2
まあ一応最後にまた断りを入れておくと、なんかそういう読親とかの経験つらかったねっていうのを共感をするっていうのは、ちょっと別の回または別のポッドキャストの方に委ねているっていうのはまず先をそういうのは置いといて、そういうのはあるんですけど、その後クーリングダウンした後にちょっと実際これってどういうことなんだろうっていうのを振り返る時にこのポッドキャストを使ってほしいなっていう。
ぜひ使ってほしいです。 思いましたってとこです。
スピーカー 1
はい、ありがとうございます。本当にそういった意味で、別にそのね、わーって感情の沸き上がり自体、それはもう人間ですから、当たり前のことですし、でもそこからいざ自分がじゃあ今後どういうふうに幸せになっていくかっていう具体的なね、方法であったり施策を打っていく中で、
僕たちみたいな話を聞いてくれたいだとか、実際にこのエースサバイバーっていう本を読んでくれたら、きっとそれはあなたの幸せにというか、ベルビングを高めてくれるヒントにはなってくれると思いますので、すごくおすすめです。お願いします。
スピーカー 2
ありがとうございます。ということで今回の13歳からのポッドキャスト、エースという概念を知ってますかというテーマで、アドバルスチャイルドフードエクスペリエンス説という概念から、子供時代の逆境経験っていうものを踏まえて、実際にその中で生まれている悪影響とかを数字とかで語ってもらいつつ、その後僕たちが含めなんですけれど、
そういう辛い思いをした人たちが次の世代にまた同じことを繰り返されるためにどういうことをしたらいいかっていうのをちょっと考えていくような回だったかなというふうに思います。皆さんなりの意見も聞かせていただければと思います。ということで今回もありがとうございました。ぜひ皆さん次回もよろしくお願いいたします。それではまた。さようなら。
スピーカー 1
またねー。
31:30

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