こんにちは。
こんにちは。
山内さん。
はい。
ちょっと待って。
あの、僕、ナビゲーターじゃないからね。
そうですよね。
うん。
山内さん、やってくれるんでしょう?
え、私ですか?
うん。
どうぞ。
まあ、そこは決めずに、じゃあ行きましょうか。
はい、お願いします。
いや、今日は。
はい。
クマの先生でいいですか?
あ、いいですよ。
はい。
お願いします。
はい、お願いします。
山内です。
はい、山内さんね。
はい。
こないだ、あの、オープンキャンパスの時に会ったよね。
はい、そうですね。
うん。
あの時に、このポッドキャストの収録、公開収録っていうの?
はい。
なんかやってたよね。
はい。やってやらせていただきました。
あれに参加したんだね。
はい。
どうでしたか?
え、なんか新鮮でしたね。初めてやってみたので、でもすごい楽しくて、なんかいっぱいしゃべっちゃいました。
うん。
でさ、
はい。
今日さ、
はい。
なんか、ドーナツ持って行ってみて。
ちょこっとですよ、ほんとに。
いや、ありがとう。すごい、これ。
甘いものいけますか?
おいしかった。
あ、ほんとですか?
うん。甘いもの大好きで。
ほんとですか?
うん。あと缶コーヒーまで、
はい。
ね、差し入れしていただいて、
ほんとにちょこっと。
お気遣いいただいて、
いや、お忙しいところ、来ていただいたので。
いやいやいや、山内さんこそ。
いや。
あれ、試験終わったの?
終わりました。
あ、すごいじゃん。ほんと。いつ終わったの?
昨日終わりました。
あ、昨日終わった。
はい。
うまくいった?
うーん、まあ、そうですね。
なんとか単位は取れるかなーって感じだと思ってますけど。
あの、1年生でしょ?
はい。
ね。これ、1年生の前期の試験っていうことで、大学入って初めての試験でしょ?
はい。そうですね。
うん。どうでした?
えー、思ったよりも、簡単っていうか、なんだろう、答えがない問題ばっかりだったなーっていう感じで、
終わってからも、なんか、やり切ったっていう感じはなくて、
これでよかったのかなーっていう感じでした、すごい。不思議な感じで。
でもね、僕的には、答えがない問題っていうのは、すごくいい捉え方かなと思うね。
学生さんの多くってさ、先生、答えを教えてください、みたいなね、アプローチの人が多い印象があるのね。
結局答えは何なんですか?みたいな。
で、先生は必ず答えを持っていて、答え合わせをしたいっていうね。
いや、試験に出る問題を教えてほしいっていうんじゃなくて、問題と答えを教えてほしいっていうんじゃなくて、
なんか話をしてたりするときに、
いや、先生は答えを持ってるはずだ、みたいなね。
そこが、ちょっと多分、高校までと大学の違いの一つかなという気がするので、
山内さんの今回の試験の捉え方が、僕から見ると、やるじゃん、みたいな。
本当ですか。
ちょっと捉えどころがないところもあったみたいなね。
だから、いろいろ探求していこうっていうモチベーションにつながるのかな、気がするから。
ありがとうございました。
今後に期待かなっていうね。
はい、頑張ります。
大学初ポッドキャスト、ゼミごっこをお送りします。
ところで、この間、オープンキャンパスの日に話をしてて、ちょっと驚いたことがあってね、
山内さんと話をしてて、なんか共通点があるんだよね。
え、共通点ですか?
