第七十三話『深い仕事はひとを幸せにする』-【神戸篇】 児童文学作家 灰谷健次郎-
2017-01-21 10:16

第七十三話『深い仕事はひとを幸せにする』-【神戸篇】 児童文学作家 灰谷健次郎-

児童文学作家、灰谷健次郎は、兵庫県神戸市に生まれました。
都会生まれの都会育ち。しかし、彼の激烈な人生は、彼をさまざまな場所にいざない、やがて、淡路島の山の中で暮らすまでに至ります。
どんな状況下においても、彼の目線は常に優しく、子供たちに寄り添うことをやめませんでした。
その言動はときに批判を生むこともありましたが、彼が残した文学作品には、灰谷健次郎の魂の叫びとも思える言葉が息づいています。
17年間の教師生活を経て書いた『兎の眼(うさぎのめ)』は、従来の児童文学の枠を超え、高い評価を得ました。
この作品は、1979年に路傍の石文学賞を受賞します。
『わたしの出会った子どもたち』、『太陽の子』、長編『天の瞳』など、精力的に執筆を続けました。
子供の目線を大切にしながらも、描かれている世界は、普遍的で示唆に満ちています。
『太陽の子』には、こんな一節があります。
『自分の方に理があると思っているときほど、よく考えて行動しなくちゃいけない。居場所のなくなった相手に、自分の方に理があるからと言って、一方的に攻め立てるのは、本当に勇気のある人がすることなの?人は時に憎むことも必要な場合もあるのでしょうけれど、憎しみや怒りにまかせて行動すると、その大事なところのものが吹っ飛んでしまうのが怖い。憎しみで人に接していると、人相が悪くなるわ。正義もけっこうだけど、人相の悪い人を友達に持ちたくない』。
児童文学作家、灰谷健次郎が人生で見つけた明日へのyes!とは?

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