2022-03-28 07:18

#10 諸子百家

キーワード:中国思想、儒家、道家、法家、墨家、兵家、孔子、老子、老荘思想、墨子、孫子
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さて、講義を始めてまいりましょう。今回はですね、中国思想についてお話ししたいと思います。
中国思想、ここで言う中国思想っていうのはですね、春秋戦国時代にあって、小さな国々が争いを繰り広げていたんですね。
で、その小さな国々の争いにあって、多くの諸子百家と呼ばれるような思想集団が現れ始めたんです。
そのような思想集団が、それぞれ別々のいろんな思想を持っていたんですね。
その思想を記した書物が現代にも残っています。それを漢文として読みましょう、ということなんですね。
まず代表的な思想家に孔子という人物がいます。この方は儒家思想の祖と呼ばれておりますね。
儒家思想というものはどういうものかということなんですけれど、代表的な考え方に徳治主義というものがあります。
徳によって治めるという字を書きますね。そもそもこの諸子百家というものは、小さな様々な国々があった時に、
その国々、これを諸公と言ったりしますけれども、その諸公がそれぞれで王様がいるわけですね。
様々な政治を行っているんだけれども、どうするとうまく政治を行うことができるのか、
どのように国を治めればよいのか、あとは他の国にどうやって勝つことができるのか、
どうやって外交政策をうまく活かせるのか、そういうことに悩むわけです。
そこに対してアドバイスをする、そういうコンサルタントのような役割をしたのが様々な思想家なんですね。
この孔子もまたその中の一人だったんですけれども、その孔子が主張したのは、特治主義。
徳によって国を治めると。これは国民一人一人、また君主、治める人という人が徳を持って政治を行う。
徳を持って一人一人が生きていれば国はうまくいきますよっていう考え方なんですね。
徳を持ってというのは少し楽観的というか、一口では言えないところはあるんですが、大雑把に言うと、
人格者であれば、国を治める人も治められる人民も人格者であればうまくいきますよということなんですけれども、
そりゃそうだという感じはするかと思うんですね。
ただそれを前提として具体的には、例を重んじる。例えば儀礼ですね。儀式だとか人と人との様々な応対について、
細かくこんな風な行いはした方がいいですよ、このように儀式を行った方がいいですよ、なんていうことをアドバイスをしたりしてるんですね。
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ざっくりそういったことを考えていきましょうというのが儒家思想というものなんですね。
この儒家思想はその後に様々な国に影響を与えています。
例えば韓国とか日本とかですね。この日本にも非常に大きな影響を与えているんですね。
ですので、これは勉強をすることになっているのかなと思います。
この儒家思想と葬引をなすというか、特に対比される、論じられるのが道家思想というものです。道家というものですね。
道の家と書いて道家思想。こちらは老子という人がその祖と言われております。
この方とその影響を受けた宗師という人、合わせて老宗思想というような言い方をすることもあるんですけれども、
この老子や宗師の思想というのをまた広く影響を与えているんですね。
これはですね、特に代表的な言葉としては無為自然を説きます。
無為自然というのは余計なことをするなと、ありのままでいなさいよというものなんですね。
これは様々な神仙思想なんかと結びついて道教なんていうふうにものになっていったりするんですけれども、
この道家思想も非常にいろんな影響を持っている。
先ほどの儒家思想と比べると、儒家思想というのは特に人にいろんなことをして変えていけなさいと。
何らかの結果を人は努力をしたりですね、勉強をしたりして変わっていくことが必要だというのに対して、
老宗思想、道家思想というのは変わらないようにしましょうよという大雑把な流れでいうとそういうところがあるので、
真逆というか対比するものとして扱われたりするんですね。
通じるところも実際にはあったりするんですけれども、特にこの2つは比べられることが多いかなと思います。
あとはですね、少し有名どころをご紹介すると、例えば法家思想というものがあります。
法家思想というのは法律が大事だというものですね。
これはいわゆる日本というのも法治国家ですからね、法律を大事にして国を治める、これは分かりやすいですよね。
そういったものだとか、牧家思想というものとかですね、牧師という人が打ち立てた牧家思想、これは賢愛という愛を唱えるものなんですね。
愛を唱える考え方があったり。
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あとはですね、孫子という人、これは陛下思想というものがありますね。
孫子自体は非常に有名だったりするんですよね。
特に孫子の兵法というもので扱われることがありますが、要するに戦い方なんですね。
戦い方について書いているものを打ち立てたのが孫子です。
この方の思想は陛下思想というものでございますね。
などなど様々なものがあるんです。
それらが互いに影響を受けたりとか、他のいろんな思想と絡み合いながら伝わっていって、
それが特にこのアジア圏ですね、アジア全体に影響を与えていくことになります。
我々が読んでいくというのはその大元になった文章ですから、時代としては非常に昔の古代の文章を読んでいくんです。
なのでこの一体何が書かれているのか、どういうことを言いたかったのかというのは、
実際のところちょっとよくわからないというものが多いんですね。
というものがこの思想というジャンルでございます。
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