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詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】
おはようございます。こんばんは。【詩吟ch】のheyheyです。このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力をわかりやすくお伝えしていくチャンネルです。
いつも通り週に3日ぐらいのペースでザックバラに話していきます。 最後に毎回吟じていきますので、ぜひ楽しみに聴いていってください。
今日お話しする内容はですね、 もっと詩吟を知らない人に広まって欲しい
詩吟の魅力というものを3つお話ししていきたいと思います。 詩吟の魅力ということで、
詩吟の世界、どんどん若手が減っていて、人口が減っていて、なんとか新しい人を増やしたいという気持ちは誰しもが抱えているかと思います。
そしてそういった際にですね、詩吟をもっといろんな人に、友人とかに広めてくださいと言われた時に、じゃあどうやって広めていくかという話になるんですけれども、
そういった時に健康に良いとか、歴史の学びになるとか、一生涯続けられるとか、そういった内容がですね、基本的に王道なんじゃないかなと思います。
僕としてもですね、それ自体が決して悪いわけじゃないんですけれども、 何かですね、ちょっとあまりに視野が長すぎてですね、長期的な見方すぎてピンとこないんですね。
もっと若い人に向けて、どういうふうに伝えたら魅力が伝わるのかなというふうに考えた際に、3つ僕は思い浮かんだのですね。
これをご紹介して、何とか若手、若手と言ってもですね、40代までですかね、40代までは十分に詩吟の世界では若手になりますので、そこまでに広まってほしい詩吟の魅力について3つお話ししていきたいと思います。
まず1つ、この40歳までは非常に認められやすいということがあります。
そして2つ目はですね、体一つあればお手軽に練習できるということ。
そして3つ目は、体一つで披露することができる、舞台を作り上げることができる、この3点でお話ししたいと思います。
ではまず1つ目ですね、40代までであれば十分若いものとしてですね、とても評価されやすいということ。
これはもう詩吟の世界に入っている人であれば、だいぶすぐも同意していただけるかなと思います。
50歳までですね、50歳まではもうまだまだ現役バリバリで、あら元気ね、みたいな若いね、みたいなふうに言われる風潮があるかと思います。
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なぜなら詩吟の世界の平均年齢は多分ですね、ちゃんと算出したことはないですけれども、僕の20年間の肌感覚として平均年齢は60歳後半から70に入っていてもおかしくないんじゃないか、正直それぐらいに思っています。
だからですよ、だから50代でも若いねと、まだまだもっと頑張ってねと言われる世界でありますし、
30代40代なんてもうピチピチねえという風になります。だからまあ小学生とか中学生高校生はもう言うまでもがだということなんですけれども、
本当30代40代それが十分に若手として扱われます。
なのでもうなんか私年取ったわとか、なかなか人から褒めてもらえないわという人はですね、詩吟の世界に入ってもっとちやほやと、ちやほやじゃないですね、頑張った分だけ12分に褒められて自分に自信を持つということ、これはまあいい経験になるんじゃないかなと思います。
そして2つ目はですね、体一つあればお手軽に練習することができるということです。
ピアノはですね、ピアノを練習しようと思ったらピアノが必要なんですね。ギターを練習しようと思ってもギターが必要になります。
わかりますよね。でもですよ、でも詩吟はですね本当に体一つ、むしろなんていうかな、声さえ出せればどこででも練習することができるですね。
もちろん先生から教わるという意味では教室に通う必要もあるんですけれども、それは月に1回とか、場合によっては時代が進めばもう少しリモートとかでもすることができるわけなんですね。
自分一人で基本的な発声練習をする、お気に入りの弦を一度形だけ習ってもう一人で黙々と練習するっていうのは本当に自分一つでできるわけなんですよ。
その場所がちょっと難しいっていうのは都心の人にとっては難しいんですけれども、車を持っている人であれば車の中とか、あとは田舎の人は河原とかですね、そういった場所で一人で黙々と練習することができるということ。
特段服を汚したりするわけでもないんですね。ラフな格好で声を出してくれればいいだけ。それをコツコツと1日5分でも10分でも毎日続けるだけでも圧倒的な力強い声を手に入れることができます。
