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2023-09-20 40:07

岩佐文夫さんとザッソウ第3回|いい問いをくれる人(#84)

ザッソウラジオは、ソニックガーデンの代表・倉貫義人と仲山考材の仲山進也が、2人の友だちをゲストにお招きし、ゆるーくおしゃべりするポッドキャストです。

ザッソウとは「雑な相談」のこと。毎月、さまざまなゲストとザッソウしています。


★今回のザッソウ★

ゲストは、編集者の岩佐文夫さん。第3回は、岩佐さんからパーソナリティ2人への「問い」でスタートです。


▶インタビュー3.0/違和感を感じるポイント/聞いた話よりおもしろくしたい/何でおもしろいのか?を考える/おもしろいは共感と意外性/よく知ったメンバーと同化のジレンマ/答えのない「それどうする」


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00:07
スピーカー 1
くらぬきです。中山です。ザッソウラジオは、くらぬきと学長こと中山さんで、僕たちの知り合いをゲストにお呼びして、雑な相談の雑草をしながら、イルコをしゃべりしていくポッドキャストです。
9月のゲストは、試せ第三の書籍「熟達論」をプロデュースされた編集者の岩佐文夫さんです。よろしくお願いします。
スピーカー 2
はい、岩佐です。よろしくお願いします。
スピーカー 1
ということで、もう第3回になりましたが、熟達論の話を置いてけぼりにして、編集の仕事について、今、だいぶ深掘ってきましたが、この流れで行きたいなと、ザッソウラジオっぽく思っておりますが、
スピーカー 4
楽屋では、編集と著者の関係みたいな話がテーマに出て、まだそこ深掘りできそうだな、みたいなことだったんですけど、そこから行きますか。
スピーカー 3
僕が皆さんにお伺いしてもいいですか。
スピーカー 2
さっきの、わかってほしいっていうところと、でもわかりすぎちゃう人だと驚きも何もないじゃないですか。
スピーカー 4
そうすると、何を握れてて何が違うのがいいのかっていうのをいつも考えるんですよ。
それにとって、相性の良かった編集者って、全部わかってもらえる人だと、全部素通りしててそのまま本が出ちゃうと思うんですよ。
スピーカー 3
何かに違和感を感じてくれる存在である必要があると思うんですけど、その辺に何が共通してて、何がそういう点がいいのか、そんなことを考えておりますか、ということを聞きたかったんですよね。
問い遅れる人がいいなと思っていて、岩瀬さんって、たまにちょっと悪い顔して、ちょっと意地悪な質問なんですけど、みたいな入り方とかされることありますよね。
スピーカー 2
そんな性格はありません。ずばずば聞いちゃいますよね。
スピーカー 3
そう、それでずばずば聞いちゃいますけど、みたいな感じで質問をしてくれる時とか、なんかこう、あ、それ考えたことなかったな、みたいな質問をしてくれることが多い印象があって。
それはすごく、これから何書こうかなっていう時に、そういう考えたことない質問をいただけると、考え始めて、
おお、そうだそうだ、みたいなふうに自分で発見があったりとかするので、いい問いかけをしてくれる編集者さんがいいなって今、パッと思いました。
スピーカー 1
今、いや僕もそう思ってた。あの、今日雑草ラジオで僕らが聞く側なのに、めっちゃ質問くれるじゃないですか。
03:06
スピーカー 1
で、あの、いや、もう第2回とかも、学長がいつもの感じなんだけど、いい質問来た時に考えるモードに入るタイミングがあるんですよ。
スピーカー 3
ありますね。
スピーカー 1
で、考えるモードに入っている学長、喋んなくなるんですよね。
スピーカー 3
全然喋んない。
スピーカー 1
で、そう、でも、あの、パーソナリティとしては僕が困って、こう、ちょっといろいろ話したりするんだけど、もう学長のコンピューターが答えを出すまで時間稼ぎをするんですけど。
だから、今回結構それ多いなと思ったから。
スピーカー 3
多いですね。
スピーカー 1
