2022-05-11 16:00

第18回『大正ロマンを描くイラストレーターのイッポとは?ゲスト:伊吹春香さん(後編)』

本日は、前回の続きで、鳥取県を拠点にイラストレーターとして活躍されている伊吹春香さんにお話を聞きます。


伊吹さんは、当社の製品カタログやイベントのチラシの作成でいつもお世話になっている方です。鳥取県内で伊吹さんの作品を目にしない事はないと言って良い程、テレビCMやポスター、チラシ、パンフレット等、伊吹さんが手がけた商品を見かける機会は本当に沢山あります。

今回はそんな伊吹さんをゲストとしてお呼びし、伊吹さんの「イッポ」をお聞きします。


【ハイライト】

・伊吹さんの人生がより楽しくなった原点とは?

・この世界には色々な人がいる事を知る大事さ

・伊吹さんが独立したきっかけとは?

・東京ビッグサイトでの初めての商談の経験を振り返る

・鳥取のフリーマーケットで初めて絵を販売した経験について

・伊吹さんの今後のお仕事の野望や目標を語る


ゲスト:伊吹春香さん


鳥取県鳥取市のご出身。現在32歳。植物を眺めることが好きで、今は自然に囲まれた場所に住んでおり、ベランダでコーヒーを飲むことで気分転換している。オカルト系のYoutubeチャンネルを見ることも好き。

第190回 The choice(ザ チョイス) 江口寿史選で準入選。とても嬉しかったが、同じ準入選に選ばれた他のイラストレーターが後日雑誌で特集されていることを知り悔しかった。自分自身もイラストレーターになるために、それから3〜4年後、30歳の時に会社をやめて独立したことが伊吹さんのIPPO。


伊吹春香さんのインスタグラムのリンクはこちらです。

https://www.instagram.com/illustrator_ibukiharuka/


~お知らせ~

私たちイッポラボ合同会社は、子供たちの第一歩や一歩一歩の成長を後押し出来る商品やサービスを提供しています。

この番組は、私達の身の回りの方々をゲストとしてお呼びし、人生を変えた第一歩や原点をお聞きし、リスナーの皆様や将来の子供たちの成長を「声」からサポートするラジオです。

時には、イッポイッポ成長する子供たちの子育てや日々の仕事をパパ・ママとして両立している弊社の運営メンバー同士で、身近な「子育て」に関するテーマを取り上げ、ざっくばらんに語り合います。


イッポラボのイッポは「第一歩」から来ています。この番組では、第一歩を「原点」「原体験」と読み解いて、これまでの皆さんの人生で最も影響を与えたこと・経験について、お話しいただきます。番組リスナーには、皆さんの話を聞いて「こんな人もいるんだ」「こんな生き方もあるんだ」という気づきを得てもらえたらと思っています。


メインパーソナリティー:

田中大一 (イッポラボ合同会社代表)

鳥取県生まれ。大阪教育大学教育学部卒業後、東京外国語大学大学院に進学し、国際協力専攻を修了。

日本の政府開発援助(ODA)プロジェクトのマネジメント業務に就き、東南アジア、中央アメリカ、アフリカの国々に小学校などの教育施設を建設する案件を担当した後、インテリア家具の商品開発、大手広告代理店の営業を経て、2018年にイッポラボ合同会社を創業。鳥取県を拠点に、木製玩具を中心とした子どもの成長に役立つ商品作りや運動スクール運営等の「教育関連事業」や、発展途上国の子どもたちの学習能力が向上するよう、子どもたちに学習道具を提供する「国際協力活動」の二つの軸で事業に取り組む。


