こんにちは、パーソナリティーのみわひかりです。
この番組は、神奈川県の図志・葉山・鎌倉エリアの魅力を伝えしている声のローカルメディア、毎週水曜の週1回で配信しています。
今日は、葉山で小さい人と大きい人と過ごす場所、イルを営む秋山あやさんをゲストにお迎えしてお届けします。
最後までお楽しみください。
実は、何度もZUSHI RECORDSでイルのあやさんの名前を出させてもらっていて、
今日は、私の中では本当に満を持してゲストとして来てもらいました。
あやさん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。秋山あやです。
簡単に自己紹介を、まずあやさんからお願いできますか?
はい。私は、ちょうど10年前に葉山に引っ越してきて、今、葉山の堀内というところに住んでいます。
5人の子どもを育てながら、子育ての支援の居場所づくりをしたり、
プレイリアカーを引いて、子どもの遊び場を提供したり、平和のお話し会をしたり、ご飯を作ったりしながら、毎日を暮らしています。
そのうちの一つで、イルという居場所を作っているんですよね?
はい。イルを作っています。
イルを作っています。
イルのお話は、ちょっと後でタイプに聞かせて欲しいなと思っているんですけど、
そもそも、あやさんをゲストでお迎えしたいなと思ったのは、
イルのことを、ずしれこでね、ぜひお話しして欲しいなっていうのもあったんだけど、
そもそも私が、あやさんをすごく好きなんですよ。
ありがとう。
本当にあやさんにお世話になっているなと思っていて、
私は多分、葉山に越してきて4年とか5年ぐらいなんですけど、
最初あやさんに会ったのは、あやさんがまだこのイルとかを始める前に、
原っぱ大学っていう、図志にある親子のための遊びの学校っていうところで、
あやさんが多分料理をメインだったのかな?
だったのかな?
作ってて、私がそこに取材か何かで行かせてもらって、
初めまして。
その時期にも図志に越していきたいな、図志葉山の方に越していきたいなって気持ちとかもあって、
そういうことを話しながら取材をさせてもらってて、
あやさんじゃない人をメインにね、その時は取材に来てたんだけど、
あやさんのキモったまかあさん感が、
それとあとめちゃめちゃ美味しいご飯がすごい印象に残ってて、
そんなにたくさん話はしてなかったと思うんだけど、
あやさんってお名前と人柄とすごく印象に残ってたんですよね。
私もすごくひかりちゃんのことは印象に残っていて、
真っ黒な髪で黒目がちで、
だけどなんかこう、
イルにつながっちゃうと思ったけど、
まとうイルみたいな、見逃さないみたいな、
なんか眼光の鋭さみたいなのを感じていて、
柔らかいんだけど鋭いみたいな印象がすごくありました。
なんで2人で褒め合ってるんだろう。
リスナーもみんなそんなの聞いてね。
興味ないです。すいません。
嬉しいです。
そうで、私が葉山に越してきてからも、
私が保育士をしている海の子の目の前に小屋があるんだけど、
そこで野菜の販売とかをしてて、
あやさんがそこに野菜を調達にたまに来てくださったりとかしてて、
会うと、あやさん、ひかりちゃんみたいな感じで、
ちょっと会話をしてみたいな感じ。
それから私が娘を授かって、
お家がね、わりと近いこともあって、
出産しましたってこととかを言ったら、
娘産んで3ヶ月とか4ヶ月くらいなのかな、
あやさんのお家にお邪魔して娘と。
その畳のところにごろんって娘をして、
わちゃわちゃ話をして。
私はその時間が結構、子供産んでから子供と出かけると、
やっぱり子供がメインで、どっか行っても、
もちろんかわいいねって言ってくれたんだけど、娘のこともね。
でも、かわいいね、こんなことするんだねって、
娘を真ん中に置いて会話をしたりとか、
その時間を過ごすんじゃなくて、
娘はちょっと横にある畳のスペースでごろんでさせておいて、
私とあやさんは椅子に座り、
お茶を飲みながらくっちゃべるみたいな時間を過ごさせてもらって、
すごくリフレッシュしたし、
私と一緒にいてくれるんだなっていうのをすごく感じて、
嬉しい時間だったんですよね、子供産んでから。
そういう場所を今、葉山でも作ってらっしゃって、
そのお話をここから聞かせてもらいたいなと思っています。
ビルって何度もお名前は言ったんですけど、
葉山町の堀内っていうところでやっていて、
かさはやさぼうってカフェがあるんですけど、
そこで第2、第4金曜日に場所を曲がりする形で、
オープンをしているところになるんですよね。
ビルを始めて今何年になるの?
