第二百四十一話『諦めない』-【海外レジェンド篇②】作曲家 ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー-
2020-04-11 14:01

第二百四十一話『諦めない』-【海外レジェンド篇②】作曲家 ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー-

今年、生誕180周年を迎える、ロシアの大作曲家がいます。
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー。
6つの交響曲やヴァイオリン協奏曲、ピアノ協奏曲など、数多くの名曲がありますが、特に彼の名声を確実なものにしたのがバレエ音楽です。
『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』。
この3曲は現代に至っても、全世界で大人気の演目になっています。
チャイコフスキーの経歴は、他の有名なクラシックの作曲家とは、大きく異なっています。
彼は10歳から法律学校で学び、19歳で法務省の役人になりました。
幼い頃から特別な音楽教育を受けずに役人になった彼は、どうしても作曲家への夢を諦めきれず、21歳で初めて音楽学校の門を叩いたのです。
英才教育を受けた、年下の同級生たち。
先生の話すことが、思うように理解できない焦りと苦しみに苛まれる日々が続きました。
さらに働きながらの二足のわらじ。
音楽だけに時間を使えたらと思いながら、眠気と闘ったのです。
作曲家としてデビューしても、正当な評価が得られず、苦悶の連続。
繊細で壊れやすい心を持つ彼は、手紙や日記を書くことで、なんとか自分を保ちました。
あまりにメランコリックだと、彼の作風を揶揄するひともいました。
どうにも曲調が暗いと、敬遠する風潮もありました。
それでも彼は、己の信じた音楽を追及し、決して挑戦の姿勢を変えませんでした。
チャイコフスキーは、知っていたのです。
音楽には、力がある。
ひとを癒し、ひとの苦しみを和らげる魔法がある。
だから一生を賭けるのにふさわしいものである、と。
53年の生涯を作曲に捧げたレジェンド、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーが人生でつかんだ、明日へのyes!とは?

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