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今回のテーマは「お金の歴史」 です。
お金は文明が誕生して以来、ほぼ全人類が触ったことのあるアイテムです。
だからこそかもしれませんが、あまりに身近過ぎるため、その意義を深堀りする機会がなかなかありません。
家の外で知らない人から物を買う。
誰もが日常的にやっているこの行為も、お金があってこそできるわけで。
お金って、よく考えたら不思議な代物です。
ペラペラの紙に過ぎない紙幣が、どのようにして価値を持ったのか?
遠くにいる相手に、どうしてお金を送金できるのか?
そもそもなぜ、人類はお金を使うようになったのか?
お金とは、農業や通信や土木と同じく、人類が発明し、今なお私たちの文明の隅々まで莫大な影響を与え続けている
「技術」
です。
お金の歴史を知れば、世の中を動かしてきた目に見えない仕組みがぐぐっと!クリアに見えるようになります。
ぜひご視聴下さい。
【ポイント】
・貨幣には4つの機能がある; ① 価値の交換手段 ② 価値の計測手段 ③ 価値の保存手段 ④ 利子を取ることによる自己増殖の機能 この4つの機能は最初からすべて兼ね備えていたわけではなく、最初は機能ごとに異なる物が使われていた
・物々交換が信頼関係の前提がない相手ないし共同体と交わす「取引行為」であり、それよりも前に同一共同体内で物を贈与し合う「融通行為」があった
・貨幣の価値を担保するものはおおよそ 「道具としての汎用性(誰でもよく使う道具)」→「物質としての希少性(貴金属、貝殻など)」→「国家権力への信用(素材時代に価値のない紙幣に国家権力が信用を付与)」へと変化してきた
※番組内で話している歴史の内容は諸説あります。ご意見・ご感想はぜひ下記のお問い合わせチャットからご連絡ください。