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一番古い記憶は、真っ暗な家の中みたいな感じで、タバコ屋さんの一部屋に間借りして住んでいたらしいんですね、両親が。
そこに生まれたばっかりの私は住んでいたみたいなので、最初はアパートだったと言っていたような気もするから、2回目の場所だったのかもしれないんですけど、そこに何歳くらいまでいたのかな。
4歳か5歳くらいまでいたかもしれないんですけど、そこの中のお家とか、外はあんまり覚えていないけど、記憶としては暗くて、昼間だけど暗くて。
光がいっぱいのところから中に入ったら真っ暗に見えるじゃないですか、家の中って。そういう感じの記憶があります。
外は光っているみたいな。想像ですけど、あんまり窓とかないところに家族でいてたんじゃないかなと思うんですよ。だからそこの景色かなとかって思います。
この空間というか、自分のいたところを何となくこんな遥かみたいな感じで、細かいところというよりも、色っていうか光っていうか。
そこはその後引っ越したところからも近い場所なので、よく通るんですけど、今もよく通る。徳島だからたまに実家帰ったときによく通る場所なんですけど、
そのときよく私が写真を写してもらってたんです。3歳4歳とか2歳3歳4歳。めっちゃいい写真なんですけどね。
両親はそれを大きく引き伸ばして額に飾ったりしているぐらい写真写りのいい場所だったんですけど、それがそのタバコ屋さんの道路の向かい側にある、なんか井戸の蓋みたいな、井戸の蓋みたいなところに乗っかっている石なんですけど、写真だったんですよ。
その写真、あれは私は井戸だと思い込んでたんですけど、最近わかったんですけど、あれは井戸ではなくてお祭りのおみこしを置く場所だったんです。
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っていうのが最近わかったことでちょっと面白かったので、そこに座ったりしてたこともあんまり今は覚えてないけど、その写真は井戸みたいなやつがなんだろうあれって思ってたから、その謎が50何歳もなって今わかるっていうのが面白かった。
ここはもうそういう神聖な井戸もそうですけど、普通にありふれた場所ではなくて、特別な場所。
特別感はないですよ。でも道路走ってたら、車で走ってたら普通に道路の脇田んぼの横にチョンってあるから、普通の景色なんですよ。
で、よく考えたらおみこしを置くところにそんな子供を座らせて写真を撮ったらあかんかったかもしれへんねって両親は言ってるんですけど、今思えばね。
いい場所だったんですよ。向こうのバックは田んぼなので、レンゲ畑だったり、スコーンってなんもないからいい写真が撮れる。
高くなってて。
そうそうそう、高くなってて。これぐらいの高さ、この机ぐらいの。
街中でもそういう特別な場所ってありますよね。
そう。
特別なお地蔵さんとか、いい場所、写真撮りたくなるような場所とか。
あるかもね。
探検するのが好きやったので、この道は、道っていうか、家と川、洋水路の間の子供しか通らないぐらいの細い出るところを通ったりとか、
ここ行くとここに出るんかとか。
冒険。
冒険。あと、田んぼの間に木があったりしたら、うちが住んでたところはもう川の下流部で、田んぼか家みたいな、あんまりなんにもない川か田んぼか家みたいな。
そして山はうんんと遠くだったので、その中に、あぜ道にちょっと木が生えてたりするんですけど、なんかそういうものは最近はもうどんどんなくなっちゃって、あんまり田んぼの中の木っていうのはなくなったけど、昔はなんかあったんですよ。
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で、その木には神様がいるみたいな雰囲気があって、たぶんお百姓さんはそこで休憩したりとかしてたと思うんですよね。
で、そういう木に惹かれて、ちょっとあそこの木があるから行ってみようみたいなんで行ったりとかしてました。
そういう冒険みたいな、小さい探検みたいなのが好きだったかな。
あ、植物の、この花なんやろうとかね、ミイとかも、オレンジ色のミイがあったらこれはなんだろうとか思ってましたけど、そうですね。
まあお孫ごとの道具になってましたよね、そういうお花とかミイとかは。
この木は何か普通の木と違うみたいな、その場所は何かいいみたいな、そういうのは結構子供の頃から感じてます。
あ、なるほど、まや。
アンテナがね。
そうそうそう。
子供ってそういう、気づきますよね。
あ、確かに、そういう意味ですね。
