Satoruさん。
なんですか、岡田さん。
僕、最近実はここ数ヶ月、ハマってる旅がありまして。
旅にハマる?
うん。
どんな種類の?
2週間に1回ぐらいやってる。
そんなに一般にできる旅ってある?
あるんですけど。
僕、何度か話したかもしれないですけど、多摩川の近くにね。
はいはいはいはい。
住んでおりまして、数年前に引っ越したんですけども。
多摩川近くに住んだから、けっこう川のそばとかを散歩して、
ロストバゲージクラブとか写真をね、多摩川の写真を日々。
岡田さんの連載。
ただ多摩川の写真をあげるって。
でもあれは重なっていくとなかなか冗長的な感じですよね。
夕焼け空の多摩川。鳥が1匹だけいる多摩川、いいですよね。
雪の多摩川。
あれはいい感じがある。
なんですけど、もうちょっと多摩川のことを知りたいなと思って。
長い川だからね、確かにね。あちこちいろんなあれがあるから。
やっぱり全部歩いてみようと思って。
悟ると岡田勇の超旅ラジオ。
なるほどなるほど。
多摩川の端っこから端っこまで、踏破してやろうと思いまして。
で、多摩川って全長138キロメートル。
はいはいはいはい。
これ1回では当然歩けないから、めちゃめちゃちっちゃく分割して、
何日も繰り返して歩こうと。
スタートして、だいたいもう1時間とかですね。
1時間、2時間だけ散歩程度に5キロぐらい歩いて、
で、そっからバスで家帰ってきて、
で、また2週間後ぐらいにバスに乗って、
前回のゴール地点まで行って、そこをスタート地点とすると。
いいですね。
今ね、6回ぐらいやったのかな。
おー。
やってて、で、30キロぐらい。
で、僕はその下流から上流に遡って歩いていて。
なるほど。
っていうのはその上流って、多摩川上流ってもうめちゃめちゃ山奥にあって。
そういうことですよね。
そう。奥多摩よりもっと奥の笠取山っていう山があるんですよ。
それは何県ですかね。
山梨と埼玉の県境ぐらい。
あー、そのぐらいなんですね。
そう。奥多摩湖よりもっと奥の方にあって、そこに一応何か多摩川の水碑っていうのがあって、
ここから多摩川が始まりますよっていう地点があるんですよ。
すげー。
でもそこ行くとガチ登山なんで、そこから始めるのはちょっとハードル高いから、
とりあえずちょっとしんどいのは後に置いといて。
なるほどね。
で、そっからどんどん加工まで流れていって、一番その下流は東京湾まで出て行って、
羽田空港のあたりですね。
はいはい。
そっからスタートしようと思って。
なるほどね。
下流から上流への。
いいアイディア。
そう、始めたんですけど。これが案外楽しくて。
なんか聞いてるだけで楽しい。いい趣味になる気がするよ。いいですね。
最初まず、東京湾に行くんですけど、それも何かね、多摩川の終わりっていう柱が立ってるんですよ。
あ、そこもそこで何か。へー知らなかった。そうなんですか。
そう。多摩川がここから海になりますよっていう。
そのぐらい愛されてるんだな。
木の杭みたいなのが立ってる。そこ行くのは結構大変で。
羽田空港の近く?
