第七十四話『努れば、必ず達す』-【神戸篇】 柔道家 嘉納治五郎-
2017-01-28 11:14

第七十四話『努れば、必ず達す』-【神戸篇】 柔道家 嘉納治五郎-

神戸市東灘区御影の公会堂に、この春、御影出身のある人物の記念資料室が設置されることになりました。
その人物とは、嘉納治五郎。
日本の柔道家にして、教育者。
講道館をつくり、日本のオリンピック初参加に貢献した、日本の体育の父、柔道の父です。
もともと柔術と呼ばれていたのを、柔道という名称に変えたのも、嘉納です。
「柔術というのは、なんだか危険な印象を与えるし、どこか見世物のような気がする。本来の柔道というのは、心身をともに鍛えて成立する、立派なスポーツなんだ」。
アジアで最初のIOC、国際オリンピック委員になり、柔道だけではなく、日本人にとってのスポーツ、そして体育教育の発展にも多大な功績を残しました。
日本人選手団が、世界柔道大会やオリンピックなどの競技会に出場する際、今でも勝利祈願として嘉納治五郎の墓を参るのが通例になっているといいます。
彼の座右の言葉は「努れば必ず達す」。
最も寒い時期の寒稽古。30日間、1日も休まず練習を全うすることを弟子たちに求めました。
「一度決心したことは、必ず遂行しようという精神がなくてはならぬ。眠気にも勝ち、寒さにも屈せぬという意気込みがなければならぬ。一度志を立てたら、容易にそれを変更するようなことがあってはならぬ」。
そう、嘉納が言い切るためには、彼自身、ひとには言えぬ努力があったのです。
身長はおよそ158センチ。体重も60キロあまり。
決して恵まれない体格だった嘉納は、欧米視察から帰る船の上でロシア人士官に勝負を挑まれ、彼を投げ飛ばしました。
柔道の父、嘉納治五郎が、人生でつかんだ明日へのyes!とは?

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