第四十五話『絶望の隣にある希望』-【高知篇】 漫画家 やなせたかし-
2016-07-09 11:33

第四十五話『絶望の隣にある希望』-【高知篇】 漫画家 やなせたかし-

高知県の東、香美市にある「やなせたかし記念館」。
ここにはやなせたかし自身が画いたタブローや貴重な絵本原画などを通して、「アンパンマン」の世界を体感できるアンパンマンミュージアムがあります。
訪れるたくさんの家族連れ。子供たちの笑い声が、興奮する声が、館内に響いています。
やなせたかしの父方の実家は、高知県香美市に300年続く旧家でした。
幼くして父を亡くした彼は、高知県の南国市で開業医をしている伯父の世話になります。
幼少期から多感な青春時代を自然豊かな高知で過ごしたことは、彼にとって、かけがえのない財産になりました。

やなせたかしがアンパンマンの作者として有名になるのは、彼が60歳をとうに越えた頃でした。
それまで彼は、「自分は何をやっても中途半端、二流だ」と自分を責めてばかりいました。
何より漫画家として代表作がないことが、コンプレックスだったといいます。
「もうきっと売れることなんかない、そろそろ引き際だ」
そんなとき、やってきたアンパンマンのヒット。
彼が漫画を続けてくれたおかげで、どれほどのひとが勇気づけられ、明日に希望を見出すことができたか。
2011年3月11日の東日本大震災のとき、ラジオから流れるアンパンマンの歌に涙し、生きる思いを胸にしたひとがどれほどたくさんいるでしょうか。
あきらめないこと。続けること。
それこそが、夢への、希望への唯一の道であることを、生涯をかけて教えてくれたひと、漫画家、やなせたかし。
彼が人生でつかんだ、明日へのyes!とは?

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