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子ども劇場だから、実際に人が演じることとかの魅力とか、良さ、どんなところですか?
はい、それはもうまさに大の大人が汗をかいて、生の舞台、生で、生の時間を子どもたちと共有して、やっぱり温度が伝わるっていうところだと私は思っています。
私は人形劇団京芸さんのお話がとっても好きで、小さな3人ぐらいでされる舞台なんですけど、最近のお話ではないんですが、アメカイユーレイという京都のお話を題材にした作品がとっても大好きです。
アメカイユーレイという、昔話を使ったお話なんですけど、その中に出てくる京都の街の筋を歌ったお話がある。数え歌みたいなのがあるんですね。
姉さん六角たっこ二匹っていう、そのフレーズが子どもの頃から離れなくて、京都を探索に行きました。
あの通りの名前を、姉小路とか、姉小路かな。暮らしに出づいたというか、あまり大きなことが起こらない、日々の人形劇っていうところで、あとはヒッポポタームさんという人形劇団さんも大好きです。
不思議とね、人が言うとしんどく聞こえるところも、人形がしゃべると、なぜか心に入ってくるんです。だから子どももだし大人もだし、少し素直になれる感じがしますね、人形を通すことで。
人形劇でも次何が起こるんだろうっていうセリフを極力抑えて、想像力をかき立てられる。始まって2,3分セリフがないお芝居があるんです。
カエルくんカエルくんっていう作品なんですけど、ヒッポポタームさんの。それは本当に出てきたら子どもたちが次から次へと思い浮かべたことをどんどん言っていく。
あ、カエルだ、今から何するんだろう、歯磨きしてるみたいな。でもそれを説明しちゃうとそこで終わってしまうんだけど、どんどん本当に想像力をかき立てられるようなお話、そういう作り方をされています。
相手に合わせて。
そうなんですよね。だから演じてらっしゃる方が、私たちはお客さんの顔が見えないのが一番残念なんですって。
自分たちがやっている人形劇を一緒に子どもたちと見るのが見たいなっていうことをこの間おっしゃってて、はぁーと。
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でもそう言いながら幕の向こう側の子どもたちの声をしっかり汲み取ってらっしゃるから、さすがプロだなって思います。
一緒に親と子どもで芝居を見る、生の舞台を見るっていうことで、普段できない心が柔らかくなって親子の会話ができるっていうところが、私は一番なんか、自分が一緒に見ててよかったところだなと思うので、こういう機会をたくさんこれからの世代の子どもさんたちにも持ってもらいたいなと思って、今は劇場活動を続けています。ありがとうございました。
ご視聴ありがとうございました。