羽田空港側は、要は東京側、これね、多摩川って東京側を左岸、左の岸。
で、神奈川側は右岸。海に向かって左右っていう風に言われてるんですけど。
なるほど。
右岸の方。左岸の羽田空港はもう羽田空港は埋め立てられてる。
そういうことだそういうことだ。
川崎市の方。
はいはいはい。
で、浮島とかがあるんですけど、その一番南の方ですね。アクアラインとか通ってるようなところまで。
までの途中でバス降りて、けっこう歩いて、なんか筆地帯みたいなところを歩いて行って。
で、奥の方まで行くと、その棒がポツンと立ってて。
そこをスタート地点にしようと思ったんですけど、1日目はけっこうそこ行くだけで終わっちゃって。
そこ行くだけでね、もう割と2、3時間かかっちゃって。いろいろしてたら。
で、だいたい僕は朝、保育園送りに行って、で、散歩して、お昼ご飯買って帰って、子供の離乳食とか作んなきゃいけない。
お昼には帰らなきゃいけない。
1日目は、そこのスタート地点を記録するだけでほとんど終わったんですけど、とりあえずそこでスタートして。
で、そこから始まって、ずっと川崎市か、川崎市を歩いて、で、途中で橋渡って大田区に行って。
で、次瀬田谷区に行って。で、今、狛江市ってところまで来てるんですけど。
なんかね、楽しいのはですね、基本的に地図を見なくていいんですよね。
あ、確かにね。川に沿って行けばいいわけだから。まあ、そこに行くまではね、前回の続きのところまで行くまではあるんだけど。
歩いてる間は、地図見なくても川に沿えばいいだけなんで。
ちょっと話の腰落ちちゃうけど、私もロンドンとかパリとかああいうところ行った時に、とりあえず川のところまで行けば、そこに沿って行けば、そんなに道に迷うことないだろうという見方で確かに散策をすることはありますよ。
川は確かに心の指針になりますね。なるほど。
地図見なくていいから、スマホでGoogleマップ開かなくて済むんで。
それとその、なんかやっぱ開いちゃうと、次に何があるか見えちゃうじゃないですか。
そう。それをなんか無理やり我慢するのもちょっとあれ、なんか違う気もするし。
現代人としてこうね、スマホがすでに行動様式の中に組み込まれてしまっていると、それを開かない開かないでなんか無理をしてる感があるけど、川に沿って行けば無理はないだと。
そもそも必要ないんだから。なるほど。
そうすると急に出てくるものが結構新鮮に、あ、こんなの出てきてる。
あれあれ、なんかもう僕はかなり今メスメライズされてるというか、なんか非常に魅了されてますね。それやりたいなあ。僕は別の川でやろうかなあ。
どの川で、最後後ろ探しに。
わかんないけれども。え、それいいっすねえ。
あー、それの楽しみはいいなあ。しかも無理をね、一日完全に潰してとか徹夜とかじゃない。
もう数時間ですね。なるほどね。文明の力には途中からのセーブポイントっていう表現があるのかわかんないけど。
そうそう、まさにセーブポイント。そこまではいいんだと。
それありだなあ。へえ。
結構そのセーブポイントの街もなんか普段通りの街とかで、駅とかで降りてますね。
目的がだって全然違うわけだから。
その行き帰りのバスとかも結構楽しかったりとかして。
ほんとだ。いいっすねえ。
初め、その適当に歩いて疲れたなってなった時に初めてマップ開いてどうやってここ帰るんだろうっていうのを調べて帰るみたいなバス。大体バスなんですけど。
確かにそう、駅というよりバスのイメージですよね。
バスですね。
川沿いにいきなり駅ってね。
駅ほとんどないんで。
あー。
結構河川敷ってなんかいろんなものに利用されてて、グラウンドとかが。
そうね。一番メジャーなのがそんな感じですよね。少年野球とかやってるイメージある。
そうそうそう。多いんですけど。例えばなんか川崎競馬場っていうのがあって。
ありますね。
川崎競馬場の裏手が土手になって、玉がなってるんですけど、練習場があって普通にね馬が走ってるんですよ。
はいはいはいはい。
で、そこの練習場から競馬場に帰っていくために、馬が普通に道を横断してたり。
なるほど。
馬注意みたいな看板があったり。
あー。
思ったのが、河川敷ってその馬もそうですけど、みんななんか練習してるんですよね。
あー。みんな何かを練習している場所。