なんかね、だから、でも、僕も同じで、その、対談とかもそうだし、取材とかでも、僕、特に取材で好きなのは、あの、編集的な方からのあれで、その、さっきの意地悪な質問が来るの結構好きなんですよ。
スピーカー 4
うんうんうん。
スピーカー 1
宮倉亮樹さん、これちょっと答えにくいやつかもしれないですけど、みたいなことで質問くれるのを、あの、めちゃくちゃ大好物で、それに対してどう返すのかみたいなのを考えてるのが好きだし、
なんか、それで出てきたら、自分も新しい発見があるじゃないですか。
スピーカー 4
なんか、普通の質問は、あの、もう、そんなんこっち100万回くらい考えてるから、もうスッと出てくるんだけど、なんか、あえて、こう、意地悪な質問っていうか、なんか、こっちが想像してなかったようなボール投げてくれると、打ち返すの面白いですよね。
うんうんうん。
スピーカー 2
あの、インタビュー1.0、インタビュー2.0、インタビュー3.0って話をよく、あの、編集長の時にしてたんですよ。
スピーカー 3
はい。
スピーカー 4
インタビュー1.0っていうのはですね、その人が過去にメディアで語ったことしか聞けなかった場合ですね。
スピーカー 2
田下さんが言った100万回じゃないですか。
スピーカー 3
はいはいはいはい。
スピーカー 2
インタビューって大体事前に質問項目出すじゃないですか。
スピーカー 1
うん、そうですね。
スピーカー 2
インタビュー1.0を避けるために、これまで出てなかったことを聞くために出すんですよね。
スピーカー 4
うんうんうん。
スピーカー 2
その人が過去に語ったことがないけど考えてきた。考えたことを聞いたときはインタビュー2.0。
スピーカー 4
うんうんうん。
スピーカー 2
インタビュー3.0っていうのは、インタビューって脱線オッケーですよね。
そうですね。
スピーカー 4
僕なんか一貫もないですから、質問してたらそのときに思い浮かんだと言って出てくる。それを聞いてみる。
そのときに相手が自分も今まで言語化したことがなかった言葉を口にする習慣ってあるんですよ。
スピーカー 2
その人自身もそれを言葉に初めてした瞬間に察し合う。
スピーカー 4
それは僕はインタビュー3.0って呼んでて、
スピーカー 2
それはやっぱり蔵文さんがおっしゃったような楽しかったって言ってもらえる。
すごい感動がありますよね。
インタビュー3.0どうやって実現するかっていうのをすごく考えるんですね。
スピーカー 1
なんかそういう問いを、今日もいくつか問いを出してもらったと思うんですけど、
僕ら自身が全く想像してなかったし、聞かれたこともないような問いって、あえてそういう問いを出そうってされてるんですか?
06:07
スピーカー 1
普通に聞いてると、今僕はこうやって問いといてますけど、これ普通にキャッチボールの問いだと思うんですけど、
でも全然そうやったら違うところから投げかけてこられるので、
何してたらそんな問いが出てくるんだろうなって今、
そんな問い出せる人になりたいなって今思って聞きました。
スピーカー 2
基本は素朴な疑問が一番最強だと思ってるんです。
スピーカー 4
そもそもなんでフォータスを考えるんだろうっていうことです。
それともう一つは、自分が過去に考えてきたこと、過去に聞いたことと照らし合わせてるんだと思うんですよ。
スピーカー 2
僕の中ではあまり奇策じゃなくて、
スピーカー 4
自分の中に今おっしゃった倉抜さんの話と僕が考慮した話と似てるなと思って、それを確かめてみると、
その中に頭には入ってるけど、倉抜さんの中にはそれなかったから変なところからボルトにできたなと思うのかもしれない。
極めて僕の中では普通のことですね。
スピーカー 1
もう一つは、学長なり倉抜さんがおっしゃったことを自分の言葉で理解してみようかと思っている趣旨があるんですね。
スピーカー 4
自分の言葉にするためには、そう言って自分の頭の中にある情報から中に結びつけたいっていう欲求があるんじゃないかなと思うんですね。
相手からの新しい言葉を引き出すトリガーになってるんじゃないかなと思います。
いかがですか?