ちょうど1年経って、1年2ヶ月かな。
だから1年ちょっと前から始めてらっしゃるんですけど、
ビルって、私はもちろん何度か行ってるからどういう場所か知ってるんですけど、
どういう場所になるんですか?
最初思ったのは、子育て中のお母さんが予約もせずにフラッと行って、
お茶飲んだり、ご飯食べたり、おしゃべりしたり、
ただそこに行けばいいみたいな場所を作りたくて、
かさはやさぼうさんを貸していただいて、始めたのがスタートで。
何でそれをしようと思ったかっていうと、
私、都内で子育てが始まったんですけど、
その時にまだスマホはなくて、携帯電話だったんだけど、
それでもアンテナを立ててないと、
素敵なワークショップとか、素敵なカフェとか、行けなくて。
全部予約制で、アンテナが立ってれば立ってるほどそういうのキャッチするから、
すぐ予約して、すぐいっぱいになっちゃって、行けないことが多かったんですよね。
そしたら、行けなかった残念、次は頑張ろうって思えばよかったんだけど、
ちょっと病んでたんで、私はここには呼ばれてないとか、
私には行く必要がないんだとか、
こんなに毎日子育てしてるのに、まだアンテナも立てないといけないのかって思っちゃって、
そういうのなくして、誰がいつ来てもよくて、いつ帰ってもよくて、
やりたいと思うことができるような場所を作りたいなっていうのはずっとあって、
ヒカリちゃんと出会った原っぱ大学でも、サボールっていう場所を開いていて、
そこも同じようなコンセプトでやってたんだけど、そこはやめることになって、
その時に、今まではサボールでやってたけど、もっと自分の近くで、
自分の近くにいる人たちにそういう場所を提供することができないかなと思って始めたのがスタートです。
いるってね、お名前を。
私、何も名前が浮かばなくて、
友達がやっている子育て支援のサービスの名前がすごい素敵だったから、
それにもじった名前しか全然思い浮かばなくて、
なんだろうねってなってた時に、
ヒカリちゃんがいるじゃないかと思って、
ヒカリちゃんは言葉を紡ぐ人だし、センスもすごくあると私は思っているので、
ちょうどその時だったんじゃないかな。
ヒカリさんヒカリさんっていうメッセージして、
私、今度こういうのやるんですけど、名前が全く浮かびません。
ちょっとお知恵を拝借できませんかって言った時に、
いくつかヒカリちゃんがコウホーをあげてくれて、
その中の一つがいるだって、
ほんと最初はあるっていうのがあったね。
あるもいいなと思ったんだけど、あるは図紙にバーがあるから、
バーと一緒っていうか、同じ名前はよくないなと思って、
じゃあいるだなと思って、いるにしました。
ヒカリちゃんがそこに、いるはこういう意味というか、
こういうふうに見つけられるよって書いてくれた言葉がすごくよくて、
私にいるとか、誰かがいるとか、誰かにいるとか、
ここにいるとか、心をいるとか、
やっぱり心を入りたいっていうか、
入りたいって何?
