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詩吟の魅力を発信する、【詩吟ちゃんねる】
おはようございます。【詩吟ちゃんねる】のheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上、準詩班の資格を持っていて、全国大会の優勝経験もある私heyheyによる詩吟というとってもマイナーな日本の伝統芸能のその魅力を
5分間程度でわかりやすくお伝えしていくチャンネル内容になっております。月・火・木・土が声に関する話、水・金・日は詩吟に関する内容ということで、今回は金曜日に向けた配信になっております。
ということで、詩吟の日はいいですね。たくさん準備しなくていいんで、のびのびとやれるからいいなと思います。
今日ご紹介するのはですね、寒詩になります。これはですね、春だからこれにしようかなと思ったんですけれども、ちょっと多分この頃の春っていうのはもう冬から春に切り替わるぐらいのまだちょっと寒い頃ですね。
梅が咲き始めるような頃なんで、もうちょいちょっとこれ紹介するの遅かったかなと思います。ご紹介するのはですね、佐藤一輩による
佳品公主という詩になります。佳品公主、なんていうかな、これは良いお客、貧っていうのは貧客とかの貧ですね。
貨っていうのは人弁に土、土と書くやつ。佳品、良いお客。公主、好きと書いて、主と書きますね。良い主人ということになります。
まあじゃあまず詩文からですね、読んでいきます。とにかく美しいんですよ、文章が。ではでは。
月は梅花を問うて、公主となし。 梅は月日を迎えて、佳品となす。
佳品公主、二つながら壮絶。 寒涼す高今、一刻の春。
では意味をご説明していきます。お月様、月は梅花、梅の花ですね。 梅花を訪れて、良い主人となし。
梅は月影、月の影ですね。月影を迎えて、良いお客とする。 この艶やかな月影と香りの深い梅の花。
この二つが並ぶと、とてもとても絶品で、この一刻千金の春の夕暮れ時を共に締めていると、締め合っているということになります。
まああの佳品公主、多分あのこの作者の造語だったと思いますけれども、 素晴らしいですね。梅の花、そして月の影。
とても素晴らしい、壮絶ですね。二つに絶品の絶と書いて壮絶。 いやー本当に素晴らしいんだろうなっていうのが伝わります。
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で寒涼す高今、高今っていうのは黄昏っていう風に書きますね。 黄色いにあれなんていうかわかんないです。
宇治に日って書くんですね。一刻の春ということになります。 僕がですね、あの詩吟の大会で結構自由な詩を自由に選んでいいですよっていう体感がある時はですね。
もう教本があってそれをパラパラめくってなんとなく見た感じ良さそうだなーっていうのを選ぶんですよ。
でこの時にこれを選ぼうとした時に先生からストップがかかりました。 お前それはダメだよ。だってそれめちゃくちゃいい詩だからどうせみんなやるからつまらないよって言われたんですよね。
すごい覚えてます。だから僕これちゃんとやらせてもらってないんですよ。 みんながやるからつまらない。ダメ。
それほどに美しい美しい詩です。 ちゃんと教わりたかったなぁ。
ということで若干あの歌流ではありますけれども 花瓶講師にんじていきたいとおもいます。
花瓶講師 佐藤一輩
月は
梅花をとって
香酒となし
梅は
月日を迎えて
花瓶となす
花瓶講師
二つながら
壮絶
官僚主
黄金
一刻の
春
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春の美しい感じ伝わりましたかね? 難しいですねこの綺麗に歌うっていうのが。難しい。
今回は花瓶講師を吟じさせていただきました。 詩吟の面白さが伝われば幸いです。
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネル。 今回は以上です。では次はあさってバイバイ