ちょっと、そこで、その反応はないでしょ。
分かりました、分かりました。
そうきたか。
分かります、分かります。
あの、某高校のね、
そうですね。
あなたご出身ということで、
僕が何度か、あなたの母校に、これまでにちょっと行ったことがあってね、
で、高校生の人たちに講義をね、
その依頼があって、行かせていただいて、話をさせてもらったわけなんだけど、
その時の生徒さんの中には、山内さんはいなかったね。
お話だけ伺いました。
僕が行ったっていうね、歴史的な事実をね、伝え聞いたっていうことなんだね。
何か噂聞いた?こんな話があったんだ、みたいな。
私が生物の先生に、熊野先生に教えていただきたくて、この大学を選びましたっていう話をしたら、
以前来てくれたことあるんですよ、みたいな感じで。
だから、それまで知らなかったんですけど、
私がお世話になった、その生物の先生も知ってる先生だったので、
ぜひお会いしたいと思って来ました。
いやもうね、その話聞いてびっくりしたんだけど、
高校生の人がね、僕に教えて、僕がいるところに進学したいって思ったっていうのが、
もうちょっとね、これは教員妙理に尽きるっていうかね、半分ちょっとこれ出来すぎの嘘じゃないかっていう話なんだけど。
そんなことないですよ。
いや、ちょっと待ってね。
僕は直接、あなたが高校にいた時に出前講義で話をした生徒さんの一人ではなかった。
あくまでも噂で聞いたレベルであったと。
とすればだよ、あなたはどこでどうやって僕のことを知ったんだっけ?
他にね、人から伝え聞いたっていう以外に、いいなって、こういう先生いるんだ、ここちょっと行ってみようかなって思ったのは、
生物の授業を受けて、生物多様性ってすごいなって思って、それが学べる大学ってあるのかなって考えた時に、
私文系だったので、生物学部とかっていうんですかね、そういうのにはいけないと思って、
この学部、私が今在籍している学部に興味があった時に見てたら、生物多様性を研究している先生がいたということで、
ここなら私の文系のレベルでも、何て言うんだろう、本気で真剣に研究するまではいかなくとも、知識として触れられたらいいなと思って、
そうです、だから最初はネットですね。
そっかそっか、ネットで大学のホームページとかを見てくれたのかな?
そうです、入学するまで、熊野先生の顔も声も何も知らなかったので、もしかしたら入って外れたかもしれないっていう気もありました。
いやー怖いね。
怖かったですよ、最初は。
学部のホームページから、僕の個人ホームページに飛ぶことはできた?
それは見てない。
見てないですね。
そうなんだね。
ゼミのページは見たんですけど、
そっかそっか、でどうでしたか?実際に入学して、熊野先生とやらに、とうとう会った時の感じはどうでしたか?
講義の内容とかも含めてになるんだろうけど。
そうですね、まだ講義1回しか受けたことないんですけど、もうその1回ですごい虜になりました。
虜になった?
はい。
いやーもうね、何と申し上げていいや。
本当ですよ。
ありがとうございます、本当に。
ありがとうございます。
こんな風に言っていただいて。
ゼミごっこ。
どうでしたか?講義何が良かった?何が印象的でした?
やっぱり人間の幸せだけじゃなくて、熊野権利って言うんですか?
その熊野にも目を向けていたっていう、人間と動物っていうそれぞれの立場があって、
そこがすごい好きだなって思います、私は。
やっぱ野生動物って何がすごいってね、自然っていう厳しい世界で毎日のようにご飯を探して、自分を生かしていかなきゃいけないんですね。
それだけじゃなくて、雄は雌と雌は雄と出会って繁殖をして子供を残していくわけでしょ。
授業で紹介したようなヒグマだとかね、月のワグマっていう、あんな大型の大きな生き物が森の中で生活してね、相手を見つけて子供を産んで育てていくってすごいことだなって思うんだよね。
本当ですね。
そんなことが今のね、この近代化して、もう工業化して、そのいろんなもう隅々まで人間の影響が行ってしまうような中でだよ。
生き物たちがたくましくさ、生活できてるっていう世界があるっていうのは、僕はなかなか信じられないというか、すごい、それだけでもすごいことだなって思うので、やっぱりそういうとこに目を向けていくっていうことがね、すごく大事なことだと思うしね。
今日、なんか手元にさ、なんかノートを持ってきてくれてるみたいなんだけど、これは何のノートなの?
これは高校のときの生物キスを受けてたときのノートなんですけど、これが私の生物に興味を持つ原点というか、すごい思い入れのあるノートで。
ちょっと机を挟んで、僕の方から見させてもらうだけで、貴重面な字がね、たくさん並んでて、すごく丁寧に作り込まれてて、図もたくさん書いてあるし、色とりどりのペンでね、付箋紙も貼ってあるし、
なんか所々、コピーしてきた情報も貼り付けてあったりもしたのかな、紙が。
そうですね。
すごいね。これは今日は、なんかネタとして持ってきてくれたの?