やっぱり心をいたいんですよね。
いらなくてもいいんだけど、
自然にその人の中に入っていくような、
そういう場所にしたかったから、
このいるってすごいいいなと思った。
即決でしたね。ありがとうヒカリちゃん。
いいえ。
でも本当にぜひ来てもらって、
その感じを味わって欲しいんですけど、
彩さんは本当に、
彩さんもそこで、
してあげなくちゃみたいな言い方じゃなくて、
ただいるんですよ。
そうですね。
彩さん自身の在り方も、
ここにいるっていう、
私が私でいるっていうことをすごく当たり前のように、
そのままいてくださって、
かつその相手、私とか、
その場に来ている人に対しても、
何かをしなくちゃいけないよっていうよりは、
そのままそこにいてどうぞ、
お好きなようにっていう感じがすごくあるんですよね。
今やっぱり世の中って言ったら、
コロナで子育てが始まった、
ゼロイチンのお母さんかなって思ったんだけど、
でもやっぱり本当、
ずっと思っているのは、
誰かじゃないんだよなっていうのがすごくあって、
誰にとってもそういう、
いつ行ってもよくて、いつ帰ってもよくて、
話してもよくて、話さなくてもよくてっていう場所って、
家以外にあるといいんだよなっていう思いは、
強くなってるかなって思います。
本当?
そうだと思う。
何か本当、誰かに届けたいと思ったら、
ちゃんとその誰かを決めないといけないっていう、
世の中だと思うんだよね。
今、何かターゲットとか、
ペルソナとか聞いたりするけど、
でも行ってみて会うときもあるし、会わないときもあるし、
10代だけど50代ぐらいのどっしり感の考え方を持っている子とか、
逆に50代だけどすごいフレッシュな生き方とか、
考え方をしている人とかもいたりして、
そういうことが認められる世の中になってるんだから、
そういうふうに人をカテゴライズするのって、
何か違うんじゃないかなっていう思いが最近強いかな。
だからもっと広く多くの人に届けたいなって思う気持ちが、
最近は強いかな。
だけどあんまり人が来すぎるとドキドキしちゃうけど、
やばい、やばいとか。
そこの案外はね、ちょっと難しいかもしれないけど、
やっぱりちょっと繰り返しになっちゃうけど、
ただその私でいていい場所ってすごく少ないから、
それこそ私の場合だと1歳の子供のお母さんとして、
何かどこかの場所に参加するみたいな、
その場所にあったカテゴリーの自分を身にまとって、
その場にいなくちゃいけなかったりとかすることがすごく多くて、
世の中そういうふうにできてるところがやっぱり多いからだろうなって思うけど、
そうじゃなくなってった時に、本当の自分でありたい自分でその場にいられて、
そういう人といるとすごく気持ちも楽になる気もするし、
もちろんね、役割があるからこそいられる時もあるし、
その役割を演じとけばいいっていうか、楽な時もあるよね。
でもどっちでもいいけど、どっちかじゃないといけない時が多いよね。
私だって人の名前が覚えられなかったりするのを、
子供が5人もいるんで、お母さんいっぱいあっちゃうんで、
すいません、名前が覚えられなくてって5人のお母さんだっていうせいにしたりとか、
みんな都合よくそういうのを使い分けて生きていけたらいいのにね。
お母さんっていうカテゴリーに入っちゃうと、
お母さんじゃないといけなくなっちゃうから苦しいよね。
お母さんってすごいと思うんだよね。別にお母さんじゃなくてもいいんだけど。
なんかちょっと話が違っちゃうかもしれないけど、
学校って今まで出会ったことがない人と出会う場になったりするでしょ。
でも大人になって社会人になったりすると同じ会社、
同じ会社の人ってどっちかっていうと同じ方向を見てる人が多いからだったり、
趣味だったりしても同じものが好きな人と会う機会がすごく多くて、
自分の思考とか趣味みたいなところで共通の何かを持つ人と会うことは多くなるんだけど、
お母さんになると、学校とかってそういうの一切関係なくボーンって箱に入れられて、
それが苦しい人もいると思うんだけど、そこであなたにはこんな才能があるんですねとか、
あなたはこんなことができるんですねっていう、
そういうブラックボックスを開けるみたいな経験がお母さんになって私はできたんだよね。
だからいろんなことを思う人がいて、いろんなことを言う人がいるから、
そういうお母さんってカテゴライズされたくないわっていう人がいるのも知ってるんだけど、
でもそこで出会えた人たちがいなかったら今の私はいないと思うから、
やっぱりそういう出会いがあってもいいんじゃないかなって思うんだよね。
そういう場所にいるかなって言ったらいいなとも思ってる。
確かに。
だって私も子供がいなかったら光ちゃんには出会えてないし、犬にもつながってないし。
そうだね、母親であることっていうか、母親の仮面を全面に出すことがちょっとダサいじゃないけど、
ちょっとお母さんとかママっていう言葉の持つ強さっていうか、
気持ち悪さも含めた強さみたいなのってちょっと強いよね。
でも私もやっぱり娘ができて、そうやっているみたいな場所にいて、
普段の私だったら出会わないような人たちにも出会わせてもらってるし、
娘が保育園に行っても、やっぱり彼女が属しているコミュニティだけど、
私自身も自分が一人だったら入らないコミュニティに入らせてもらって、
新たな関係を築いてたりとか、出会いみたいなのがあったりするから、
子育てしてるって大変なこともすごく多いから、
子育てして楽しいです、幸せですっていう側面だけではないなっていうふうなことを思いつつも、
でもやっぱり子育てしたりとかすると、自分の人生が豊かになってるなっていうか、
彩りがすごく色んな色になるようになったなっていうのは感じているなって、
今谷さんの話を聞きながら思いました。
大人になると強制的にやらされることって減るんじゃない?