スピーカー 1
今回僕が新しく出した本も、もともと青木さんっていうクラシックホームの経営者、社長化されてる方の素朴な質問から出てきたきっかけだったりするんですね。
いつも彼の素朴な質問って本当に素朴なんだけど、
確かに素朴だけどみんな聞かないなーみたいなことを疑問に思うっていう。
みんな普通に素通りしちゃってるんだけど、ポスト見てポストなんで赤いんだろうってみんな思わないけど、なんか思っちゃうんでしょうねっていうところがあるので、
スピーカー 2
聞く前に違和感を感じるポイントが他の人とちょっと違うのかもしれないですよね、引っかかる場所っていうか。
自分の中で頭で再構築しようと思うと、そもそもの質問から聞かないと再構築できないじゃないですか。
スピーカー 4
青木さんも僕も同じであげてますけど、いつもそういうところでそういう結果が出るのかなーって気もしましたけど。
スピーカー 1
確かに。自分の、前回話されてた、自分が面白かったらその話を他の人にしたくなるかみたいな話でいくなら、
09:01
スピーカー 1
したくなるってことは、もうちょっと知っておかないとできないから、したくなるみたいなところなんでしょうね。
スピーカー 4
最初に面白かったので、その話面白いから自分も他の人にしゃべりたいんで、でも学長ってそれどういうことなんですかみたいな話を聞いてくるみたいな感じがあるのかもしれない。
スピーカー 1
なんなら聞いた話より面白くしたいわけじゃない。
まあそうですね。
スピーカー 2
面白い話をしようと思うのではなくて、ただ聞いて伝えただけなのにそれが面白いと思ったら、
それを面白く伝えるには、なんで自分が面白いと思ったんだろうっていうのをきちんと考えるってことですね。
スピーカー 1
あー。なんで面白いと思ったのか。確かに。
スピーカー 2
もっと言うと、面白いって僕は2つしかないと思ってるんですよ。
共感したか意外性だったか。この話に自分は共感できたんだろう。
たとえば竹瀬さんの話でも、こういう話をすると怒られると思うんですけど、
わかるわかると思うわけですよ。オリンピックに出てない僕がわかるんだろう。
共感する場合じゃねえだろうって思うんだけど、あーその人わかりますと思う。
スピーカー 4
で、なんでオリンピックに出たことに僕が竹瀬さんのその境地にわかると思えるんだろうっていうのが質問のネタですね。
もう一つは意外性ですね。
なんで同じものを見せてこの人はこんなことを感じるんだろうとかですね。
スピーカー 2
そうするとツッコミどころ満載で、あこほど目のつける。
スピーカー 4
そういうところにしておくと、そういうものの考え方ができるのかなと思うわけです。
スピーカー 3
今の話をメタで聞いてて、面白がるから入るっていうのって、
複雑論で遊ぶから入るのと通じるところがある気がするなって思いながら聞いてたのと。
あと最近あの岩澤さんが、それこそ自分が考えてたことを言語化してみたブログ、
2本ぐらい連発で最近出てましたよね。
スピーカー 4
はいはい。
スピーカー 3
自分を語る記事が読まれないっていう。
自分が面白いって他の人に言いたいっていうのって、
スピーカー 4
まさに他の人に興味を持たれやすい話の内容だっていうことですよね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
なんかピュアになれるかもしれないですよね。
自分のことをどう知ってもらうかっていうと、
ピュアじゃないけど、この人の話面白かったって言って一緒に話すときってすごくピュアに話せる気がする。
スピーカー 4
そうですね。
スピーカー 1
聞いてる方もちょっとそこを差し引いて聞きますからね。
自分のこと言ってる分のことについては。
それはそうですね。
スピーカー 2
自分のことを本当に面白く語れる人って、
12:02
スピーカー 4
すごく自分のことを客観視でできる人なんだなっていう気がする。
スピーカー 2
あれは才能ですね。
スピーカー 4
そうですね。
スピーカー 1
受け手側が絶対差し引いて聞いちゃうから、
ポジショントーク分マイナスするから面白さが減っちゃいますからね。
絶対ポジショントークじゃないとしても、受け手側がそう思っちゃうとそうなっちゃうので。
でも他人のやつはもうピュアにそうですからね。
いやいや、わかります。
僕も自分の本をツイッターで紹介するより、他人の本をツイッターで紹介した方が反応がいいですね。
