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詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】
おはようございます。こんばんは。【詩吟ch】のheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、
わかりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
私はですね、お盆の11連休がようやく終わってしまうということで、
だいぶ今日は精神的に夏バテになっておりました。
いやでもですね、なんかやっぱ不定期な自由な時間があるよりは、
詩吟、詩吟や仕事がある平日の方がですね、
まああの、いつも通勤前に10分くらいで収録してるんで、
まあやっぱその方が体にはいいですね。
なんかリズムが整ってる方が助かるなと、改めて思います。
ではでは、今日も頑張っていきましょう。
今日お話しする内容はですね、昨日前回の時にだいぶマニアックな話と言いますか、
銀道はなぜ道というのかという話をしたんですけれども、
それとちょっと似たような話になります。
だいぶ上級者向けの内容となってしまっているんですけれども、
興味がある方は、詩吟やってる方はきっと興味を持つはずなので、
ぜひ聞いていってください。
じゃあもったいぶりましたけれども、今日お話しする内容ですね。
声を作り込むとはどういうことかという話ですね。
声を作り込む。
これ言われたことありますかね。
君の声はまだまだ作り込みが足りないとか、
寝られていない、寝るっていう練習の練かなですね。
寝る寝る寝る寝るの寝るですね。
違うかな。
その声を練るとかですね、
声を鍛える、鍛え上げるとか、
声を作り込むとか、
そういうふうに僕もいろんな先生から言われたことがあるんですけれども、
なんかそれもですね、理解があまり全然できていなかったんですけれど、
ついこの間ですね、詩吟の先生と長時間お話しして、
その片鱗がようやくちょっと見えてきたので、
それも共有しようと思っております。
なので前回に続きですね、
分かりやすい内容というよりはもう全然違うんですよ。
吟道のこの先ですね、向かってこの先にはどういう世界があるのだろうかというところをできるだけ、
僕が喋って喋って言語化していくという話になります。
多分きっとですね、詩吟歴が30年とか、
そういう人たちがようやく実践するような世界なんだろうなと僕は思っているんですけれども、
まあでもそうなんですよ、
詩吟歴1年2年3年とかだと知ることが決してないんだと思いますんで、
ぜひぜひ聞いていってください。
すいませんちょっともったいぶりしてみましたね。
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この声を作り込むとはどういうことかなんですよ。
これはあのだいぶ深いあらゆるものが含まれている複合的な意味だと僕は思っています。
先に言っておきますよ、
これあの片鱗が見えたなという話なんで、
これだという意味じゃないですよ。
そのいろんな複合的な意味を全部ひっくるめて声が作り込まれた状態なんですね。
じゃあどういう要素があるのかということですよ。
声が作り込まれているということなので、
まあどちらかというと声質の方の話になってくるんですね。
音程とかアクセントとかではない、
発音とかともちょっと違ってくるのかなと思います。
声質ですね、声質。
発声とかそっちの方に関わってくると思います。
じゃあその発声なんですけれどもどうやったら作り込まれるのか。
今まで僕が考えていた声が作り込まれる状態っていうのは、
複式呼吸が完璧にできていればいいんだろうというような、
まあ本当にそれぐらいの認識でした。
複式呼吸さえできれば声が作り込まれるもんだというふうに思っていたわけなんですけれども。
そもそもですね、複式呼吸を完璧にやるっていうこと自体が今めっちゃ難しいことは、
まあゴスペルの先生からも教わってわかってはいるんですけれども、
本当に複式呼吸もある意味一つの手段なんだなということがようやくちょっとわかってきました。
声を作り込むという話で僕が先生から教わったエピソードがあります。
これ理解できる方いるかわかりませんけれども、
声を作り込むっていうのは、作り込まれた声っていうのは、
体の中に幅のあるぶっとい羊羹が、お菓子の羊羹が入っていて、
その中にですね、その中に針金を一本ぶすーっと突き刺して、
突き刺したようなものだっていうふうに言われたんですよ。
これわかりますかね?