私がネタに困ったらというか、私が好きだった授業について話せたら、それはいいかなと思って。
そうなんだ。生物学って結構分野広いんだけど、僕はその中でも、多分単元としては、一番最後のほうのマイナーなとこかもしれないんだけど、生態系の保全とかね、そういうとこになってくるのね。
例えば食物連鎖とか、生物間相互作用っていってね、食う食われるの関係とかね、食物網っていうような言葉もあるんだけど、そのあたりなんかは入ってますか?
あります。私が一番興味があるというか、印象的だった授業なんですけど、キーストン酒っていう、キーストン酒による多様性の維持っていう単元で、ラッコが例に挙げられてるんですけど、
そうだね。ラッコはキーストン酒。キーストン酒っていう言葉、今日のポッドキャスト、授業みたいになっちゃって、つまんなくなるとこまで。私は楽しいですけど。
キーストン酒ね、これ僕も授業でね、必ず紹介していることなんだけど、もし今度、生物系の僕の授業とか環境系の授業を取ったら、必ず出てくるんだけれども、なんかノートにはキーストン酒ってこんなもんだっていうの書かれてますか?
ある種の存在がその生態系のバランス維持に大きく作用している。
書いてあるじゃん。
これですね。
それだよ、それ。だからラッコはどういうふうに、キーストン酒として重要なの?生態系のバランスを保ってくれる。
ラッコはウニを捕食するんですよね。
そのウニはジャイアントケルプっていう草類ですか?を捕食するんですけど、
昆布だよね、要するにね。
あ、昆布なんですね。
ジャイアントケルプね。
ラッコを乱獲、絶滅寸前まで乱獲したことによって、ウニが大量発生してしまったから、
ジャイアントケルプが、昆布がなくなって、またさらにジャイアントケルプを主食食べていた生物が減ってっていう、なんていうんですか?
そうだよね、そういう食う食われるの関係のバランスが崩れちゃって、
最終的に昆布に頼っていた生き物が浮き目を見るっていうことが起きちゃったっていうことだよね。
例えば昆布って、僕今週あともうちょっとすると北海道しれとこに調査に行くんだけど、
やりましょう、じゃあ、ぜひ。
はい、やります。
はい。
外に出かけていく授業があるので、それ撮ってください。
はい、撮ります。
2年生の時に。
はい、わかりました。
楽しみにしておいてください。
はい、楽しみです。
ちなみに、ボートにも乗ったりします。
ボートですか?
はい、川下りをしてもらいます。
ボート、漕いだことある?
中学生の時に。
あるんだ。
渋滞薬って言うんですか?
渋滞薬やったの?
すごいじゃん、どこで?
福井県でやりました。オバマ?っていうところで。
すごい。
楽しかったです、すごい。
今、僕の研究室にかやく置いてある。
え、ほんとですか?
組み立てた、しかもわざわざ組み立てた状態で。
あ、組み立てたっていうのです。
かやくって、フォルディングかやくっていう、組み立て式のかやくと、そうじゃないかやくがあるんだけど、
たまたまこの間ね、ちょっと組み立てて。
で、この実は、スタジオの運営の先生、ゼミの先生も、ちょっと試乗してもらいました、そこで。
そうなんですか。
で、漕いでもらいました、実際に。
そうなんですね。
研究室の中で。
研究室の中で。
どうでしたか、福井でオバマで、渋滞薬。
いや、すごい楽しかったですね。
いい経験したね。
うん、ほんとですよね。
えっと、それは、何時間か海岸線を漕いだ。
そんな長くはなかったと思うんですけど、優雅に漕いでました。
優雅にね。
え、なんか、おもしろくなかった?
え、なかったですよ、落ちたりとかは。
いやいや、じゃあ、アクシデントじゃなくて、なんかこう、鳥とか魚見たとか。
魚泳いでましたね。
景色が良かったとか。
景色良かったですね。
疲れなかった、漕いで。
いや、楽しくて。
ほんと?
