ほっこりエピソード
みゆん先生のほっこり保育室へようこそ。
前段にほっこりトーク
群馬の保育園で働いていた時に、タクシーで群馬の森というところに遠足に行った時のことです。
帰り道、タクシーの窓からふと外を見ると、
なんとサーカスの象さんが広い敷地でのんびり草を食べていたんです。
すると、ある男の子が嬉しそうに、「象がくちゃ食べてた。」と話してくれました。
ん?象?
実はその子、滑舌がちょっぴり苦手で象が上手に言えなかったんです。
でも、私にはちゃんと伝わりました。
その日の連絡ノートに、タクシーの中から、「象が草を食べているのを見ました。」と書いたら、
お母さんから次の日、ノートを見てやっとわかりました。
いやー、うちの子、群馬の森ってとこに遠足行ったのに、象が草食べてた。
楽しかったこと何?って聞くと、象が草食べてた。
なんやろうなーって思ってたって話をしていたんですよね。
そう、ノートでまた、お父さんとかお母さんと子供たちとの会話がつながるって、
なんかいいなっていうのを感じたほっこりエピソードでした。
イヤイヤ期の対策
美音先生のお悩み相談室のコーナー。
今日は、リスナーさんからいただいたご相談をもとに、
イヤイヤ期のお子さんへの接し方についてお話ししていきたいと思います。
この時期のお子さんの気持ちに寄り添いながら、
そしてお父さんお母さんの心にもそっと寄り添うようなお話ができたらいいなと思います。
最初に、相談内容の紹介をさせていただきたいと思います。
今回ご相談いただいているのは、
2歳児さん、3歳の誕生日を迎えるお子さんを育てているパパさんからです。
相談内容は、
スーパーでアンパンマンのカートに乗りたくて大泣きしてしまい、どう声をかけたらよいかわからなかった。
そして、お家に帰るまでも、
ママさんが時間をかけて本当に大変な思いをしながら、
お家にやっと連れて帰ったそうです。
イヤイヤ期の子どもって、思い通りにならなかったりすると、
ギャーって、いやーもう怪獣さんかな、くらいになってしまうことってありますよね。
子どもから見た視点、そしてお父さんお母さんが具体的にできる方法、
その2つの視点でお話をさせていただきたいと思います。
最初に1つ目の、お子さんからの視点。
まずこの息子さんは、この時、僕も乗りたかった。
それもあの子が乗ってるアンパンマンの車、あれに乗りたかったって気持ちがすごく起きたかったと思うんですよね。
この時期の子どもたちは、自我が芽生え始める一方で、
まだ気持ちをうまく言葉で伝えられないから、
もう、もやもやした感情が爆発しちゃうことがあるんですよね。
それで手も出たりとかする時もあるしね。
大人から見ると、ちょっと待ってね、あと別のにしようよって、それでいいやんって思うかもしれないんだけど、
本人にとっては、もうそれどころじゃないんですよね。
もうね、あれがいい。
いやー、保育園でもよくありますね、そのパターン。
もうね、あの子の使ってるあれがいいんですよね。
今、あれが欲しい。
本当にね、ちょうど自我が芽生えた時期、でも成長の一歩ですね。
パパさんとママさんで話されたそうで、それももう分かっていらっしゃるんです。
いやー、相談者さんのパパさんママさんご夫婦の子育て。
いろいろ向き合いながらお子さんのことを見て、そしていろんな情報を取り入れて、
向き合ってるのがすっごい、もうなんか、
いやー、いい、本当にお父さんとお母さんだなっていうのを感じました。
そして次の視点、お父さんお母さんとしてできること。
ではそんな時に、どんな声かけや関わり方ができるのかを一緒に考えてみませんか?
まず一つ、気持ちを受け止める。
あのカートに乗りたかったんだよね。すっごく乗りたかったんやねって。
一度気持ちをそのまま言葉にしてあげるだけでも、子供は僕の気持ちわかってもらえたんだって感じやすくなります。
二つ目、ダメよりも選択肢を増やすこと。
このカートは今使えないけど、こっちのカートにする?
それともお買い物のお手伝いをする?
美味しいおやつを見つけに行く?とか、代わりの選択肢を用意してあげるのも良いかと思います。
三つ目、一度場所を変える。
気持ちが爆発している時は、別の場所に移動すると気持ちが切り替わることもあります。
もうね、抱っこして連れてっていいと思います。
そこの場から離れる。
スーパーの中だったら外の空気、外に一回出るのもアリだと思います。
そして四つ目、お腹や眠気もチェック。
今回ね、相談者さんが、この時お腹を空いていたんだろうってママさんが言っていたっていうのが、
いやー、そのなんやろうな、冷静にそこの気づけること?