スピーカー 3
そうですね。圧倒的にそうですね。
スピーカー 1
圧倒的に他人の本を売ってますよ。
スピーカー 4
皆さんでもそうですか。
スピーカー 3
そういう意味で言うと、幸福論。
岩瀬さんがこの前手がけられてた高森さんの幸福論の紹介する
フェイスブックの投稿とかがめちゃくちゃ面白い人を見つけたみたいなのがずっと書いてあった投稿だったんですけど、
スピーカー 4
めちゃくちゃ引きつけられました。
スピーカー 2
僕の今の立ち位置って、それができるのがいいなと思ってるんですよ。
著者が自分で本を書きましたっていうよりも、
あるいは編集者が自分で仕事としてこうやりましたっていうのを自分の仕事を語ってるふうに読めるんですよね。
僕も自分の仕事なんですけど、片側を見ると、面白がって仕事をやっちゃったみたいな感じに見えると思って、
そこを、ああいう裏話的なことだとか、
こんな面白い編集者がいてこんなの出来上がったんですよって、僕にしか書けないし、
スピーカー 4
この立場で書くと、受け取ってもらいやすいかなと思ってやってるんですね。
岩瀬さんに面白い、この人面白いってブログにしてもらえたら、すげー嬉しいだろうなって思う。
スピーカー 2
さっきの愛称でいうと、学長は前回お二人の方とは一緒にしたことだけど、違う人とやってるとおっしゃったじゃないですか。
やっぱり自分のことを理解してくれてる編集者とやりたいっていうふうに、
プラヌキさんも思ってらっしゃるかもしれませんけど、
僕なんかもいつもジレンマですけど、同じ人とやってるとですね、
スピーカー 4
同化していくチームもそうですけど、考えがあった多様性がどんどん消えていって、
スピーカー 2
どんどんわかっていくと、いいですねってなっちゃうっていう。
スピーカー 4
そういうジレンマってないですか。
15:02
スピーカー 3
本だとないけど、でもそのチームビルディング的な視点で言うと、
このコンビでお互いの強みとか弱みとかみたいなのを一回仕事をしたことにより、
相互理解がとても進みましたみたいな、役割分担とかもいい感じにできるようになりましたみたいな関係性で、
全然違う、一回作った本とは全然違うチャレンジになるようなテーマだったりとか、
お題みたいなのにそのコンビで取り組むみたいなのは、
まんねり感というか同化みたいなのが起きにくいだろうなっていうのは思います。
スピーカー 4
同じコンビで同じようなテーマとかだと、新しいものが生まれなくなる感じはやっぱりしますね。
スピーカー 2
よく知っているメンバーと仕事をするっていうことと、どんどん同化していくっていうこのジレンマ。
浦之さんはどういうふうにそこを処理されてます?
スピーカー 1
僕も同じ編集の方と作ったのは2作しかないので、ずっと一緒ってことではないので、
同化するほどには同化できてない感じではあるんですけど、
確かに作品作りにおいては、さっきの素朴な問いみたいな、
問いを出してもらえるようになるには、情報量が多すぎると問いが出なくなってしまう可能性があるので、
スピーカー 3
共有が多くなると。
スピーカー 1
もしかしたら危ういのかなっていう気もするんですけど、
一方で、問いを出せる人は、ある程度同化してもずっと問い出し続けられるのかもしれないなともちょっと思っていて、
それはもう扱うテーマにもよるのかもしれないんですけど、
それこそクラシコムっていう会社で、僕は社外取締役をさせていただいていて、
社長の青木さんとほぼ毎週のようにお話をしているんですよね。
もちろん経営そのものにつながる話もすれば、脱線して雑談もすれば、
もしくは雑談ばっかりの時もあるんですけど、
やっぱりその時に、結構毎回お互いに素朴な疑問を出し合い続けていて、
面白さが、少なくとも僕ら二人においては面白さが消えないということがあるし、
学長とも定期的にこうやって雑踏ラジオも含めておしゃべりする会があるんですけど、
でも定期的に近況を話し合ったりとか、
それも素朴な疑問みたいなことだったりっていうのを出し合っても、ずっと面白がってられているので、
どうかはしても、入力情報が揃ってきても、疑問に関しては、
18:06
スピーカー 1
自分自身がアップデートされ続けていれば、ずっと出るもんかなっていう気はしますけどね。
ちょっと分かんない。なんとなく僕のその感じはあるので。
スピーカー 2
なんかね、どんどんお互いのことが分かって、どんどんコミュニケーションが楽になって、
