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詩吟の魅力を発信する、
詩吟チャンネル
おはようございます。詩吟チャンネルのheyheyです。
この詩吟チャンネルは、詩吟というとってもマイナーな日本の伝統芸能のその魅力とですね、
詩吟を通じて得たこの和声の活節とか発声方法ですね。
ここで噛んでしまった。
こういったものを分かりやすく平日毎日配信していくチャンネルにしております。
私はというと、詩吟歴20年以上準詩班の資格を持っていて、
全国大会も優勝経験があると。
ちなみに、ゴスペルの経験も10年以上あるということで、
そういった広い経験からですね、いろいろ分かりやすく話していきたいなと思っております。
なお、この背景の音ですね、雑音があるかと思うんですけれども、
これは大声を出すのでですね、私の車の中から通勤時間を使って配信しております。
ですので、どうしても雑音入ってしまうんですけれども、
それに負けないように詩吟で培ってきた活節や配活量でですね、
なんとかカバーしていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。
いつも通り前半は詩吟に関する話、
後半は平日毎日違う吟を紹介して吟じていくというスタイルで進めていきたいと思います。
ということですね、今回ですが、
ちょっと踏み込んだ、いよいよこの領域に踏み込むのかというところで話していきたいと思います。
内容はですね、エロ詩吟は詩吟なのかどうか。
ここですね、ここをちょっと僕なりの試験を話していきたいなと思います。
詩吟について、天心木村さんのエロ詩吟ですね。
このエロ詩吟で詩吟という言葉を知った方が多分とても多いんじゃないかなと、
最も多いんじゃないかと思っています。
そしてですね、だから一般の方からすると、詩吟ってああいう感じなんでしょうみたいな、
ああいうふうに言葉を伸ばしてウニュウニュするんでしょうと、
そういう認識があるのかなと思います。
一方、もちろんなんですけれども、詩吟をやっている方からしたら、
あんなものは詩吟じゃねえと、ふざけんじゃねえということになるわけですね。
あんなふざけたものを詩吟と言うんじゃないと。
特に高齢の方が多いんでですね、もうますますそういう感じになるんです。
そして僕もですね、やっぱり詩吟にプライドを持ってやってたわけなんで、
その時にですね、友達からお前エロ詩吟やってくれよと言われると、
いやもうプライドとして断固拒否するということで、
もうひたすら固くなり断り続けてきたという経緯があります。
エロ詩吟がなぜ詩吟じゃないのかという人の考えをですね、
もう一歩深掘りしたいと思います。
詩吟はですね、詩を吟じるということです。
ただこの詩というのはですね、今の詩吟の世界においてもだいぶ広い範囲で使われています。
漢詩がメインなんですけれども、和歌や俳句はもちろんありますし、
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新大詩といった俳諧歌とかそういったものも含まれます。
この新大詩、多分これはですね、雨にも負けず風にも負けずとか、
こういった話もですね、今詩吟の発表会で実際に設置をつけて吟じるということもありますので、
こういった文章みたいなものもですね、詩と言っていいということになっています。
であればですね、このエロ詩吟の内容の詩、歌詞においては、
これも詩の一つなんだと言えるかと思います。
ですがですね、この吟じるといった場合、吟じるというのはですね、
だいぶ抽象的なんですけれども、お腹を使って朗々と堂々と力強く声をですね、精神も合わせて乗らせて声をドーンと出す。
これが吟じるというざっくりしたイメージなのかなと思うんですけれども、
そういった意味では、あのエロ詩吟はですね、口先だけでですね、
女のこととかそんな感じでヒョロヒョロとやるという意味では吟じゃないと。
そういう意味でエロ詩吟は詩吟じゃないということになるのかなと思います。
ただですね、こういった場合にじゃあ吟じればエロ詩吟になるんじゃないの?
