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詩吟の魅力を発信する、
詩吟チャンネル!
おはようございます、こんばんは。 詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を、分かりやすくお伝えしていくチャンネルです。
いつも通り、漢詩、和歌、俳句、どれか一つをご紹介して、
吟じていくというスタイルで、進めさせていただきます。
今日はですね、有名な洋名学者が作られた、ひたすら耐え忍びましょうという、
ちょっと耐え忍びすぎな感じがしますけれども、
そういった哲学的な、道徳的な内容になっております。
中江藤寿という方による、忍耳に大す。忍耳というのは、忍ぶというですね、忍者の忍です。
忍耳に大す、という内容になっております。
では早速読んでいきますね。
忍耳に大す、中江藤寿。
ひとたび忍べば七畳みな中あす。
ふたたび忍べば五福みな並び至る。
忍んで百人に至れば万光の春。
聞きたる宇宙すべて心境。
ひとたび忍べば。ひとたびとふたたびってここをつながってるんですね。
僕知らなかったです。
ひとたび忍べば七畳みな中あす。
七畳七つの感情ですね。
というのは、喜怒哀楽に、喜怒哀楽はないんですね。
恐れるというのと、悪と欲。
あと愛があるんですね。
喜怒哀、恐れる、愛、悪、欲。
わかんないですね。すいません。
こういった七つの感情がありますけれども、
一度それを最初抑えればですね、心の中まで和らげられるものであると。
再び忍べば五福みな並び至る。
さらにもう一度この感情を抑えるとですね、
長寿や裕福、無病、道徳、楽しみ、天命を全うするというですね、
こういう五つの幸福、それを五福というらしいですね。
これが自分に集まってくると。
忍んで百人に至れば万光の春。
さらにこれを百回も抑えるとなるとですね、ちょっと抑えすぎですね。
心は春の温かさに包まれてと。
気きたる宇宙すべて心境。
宇宙のすべてのことは楽しく受け入れられ、
真の境地に至るものであるということで、これはもう哲学者の話ですね。
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なかなか自分の感情、僕もですね、
30歳になってから少し怒りっぽくなったなと思うんですけれども、
ダメですね。
まずは最初抑える。
10秒か20秒耐えてみるんですね。
そうすると少しこのピークが過ぎて抑えられてくると。
こういうふうに感情がコントロールできる人っていうのは、
やはり器が大きいなというふうに思います。
そういう意味合いなんじゃないかなと、僕なりに解釈してみました。
詩吟としてはですね、
特にこちらも難しいところはないですね。
言葉が大切なので感情を込めるとか、そういうのではなく、
しっかりと淡々と詩文を伝えていく。
そういう意味では初心者にうってつきのお子高詩吟かなと思います。
それでは吟じていきましょう。
みなちゅわす
ふたたびしのべば
ごふく
みなならび
にいたる
しのんで
ひゃくにんにいたれば
まんこの
はる
ききたる
うちゅう
すべて
しんきょう
感情をちゃんとコントロールしていきましょうというお話でした。
こんなまとめでいいかな。
ということで今日は以上となります。
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネルどうもありがとうございました。
バイバイ。