どんどん価値観が理解し合って付き合っていって、仕事がやりやすくなっていく関係と、
そこでも絶えずお互いが知り合いを感じ合える関係。
この時代って何なんですかね。組み合わせの問題なのか。
スピーカー 3
じゃないですか。一緒に考えられるっていう関係性というか。
スピーカー 4
これってどうなんだろうねみたいな。
スピーカー 3
こう思ったんだけどどう?みたいなのを、キャッチボールというかすり合わせというか、
スピーカー 4
お互いに問いかけの試合みたいなのが、一緒に試行錯誤できるチーム、仲間みたいな。
スピーカー 3
人だと新しいテーマを話せば、常にまた完成されてないところからスタートしてることになるので、
スピーカー 4
飽きずに楽しめる。
新しいテーマに取り組んでるかどうかってことじゃないですかね。
スピーカー 1
新しいテーマにかつ同化してない状態で取り組んでるときは結構、むしろすり合わせに時間がかかるだろうし、
認識の相違を正していくっていうところにコストもかかるけど、
でも難しいものに対してどう一緒に考えるかみたいなことになっていくことは変わりはないっていうことを考えたら、
一定価値観なりとか考え方の基本みたいなところだったり、背景にあるものとかって共有されたとて、
これが過去にあったことをもう一回お互いに話しましょうってなったら、そんなに、
まあそうだねとしかならないんだけど、出会ったことないテーマを、これをどっちかが考えるではなく、
一緒に考える、一緒に悩むみたいなことがあるんだとしたら、
まあ同化してても結局難しいことやってるしなみたいな感じは。
そのテーマが、再現性というか確実なものなのか不確実なものなのかによって変わってくるのかも。
スピーカー 3
それこそインタビュー3.0をお互いにできる関係とかじゃないですか。
スピーカー 4
2人の間に絶えず難しいイシューを置き続けるってことかもしれませんね。
スピーカー 3
難しいというか面白そうなというか。
スピーカー 1
そうね、それどうするっていう。しかも多分答えがないやつですね。
21:06
スピーカー 1
どっちかが答え知ってるでもないし、世の中の誰かが答えを持っているようなものではない問題とかイシューがあると、
スピーカー 4
結構それについて一緒に考えてこねくり回しているのが楽しいみたいなところがありますよね。
スピーカー 2
僕今BOOKSっていう音声メディアやってるんですよね。3年経ったんですけど、
これは僕が始めた事業じゃなくて、三井物産に勤めてる消費者マンの人が、僕は誘われたんです。
その人は僕より30歳、20歳以上、30歳近く年下の女性の中国人なんですね。
バックグラウンドも消費者で、最初一緒にやろうと思った時に、僕みたいにコンテンツを作ってきた人間からすると全く話が合わないわけですよ。
スピーカー 1
コンテンツをゼロから作るっていうのと、消費者って買ってきたものを高くする。
スピーカー 2
そうすると、スピーカーの人がコンテンツ作るインセンティブってお金じゃないんだっていう。
全然そのコンテンツの価値とかコンテンツとか、お金を積んでも決まるわけじゃなくて、そういうのいちいち話さなきゃいけなくて。
彼女がスケールしなきゃいけない。
僕はやっぱりシステム化するのってあんまり考えたことがない。
彼女は彼女で、僕のことをわかってない。
それがどんどん理解が深まっていって、今すごく楽しいんですね。
それを持ってきても、あぶんの国境であれは大事だけど、これは話がどんどんかみ合っていくってなったから、
ここからこの心地よさっていうのがどっか危ういぞと最近すごく思ってたんで、こんな話を聞いて。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
まだ大丈夫なのは、やっぱり何かがすごく一致してて、がっちり組めてる感じがある一方で、
絶えず自分にないものに対して、リスペクトなり新鮮な感覚を得られる。
スピーカー 4
そんな関係がこの後も続けばいいなと思ってるんですけどね。
スピーカー 2
さっきおっしゃった倉抜さんと青木さん、クラシックの青木さんの関係は理想的ですよね。
スピーカー 4
僕から聞くと。
スピーカー 1
たぶんお互い、ブックの方もそうだと思うんですけど、
お互い過ごせば、お互いインプットが増えてるはずなので、絶対的に同化するってことはないと思うんですよね。