結構、そこそこ体使うよね。
うん。
それ、一人乗り、二人乗り?
二人で乗りました。
じゃあ、あなたと一緒に乗った人が、一生懸命漕いでくれたのかもね。
それあると思います。
あなた、休んでたんじゃないの?
いや、そうかもしれないです。
そうか。
まあ、あの、かやくもあるので、ちょっと今年の夏は、その授業で、かやくにも乗ってもらおうと思ってるんだけど、学生さんにね。
まあ、そのね、何が、その、ボートに乗ったり、かやくに乗ったりするといいかっていうと、
その、普段、僕たちが、この立って見てる川の景色っていうのは、川の中に入って、で、ボートに、ボートやかやくに乗ると、ガラッと変わるんだよね、景色がね。
まずね、目線がすごく低くなる。
かやくとかボートっていうのは、ほんとにね、水面ギリギリまで目線を持っていくことができるので、
普通に川の中に立って歩いて、歩いて、歩き回るとかね、立つと、水面ってやっぱり下の方に見えるけど、
あの、特にかやくって、こうなんていうのかな、水面よりも低いところに座ることになるんだよ。
そうすると、自分の目線っていうのは、せいぜい水面から座高の部分ぐらいのね、高さになる。
そうするとね、普段見たことがないような景色が広がってる。これがすごい。
まさにね、なんかね、水鳥ってわかるよね、カモとかの中がね、カモメなんかもそうだけど、水面に浮いて、餌をついばんだりする。
水鳥になったような気分。
で、そういう動物になったような気分で、川岸を見たり、水面や川底の様子なんかを、川を下りながら見るとね、
ちょっと普段考えないようなこともね、頭に浮かぶんね。やっぱね、自然っていいなって。
でも綺麗な景色ばっかじゃなくてさ、やっぱりほら、川岸にゴミがね、引っかかってたりとかね、川の中にもゴミ、不法同期されたゴミが落ちたりする。
そうですね。
そういった環境問題っていうのもさ、やっぱり考えさせられるので、そういうのを考えてもらおうっていうのが僕の趣旨なんだけどね。
そうやってやっぱり自分でね、現場を見るっていうかね、僕現場主義だから。
大学の授業もいいけど、やっぱり何よりも、自分で足を動かして、目で見て、匂い嗅いで、触ってっていうね。
なんかやっぱりそういうのが大事かなって。
どう?そういうの好きそう?
大好きです。私の家が森に囲まれてるんですよ。
えー、いいな。
だからもう本当に自然って感じです、家も。
昨日も朝、玄関の扉閉めたときに、上からヤモリ落ちてきて、叫んでました朝から。
それぐらい虫がいっぱいいます、本当に。
そうなんだね。いいとこに住んでるね。
もともと文系で、だけど、生物のことにも興味があって、文系受験できるところで、ちょっと生物とか生物多様性のことを勉強できるところを目指してみたっていう話があったんだけど、
僕それ聞いてね、僕の狙いむちゃくちゃ当たったなっていうのがあった、実はね。
僕もともと理系の学部で教えてたもん。
それはそれでよかったんだけど、
あのー、まあ、なんていうのかな、時々僕ね、小学生とか中学生とか高校生とかの、カバの生き物観察会とかの講師とかさせてもらうことがあるのね。
実はあさって、もうそれで行くんだけど、県内のとあるカワエ。
小学生の子たちが、お父さんお母さんと一緒に来てくれるんだけど。
でね、あのー、中にはね、算数とか理科って、そんなに得意じゃない。
だけど生き物大好きって子がいるのよ。
で、もともと僕は理系の学部にいたときに、やっぱりこういう生物多様性のこととかを卒業研究とかでテーマにする子が多かったんだけど、
でも、あのー、物理とか科学は得意なんだけど、生物はそんな得意でもなければね、好きでもなかったっていう子結構いるのよね。
実際受験科目に生物はなかった。
そこの僕の元所属学部では。
だから、うーんと、うーん、なんていうのかな、ちょっと生き物っていうものに対して、うーん、こう、ちょっとおっかなびっくりみたいなとこあってね、みんなね。