ちゃんとお子さんを見ていらっしゃるんだなっていうのがすごい伝わってくる。
いやー、それがもう本当に素晴らしいなって思いました。
お腹が空いていると大人でもイライラしちゃいますよね。
私はお腹が空くと元気がなくなります。
アンパンマンみたいです。
それは置いといて。
そんな時は外出前に少し何か食べたりとか、
なんか小さいおやつをお守りにカバンの中に入れておくのもスムーズに乗り切れることもあるかと思います。
もうね、されてるかと思うんですけどね。
最後に今回ご相談くださったパパさん、ママさんも本当に息子さんのことをよく考えていらっしゃるなっていうのを感じます。
でもね、どんなに愛情を持っていても、
いやいや気の子供と付き合うのって本当に大変だろうなって、
保育園でいろんな子供を見てきても思います。
でも相談者さんが言われていたように大丈夫です。
この時期は必ず終わります。
子育てはマラソンで短距離走ではないって考えて、
ずっと短距離走みたいに100m走を全速力で走っていたらやっぱり疲れてしまいますよね。
なので、ほっと息抜きをしながら、
お父さんお母さんが自分のために休むことは実は子供のためなんです。
なのでお父さんお母さんが心に余白、そして時間にも余白ができるためには、
何をしたらできるか、そこが大事なんじゃないかなって思うんですよね。
それこそ、保育士シッターさんとか行政の力を借りて、
お父さんお母さんが少しでも楽になれるように気持ちが。
子育ての心構え
それを考えるのもすごい大事なんじゃないかなって思います。
パパとママが笑顔でいられることがお子さんにとって、
何より一番の安心だと思います。
そして、完璧じゃなくていいんです。
いやもうね、こんな時はね、まああいっかーで、
本当やったらお菓子買いたくなかった。
買ってもいいんじゃないかなって、私は思います。
その時その時で、お子さんの体調、心の変化、その時の環境で、
どれが絶対合ってるってないと思います。
100%の正解はないです。
でもそういう中で、まああいっかーの気持ちを心のどこかに持って、
子育てに向かい合ってたら、ちょっとでも気持ち楽になれるんじゃないかな、
なんていうのを思います。
後から今差し込んでの、これが今の美音先生の本音トークです。
いやー、今今日話してきたことって、
何やろなー、本とかに載ってたりとか、
インターネットとかで調べて出てくることだと思うんですよね。
その中で私がやっぱり今回相談を受けて思ったのは、
やっぱり今回のお子さんと、まずは一緒に触れ合ってみたいと思いました。
そして普段の様子をやっぱり知りたいと思いました。
その時だけじゃなくて、何やろなー、やっぱり触れ合ってこそ、
そして普段の様子も知って、関係ができて、
やっぱり信頼関係ができてこそ、そこで見えるものってあるんですよね。
私はやっぱり保育園とかね、それで現場で保育をしてきて、
見えるものいっぱいありました。
さっきもお話をしたんですけど、やっぱり100%の正解がなくて、
その子にとっても、その場その場で対応の仕方だったりとか、違ったりするんですよね。
今回のお話を聞いていても、もしかして甘えたいんじゃないかっていう気持ちも考えました。
やっぱり初めての保育園とかって行くと、すごい子どもたちって頑張ってるんですよね。
だからお家ではそうやって甘えたい。
ジェガーの芽生えもあるんだけど、だけどやっぱり甘えたいから、
気を本当に許しているパパやママに甘えて、もうすっごいダダをこねる。
それが分かった上だったら甘えさせていいって思う時もあるんですよね、私の中ではね。
今回の配信を載せて相談を受けて改めて思ったのは、やっぱり私は実際に子どもと触れ合って、
私はなんぼやなっていうのを感じました。
私が余計に理屈じゃなくって、考えるよりも先に思いで保育をするっていうタイプなんですよね。
だからすごい今回の相談をいただいて、やっぱり私は何やろうな。
現場、やっぱり子どもと触れ合って、
そしてお父さんとお母さんとも直接話して、相談に答えていけたらな、寄り添えたらなっていうのをすごい感じました。
まとまりがないんですけど、これだけは伝えたくて差し込ませていただきました。
子育て頑張っていらっしゃるパパさん、ママさん、本当に今のままで十分頑張ってます。
いっぱい自分を褒め褒めしてあげてください。
褒め足りなかったら私が褒め褒めします。
何か悩みとかあったりとかしたら、私聞くだけしかできないかもしれないんですけど、私でよかったらいつでも話してくださいね。
最後にエンディングです。
今日はイヤイヤ期のお子さんへの対応についてお話をさせていただきました。
お子さんのやりたいを受け止めつつ、お父さんお母さんが少しでも余白をつかれるような関わり方ができるといいですよね。
その何かお手伝いをできたら嬉しいです。
これからも皆さんの子育てが少しでもほっこり温かいものになりますように。
また次回のほっこり保育室でお会いしましょうね。
お悩み相談に質問などありましたら、レターでお待ちしております。
私でよかったら何でも相談してくださいね。
ほな、またね。
ミヤン先生でした。