これがもしかしたら本当に毎日同じ仕事をして、毎日同じ状態で同じ場所にいてってなると、
なんか危うさが出るのかもしれないんですけど、それぞれ仕事というか、一生懸命やってることがあり、日々考えることがあって、
24:02
スピーカー 1
そういうことがあると、常にアップデートし続けてるっていう状態なので、
スピーカー 4
それこそ途中で話したステージ論で固定化するみたいな、固定化することはないんじゃないかなって思ってるんですね。
スピーカー 1
常に僕自身はそうだし、青木さんもそうかもしれないし、学長も、ちょっとずつ会うたびにバージョンちょっとずつ上がっとるぞみたいな。
で、この間言ってたやつ、これで表現できるかもとかって思ってきて、確かに、いや、それだったらこう、みたいな話をずっとこねくり回してるっていう感じですね。
スピーカー 2
同じ会社内だと結構難しいですかね。僕らの距離感でいいじゃないですか。
スピーカー 1
同じ会社、あんま関係ないかもしれないですけどね。同じ会社かどうかっていうことは。
やっぱり出てくる出来事も、ブックっていうサービスも、ずっと同じ問題取り組んでるわけじゃないと思うので、
数が増えたら数が増えたりの難しさが出てきたりとかっていうのがきっとあるから、再現性がない限りにおいては全く一緒になることない。
何かがやっぱり違うんじゃないかなって、その課題なのか一緒にやる人なのかっていう何かがやっぱり違っているので、
大丈夫なんじゃないかなと思いますけど、どうですか学長、チームビルディング的に、なんかチームビルディングされると最後ノーミングしたらいいじゃないと思うんだけど、ノーミングでトランスフォーミングしてみたいな。
スピーカー 3
チームビルディング、チームは何の仕事をするチームかっていうのを具体的に当てはめて考えるっていうのが大事で、その仕事を成し遂げると、そのチームっていうのは解散をするっていうのがポイントで、
なのでずっと同じ仕事やってるようだけど、細かく見たら、この仕事をAという仕事をやるプロジェクトが終わって、また来月似たようなプロジェクトを一緒にやりますみたいな風に捉えると、
スピーカー 2
というか健全、健全な解散みたいなものを常に意識をして、でまた次、また来月一緒にチームがスタートをするみたいな、そういう風に区切って考えるみたいなことをやると、マンネリ化みたいなのはちょっと防げる可能性があるなと思っていて。
スピーカー 4
先月と同じような、全く同じ仕事に見えるけど、ちょっとこういうところ変化してるよねみたいなところから、もう一回こうすり合わせていくみたいな、そういう感覚を持っていると古びなくて済むのかな。
スピーカー 2
いや、参考になります。確かに。課題が変わっていくうちは飽きないですよね。そうなんですよね。だから課題を同じメンバーで解いていく感じがやばいですよね。
27:04
スピーカー 1
そうですね。それはもうルーティンワークですよね。
スピーカー 4
実際こう外部の環境とかがいろいろ変わっている中で、同じ問いだと思い込んでいること自体が問題かもしれないですよね。
スピーカー 3
お題ちょっとチューニング変わっているのに、そこに気づかずに前回と同じものをやっているみたいな風に思い込んでいる。
スピーカー 1
そもそもチームビューティングの基本の基本を言うと、何を目指しているのかみたいなのが共有されていることが結構大事なときに、
今の安定している状態がゴールですっていうチームだとしたら、それも解散していいやつじゃないですか。
そのゴールまで達しているから。だけど、いやいや、まあわかんないですけど、例えばそのサービスが今の10倍の規模を目指してますみたいなことを言ったとしたら、やることいっぱいあるぞみたいな。
スピーカー 4
まだまだ課題山掘りあるじゃんって思えるけど、今のでゴールだとみんな思っているチームだとしたら、もうそれはもう解散した方がいいかもしれないっていう感じはしますよね。
スピーカー 1
どうかしても目標が違ってたら全然やることいっぱいあるなって感じ。
スピーカー 2
いやすごく参考になりました。
スピーカー 3
難易度変えていくとか、あとは変化に、青木さんとかもね、変化によく気づくから、お題が常に変化してるから、毎回しゃべると違うことを話しますもんね。
スピーカー 1
やっぱり敏感なんですよね。違和感に対して敏感というか。
そうすると、やらなきゃいけないことがいっぱい見えてくるっていうか。
