00:01
スピーカー 2
推論をコピーする。どうも。
スピーカー 1
何その出だし。
スピーカー 2
なんとか、ラジオぉーっていうんじゃないんだ。
もう古いね。
スピーカー 1
古い。
スピーカー 2
今回は、推論っていうものはコピーできるんじゃないかっていう、実験をしたいと思います。
スピーカー 1
おぉ、実験回。はい。
スピーカー 2
特に本で自分で読むことによって、まるで自分が推論したんじゃないかということを、本人の意思とは関係なく、相手の脳に刻むということですね。
恐ろしい実験ですね。
はい。お手元の資料を私、書きましたので。
開きました。
スピーカー 1
早速読んでいただいていいですかね。
全部?長いけど。
うん、全部ですね。
一気に。
わかりました。じゃあ行きますね。
はい。あ、あれよ。
スピーカー 2
え?
スピーカー 1
理解できないことは別に聞いてもいいから。
スピーカー 2
その方がよりいいんじゃないかな。
スピーカー 1
でも聞いて、音声の場合は自分が考えたことにならないけど。大丈夫。
スピーカー 2
しょうがない。そこは助けます。
途切れちゃうけど大丈夫。
途切れないのが一番いいですけど。
スピーカー 1
いいよね。
はい。じゃあ読みまーす。
私は人間だ。ほぼサピエンスだ。私は推論することができる。ネガティブな推論をすることもあるが、ポジティブな推論をすることもある。
ある推論を誰かに認めてもらえば、その推論は多少確信に近づく気がする。
むしろ、ただ聞いてくれるだけでも自分の中では確信に近づく感覚がある。
この現象を私は言語化してみた。
推論はイマジナリー概念と名付けた。確信は概念と名付けよう。
一般的な概念という言葉があるけれど、辞書に載っていることを要約すると抽象的なフレームのことだとわかる。
ふわっとしていってイライラする。
つまり推論の部分の説明がないからイラッとするのはあると思う。
僕たちは急に僕なんだ。概念の定義を推論する。
それを使ってみて相手の反応を見て確信に近づく。それを概念化と名付けよう。
そうやってより世界で一般化したものをやっと漢字の概念と呼べるものに成長する。
概念化は2人いればできることだが、漢字の方の概念化はやろうとしてできるものではない。
イマジナリー概念、概念、漢字の概念。
この関係をしっかりと自分の脳にコピーしておこうと思った。
03:02
スピーカー 2
という推論をコピーする実験だったんだよね。どうですか?
スピーカー 1
これも一回俺が考えたことだから。どうですか?と言われても。
俺が考えたことだからね。
成功です。
スピーカー 2
成功なの?
まるで自分が考えたかのように思いましたね、今。
スピーカー 1
いやいや違う違う。俺が考えたんだ。
失敗だと思うけど。
スピーカー 2
そう言われるとどうしようもなくない?これ。
ないよ。もっと全然違う文章にしたらよかったんじゃない?
スピーカー 1
俺の知らない。
スピーカー 2
途中でつまらなかったね、全然。
スピーカー 1
うん、知ってたからね。
これかなり初めて読む人だとわけがわからないと思う。
難しい。何を言ってるかわからない。
スピーカー 2
でも俺は全部わかったね。
スピーカー 1
俺が考えたことね。
ちょっとね。
失敗かいということで。
スピーカー 2
うん、なるほどね。
でも全部お前が考えたわけじゃないじゃん。
スピーカー 1
うん、一部だね。
スピーカー 2
これをまるっと、すんなりと読めて理解ができたということは、概念化ができてしまったんじゃないですかね。
スピーカー 1
強化はされたね。
強化されることと、何も考えたことがないことを自分が考えたことになるということは全然違うと思うんだけど。
お前はこうなることを推論できなかったんですか?
ポジティブすぎたんじゃないですか。
スピーカー 2
推論できなかったね。
スピーカー 1
ネガティブ推論を少しするべきだったんじゃないですか。
スピーカー 2
なるほど。
つなげるとね。
なるほどね、ネガティブ推論が大事になってくるわけだね、ここで。
スピーカー 1
大事だね。
スピーカー 2
ダメなんじゃないかと、これでは。
もう一回読み直してみようと。
スピーカー 1
もう一回考え直してみようと。
スピーカー 2
思わなかったね。
スピーカー 1
むしろネガティブ推論の方が大事。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
でもこれ一般の人が読んでも、分かる文章にはなってると思うんだけどね、一応。
06:01
スピーカー 1
まあ、論理の飛躍みたいなものはないけど、漢字とカタカナとかは難しいし、説明がないじゃん。
急に漢字になってるし。
要約すると抽象的なフレームのことだと分かるっていうのはちょっと難しいよね。
そうだね。
抽象的なフレームって何?って思うと思うんだよ。
スピーカー 2
でもそこは自分でもイラッとしてるわけだから一緒に。
スピーカー 1
ああ、なるほど。
まあいいか。
そうなんですよ。
スピーカー 2
イラッとするところも相手とシンクロしてるわけですよ、この文章に。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
イラッとしたということも伝えられるわけですよ。コピーできるんですよ。
スピーカー 1
なるほどね。自分もイラッとしてると同化しちゃうと。
なるほどね。
そうだそうだってなるわけですよ。
スピーカー 2
本読んでてよくあることだよね。そうだそうだって。
前から思ってたっていうのが一番の褒め言葉ではあるんだけどね。
ん?
コピーされたことにも気づかない。
スピーカー 1
ああ、一番それ。
スピーカー 2
まるで前から思ってたかのような。
それは褒め言葉だね。
スピーカー 1
というわけで実験としては半々ぐらいかな。
うん。自己評価が高いですね。
なるほどね。
スピーカー 2
まあいいか。これはこのくらいで終わろうかな。
あんまり広がらなそうだしね。
スピーカー 1
いい感じでいいんじゃない?今。
うん。わかりました。では。
はい。