詩吟の魅力とアドバイス
詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、
わかりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。私は絶賛喉がもうボロボロになっております。
今日収録しているのは12月1日なんですけれど、週末にゴスペルのイベントがあって、家族で習っているんですけれど、
3歳の娘もですね、この間、僕もリードボーカルをやることは機会を受けて、
あとは娘もですね、10秒ぐらいのフレーズのところを歌うことがあったりとかね、必死に練習していて、本番もうまくはいったんですけれど、
いかんせん、もうこの感想やら、もう疲れやらがですね、いろいろたたりにたたって、
もう喉がガサガサで、本番も僕はステージの合間に、あれですよ、流角さんダイレクトをサッとサッと飲みながら、
なんとか、なんとか歌い切れたみたいな感じなので、今日は、今日はダメですね。申し訳ないです。
まあ、あの、多少、多少声出せるぐらいはキーを、音質を下げればいけると思いますので、ちょっとご容赦ください。
ではですね、今日の本題に行くんですけれども、今日はですね、公開、無料公開アドバイスになります。
なんか久しぶりですね。半年ぶりぐらいかもしれないんですが、今、私のこのYouTube上のメンバーシップに入られた方はですね、
そのメンバーシップ限定で、私がいただいた銀の音声に対してアドバイスをすると、
こうしたらもっとよくなりますよ、みたいなのをいただいたやつに、15分から20分ぐらいのアドバイスをさせていただいているんですけれども、
それはですね、今回、新しい書籍が販売されたキャンペーンに合わせて、その無料アドバイスをやりますよ、というのをやって、
今回はその応募をいただいたんでですね、早速公開アドバイスをさせていただこうと思います。
ちょっといろいろ情報がいっぱいあって申し訳ないんですけれども、新しい書籍の話は後半にもうちょっとだけ詳しく言っておこうと思います。
ではですね、今回は78歳の男性から送っていただきました、愛さんということに呼んでおこうと思います。
愛さんですね、アルファベットの愛。
銀代としては、まさに投油銭として壁に台すということで送っていただきました。
公開OKですということなので、こちらで公開、皆さんにも聞いていただきながら、僕が詳しくアドバイスしていきたいと思います。
78歳男性の銀音声
じゃあまずはですね、一緒にどんな銀なのかを通しで聞いていきましょう。
まさに投油銭として、壁に台す。
尺、結晶。
心差しを立てて、
共感を
いずう
がくもし
なる
なくんば
ず
ところ
素晴らしい、ありがとうございます。
いや、素晴らしいですね。
やっぱりyoutubeでも資金を勉強されて、しかも応募してくださるという、意欲的な方は普通に上手い方が基本的に多くてですね、僕もアドバイスするのが必死みたいな感じで、もうこれ聞きながら何を言おうかなって本当に悩みました。
全体感としては、すごく安定していて聞きやすくて力強さもあると。
どういうことかというと、声が常に前に出続けている感じ、引っ込んでいる感じは全くないですし、僕常々発声というものはですね、
民調体ではなくてゴシック体的な方がいいっていうふうにお伝えしてるんですね。途中でスッと消えたりとかですね、フワッと出たりとかではなくて、最初からサンと太くてですね、カクンカクンと音程の動きがあってビシッとまっすぐ出すというのが結構体現されている。太さが結構キープされておりますし、音の動きもパキパキされていて、
ビブラートもあんまり良い意味で少ないんですよね。なんかの無意識的に声が揺れている方、特に高齢の方は男性女性多い傾向があるんですけども、そういうのもあんまりなくてですね、結構ピタッとまっすぐ行っているからも相まって音程が素晴らしいですね。
僕も見習いたいなというぐらい音程がすごく最初から最後まで安定していて素晴らしいギンだなぁと思いました。だからそういうのも含めてですね、トータルで安心して聴ける。この人のギンは本当に変なところで崩れたりしないから最初から最後まで安心して聴けるなという素晴らしいギンでございました。
おしまいというわけではないんですね。ここからさらにどういうふうにやっていけばより良くなるのかという視点で個別具体的にお話ししていきたいと思います。
そうですね、全体感は本当に良いんですけれども、本質的なところで直すとすればですね、声の溜めというところがあまり少ない、声の溜めがだいぶ小さいかなと思いました。