確かに確かに、何か惹かれる場所っていうのがあって、何か拝みたくなるような、もしくはお家って呼んでたんですね、その木のこと。
あ、そこはお孫ごとの世界の中では自分のお家っていう印象で、今日はこの木をお家にしようみたいな感じで、だから木のお家って言ってました、そういえば。
だから何かが宿ってるような感じっていうのは多分あったと思うし、古い、そうですね古い、あまり昔から変わってなさそうなところにそういうものを感じますよね。
だから古いお家の何か、お家とお家の間の変な隙間とか、そういうところとかにめっちゃ惹かれたりとか、何か昔から何か変わってない、100年、200年変わってなさそうな雰囲気のものが過ぎあったかもしれない、そう言われたら。
なんか今の話と通じるんですけど、やっぱりだんだんそういう場所って無くなってきてるじゃないですか、今の生活の中で好きな場所とか、好きな空間とかって何かあるよ、これ聞いた人が、ああこう言ってみるとか、自分にとって好きな場所ってあるじゃないですか。
でも淀川は結構探検します。
淀川も昔のままじゃないと思うんですけど、街の中なのに大草原じゃない、何かが宿ってそうな雰囲気の場所があって、
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例えば白北公園とかがあるんですけど、その辺から川の方に河川に行くとワンドっていうのがあって、そこら辺もじわじわと入っていくと、奥まって奥まって入っていくと、実はくるみがあったりとか、それは食べれますしね、くるみは。
それからキイチゴがあったりとか、川の反対側の東小戸川区方面の辺りも結構ちょっと面白くて、ただちょっと去年かな、木の伐採しちゃってるので雰囲気変わったんですけど、また復活してきてるんです、植物がまた。
だからそういう植物が切られてもまた出てきたり、そういうのとかを見るのとかも面白いです。すごいあっという間に復活していってます。
あと釣り人のたくましさ、釣り人の造形物、小屋みたいなのとか、欄管みたいなの作ったりとか、そういう人間のしぶとさとか、畑やったりとか、お家みたいなの作ったりとか、そういう感じがめちゃくちゃ好きです。
そういう意味で言うと中津商店街とかもそういう感覚にちょっと近いかもしれないです。
昔の人が建てたときのしぶとさっていうか、たくましさみたいなのを感じる。廃材使って建てたんだな、ここは、とか思います。
去年も小川の海まで行ってみようと思って、自転車で行って、ほんとに海のところに小屋があるんですよね。そこに行くと、狸と猫がたくさんいるんですよ。
狸も?
狸たくさん。
へー。
で、こないだ、小川のキツネを見たんですよ。
あ、そう!
野生のキツネが。
いるんや。
びっくりして初めてですよ。
すごい。
結構、夜だったんで、狸、猫でも犬でも歩き方の特徴があって。
はいはい、わかりますよね。
キツネの尻尾がこうなって。
まさに日本昔話の絵と一緒でしょ。
感動したって。
すごい。
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でも、ちょっと自分の目を疑って調べたら、キツネとかとは違って、ホンドキツネっていう小型のキツネが、川沿い森みたいになってるんですよ。
へー。
長崎の方の工場自体も、人間が少ないから、キツネが来てるようになるっていう。
あ、そう。
たくましいなって思って。
大自然なんですよ、実は。
人間が、そこに人間がちょこんって進まわしてもらってるって思ったりします。
ちょこんじゃなくなってるかもしれないけど、自分としてはちょこんって、隙間に進まわしてもらってる感覚でいたいなと思って。
不思議な体験、不思議と言ってもいろいろあると思うんですよね。
あー、あります。今思い出した。
徳島にいたときです、子供のときに、弟と二人で、私ホント川の近くに住むことが多いんですけど、なんだか。
徳島もやっぱり中川っていう川の近くに住んでて、さっき言ってた、その大きい川の河川、河原に遊びに行って、また探検してたんですよね、弟と。
河原で川のほうにどんどん行ってたら、草が生えてて、なんか向こうから、パンパンパンって石が飛んできたんですよ、3つぐらい。
でも、人とかいる場所じゃないし、わかんない。
とにかく怖くなって逃げました。わーって言って。
狙ってきた感じ?
そう、で、あっち行けみたいな感じで。
自分には当たらないけど、上にポーンって高くなって、パンパンって3つぐらい飛んできて、ありえないんですよね。
あれはなんだったんやろうなって思ってます。
弟もそれはちゃんと石が来たんじゃないか分かって。
二人ともで、わーって言って逃げた。
ここより先?