グラウンドもそうだし、ゴルフのなんかね打ちっぱなしみたいなのとかもあるし、あと楽器演奏してる人とか。
確かにね、近隣っていうのは少なくとも向こう一面は水なわけだから。
そうそうそうそう。
迷惑かかりにくいことを練習するにはぴったりだと。
そう。
あー、いい気づきですね。
なんかジャグリング練習してる人がいたりだとか。
うんうんうん。
この間、あのロストバゲイクラブに投稿したんですけど、なんかめちゃめちゃ長い急須を持って振り回してるお姉さんがいて。
うんうんうん。
で、テーブルにお茶とか、なんかコップとかいっぱいあって、そこにこう振り回した後お茶を入れるみたいなことがあって。
で、それなんか中国の曲芸のお茶の入れ方みたいなのをやってる。
これもやっぱ練習してるんだよね。
珍しい練習。
へー。
いいですね。
他、昨日ここ前のあたり歩いてたんですけど、なんか急に、なんかね、目黒交通センターっていうのがあって。
はい。
そこが持ってる練習場があって、それ練習場は白梅の練習場なんですよ。
へー。
いっぱいブンブン出てきて、白梅は50台ぐらいいて、すごいカーブとかを練習してて、保育園児とかがそれを眺めてて。
へー、いい光景っすねー。
それがなんか急にポンポンポンって出てくる。
なるほどねー。
だから、なんかおおっと思って。
いいっすね。なんか前向きな気持ちになりますね。
そう。
そういう目的で歩いてなくても。
思ったら、だから練習するってのはつまり、未来に何か希望を繋ごうとしてる行為ですよね。
なんか未来がない人は練習ってしないわけだから。
そうですね。
練習するってね、すごいだからいいことですよね。しかも全然違う種類のお馬さんの練習、白梅の練習、曲芸の練習、そういう未来にいろんな形で迷いを繋ごうとしてる人を見たい人には、川を旅する。
完璧ですね。
そう。
これいいっすね。
すげー。鳥の鳴き声の真似の練習してるおじさんとか言ってる。
それは貴重な。また貴重な人っていうジャンルかもしれないけど。
すげーうまいんすよ。
あー。
ピーみたいな。
それはどこで披露するんですかね。
それをなんか川の、鳥がいっぱいいるんで川に。
あー。
それに向かってピーって呼びかけて、こう寄ってくるかどうかみたいな。
違うなとかって。
首かしげながら。
俺にとっては迷惑なやつかもしれないけど。まあまあそういう練習も形もあるという風に。
トイロの練習を。練習ってなんかあんまり普段、その人にとっての日常だと。
僕らは本番を見る立場にあることが多いわけだから。
そうそう。白梅とかもね、本番はこう大変な時のために備えて練習するわけだから。
そういうなんかちょっとした裏柄を見えれるような。
いいですねー。
その人たちにとっての日常を見えるみたいな。
もし川に人格が、心があったとしたら人々の練習をみなさんを見守っているようになって。
そうですね。
なんかちょっとポエジーな、ちょっとなんか心に来るような、そういうあれもありますね。
いいですねー。
もう結構ね。で、割とやっぱ今とかもだんだん春めいてきてるから。
あったかくなってきてね。
そう。
また前向きな気持ちになる。
2週間経つとだいぶその花が咲いてたりとか。
この間ゴールした地点に戻ったら結構咲いてるやんみたいな。
あーすごい。だから2週目の面白さもあるわ。
裁縫の面白さもある。
すごいね。なんかもう岡田さん老人の。
さっき話聞いてたのに岡田さんいつ仕事してるんだっけみたいな質問がね。
その送り迎えしてよしと。で川に行くみたいな。
それで春ってか待ってね。
昼までもね。月に2時間かける2回ぐらい。
あー有給か。有給で。
すごいなー。仙人みたいな。
練習をしているのだ。みたいなね。
いいですねー。
でもいいご趣味だと思いますよ。
でその東京と神奈川の間をちょっとここで神奈川行こうか東京行こうかみたいな。
橋を渡るかどうかみたいな。
なるほどなるほど。
迷ったりも。
そういうとこで迷う人あんまいないだろうけどね。
いいです。そこぐらいしか分岐点があるから。
あーでもいいですね。
結構ね楽しいんですよね。
今度はいつか続き聞かせてくださいよそれは。
これがまだ5分の1なんで。
でも最後の方は練習も何も登山っていうガチなあれになってくるから。
どんどんここからだから調布とか立川とかね。
ですよね。
国立とかのあたり。
今お住まいのところを考えると結構行ってこいって時間がかかる領域にだんだん。