溜めというのはギンじる前にですね、吸って、溜めて、どーんじー、どーんじーじゃなくて、どーんじーと、この1個溜めがあってから声を出すというこの仕草があるかだけでですね、1音目の重みがすごく変わってきますし、
ギンに流れが出やすくなるんですよね。ギンの流れというのはちょっと抽象的すぎるんですけれども、
どーんじー、志を立ててー、これだとですね、ゴシックタイで太い線を弾いているだけみたいな感じになるんですけど、そこに溜めを入れるとですね、吸って、溜めて、どーんじー、志を立ててー、
なんかこんな感じで、この力の入り具合がですね、お腹をやっぱり使いやすくなる。溜めることによってお腹が使えるようになって、声が声量があるかとか言葉運びをどうするかとかだけじゃなくて、より3次元的に立体的に声を扱うことができるので、ギンに波が出てくるという。
そんな感じになってくるので、いっぱいここで喋りすぎて悪いので、詳しく聞きたいと思います。
吟じ方の改善点
まさに、という線として、壁に台す。尺、月曜。
ここからですね、素晴らしいなと思います。しっかり一音一音丁寧に吐き吐き言われているのが、ここから聞き取れるんですね。
銀大作者、銀が良くない人はですね、銀大作者がザラザラーってやってる人が多いんですけれど、この丁寧さは皆さんもぜひ参考にされてみるといいと思います。
心差しを立てて
そうですね、このあたり、出だしは一番吸って溜めやすいところではあるので、多少溜めはあるとは思うんですけれども、もうちょっとですね。
断字、断字っていうのではなくて、吸って溜めて、特にキックの方は一番たっぷりできますから。
尺、月曜、断字。
吸うときもですね、ゆっくり吸っていたら溜める時間がなくなってしまいますので、しっかりと早めに吸って、吸って、断字。
この入り方はキックと転句ですね。キックと転句においてはこれだけたっぷり吸ってたっぷり溜めて入ると。
で、その一音目をですね、できればそうですね、一音目をただ口からバーンと出すというよりは、口よりもさらに2、3メートル先に声をそこに置いてくるぐらいの感じで、
ぶつけるというよりはですね、一音目をそこに2、3メートル先に置いてくるようなイメージ。溜めた後に置いてくるようにやるとですね、この一音目の重みというものが出てくるかなと思います。
断字ではなくて、断字というこういう出し方ですね。
そこができれば、多分この合図はですね、心差しを立てて、もうスムーズにいけるかなと思います。
ほんとそこだけですね。それがとても素晴らしいです。
ここで、その断字は比較的若干溜めはあったんですけども、共感音に入った瞬間にですね、やはりそこを断字、心出しを立てて、共感音、結構スッと入ってしまっているので、溜めがなくなりやすい、本当にゼロになりやすいですね。
断字、心出しを立てて、スッて、すぐにスッてすぐ溜めるんですね。
共感音という風に、ここも難しいんですけど、やっぱそのままスッた瞬間にバッと出さないように、一瞬でも溜めを作る意識が大事かなと思います。
そうですね、ここで気になったところとしてはですね、また、またですね、また、このまたのあのあ、またと言っている間に、あの発音が途中、なんか1、2回コロコロっと変わったのが気になりました。
また、た、たと言った時に、もうあの口の形はある意味もう定まっていてですね、母音を強調する時に、また、若干、でも口の形は基本変わらないんですよね。
変わらないし、あという音の聞こえやすさというものも基本的にはほぼほぼ変わらないようにした方が良いので、ここでまたと口が形が変わっているところは直された方が良いかなと思います。
でもですね、帰らず、ここはしっかりビターとまっすぐできているのはですね、本当に良いです。ここからやはり転句に繋がりやすくなるんですね。
骨をうずむ
呼吸用語音が聞こえるからなおさら僕もどんな風に吟じているかが想像しやすいんですけど、骨をのところですね。骨をと今聞こえた感じはこんな感じですね。骨をじゃなくて、骨を、骨を。
遠くに2、3メートルに先に声を置くというのがイメージが湧きづらければですね、もう一つの案としては、歯音ですね。骨をであれば、このHですね。骨を先にHを先に強めに出して、母音を後から出すようにすると、それも比較的声に重みを出す表現方法になりますので、骨を。骨を。
うずむるーとやれば、それもいい感じになるんじゃないかなと思いました。
なんぞきせん、ふんぼじんかん
詩吟の基本とアドバイス
やることとしては、僕はだいぶ後半の方でいいかなと思うんですよね。基本的には均等にした方が聞く側にとっては聞きやすいギンになると思います。
なので、均等まず意識されていってから、ギンの流れというものを感じられるようになって、少しだけ早めるとか、少しだけたっぷりめにするとか、それぐらいにとどめておいた方が良いと思います。この言葉運びの扱いですね。