そう、河童かなっていうことにしてるんですけど、わかんないです。
どうだろう。
子供の頃ってお化けとか怖いんですかね。
怖いです。
いつからかあまり怖くなくなりましたかね。
そうですね、最近やっと一人で寝れるようになってきたかな、電気消して。
電気消されへんかったですね、一人で寝るとき。
それがほんまに最近になってやっと。
でもお化けはいてるような気はしてるんですけど、もういてもいいかな、みたいになってきたみたいで。
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お化けに近くなきゃいけない。
大体大人に聞くと人間が一番怖いと思う。
みんな言いますね。
繰り返しよく見る夢とかありますか。
なんか見てるような気がするのは、
階段上がったり下がったり、上がったり下がったり、どう言っていいかわからないけど、
建物とか街みたいなところをあっち行ったりこっち行ったりしてる夢がよく見てるような気がする。
街は変わってるのか、同じ街なのかが、ちょっとあんまりよくわからないんですけど、
しょっちゅうそういう夢見てます。
割とそんな夢ばっかり見てるから、あっちの世界にもいてて、こっちの世界にもいてて、みたいな感じぐらい、向こうの忙しそうに。
絵みたいな。
徳島の街とはあんまり関係ない?
全然関係ない。大阪でもないし、どこにもないと思います。
どこにもないところやけど、でも夢の中では現実やし、って感じ。
漫画家さんとか漫画家の人も、街の描写をどこにでもない街がある。
ありがとう、どうも。
必ずその街を舞台にして、
で、牧者が、あの街はどこかモデルがあるんですか?とか、自分の初心者の街なのですか?って聞くと、
面白い。
おすすめ作家は?
なんか、お家に本はいっぱいあって、あったんですね。
子供のために多分、両親が買ってくれた本が。
で、それは、なんか、その当時、本のセットみたいなのがきっとあるんだと思うんですよ。
だから、でも、いろんな種類の本があって、
なんか全集とかではなくて、いろいろな種類が、しびりばめた感じ。
で、その中の一つにムーミンの漫画が2つは持ってて、
トーベ・ヤンソンと、
トーベ・ヤンソンの弟やろか、なんか兄弟が漫画にしてて、それは。
その漫画がすごい好きでした。
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ボロボロになるぐらい、今も持ってますけど、
それはもう、すごい開いて、小さい時から持ってて、
で、その漫画のコマのところも、
ただの線ではなくて、例えばはしごだったり、
なんか、そういう枠もこだわってるっていうか、デザインされててめちゃくちゃ素敵で、
なんか、こう、隅々までいろんなものがあるから、
めっちゃずーっと見てても飽きない。
だから、お話も面白いんやけど、
お話っていうか、なんか、人間模様みたいな、ムーミンたちのその、ごちゃごちゃした心情?
なんか、嫉妬だったり、
なんか、もう喜怒哀楽だけじゃ言えないような、いろんななんか、
劣等感とか、いろんな人間っぽい、人間臭さがいっぱいあって、
そういうのとか、表情とか、そういうのがすごい、コマゴマーって書いてあって、
それを見るのがめっちゃ好きでした。
あれ、たぶん、たぶんやけど、新聞で連載してたらしいんですけど、
そういうやつなのかな。
映画にもなってる、ムーミンの映画じゃないけど、
あの、彫刻家の娘、トーベっていう映画になったんかな。
ジレンみたいな。
ジレンみたいな。
そうそう。
その、それは全然ムーミンとか出てこなかったかもしんないけど、あんま覚えてないけど、
なんか、その映画もよかったな。
いいですよね、本当に。
えー。
日本人の作家さんとか。
えーと、坂口強平さんっていう人が、なんかめっちゃ好きで、目が離せないんですけど、
ツイッターとかでも、ずっと追ってしまうんですけど、
今、あの、最近は全然発信してないけど、
彼が歌ってる歌とか、つぶやいてることとか、絵とか、本とか、ついつい読んでしまいます。
こういうところで、あ、この人面白いってことは、きっかけとかにどう出会えて。
有名な人やけど、一番なんか、そうやな。
なんでかな。
自然になんか気づいたら。
なんか、そうつ大学とか、そうつの本だったかブログだったか、なんか読んでたら、すごくなんか、こう、共感したというか。
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そしてそれは確か、ノートっていう、無料で読める、誰でも読めるようなもので、