そういう学生さんたちが卒業研究とかいろんな実験実習を通じて、こう、生き物の良さをね、生き物っていうのはやっぱり人間と同じ生き物なんだと、そういうのを肌で感じていくっていうのは、とても、それはそれでいいことだったんだけど、
なんか僕はね、この文系と言われている学部に移ることにして、したときに、一つ思ったことは、実はまさに山内さんみたいな学生さんの存在を思い浮かべたのよ。
それはつまり、そこまで理系、理系したね、勉強が好きなわけじゃないんだけど、だけど、その生き物のこととか、自然のこととかをいろいろ学びたい、知りたい、ちょっと勉強したい、できれば、もしかしたら卒業研究でそういうこととか研究できたらいいなっていうような人。
こういう人って、わりといるなっていうのが、僕はこれまで知ってたんだよね。だから、そういう人が、僕の授業とかね、もし可能性があったら、卒業研究とかで、ゼミに来てもらって、一緒に調査とかできるとね、いいなっていうふうに思ってたんだよね。
だから、あなたのような存在はね、え、すごいじゃんって。僕ってなんかすごい、やっぱ先見の目やったんだ。自画自賛みたいな。
嬉しいですね。
嬉しい。僕のほうが嬉しくて、今日本当に。びっくりして聞いてましたが。
どうですか、今後、ちょっと気の早い話かもしれないんだけど、どうだろう、卒業した後とかね、大学を。なんかこう、今、ぼんやりとでも、自然とかと関係がなくても全然いいんだけど、大学卒業した後はどうしたいっていうのはあるんですか?
最近すごいそれはよく考えることなんですけど、なりたいこと、やりたいことがいっぱいあるんですけど、職業としなくても、なんか動物の権利っていうんですか、については、なんか関わっていたいなって思ってます。
いいですね。僕の授業で、環境ボランティアの話をね、たまにさせてもらうんだけど、国立公園とかね、
お中心に、いろんな衛生動物を守るためのお手伝いをするっていうね、そういうボランティアのプログラムとかってね、全国にあるんだけど、そういう話をすると、時々そういうのに参加してくれる人が実際に現れて、
で、ちょっと前だけど、ある学生さんは、1年休学して、全国の国立公園を女子学生だけど、めぐり歩いて、今は森林関係の仕事に就いてるね。
森林といってもね、森林を守るのと直接関係はしてないくって、木材をね、利用する、切り出して利用するっていうね、そんな仕事の一部。
なので、なんていうのかな、大学時代に、自分がちょっと興味ある分野を、インターンシップっていうのはみんなよくやるんだけど、いろんなそのNPOっていうのかな、その非営利団体、非営利組織ね、そういうところでのボランティア活動っていうのをやるんだけど、
ボランティア活動とかね、そういうので、将来の自分の姿ちょっとね、思い描いてみるっていうのも手かなっていう気がするんだけどね。
僕は、アメリカに留学してた時に、アラスカ州のボランティアプログラムに参加したのね。そこで、生物学者の人たちの手伝いをして、生態系を調べて、それを報告書にまとめるっていうプロジェクトの手伝いをしたんだけど、
ずっと川下りをしながらね、いろんな生物を調べたりして、その時の経験で、こういう仕事があるんだなって、こういう生物、野生の生物をね、調べる仕事があるんだなっていうのを目の当たりにしてね、そういう姿をね。
それで、すごい強い憧れを抱いて、こんな風になれたらすごい良いだろうなって思って、それが結構きっかけで、今に至るんだよね。
なので、子供の頃から僕は川でバシャバシャやったりね、森の中でクワガタ取ったりね、っていうのをやってたんだけど、今もほとんど変わらないっていう。
それが仕事になっちゃったみたいなところがあるんだけど。
だけど、そういうのはちょっと風変わりなね、ちょっとレアなあれとして、ちょっと今山内さん言ってたみたいに、何て言うんだろう、
普通に例えば、会社員しながら、お給料がもらって、お休みの日とかを使って、自然保護に関わるような活動をするとかっていうのは、僕はいいんじゃないかなってね、思ったりもするよね。