エロ詩吟も詩吟になるんじゃないの?みたいな感じになるのかと思います。
女のことみたいな感じじゃなくて、女のことこんな風にやれば、じゃあこれも詩吟になるんじゃないの?みたいな。
っていう風にまあちょっとひねくれた僕は思っちゃうわけです。
そしてですね、さらに考えをもう一個進めていこうと思います。
あくまでこの吟じるっていうのは何のためなのかということですね。
この吟じるというのが、もう詩文の意味を最大限表現するためだと。
こういう風に広い意味で定義をすればですね、あれこれエロ詩吟も詩吟なんじゃないの?みたいな風にちょっと思ってくるわけなんですね。
特にですね、今の現代だとこの文章のペラペラ感はよくわかるんですけれども、
例えば10年後、20年後、50年後とかになって、この頃の文化が全部ですね、古典みたいな感じになったと想像しましょう。
そうするとですね、なんか面白い文章書いてあるな、よくわかんないけどなんか、
もしかしたらいいこと書いてあるんじゃないの?みたいな風に思った人はですね、
詩文に拡張高さを感じて、かつこれを表現するためにはこんなひょろひょろな感じで出せばいいんだよみたいな感じでそれっぽくですね、
しゃべると多分これもまた一つの詩吟になっちゃうんじゃないかなっていう風に思います。
このエロ詩吟のこの内容だからこそ、こういう風に吟ずることが一番表現として正しいという考えであればですね、
あれこれ、詩吟に、広い意味で詩吟になるんじゃないの?みたいな風に。
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僕もですね、ちょっと考えに考えた結果、あれ否定しきれねえなっていう風に思いました。
特にですね、女の子とみたいなところをおーしにてーみたいな感じでやると、
もうだんだん境界線が曖昧になってくるなみたいな、そんなくだらない話をですね、
僕なりに考察してみました。
たぶんエロ詩吟についてここまで真面目に考えたことある人いないと思うんですけれども、
だからといって僕がどこまでここに踏み込むのかというのは正直まだわかりませんが、
気持ちが落ち着いたら、もしかしたらやるかもしれないし、
プライドにかけてやらないのかもしれないです。
とりあえずはですね、毎日最近やっているこのサラリーマン戦流、
シルバー戦流とかをですね、やってみようと思うんですけれども、
まずはそっちでちょっと心のプッシュを置いていこうかなと思っております。
ということでたくさん喋りましたが、
エロ詩吟は詩吟なのか、もしかしたらこれ詩吟かもしれないっていうような内容をお送りしました。
それでは後半、吟に移ります。
ちょっとですね、気持ちを入れ替えて力強い詩吟をですね、紹介したいと思います。
初代内閣総理大臣の伊藤博文ですね。
この方が多分まだ若い頃に作られた暴労に吟酢。
お酒を飲んでですね、もうめちゃくちゃ強気で、
俺は大した男なんだぜ、みたいな感じの内容になります。
詩吟を読んでいきます。
暴労に吟酢。
豪気堂々、大空に横たわる。
日当、誰か定位をして盛んならしむ。
功労、傾け尽くす三杯の酒。
天下の英雄、眼中にあり。
眼中かな、眼中にあり。
堂々とお酒を飲んでですね、俺はすげえんだぞと。
誰が天皇様、天皇陛下をさらに世に知らしめるんだ。
俺だよ、みたいな。
功労にて傾け尽くす三杯の酒。
もうたくさん飲んでるんですね。
天下の英雄、眼中にあり。
英雄はですね、眼中なしじゃなくて自分の目の前に迫ってきてる。
というような、とてもこの人だからこそ言えるような大きな詩です。
詩吟の力強い感じとすごいマッチしやすいんでですね、こういう詩もいいのかなと思います。
それでは吟酢でいきたいと思います。
暴労に吟酢。
伊藤博文。
黄泣き堂々
大慶に横たわる日と
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誰か手をして
盛んならしめ
功労にて傾け尽くす三杯の酒
天下の英雄、眼中にあり
いかがでしたでしょうか。
強すぎる吟は朝から声出すのちょっときついですね。
ということで、本日は以上になります。
詩吟のチャンネル、詩吟チャンネルは平日毎日配信していくので、
次は月曜日ですかね。
ただサラリーマン戦流とかの方は毎日配信していきたいと思いますので、
これからもどうかよろしくお願いします。
本日はどうもありがとうございました。