多分僕も話しながら全然わかんねえよと思いましたけど、
過去に何回か言われてきて、今回ようやくちょっとわかったなっていう話です。
体はもちろん中に空洞があります。
空洞があるので、その中に空気を吸い込んで、それを押し出して、
押し出して体のどこかに響かせて、ようやく声という形になってくるんですね。
なのでこの羊羹っていう例えというのは、体の中に入ってきた空気の話です。
空気をシンプルに圧縮して、お腹を使って圧縮して、
声に変換することができれば、それが腹式呼吸なんですね。
イメージとしてはそんな感じなんですよ。
だから羊羹をズボーって入れて、下の方から残らないように丁寧に食べるかのように、
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ギューッと抑えて、グリグリグリって抑え込んで、でも口の方はまだ出さないよと。
ただそんなベロベロベロって出さない、汚い話じゃなくて、
じゃなくてできるだけ圧縮して圧縮して力強く出てくる声、力強く飛び出してくる羊羹、
それが腹式呼吸の声っていうようなイメージなんですね。
そこに、それだとまだ声が作り込まれていないんです。
そこにさらに、ど真ん中に針金を1本通すと先生がおっしゃっていたんですよ。
これどういうことかというとですね、
ただ力強い声というものではなくて、声というそもそも実態のないようなものなんですけれども、
その中にさらに1本真になるものを作り込むという感じなんですね。
本当に難しいことを今日喋ってるなぁと思うんですけれども、
ただ腹式呼吸圧縮するだけじゃないんですよ。
その圧縮する先に、1本集中する点があるんですよ。
圧縮した力がギューッと集中される、集まる点がきっとあるんですよ。
そうなると、腹式呼吸かつ芯のある声が出せるという、
そういう意味で僕は先生が話していたんじゃないかなと解釈しています。
だから、ただお腹を使えばとか、お腹をうまいこと使えばという話ではなくてですね、
お腹の使い方を研究して研究して、
自分の声の芯は一体どこにあるんだろうかということをですね、
試行錯誤しながら、体の使い方を考えながらですね、
そうして研究してたどり着くところが、声が作り込まれた状態なんじゃないかなと思います。
なので、腹式呼吸をやるために腹筋を鍛えた方がいいですかとか、
そういう質問は必ず出てくるんですけれども、
全てはですね、そういう話への枝端というか、
ただ枝端であって全然本質的ではないんですね。
声、腹式呼吸の声にさらに芯を持たせる、
そのための、そこを研究している間にですね、
もちろんお腹はよく使うので、お腹は鍛えられていくし、
さらに芯を持たせるためには、お腹もそれなりに鍛えていく必要があるし、
でもそれだけじゃなくて、体の中がどういう風になっているのか、
口をやっぱり大きく正しく開けないと、
声の通りはよく悪くなってしまいますし、
そういうこともあって、いろんなことを試行錯誤していくうちに、
ようやく芯が作り込まれていくんじゃないかなと。
それが作り込まれた声ということになるんじゃないかなと、
僕は考えております。
どうですかね、この羊羹の中に針金が刺さった状態。
針金を刺さった羊羹なんて食べたくもなんともないんですけれども、
その針金ほどに固くて細いものが、
ど真ん中にブスーッと突き刺さっている、
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そういうような声ですね。
そういうような声、それこそが銀を、銀道として突き進んでいくうちに、
必要なこの声の話なんだと思います。
声を作り込むのと、詩を読み込むっていうのはまた別の話なんですね。
声を作り込むだけでも、それだけでも不十分だし、
詩文だけをやっていても、それだけでも不十分だし、
それが合わさって死銀。
そんな本当に遠い道だからこそ銀道ということになるんでしょうけれども、
今回この話はですね、この声にできるだけ注目していった話になります。
なんかいっぱい喋って、なんていうかですね、
これ僕も反応、今になって、今になってですね、
過去にもそういう例えは言われたことがあるけれども、
全然理解できてなくて、
本当最近になって、ようやくなんかちょっとちょっと分かったかなというのがこれだったんですよ。
本当に今まで、副式呼吸さえなんかうまいことやってれば、
あとはなんかだいたいできるだろうみたいな、
そんな感じで思っていたんですけれども、
いやなんか聞いてると違うぞと、
もっともっと先があるぞと、
こういうのはですね、分かってきたんですね。
あ、そうだもう一個言ってたんですね。
その針金の話も含めて、
なんて言うかな、声がですね、やっぱり水落ちから出るって言ってましたね。
水落ちから出る。
もう口でもないですし、喉とかでもないんですね。
僕前、まあ口より舌とは言いましたけれども、
やはり突き詰めていった先はですね、
もうなんか水落ちから声が出るらしいですね。
本当にブワーッと、
血を吐うようなと言います。
ただあの、別に作り込まれた声が常に血を吐うわけじゃないんですね。
優しい銀とかも全て作り込まれた声で銀じているわけなんで、
まあ本当になんかそんな一言で表現できるようなもんじゃないんだと思います。
で、やはりですね本当に焦燥銀士の方とか、
財団の大会で全国優勝するような方とかは、
あの声を作り込んでいるんだろうなと思います。
今までそういう耳であんまりそこまで銀を聞き込んだことがなかったんで、
改めてこれで立派なすごい人の銀を聞くと、
またあの違った目線で感じられるんじゃないかなと思います。
あ、この人の声はここに芯があるなとか、
多分そんなことを考えるんじゃないかなと思います。
今まではですね、本当に迫力とか圧倒感とかですね、
っていうところばっかり気にしていたんですけれども、
なんかあの見る視点が変わってきましたね、本当に。
この人の声の芯は一体どこにあるんだろうか。