ということでお手軽に練習ができますよ、鍛えることができますよというところ僕としてはぜひぜひ進めたいところかと思います。
そして一番お勧めしたい士銀の魅力というのが体一つで披露することができるということなんです。
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これは練習にも通ずるところではあるんですけれども、本番という時はアカペラだけで歌うとか歌であればそういう風になってしまうんですけれども、それだとやっぱり物足りないんですね。
ダンスであっても音楽を流さなくても見せることはできるんですけれども、いざ本番となったらやっぱり音楽と一緒に見てもらいたいという風になります。見る人もそっちの方が楽しいに決まっています。
しかしですよ。しかし士銀に関して言えば、もちろん流派にもよるんですけれども、基本的にはもう演奏なんて一切なし。
もう体一つ身一つで舞台を作り上げることができます。むしろそのスタイルこそが王道といってもあながち間違いじゃないかなと僕は認識しています。
そうするまでにはですねよほどしっかりと練習していく必要があるんですけれども、やはり人が成長するというのは人前に見せた時なんですよ。
それをいかにお手軽に見せることができるか。その分だけですねレベルアップがあっという間に早くなっていくんですね。
だからお手軽に披露することができるというのは正直習い事をやっていく上でとてもとても大きなポイントになってくるかと思います。
僕ももう見ず知らずの人の前で自己紹介がてら詩吟をやったことも大会に出たことも数えきれません。
それほどに人前で吟じるということはですね本当に簡単にできます。
だけれども求められるスキルはその分高くなってくるんですね。
僕が詩吟の先生から言われたことは、詩吟はもう全てを一人でこなす演出家なんだというふうに言われています。
舞台を自分で作り上げてどういうふうに表現するか。
そして自分が吟じるかですね。台本を作って演じてどういうふうに見せるかとかも考えながらですね。
それを全部一人でやるということになります。総合演出家とかそういう感じになるんですかね。
そこも詩吟の大きな大きな魅力になるかと思います。
ですので3、40代までは若手としてもちやほやと自分を評価されやすいということ。
体一つで練習することができるということ。
そして体一つあれば十分に披露することができる。
この3点が詩吟において大きな広まってほしい魅力かなと思います。
怒涛のように話していきましたけれども、では詩吟の方に移りたいと思います。
では今日ご紹介するのはですね、タバルザカ。
サッサ・トモフサという方が作られたタバルザカ。
西南の駅の激戦区となったところを表現しております。
なぜこの詩を選んだかと言いますとですね。
この詩がいろんな漢詩の中でも詩吟の中でもですね。
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だいぶもう一つの映画のような感じなんですね。
まるで一つのシーンのような感じがします。
そしてBGMもいらず、詩吟一つでその舞台を表現できる。
そういうものにはウッテ、モッテ、ツケ、違うウッテツケのような漢詩だと思いますので。
こちらで吟じさせていただきます。
そんなシーンが少しでも頭を浮かべたならば幸いです。
ではさらさらと詩文を読んだ後に吟じさせていただきます。
タバルザカ サッサトモフサ
雨は戦砲を撃ち 風砂を撒く
鉱山重離 涼山下
相当一徹無休の恨み
馬を断橋に立てて 落下を見る
もう凄まじい戦争の後ですね。
いろんな壮大な意図もですね。
もうあっという間に消え去ってしまった。
そして最後に馬を橋の上に立ててですね。
花が落ちるのをじっと見る。
とても素晴らしい映画のワンシーンのような詩文になっております。
では吟じていきます。
タバルザカ サッサトモフサ
雨は戦砲を撃ち
風砂を撒く
鉱山重離 涼山下
相当一徹無休の恨み
馬を断橋に立てて 落下を見る
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だいぶ気象転結の激しい詩文だったんじゃないでしょうか。
少しでもこの詩文の魅力、体一つで表現できるという、
披露できるという魅力がこの詩文で伝わったのであれば何よりも嬉しいです。
ということで今日は詩文の魅力について真面目に話してみました。
次は明後日ぐらいですかね。楽しみに待っていただければ幸いです。
スタンドFMでもメッセージとか書けますので、
そこにメッセージとかリクエストとかあればぜひぜひ書いてみてください。
とても励みになっておりますのでめちゃくちゃ嬉しいです。
では今日はここまでにしておきます。
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネル、ひーひーでした。
どうもありがとうございました。バイバイ。