詩吟チャンネルの紹介
詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、
分かりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。ようやく腹鼻クエンもですね、
まああの、ちゃんと病院に行って薬もらって、それでよくなってきました。
ただ、昨日はゴスペルを、朝も午後もですね、家族で一緒にゴスペル練習して、
なかなかにたくさん歌ったんで、若干疲れてはおります。
そう、必ずゴスペル行くか、詩吟の練習行くか、
あー、ですよね。もうなんかそんな感じで土日がどんどん過ぎ去っていくんですけれども、
気がついたら6月、しかもなんか明日は35、6度になるとかわけのわからない感じがなっていて、
非常に戦々恐々としておりますが、引き続き頑張っていこうと思います。
高音を出すためのテクニック
では、今日の本題なんですけれども、今日は高音を出すときに、
お腹をどう使ったらよいのかという、そういうテーマでお話ししたいと思います。
こちらはですね、YouTubeの方で質問いただきました。
そうですね、以前講習会でですね、大揺りなどの高い音を出そうとするときは、
一旦お腹に入れてあげる、お腹をついてあげるとかですね、そのように言われました。
そうすると高くしようとするときに声が吊られて裏返ったり、
喉声にならなくて済むと言われたということですね。
感覚的にはなんとなくわかりますが、詳しく教えていただければと思います。
ということでした。ありがとうございます。
こんな感じでですね、普段の市議員の教室とか、講演会とかそこで言われた内容が
ちょっと抽象的すぎてわからないなというときは、
ぜひこういうふうに私のYouTubeを参考にしてくれれば、
多少なりとも力になれるかなと思っております。
今この方はですね、まさにその、
磯浜防腰炉という高高音を使う義務も練習されているというところなんですが、
この高音にしようとすると、ついつい喉の方が締め上がって苦しくなってしまって、
なかなか出づらくなってしまう。
そういう人たちにアドバイスするものとして、
お腹に先に入れてから、そこで入れてからあげようというアドバイスになります。
そうですね、僕も多分同じようなアドバイスをすることになるのかなと思います。
ただ本当に抽象的な話なんでですね、声も見えない、体の中の見えない、そういう世界なので、
この抽象的なものはいろんな視点から言葉多く重ねてですね、見ていって、
自分はこっちからの方が見えやすいなというか、感覚がつかみやすいなとか、
多分いろんな角度があると思うので、僕は僕なりの視点でお話ししていきたいと思います。
高音を出す時はですね、喉は力むなと言われます。
それはその通りですね。
よく首を上にしがちなんです。音の動きとともに首もグンと上に上げて、
ただでさえ、物理的に首が苦しい状態で、さらに力んで声を出そうとすると最悪な、
ああ、ああ、みたいな感じになってしまう。
ニワトリの絞ったような声ですね。
そうならないためには首はもちろん、そのままむしろちょっと上げろとも言われますけれども、
喉の通りはちゃんと意識した正しい姿勢でやる必要があると。
一方でですね、高音を出すということは、それなりにエネルギーを要することなんですよね。
低い音をゆるゆると出すよりも、高い音をしっかりと、
しかも死銀の場合、別に天空のところで優しい高い音を出すってなかなかないですからね。
強くて高い音を出すから、めちゃくちゃにエネルギーを要することなんです。
じゃあそのエネルギーをどこで用意するかというと、
このたくさん吸った息をへその下ですね、丹田の方にギュギュギュッと、
まず入れ込んで、入れ込んで丹田をギュッと絞り込んで、
その絞り込んだエネルギーがブーンと出てくると。
それが高い音を出す時のエネルギーの用意の仕方、出し方ということになります。
だからこんな抽象的な話されてもですね、別に何もわからないですね。
エネルギーの使い方
僕も蛇口と同じだと蛇口でちゃんと圧力かけて溜めておいて、
それをドバーンと出すんだみたいな感じで先生によく言われましたが、
じゃあ具体的に自分の体をどう使ったらいいかよくわからんとずっと思ってました。