どれだけ優しかろうがですね、小さかろうが、
そういうのは、そういう問題じゃなくて芯があるかどうか、
そんな気がしてきているんですよ。
そんな話ですね。
なんかもうだんだんと自分でも何を言ってるか、
どんどんどんどんわからなくなっていきますし、
聞いてる人をもうものすごい勢いで置き去りにしてしまっているんじゃないかっていう、
心配も出てきましたんで、
まぁだいたい今日はこの辺にしておきます。
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YouTubeでどういうふうにまとめようかな、
だいぶ今悩んでいるんですけれど、
あの喋りながら出てきたポイントを並べて、
なんとか少しでも伝わるようにしようと頑張りたいと思います。
本当に昨日といい今日といいだいぶマニアックな話。
ただ僕の中ではですね、本当に大事なことだなと思ったんで、
できるだけもう言葉を多くして、形に残して、
僕もあと5年後とか10年後に改めてこの配信を聞いてですね、
いやぁなるほどね、こういうことねみたいな、
いや全然違ったねみたいな話を答え合わせするかもしれないんですけれども、
まぁこれやっぱり残しておかないと、
残しておいて詩人に興味のある人も頑張っている人も、
やっぱなんかちょっとでも知っておいた方がいいんじゃないかなと思ったんで、
今日はお話しさせていただきました。
声を作り込むとはどういうことか、
洋館の真ん中に芯をぶっ刺すような感じですね。
溝落ちから声が出ると、そういうような声を、
本当にあのやっぱ適当にやってたり、
気分に応じて練習したりじゃなんかきっとダメだと思うので、
そこに向けて明日からの通勤時間を使って、
コツコツと僕も練習していきたいと思います。
いやぁなんかあの話してるとだんだん熱が出てきますね。
いやぁコロナじゃなくてですね。
はい、じゃあ後半の吟移りたいと思います。
今日もあの休日なんで、長い吟を一つ吟じていきます。
これは立詩じゃなくて長詩かな。
前に男の先生からですね、僕を教わったんですよ。
吉田松陰。吉田松陰の作った詩ですね。
新潟に祝すという詩です。
新潟に泊まって、もう雪をかき分けてですね、
もう日本中を暗夜していたというか、
そう言ってもうはるばる東北、北陸の方までやってきた、
そういうような時の話です。
本人がまあいろんな決意とかも持ちつつ、
だけれども家族のことも思いながら、
でももう外はですね、もうとにかく激しいもう猛吹雪の中、
もういろんなことを考えながら突き進んでいる、
そういった吉田松陰の詩になります。
だいぶ長いんで、僕もちゃんと出るかわからないんですけれども、
頑張って吟じていきたいと思います。
新潟に祝す吉田松陰
雪を這いし、来たって極む
北陸のほとり
日は暮れて
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すなわち海楼に向かって
遠づかんぷりつれつ
秦へよさかんと
発せ
曲げて来れ
人に向かって
そういう誇り
断じ
とぎんと発せ
こわそうな
志
加強
さらに
不防の憂いよ
夏
不防行
潤れ
こと
至らざる
なし
まさに三菱
今夜
いずれの詩に
あるかと
枕に伏し
夢驚いて
ともしび目線と
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発せ
答せ
来のごとけ
よれ
ゆううううううう
いつもよりも
ちゃんとなんかあの1日経験値を1個積んだなーっていう感じにはあるんで
頑張れたなぁと思うんですけれど
いやーなんかあのそうですね
こういうやつも本当にあの所得1000回やってやっていったらですねだんだんとあの表現の幅が増えてくるんだなと思います
基本的にもう全力であるかちょっと抜くかみたいなそういうもあららしい表現方法しかないんですね
ここ
男児都元と欲す放送の心出しとかここめちゃくちゃ強いんですよね
雪を這いしきたって極む北陸のほとりもう出だしがですねもう雪をバッサバッサと書き起きてそういうも厳しい中頑張っているという状態ですね
都元と欲しているだけれども父母こう売りを売ること至らざるなし
もう父母がどれだけ自分のことを心配していようか
もう一体どこにあるんだろうと考えるんですね
そんなことを考えながら枕にまああの付して寝ているとですね
まあの雷が音がですねもう一気にもう聞こえてくるような感じですね
何というか自分の心が一体もうどこに向かっているんだろうかとかいろんなことを考えるらしいんですけれどもはダメだ
これ上手いこと説明できないです
まあ本当にですね外の険しい情景と父母が自分を思っているこの柔らかい切ないような情景と
そして自分の心がですねもうあの志に向かって頑張っているような情景と
もう入れ乱れていてですねもう大変なんですよ大変なんですよ
もっと緩急をたくさんつけた方がいいんでしょうけれど
僕の場合はまあとりあえず調子なんで頑張って最後まで吟じれたから
よかったかなと声がだれることなく吟じれたからいいかなと思って
まあそんな感じにしておきます
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はい今日はまあほんと休日だったんでたくさんのびのび喋って吟じました
いかがでしたでしょうか
まあ明日からまた俳優術始まるんでサクサクっとしたテーマでお話できればいいと思います
そうなんですよ
youtube チャンネルの方はですねもう500人登録者が500人ようやくいきまして本当にもう嬉しい限りです
500人が聞いてくださっているので考えればもうめっちゃ嬉しいですね
今後は1000人に向かって頑張っていきたいと思います
引き続き楽しく楽しく長く長く銀道ですね突き進んでいくように一緒に頑張っていきましょう
それでは詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネル
今日は以上ですどうもありがとうございましたバイバイ