でも子育てって強制的にやらないといけないことも増えるし、
もちろんそうじゃなくてもいいし、それはお母さんじゃなくてもいいんだけど、
新たな出会いって無理矢理作らないとできない時もあるから、
そういうのってね、嫌なこともないわけじゃないけど、
面白がれると面白いよね。
変なことがあってもマジでウケるみたいな。
彩さんにね、今日イルのお話と合わせて、
1個私が一番母親、親として聞きたいなと思ったのが、
彩さん自身もね、さっき自己紹介で言ってくださってたんですけど、
5人のお子さんのお母さんで、
1人育てるだけでもアップアップしてるのに、
5人なんてって思うとすごいすぎってめっちゃリスペクトなんですけど、
子育てする時間、子供が大きくなって、
子供が自分の手元から育っていくっていう時までの子育ての時間って、
母親であるっていうその人の人生において、
どんな時間になると幸せなのかなって、
どういうふうにそういう時間を過ごせるといいのかなって、
5人育ててきて、母親さんなりの思っていることとかあります?
本当に5人育ててきて、最近子供も大きくなってきて、
1人1人は違うんだっていうのを身につまずれることが多くなりすぎて、
正解もないし、失敗はあるかもしれないけど、
試行錯誤するしかないっていうところがあって、
それが面白いかな。
私は本を読んだりするのが好きだし、
子供の発達のこととか成長に個人差があることとかを知る機会に恵まれて、
こんなことがとか、こういう苦手があるんだとか、
ここが無理とかがあるんだっていうのを目の当たりにして、
じゃあどうしたらいいんだろうって調べたりとかして、
それを実際、我が子に試してみるっていうトライ&エラーができるのが、
煩わしくもあり、面白くもあって、
それをできるのが5人いたっていうのが、ちょっと面白いかもとは思ってますね。
だってね、よそのお子さんにできないこともあるでしょ。
自分がいいと思ってても、試せないこともあるでしょ。
ひかりちゃんは保育士さんだから、いろんな教育方法とか、
メソッドみたいなのを知ってるだろうけど、試せないこともあるでしょ。
だけど、我が子だったら、ちょっと失敗してもいいかって思えるでしょ。
が、私は5回できたっていうのが、いい経験させてもらってるなって思ってて、
本当にめんどくさいことも、手放したいこともいっぱいあるし、
投げ出したいときも本当にあるけど、
でも、このトライ&エラーは面白いから、
もう子供はいらないけど、もっとやりたいって思うことはいっぱいある。
でも、そのトライ&エラーをさ、大変だなじゃなくて、
面白がれるっていうことがすごく大事ですよね。
だって、やっぱりエラーは失敗ってとらえちゃうとすごくつらいよね。
お母さん自身もつらいし、
やっぱり我が子は大切な存在だから、できたら失敗してほしくないし、
なんか嫌な時間過ごしてほしくないなって思ったりするから、