そうだんだんスタート地点が遠くなる。
全部の難易度がね。
下流側に住んでるから。
そうですよね。
いつか結構覚悟を決めて最後はもう同派というか決めないとね。
同派できないかもしれない。
そうなんです。
あと多分夏とか暑いから。
今の季節ちょうどよくて。
朝気持ちいいから。
歩いてるとね暖かくなってきてちょうどいいんですけど。
夏とかめちゃめちゃ暑いから。
今触りのいい部分だけ聞かせていただいたから今いい気持ちになったけど。
考えたらやっぱりかなり肉体的に苦行というか苦しいところはあるわけだ。
でも多分夏とかはやらないと思うんでそれで。
暑いから。
オフシーズンだ別にそうだね誰にも強制されるなんてないから。
多分ね1年以上かかるんじゃないかって。
なるほどね。
そしてまた次の冬ぐらいまで。
でも旅だな。
それは旅というカテゴライズの中に入りますね。
いいですね。
川はこっちの気分なのかな。川崎側に行ったりとか。
なるほどね。川はいいな。
それなりの太さとあってそう確かにね謙虚とかそういうのにもなりがちだから。
それはあるな。ちょっと川だな。
わかりました。ちょっと私もこれから旅先とかも含めてちょっと川に着目する人生を送っていこうかなと思います。
そうですね。ぜひ歩いてみて川を。
またちょっと半分ぐらいまで行ったらレポートしたいと思います。
いいですね。そして岡田さんの日々の元フリークエントに川の玉川の岡田さんの連載を読みたいという人は
ぜひロストバーゲージください。
いるかな。
いないかな。まあそれは奇遽期ということで。
そうですね。玉川を研究を続けたいと思います。
ちょうたびラジオ。今日のお別れはお別れの代わりに番組へのお便りを読みます。
これは非常に申し訳ないですけど2022年に送られてきた。
もう1年半くらい。申し訳ないです。できるだけどんどん読んでいこうと思いつつも予想以上にたくさんいただいてるから
基本的には全部読もうと頑張ってます。
逆にでも時間が経って感じがあるかもしれない。
この方がいまだにたびのラジオ聞いていただけることを祈りつつ。
すいません。
メッセージ。ラジオネームくんさん。カタカナでくんさん。
昨年9月に。昨年9月ですか。2021年。
確認しましょう。はい。2021年。半分前だな。僕からしたら。
ウィーンに着任した際。
ウィーンに着任?もう帰ってきてるかもしれないよ。
家探しに行き詰っていた時にたまたまさとるさんの家探しのブログにたどり着き。
家探しのブログ。僕のウィーンとね。なるほどね。旅する子供たちね。
そこからたびのラジオを知りました。
ありがとうございます。
私もVIC勤務なので。
VICってのは国連関係のビルが集まってるところですね。ビエナインターナショナルセンターのことですね。
そういった機関つながりで、さとるさんに。そして名前の漢字が同じ。で、岡田さんに勝手に親近感を持っています。
言うってことか。
世界で一番辛いのはブータンという話の回を聞き、そうそうそうと思わず声を上げてしまい。
前話しましたね。メキシコで信じてはいけない3つの言葉かな。
よく覚えてますね。覚えてる覚えてる。
あれ岡田さんの面白かった話ありましたよね。確か違ったかな。違ったらごめんなさい。
でもそれだ。その一番辛い唐辛子はどこだという話だな。そうそうそうと思わず声を上げてしまい、その勢いでこのおたりを書いています。
その回をやった頃に。
ありがとうございます。
標高が高く気候の厳しいブータンでは栽培できる野菜が限られていて、唐辛子は数少ない栽培可能な野菜だということです。
唐辛子はメインの野菜扱いで、唐辛子のチーズ炒め、かっこは野菜炒めの唐辛子版。
へー、そんなのがあるんだ。
という有名なブータン料理がありますが、唐辛子とチーズしか入ってません。入ってない。
野菜炒めってのは、野菜ってのは唐辛子。
唐辛子炒めなのか、まあいいや。へー。
辛いのが苦手だとメインの唐辛子を受けて食べることになります。
いった国の話を懐かしく聞いたり、未知の国に想像を膨らませたり、毎回楽しみに聞いています。これからも楽しみにしています。
ということで、2年経っても聞いていただけていることを祈って。
ありがとうございます。
いいところですね。ありがとうございます。
ありがとうございます。