それいいですね。
この間ね、ちょっとあなたにすごくおすすめの場所があって、
僕ちょっとつい先週行ってきたんだけど、津賀池っていう場所があるのね。
新州長野県の、スキー場で言うと、白馬とか八方尾根とか、そういった場所があるあたりなんだけど、
そこにね、津賀池自然園って、津賀池の津賀っていうのは木の名前なんだけど、津賀っていうね。
で、あの、高層湿原って言ってね、標高の高いところにね、信じられないような美しい湿原と、色とりどりの花が、もう咲き乱れている。
鉱山植物だね。
鳥もものすごいたくさん、いろんな種類の鳥が、サイズリが聞こえて、
で、もうたくさんの草花に、たくさんの昆虫、特にね、蜂だね、ミツバチが、もう蜜を求めてやってきていて、
で、ものすごく涼しい。
それはいいですね。
ものすごく涼しくて、本当にいいところだったね。
しかもね、ふもとまで、バスとかでたどり着いたら、そこからロープウェイとゴンドラを使って、かなり山の上のほうまで上げてくれるので、楽でしょ。
そうですね。
それでもう、たどり着いたら、そこが玄関口なんだよ。
それは中部山岳国立公園っていう、日本でも有数の、ものすごい大規模な国立公園。
すごいですね。
すごい大きな国立公園の、かなり北のほうになるんじゃないかな、菅池は。新潟県に近いあたりになるんじゃないかな。
そこまで、このあたりからは近くはないけど、そんな遠くもなくて、おすすめかな。最近の僕の行き先としては。
行きたいね。
あとは今年の6月に僕は、しれとこに調査に行ったときに、シャチを見てきました。
シャチ、え?
海で。
見れるんですか。
はい、見れます。
すごいですね。
今見せてあげようか、動画で。
見たいんです。
ちょっと待ってね、今すぐ探すから。
えっと、シャチシャチシャチ、あ、出てきた。
えっとですね、これなんかどうでしょうか。
どう?
なんか資料映像見てるみたいですね。
そうかそうか、すごいでしょ。
で、これすごいあの、ひれ、背びれの大きなオスのシャチらしいんだけど。
これはね、ラウスっていうね、しれとこのラウスの沖合で暮らしている9頭のファミリー、家族なんだけど。
シャチのね、毎年この時期にやってきて、
えっと、夏、短い夏をここで過ごして、
子育てをしたり、えさのとりかたを教えたりしてるのかな、子どもたちにね。
そんな寄ってくるんですね。
寄ってくるというかね、あ、ぼくこれボートでね、観察に行くんだけど。
うん、そう。
これね、そう、なんかあの、血をこうね、ふきあげてるでしょ。
もうすごい聞こえるんだよ、ぷわーって音がね。
で、尾びれをね、尾びれでこう、海面をたたいたりして、
魚を追いかけた、なんていうのかな、グループで、魚をね、こう、えっと、はさみ打ちにするみたいな。
そう、脅かして魚をね、集めて、で、取るみたいな、そういう暮らしをしてるんだけどさ。
ちょっと遠いけどね、しれとこはね。
今日は、何か言い残したことは。
全然しゃべってない。
いや、楽しかったですよ。お話が聞きたかったので、満足です、私は。
それでいいのだろうかって気もしますが、どう、じゃあ、ちょっと夏休みに出かけてみたくなった?
はい、ぜひ行きます。
あ、そう。
えー、じゃあ、ちょっとまたじゃあ、行ったら、またどうだって、教えて。
はい。
じゃあ、今日は満足でしたかね。
はい、大満足です。
じゃあ、また後期にお会いしましょう。
はい。後期は取ったので、授業を。
うん、そっか。じゃあ、そこで、またいろいろね。
学生さんの方からもね、夏休みどうでしたかって、僕、学生さんに聞くので、その時にまた教えて。
わかりました。
必ず報告してもらうから。
はい。
あの、覚悟しといてね。
はい。わかりました。
はい、じゃあ今日はどうもありがとうございました。
はい、ありがとうございます。
またお会いしましょう。
ありがとうございました。
はい。