そういう中でですね、僕が高い音を出す時に意識しているイメージしやすいものとしてはですね、
力強く地面を踏み込むという考え方です。
高い音を出す時にはある意味ジャンプするような感じなんですよね。
思いっきりジャンプすると。
こんな感じでギャーンとジャンプすることになるんですけれども、
ジャンプする時って踏み込みが必要なんですよね。
そのたくさんしっかり踏み込んだからこそ高いところに到達するんです。
踏み込みが浅くてですね、ポンと飛んでギュイーンと高くなるようなスーパーマリオみたいなことにはならないんですよ。
じゃあその踏み込み、踏み込みを意識する。
これちょっと面白い例えだと僕ながら思っているんですが、
高い音を出そうとするとついつい上に力を入れなきゃとなるんですが、
踏み込みを力強くしなきゃっていうふうに考えるとですね、
より下へ下へ意識が多分いきやすくなると思うんですよね。
足の裏とか膝とか太ももとか、そういったところにより力を込めるんです。
その吸った息をためるって時に、吸ってお腹の中にですね、
肺ではなくお腹の中に息を入れてギュッと絞める時に、
端でも絞ればいいんですけれども、それプラス足の裏とかですね、
別に天空やる時にしゃがんだらとてもおかしなことになるので、
それはやめたほうがいいんですけれども、
ギュッてやる時に内太ももとか膝とか足の裏とか、
何か意識しやすい力をちょっと込めやすいところも一緒にグッと力を込めるんです。
力を込めた分で、込めているからより高いところに手が届くというイメージで、
この足に力を込めた状態のままこの上に突き抜けるように声を出すという、
そういうやり方がですね、僕の場合はちょうどいいのかなと思っております。
なのでその質問にありましたように、
一旦腹に入れてあげるとか腹を突いてあげるっていうのも、
これに近しいんじゃないかなと思うんですね。
一度入れる、入れるって時に僕はさらに入れて絞って下半身に力を込めて、
踏み込みも強くして、そこまでいったらですね、高く出しやすくなる状態。
もうエネルギーが十分溜まっているから、
上に必死に上げようと思わずともですね、
高いところに手が届くような状態になるんだと思います。
何もどこにも何の力も入れなかったら、
もう上に向かって必死に力込めないといけないんですけれども、
そうではなくて、もうあのバネのように、
バネの方がいいのかな、バネのようにギュッと、
なんて言うかイサンボイールの場合、
これ、これ、ビシュー、ギュッ、
ガイゼン、ガイゼン、
ちょっと今、ちょっと今そこまで上手くできてないんですけど、
ビシュー、ギュッ、ギュッって時に、
膝とかですね、内太ももとか足の裏とか、
そういうところにギュッと力を込めて、
ガイゼン、ガ、ガぐらいですね、
ガぐらいまでをそのまま、その力を込めたままやっておくと。
で、そこから一度上に上がる方向だけはですね、
上がる方向だけはギュンと上げた方がいいんですけれど、
その先はですね、高い音までどう力をかけながら出そうというよりは、
ちょっと勢いに任せた方が、自然に任せた方が正直いいのかなと思ってます。
ちょっとハイブリッドな教え方になって非常に申し訳ないですけど、
この力を込めるというのはまず踏み込む、バネの力を貯めるみたいな意味合いで大事なんですけれども、
それプラスですね、高いところも出そうとするとですね、
それはそれで喉を絞り上げてしまうんですよ。
ちょうどゴスペルの昨日の練習でですね、
この先生がボーカルやっているリードボーカルの方にアドバイスしていた話だったんですけど、
高い音を全部ガンガン出そうとするよりは、
その入り口の方だけ力込めてその後を抜くようにフンとやった方が、
とても綺麗に出るんだという話をしていたんですよ。
高音を出すための技術
詩人の場合はですね、抜いちゃダメなんでそこは難しいところなんですけれども、
まあとはいえですね、その高い音も全部力強くやらなきゃというよりは、
入り口をしっかりやって、音の上がりとかもそこまでもちゃんと方向を定めつつも、
あとはですね、あとはもう鳴るようになれみたいな、
そんな感じの出し方ぐらいの力加減があると、
まだ出しやすいんじゃないのかなと思います。