今は骨を、骨をうずむるー、たっぷりやってるんです。うずむるー、なんぞきせん、ふんぼのー、なんぞきせんがタタタタタタと急にいってくるので、できればもうこの速度感をキープしていただきたいかなと思います。
なんぞきせん、ふんぼのー、あえてもしやる、緩急強弱を僕がつけるとすればですね、言葉運びは丁寧に、むしろ流行る気持ちは出した上で、でもギンはキープするぞという抑える感じ、このブレーキ感ですね。
ブレーキ感を出した上で、あとはこのなんぞきせん、この最後の言葉の止め、言葉尻、このあたりをピッピッと切っていくとですね、それだけでどんどん言葉が詰まっていく感じがして速度感が出てきます。
なので、なんぞきせん、ふんぼのー、このなんぞきせん、ふんぼのーといくとですね、なんぞもきせんもふんぼもほぼキープした状態のまま、緩急の急ですね、がついているような感じができると思いますので、ここいっぱいいましたけれども、走らないようにテンポは抑えておくと。
言葉尻をピッピッと止めるといい感じにこの強さが出てくるんじゃないかなと思います。
いたるところ
いたるところとかですね、複雑な音もしっかりと表現されているし、その後ちゃんと主音に丁寧に戻られているのがですね、素晴らしいなって、普通に僕もちゃんとやらないといけないなって思いました。
だからこういうところをちゃんとされているから音程が最初から最後までですね、安定するんだなぁと感じた次第です。
いたるところ
ここも吸ってすぐに、吸ったそのまま声が出てしまっているので、もうちょっと早めに吸って、溜めて、
いたるところ
入られると、一番最後やっぱり一番呼吸が浅くなりがちだからこそですね、どうやったら少しでもためを設けられるかというのを意識されると良いかなと思います。
こんな感じになりますかね、とはいえ、そうじてとても素晴らしいなと思いました。
素敵な声で、この素敵な声だからこそ、これをですね、溜めてないとせっかくの素敵な声がですね、なんかまだ浅く聞こえてしまうのがもったいないんですね。
なので、これに吸って溜めて、もうちょっとこの重み付けをしていただけると、いよいよこの素晴らしい声にさらに良い吟がですね、出てくるという感じになるかなぁと思いました。
新書籍の紹介と購入促進
あとは、音と聞いた限り声の距離感が目の前数十センチぐらいに向けて吟じているようなイメージが感じられましたので、録音する際もですね、このスマホを3メートルとか5メートル先ぐらいに置いて、目線ぐらいの高さにスマホを置ければ一番良いんですけど、
そこに向かって声を届けるみたいな感じで吟じられるとですね、またちゃんとこの奥行き感が出てきてより良い吟になるかと思います。スマホの置く場所、この吟めてやるところ、あとはこの言葉運びのところが主なところかと思いますので、どれか参考にできそうだなというところがあればですね、参考にしていただければと思います。
私のアドバイスとしてはこんな感じですね。これに合わせて今回公開アドバイスしていただいたので、私の新書籍資吟の教科書中級編、全体のうちの3分の2までの原稿をメールの方でお渡ししますので、ぜひぜひそちらの内容も参考にされてみてください。
ということでですね、僕は11月29日にこの新書、資吟の教科書中級編販売したんですよ。ただ僕があまりにヘロヘロしすぎてですね、ろくな宣伝できてないんですけれど、今もうAmazonからですね、購入できるようになっております。
ぜひぜひですね、購入していただいて、あとは感想とかも書いていただければ嬉しいなというところです。だいぶ今回は初級編、初心者編とか入門編で比べるとはるかに複雑な、抽象的な難易度の高い内容になっているので、何言ってんだよくわかんねえという可能性もあり得ると思うんですけれども、
銀歴5年10年ぐらいの方から見ていただければ、目次はスライドに書いてありますので、その目次からちょっと見てみたいなというものがあればですね、購入して読んでいただければ、そしてレビュー書いていただいたらより多くの人に届くのですごく嬉しいところです。
キャンペーンまでですね、29日までに応募していただいた方、今回の愛さんも含めてですね、非公開のやつも応募いただきましたので、その方々には原稿をお渡しします。
あとは銀猫道場の方もですね、11月中に入られた方、皆様に無料で一通り見れるように、今ちょっとドタバタしてるんですけど、近いうちに2,3日のうちに必ず対処しますので、ちょっとお待ちいただければ幸いです。
なんか申し訳ないですね。はい、ではもうちょっと喉も疲れてきたので、これくらいにしたいと思います。
詩銀の魅力を発信する詩銀チャンネル、どうもありがとうございました。バイバイ!