連載していて、それは本にもなってるんだけど、お金がなくても読めるようにしてくれていて、
あ、そして彼は電話番号を公開していて、死にたくなった人にもかけたらいいよ、みたいな。
命の電話っていうのをやっていて、なんか、そういうものをこう読んでいる。
なんかそういう、ずっと全文章を追ってたときがあって、2年ぐらい前かな、3、4年前かな。
とにかく、でも今も結構全文章読んでると思うんです。
あとツイキャスとかで喋ってるとか、残ってるものとか全部聞いてると思うし、
結構全部細かく読んでると多分思うんですけど、
この人がなぜそういう行動をしてるんだろうっていうことが、すごく知りたいというか、
何か自分のヒントになるって思っていて、私が知りたいことと共通している気がしていて、
それでなんか目が離せなくなったっていう感じですかね。
同時代にそういう人がいると楽しいですよね。
本当に一緒の時代で生まれて、彼は今も生きていて、
そしてっていうのは本当になんか嬉しいなって実はすごい思ってます。
こんな話誰にもしてないけど、しみじみと何か知らないけど。
これからまたどんどん情報に発信してくれるからいいですよね。
本当にどう生きていくんだろうとか、文章書かないとか、
全然関係なしに彼が幸せだといいなっていうか、何て言ったらいいんだろう。
先生じゃないけど、師匠みたいな勝手にね、そう思ってて。
変てこなこととかしても全然それもいいし、
えーみたいなこととか、それは生き物だから、
どっちにもデコボコするから、自分も。
でも坂口さんもやっぱりデコボコしてて、
えーってちょっとドン引きするようなことも起こったりするけど、
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それも含めて師匠やーって思います。
自由でいいんだなって。私も自由に生きようって思います。
坂口さん、ポイントがたくさん出されてると思うんですけど、
これ聞いた人に、坂口さんのこと知らない人に、
ちょっとこの本読んでみたら楽しいよとか、
最初の一冊としてこれどう?みたいな。
あー、私が多分最初に読んだの、今思い出しましたけど、
あれ、ちょっと名前がやっぱり出てこない。
なんか、イベントでやったらしいんですけど、
お話会、トークイベントに来たお客さんに、
今日はね、病院です、みたいな。
ここは坂口精神病院です、みたいな感じで。
あの、皆さん来てください、みたいな感じで。
公開なんか診療みたいな感じに急に舌出ちゃって、
もうみんな度肝抜かれちゃうんですけど、
えー、みたいになりながら、
はい、それで、あなたの悩みは何ですか、みたいに。
いきなりなんか、カウンセリングされちゃうみたいな。
それが全部本になっちゃってるんですけど、
すっごい面白くて、自分の薬を作るかな。
2人で協調ですよね、坂口さんと。
違います。
専門家のなんか精神科の人が。
あー、そうそう、それもありましたけど、その本も。
それとは違ってて、自分の薬を作るだと思う。
その本がたぶん一番最初だと思う。
あ、これだ。
そうそうそう、これめっちゃ面白かったんですよ。
もうなんか引き込まれちゃって、
ライブみたい、こんなのにライブみたい。
あ、自分の薬を作るっていうやつですね。
これ、知らない人はおすすめだと。
そう、おすすめですか。
何でも作れるんやなってことをこの人は言ってますね。
とにかく。
何でも作れるよって。
仕事も作れるし。
これ見ると色々出てきますね。
土を作る、土になる。
土になるは読んでないんですけど、面白い。
結局そうつだった彼は、自分の薬を自分で作ることによって、
畑を始めたりとか、そういうこととか、
全部全部が自分の薬、絵を描くことも、本を描くことも。
お金の学校って。
お金の学校もめちゃくちゃ面白い。
これは多分、ノートで読めると思います。
命の手紙も。
これが今日、そうです、斉藤さんとのね、
ツイッターから。
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これは娘のために、中学生の娘が、
勉強どうしたらいいかわからんって言ってた、
おばあちゃんという娘さんのために伝えたことが、
伝え言葉みたいな本になってたような気がします。
面白い、すごい色んなヒントがあって。
全部がね、苦しみながら、
家族をどう養っていくのかとか、