スピーカー 3
これどうしよう。
スピーカー 1
これどうしようってなったら、チーム内で話すしかないっていうか、一緒に考えるしかないなっていう感じになる。
スピーカー 2
もし自分が同じ課題を続けるんだったら、一緒にやる人を変えた方がいいかもしれない。そんな感じもしましたけどね、今のお話。
スピーカー 1
ああ、なるほど。面白さを上げるためですね。
スピーカー 2
そうですね。刺激を与えるために。
スピーカー 1
刺激が欲しいために。
スピーカー 2
どんどん課題が変わっていくんだったら、同じメンバーでも多分、刺激が仕上げるのかなっていう感じですね。
スピーカー 4
そうですね。
すでに出したことがある本、テーマの本をまたもう一回活用したら、違う編集者の人と。
確かに。
僕だから、たぶん300冊ぐらい作ってきたと思うんですけど、同じ人とやるのってすごく怖くてですね。
3冊、4冊やった人が1人、2人いるぐらいだとは本当に、できるだけ怖いですよね。2回目とか。
これは今日の話、よくわかって。
スピーカー 1
人間そんな一人でテーマ持てないんじゃないかっていうことでもあるかもしれないですね。
30:02
スピーカー 2
抵抗すると2人で成功体験を共有しちゃって、それを次に当てはめようとしちゃう。
スピーカー 3
再現しようとしちゃう。
スピーカー 2
そうすると、違うアイデアがお伝えが出にくくなっちゃうし、自分が怖いパターンで。
そういうのがうまくできる人もいるんですけどね。
スピーカー 3
逆に言うと、どんな編集者がいいかっていうと、制約条件、お題をくれるっていう。
今までそんな制約条件で考えたことないみたいな、そういうお題をくれる人とかはやりやすいっていうか、面白いですね。
スピーカー 1
そうですね。自分で考えられるかもしれないけど、自分で考えたことがないテーマ。
そこ面白がってくれる。前回の井河康さんのやつも、自分ではそれ面白いと思ってないけど、面白いと思ってもらえるみたいな。
そういうのはやってみたいですよね。
スピーカー 2
タミセイさんの話に戻るんですけど、編集者の役割って応援あるじゃないですか。
大丈夫だと支えてあげるっていう。
タミセイさんって現役時代からコーチをつけたことがない人なんですよね。
何回会ってても、この人にエンパワーだとか激励とかが全然効果ないなと思ったんですよ。
スピーカー 3
効果ない。
スピーカー 2
求めてないっていうか、自分で自分のモチベーションをきちっと保てる人なんですよね。
どんな人だってやっぱり編集者に支えられるってところがあるけど、この人をタミセイさんで支える必要ないんじゃないかと思って、
僕に聞いたことがあるんです。タミセイさんが編集者に僕に何求めてますかって聞いたら、
タミセイさんはいやいや、素朴に思ったことを言ってくれるだけでいいんですよって言われて、
そうかと思って、それでああとかうんとか聞いてて、
スピーカー 4
それで発するっていうのが、今回の僕の貢献できたとすればそういうことだったなっていうふうにある。
そういう意味では僕にとってもすごく学びになったプロジェクトでしたね。
スピーカー 3
おもしろい。
スピーカー 1
これいくらでも喋れるやつですけど、あれですね、もう十分なアトレだかの、
かつ、何週間もあってちゃんと熟達率に戻ってこれたので、
良いかなと、良いオチになったのかなというふうに思いました。
最後に岩瀬さんから、これゲストの方皆さんにあれなんですけど、
ゲストに来ていただいてのご感想をいただいて、ご感想、もしくは何か告知もあればいただいて終わりたいなと思いますが。
スピーカー 2
はい、ありがとうございました。まずやっぱり自分の作った方が面白がってくれる人と話すっていうのはやっぱり幸せですよね。
33:00
スピーカー 2
そういうのが感謝します。
何を話せばいいんだろうって思ってたんです。
実は僕、あんまり人に相談するタイプじゃないし、雑談しろって言われて雑談できるのもないんですけど、
結果的に3回にわたって楽しく話をさせてもらって、いろんな話も聞けたんで、
これが雑談なんだっていうのも自分が一番得した感じがしました。ありがとうございました。
スピーカー 1
ありがとうございました。
スピーカー 3
ありがとうございました。
スピーカー 1
お疲れ様でした。
お疲れ様でした。
スピーカー 3
面白かったですね。
面白かったですね。初対面でしたけど、いかがでしたか?
