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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を、わかりやすくザックバランにお話ししていくチャンネルです。
週に2、3回のペースで配信しているので、気楽に聞いていってください。
はい、今日もですね、月曜日で、仕事これから頑張らないといけないんですけれども、その前に気合を入れるために、詩吟チャンネルを収録したいと思います。
まあ今日もですね、前回の続き、九月十三夜陣中の作、植杉謙信、この詩をですね、前半の吟じ方を解説してきましたので、今日は後半ということになります。
まあそうですね、前回だいぶ気持ちを入れて、細かすぎるところを喋った気がするんですけど、この下話、下話だけで僕3分くらい話したかもしれないんですけれども、
まあやっぱり気持ちはたくさんあるに越したことないですね。
その中のエッセンスをお客さんに聞きやすいように届けてあげるというスタイルがやっぱりいいかなと思いますので、ないものは出せないから、たくさん考えるだけ考えておいたほうがいいかなと思います。
では今日は後半ですね。まず詩文を読むところから始めていきます。
閲山、閲山あわせえたり農臭のけい、さもあらばあれ、佳境遠征を思う。
閲山、閲山というのは越中の山々ですかね。
これはのとの七尾城において、この新潟方面と言いますか富山方面と言いますか、そのあたりを眺めながら行っているわけなんですね。
この越中越前越後、越後は違うか、越後は向き的に違うのかな。
このあたりを一通り手に入れることができたと、我が支柱に収めることができたと。
さもあらばあれ、ままよ、ええいままよと、佳境遠征を思う。
故郷の者たちは自分たちの遠征に心配しているんだろうかと、いろいろ思っているんだろうけれども、
今は心ゆくまでこのようやく手に入れたこの絶景を魚に楽しもうじゃないかということですね。
なのでこの越山あわせえたりの州のけい、あわせえたり、ここら辺が一番気持ちが入ってくる、力強い気持ちが入ってくるんでしょうね。
さもあらばあれ、佳境遠征を思う。
ここら辺難しいんですよね。
まずさらさらと言字でその後解説という風に行きますね。
朝から出るかな。
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月参考からにしようかな。
月参考
越山あわせえたり
のしのけい
さもあらばあれ
佳境遠征を思う。
こんな感じですね。今日は喉ダメそうな気配。
では順番に行きます。
越山あわせえたり
まず転句ですね。
ここは越山、すごい言葉言いづらいんですね。
で、頭高越山でえが高いんですね。
で、つから下がると。
越山、まずそもそも言葉として伝わりにくい。
噛みに噛みやすいようなところなので。
あとはしっかり言いたいですね。
なので一つ一つ丁寧に越山
という風に行きます。
これは頭高の詩の宿命なんですけれど。
頭が高いアクセントの場合はですね。
越山越山という風にやると
喉だけでポーンと最初からポーンと出すとですね。
頭高っていうのがまず伝わりにくいというのと
すごく子供っぽい印象を持たれてしまいます。
なのでこれこそですね。
丹田に力を入れて越山越山
この絵に入るところまででグワッとお腹でグワッと力を入れて
その最後にポンと絵が出るような感じですね。
越山越山っていう感じの出し方。
その後にやるとちょうど引くタイミングで越山が来るんで
アクセント音も下がりますし。
だからこの頭高のアクセントが表現しやすいんですね。
越山という風な言い方になります。
合わせ得たり
これはですね越山そのまま行き継ぎせずに
合わせ合わせたんだ
もう手に入れたんだというところですね。
だからここは一息で越山合わせ得たり
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ここまでを一息で行きたいというところです。
越山合わせ得たり
得たり合わせ得たり
得たりっていうところにウェスイン剣士本人の
俺はようやく手に入れたんだという
この力強い気持ちが前面に出ている感じになりますね。
で能収納経緯
まあここはそのまま合わせ得たりで力強くやったから
能収納っていうのはここら辺はどちらかというと
ギャップを見せるために伸び伸びと見せてあげればいいかなと思います。
さもあらばあれ
ここはですね正直答えなんて見つかりません。
ただええいままよという気持ちで
多分ウェスイン剣士本人の
いろんないろんな山ほど思うところがあるんでしょうね。
この戦の中の死んでいった仲間たちのことであったり
いろんな苦難であったり
むしろ逆にこの美しさ
手に入れた景色の美しさであったり将来のことであったり
多分山ほどいろんなことが頭の中を巡りつつも
もうそれを一言にもうまとめたっていう感じなんですね。
ええいままよ
さもあらばあれ
というところで自分も何て表現したらいいんですけれど
少なくともですね
少なくともこれをさもあらばあれみたいな感じで
さらさらさらっということだけは絶対間違いなんですよ。
そういう言い方だけは間違えて
さもあらばあれ
この言葉一つ一つを丁寧に
だけれど
なんていうかな
ただ力強いわけでもないし
弱々しいわけでもない
美しいわけでもない
そういうような本当によくわからない気持ちを押し込めて
丁寧に言うというところが
このさもあらばあれなんです。
すいませんね
こういう消去法的な言い方になりますけれど
そういう
ここの言い方がですね
多分いろんな人の言い方を聞いていて
自分にはこれが合うなとか
これがしっくり来るなとか
そういうところを考えながら見つけていくんじゃないかなと思います。
下境
このあたりから
急に
今までは外に力強い力強い感じだったのが
この下境遠征を思う
このあたりからですね
急に人間味のあるちょっと寂しいなとか
古さと思うなとか
そういったような気持ちもですね
入ってくる
というところで
この天空のところの力強いところ
この下境遠征を思うという
この何ていうか
人間味のあふれるところ
そのギャップを見せていくというところが
ポイントかなと思います。
今日はサラサラって終わるんじゃねえな
ですかね
ということで
9月13日一通り解説していきました
まあ多分
茂木のもっと立派な先生はですね
いろいろ丁寧に丁寧に
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スマートに教えるかもしれないんですけれど
僕はもう頭の中で
ごちゃごちゃごちゃごちゃ混ぜて混ぜて
今まで教わったことも
混ぜながら
それで出てきたことを
なかなか言葉にするのが苦手なんで
その分たくさん喋ろうというスタイルで言っております。
このやり方
この9月13日
少しでもよりいい感じに
吟じることができれば幸いですね
では9月13日吟じていきたいとおもいます
9月13日
陣中の作
植杉謙信
志望は
軍民に
満ちて
清し
崇高の
河岸
月
参考
越山
合わせ得たり
のしのき
さもあらばあり
河峡
遠征
おも
朝から
喉がさがさですけれど
多少は表現できたかなと思います
越山は微妙でしたね
越山
てかそもそもさっきの銀より一本高い気がするし
まあまあまあまあ
このさもあらばあるとかですね
いろいろ気をつけてやってみました
けれどもいかがでしたでしょうか
引き続き
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これ今やってるんだけど詳しく解説してほしいとか
どういうところを注意したらいいとかですね
そういうリクエストがあればお答えしたいと思います
それまではですね
まあもうしばらく
次はどうしようかな和歌とか
あとは漢
中国詩とかも全然やってないですからね
その辺とかも
また僕の思うところを山ほど喋って
やっていきたいと思います
仕事行くかな
詩銀の魅力を発信する詩銀チャンネル
どうもありがとうございました
バイバイ