とかもうギャンギャン出そうという風にやるよりは、
この溜めた力をそのまま解放した、
この人間には必ず緩急というものがあるんで、
力を込めたらですね、もうその後は緩めたくなるんですよ。
その緩めたくなる自然な動きをちゃんとこの声の発声にも活かしてあげるっていうのは、
それが使いやすい体の使い方なんじゃないかなと思います。
だいたいこんな感じですね。
なんとか先生の話した一言の話をここまで10分近く喋ってみたんですけれども、
どうでしょうか。
僕の言っていることが全部正しいとかわかりやすいとかそういうわけではないんですけれども、
この中から3割とか4割とか、
少しこの考えなら使いやすいな、このイメージなら使いやすいなみたいな、
そんな形でヒントを取っていただければ、
あとは実際に聞いてフムフムだけではなくて、
じゃあ自分で実際に力を込めてみようと、
このタイミングでこういう風に力を入れるのか、
息をちゃんと吸ってみるのか、
絞るってどんな感じだったっけ、
力むってどこを力みようかとか、
そういうのを考えながら自分なりの一番使える、
自分なりに合った力の使い方というのを見つけていただければと思っております。
僕もなんとか必死に喋りながら考えていましたけれども、
なんとかなったかなと思います。
少しでも参考になりましたならば幸いです。
では後半行く前にちょっとだけ宣伝ですね。
詩吟のリソース紹介
詩吟の教科書初心者編という本もありますし、
さらにもっと手前の入門編、
詩吟ってなんだろう、わからない方の向けの、
詩吟の教科書入門編という本も1、2ヶ月前に出版したばかりです。
ぜひAmazonのKindleで購入できるので見てみてください。
そして無料で見れる詩吟マガジンというものもやっております。
週に1、2本のペース、週に1本になっちゃってるんですけど、
文章でも普段YouTubeで配信している内容もあるけれども、
それ以外の内容とかも文章でわかりやすく、
詩吟にとってためになる内容を書いておりますので、
無料で登録して最初は無料特典が3つぐらいついてきますので、
ぜひぜひ見てみていただければと思います。
スマホでもすぐ登録できるしお金は絶対にかかりません。
では後半一つ吟じたいと思います。
今日は磯浜忘葉廊、三島中州作ですね。
こちら吟じてみたいと思います。
本当に高校音出るかな。
若干自信がないんですが。
なんとか説得力を上げるために頑張りたいと思います。
ではまず詩文からですね。
夜昇る百尺海岸の廊
曲目いずれの変化これべいし
凱旋たちまち発す遠征の志し
月は白し東洋万里の秋
詩文からとてもよく内容が伝ってくる。
いい詩ですよね。
夜百尺もあろうという海浜の高い廊に昇ってみると
見渡す限り大海原で
どのあたりが話しにきくアメリカ大陸なのだろうかと
見当もつかない。
じっと見ているとその海の彼方に行ってみたいという思いが
心の底からフツフツと沸き上がってくる。
折しも秋の月はさえ果てしなく広がる
この東海の波濤を白く照らしているのである。
いやーとてもなんかあの
少年よ大使よいだけというわけじゃないですけど
そんなそんな感じで心が震わされるような
詩文かなと思います。
ではこちらは言辞で終わります。
磯浜坊養老に昇る
三島中州
夜昇る百尺
海湾の極目
いずれの変化一周
たちまち発生
遠征を挫し
月は白し
いかがでしたでしょうか。
ちょっとあんまり喉の調子がそんなに良くないような気はしなくはないんですけれども
ギリギリ高校音が出てほっとしました。
ちょっとあれですね。僕もちゃんと発声練習から
今週からちゃんと改めてやろうかな。
大会でボロ負けして風邪に2回ぐらい引いて
なんかあまり練習できていなかったですね。
ちょっといい加減再起動しないといけないなと思いました。
一番力間ないといけないところは力間ず
その入り口のところで下半身で力むみたいな
多分そういう感じが大枠になるのかなと思いますので
少しでも参考にしていただければと思います。
他にもこの詩文の普段の教室の中で
わからないような内容とかあれば
本当にお気軽にyoutubeのコメント欄を活用していただければと思います。
では、詩吟のミルクを発信する詩吟チャンネル
どうもありがとうございました。バイバイ!