スピーカー 1
初対面でしたけど、しっかり話ができて、
これ何でもない場で話すより雑踏ラジオっていう体があるから、深く話せていいですね。
初対面の人と学長と3人で話すってなっても、向こうもどこまで聞いていいのか、こっちもどこまで聞いていいのかってなるじゃないですか。
でも今お互いリスナーをちょっと意識してるから、
ここまで聞いといた方がリスナー的にはどれだけあるなとか、
っていうことを意識しながら聞けると、普通にただ喋るより聞けてよかったなって。
スピーカー 3
そうね、確かに、確かに。
ちょっとメタ視点入る分。
スピーカー 1
メタ視点入るじゃないですか。
スピーカー 3
ね、あの、客観的に考えて喋れるっていう。
スピーカー 4
うんうんうん。
スピーカー 1
ので、あの、やれるかもって気がしてきましたよ。
スピーカー 3
まあ相手によるだな、わかんねえな。
スピーカー 1
学長的にはどうですか?今回あれでしょ、シンキングタイム多かったでしょ。
スピーカー 3
あー、そう。
あの、岩さんいつも考えたことのない問いを発してくれることが多いので。
スピーカー 1
いい問い多いですよね、やっぱね。
スピーカー 4
うん。
スピーカー 1
いやいや、もうあれですよ。
シンキングタイムにだいたい第1回の時くらいからシンキングタイムに入ってんなーって顔してたから、
いやいや、こっちは初めましてだぞって思いながら。
スピーカー 3
おぼ無音でしたからね、最初に。
スピーカー 1
うん、いやいや、もうマジでさ、初めまして同士ほっとかないでくれよって思いながら僕は一生懸命喋りましたよ。
スピーカー 3
いやそんなに、今度は一生懸命やらないっていうのをやってみるなと。
スピーカー 1
やってみますか?いやいや、そんな度胸ないですよ。
ゲストの方を差し向いて、死因としちゃうって。
スピーカー 3
いやー、さっき休み時間の時に喋ってた気がするんですけど、
トラリーマン対談を岩澤さんとした時に、一番リアクション大きく前のめりになってたのが編集者の栗原さん。
はいはいはい。
どんどんいろいろ岩澤さんに編集についての考え方みたいなのをめっちゃ質問してたんですけど、
36:06
スピーカー 3
岩澤さんの喋ってくれることって、編集やってる人とかにめちゃくちゃ刺さるんですよね。
スピーカー 1
いやー、なんか面白さって2つしかないとか、整理されてますよね。
自分なりに、それこそ自分なりの理論になってるっていうのは感じましたよ。
1個1個の実例ももちろんあるんだけど、どれもちゃんとインタビュー1.0、2.0、3.0みたいな、
自分なりの整理した理論にするのが、めちゃくちゃ上手な人だなって思って聞いてましたね。
いや、ほんとそうよ。今、ディレクターの方から岩澤さんの本を出そうって。
スピーカー 3
そうだ、岩澤さんに本を出しましょうって。
スピーカー 4
岩澤さんの本出したいよね。誰が編集できるねんっていうね。
僕らで編集できるかー?みたいな。
スピーカー 1
素朴な疑問は出せそうな気がしますけどね。
素朴な疑問。
なんかでも面白いな。
スピーカー 3
それこそ、スポーツ系のコーチのイメージって、選手よりも上手な人がコーチやるみたいなニュアンスちょっとあるじゃないですか。
でも本当のいいコーチって、その人より上手いとかじゃなくて、
一緒にいてくれて、フィードバックくれたりとか質問くれたりするみたいな存在がいいコーチみたいな話でさっき終わったわけですけど。
そういう意味で言うと僕らは編集に詳しい必要はないじゃないですか。
スピーカー 4
そうですね。
スピーカー 3
なので、伴奏さえできれば。
スピーカー 1
壁打ち役はなれるんじゃないですか?
必要かどうかわかんないけど。
いやでも十分、すでにもうだいぶ理論があるよなっていう。僕らが何かせんでも。
スピーカー 4
はいはい。
スピーカー 1
本の構成要素はみたいな。
スピーカー 3
あとは、もしかしたら、いや自分は本は出さないと決めているのでって言われるかもしれないですけど。
スピーカー 1
普通にね、僕らの本も書いて欲しい、書いて欲しいとか編集して欲しいって気持ちになりますよね。
スピーカー 4
なりますね。
じゃあもう全然ふわふわなやつお願いしてみようかな。
スピーカー 1
いやいや、でもほら、面白がってもらえないといけないから。面白い話できるかどうか自信ないな。
39:03
スピーカー 4
もう現代の老子を書いてみたいと思ってるんです。
スピーカー 3
そうですかね。
スピーカー 1
いやいや、面白い。
スピーカー 3
熟達論の中身の話をするかと思ったら、普通に編集の面白い話が聞いてしまいましたね。
面白かったです。
スピーカー 1
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ということで、9月のゲストは岩澤文夫さんでした。
ありがとうございました。
スピーカー 3
ありがとうございました。
スピーカー 1
ザストラジオ
40:07

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