番組プロデュース:株式会社サンキャリア


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【イッポラボ合同会社の商品ご紹介コーナー】

現役の歯科医師監修・イッポラボが開発したお子様の口の発達にも役立つ離乳食スプーン「歯並びまっすぐスプーン(子ども用、大人用2本セット)」のリンクはこちらです。

https://ippolab.official.ec/items/48034359


模様をヒントに自然とひらがなが身につく新感覚のひらがな学習ツール「ひらがながすきになるカード」のリンクはこちらです。

https://ippolab.official.ec/items/43699332


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この番組は、イッポラボ合同会社の提供でお送りいたします。
それ言われた時に、人前で失敗するのが嫌だっていうのがすごい、一瞬で出てきて、5歳ぐらいの時に。
それで断って、今は本当にやっとけばよかったと思います。
今となると。
今となると。
だから、振り返ってみるとね。
そうです。
何だろう、完璧主義だったんですかね。何なんですかね。
何か、人の目をすごく気にする人でした。
それがいろんなストッパーになってたのがすごいですね。
失敗したくないっていう。
そういった気持ちが大人になるまでちょっとずつ続いてたっていうのがあるんですかね。
大人になってからの方が人生が楽しくなりました。
素晴らしいです。
なんか多分ね、昔の自分に今の伊吹さんの活躍ぶりを、5歳の伊吹さんが見たら多分びっくりするでしょうね。
別人だと思うじゃないですかね。
そう変わっていったのはコンテストに準入選して認められたっていうのがあったからなんですかね。
それはあくまで表面的なきっかけで、やっぱり実際に関わってくる人が一番影響してると思います。
人ですか。
周りの人。
なんか印象的な人とかいらっしゃいます?
印象的な人、そうだな。
20歳の時に、21か、21の時に会社員になり始めてばっかりの時に、鳥取のある街角でハンドメイドグッズを取り扱ってる小さいお店があって、そこが作品募集してたんですよ。
で、それを母親が見つけて、あんたこれ出せばいいかって言われて、絶対自分から自発的に行くタイプじゃなかったんで、それでちょっと出してみようかなみたいな感じだったんですよ。
で、そこで結構いろんな人がいるんだっていう、なんだろう、自分の小さい世界から一歩ちょっと外に勇気を出して出てみて、いろんな人がおるっていうのがわかったっていうのがまずそこが大きかったかもしれないですね。
で、自分でこういう作品を作って発表してる人がいるとか、そういう自分で自分を、別に有名じゃなくてもやってる人がいっぱいいるんだっていうのをその20前半で知って、自分は全然発表してなかったなとか。
具体的に何言ってないですけど、大人になってからちょっと社会に出て、いろんな人に出会って、ちょっとずつ勇気をもらったみたいな、いろんな人が。その繰り返し積み重ねが結構ある気がするのと、あと会社を辞めるっていうきっかけになったのが一つあって。
03:21
そういう鳥取で活動してたら、流れでグループ展に参加したりとかするようになったんですけど、その時にギャラリーソラさんっていうところでグループ展に参加させていただいて、その時にみんなでご飯を食べる会があったんですよ。
で、そこの中に鳥取出身で、現在は東京でイラストレーターの仕事をやってる方が参加されてて、その人から東京でそういう商談会みたいなのがあるっていうのを聞いて、いろんなイラストレーターに限らずいろんな人がブースを有料ですけど借りて、そこで自分PRするっていう催しがあるって聞いて、なんだそれはと思って出てみたいと思ったんですよ、そこに。
その段階ではまだ会社員だったんですけど、話聞いていくとどうやら一週間ぐらいは必要だなっていうのがわかったんですよ、休みが。
で、その当時働いてた会社が有給を取る文化があんまりなかったっていうのと、いろいろあって、それで辞めたんですよ、それに参加するのをきっかけに会社。
結構思い切った感じですね。
思い切った。で、会社辞めてすぐに東京行ったんですよ。
そうなんですね。
で、ビッグサイト行って。
ビッグサイトって言ったらもうめちゃめちゃでっかい展示会ですよね。
そうそう。
あ、そこに出したんですか。
心臓がもうほんと気持ち悪くなって。
最初の商談会が東京ビッグサイトってマリオで言ったらいきなりクッパみたいな感じじゃないですか。
金額も結構高かったんですしね。
あれですか、ブースを1個借りたって感じなんですか。
そうそう。で、3日間なんですよ。
これで、でも結構完璧な人ばっかりが来てると私は思い込んでたんですよ。
もうエキスパート、プロフェッショナルがみたいな。
と思ったら結構みんな頑張ってる感じがあって、みんなこうやって完璧じゃなくても頑張ってんだなってなんか思ったんですよ、その時に。
影響もらった感じですね、周りから。
だいぶ影響もらいましたね。
まさかそんな商談会に出るという理由で会社を辞めたとは知らず、失敗を恐れていた子供時代から考えると、仕事辞めるとか商談会に出るって結構大きな決断じゃないですか。
そうなんですよ。
やっぱそれぐらいアクションを起こしたりとか認められたりとかっていう気持ちが強かったんですかね。
強かったんですよ。
それが何かこうふつふつと積もっていったんですかね、その間にか。
なんか自分でもよくわかんないですけど、脅迫観念みたいなのがあって。
脅迫観念。
絵の仕事につけみたいな脅迫観念がすごいあって、それが強かったです。
06:06
本当に結構その商談会に出るのも本当の気持ちは出たくないんですよ、怖いから。
でももう半分なんか誰かが命令してくる感じで、出ないとダメだよみたいな。
結構その繰り返しです。
でもその一つ一つが次のステップにつながってるんですよね。
自分の今現状の自分のキャパシティー、キャパを超えているであろうと思うことに調整するとちょっと次に行けるみたいな。
手が届くか届かないかギリギリのところにいくっていう感じですよね。
自分じゃ無理だろうなって思うことにもちょっと背伸びして挑戦するみたいなことが結構重要だったかもしれない。
今までに。
なかなかですね、リクサイドにベースを出すっていうのはなかなかの決断だったと思いますが、リクサイド出てみて結局そこから発展があった感じなんですか。
そうですね。そこで傘、オリジナルの傘を作ってもらったりとか。
今ダイマルに売ってますよね、プップルダイマル。
そうですね。割ともう在庫があんまりもうあるんだけど。
すごいですね。
もともとそんなにたくさん作ってるあれじゃなかったんで、少量生産でいろんな種類を作りたいっていうコンセプトだったんで。
でも結構ちゃんとした製品なんで、ちゃんとした感がすごい見た人からは。
色々見ましたけど。
そういう傘を使ってもらえたりとか、あと年賀状のイラストを描かせてもらったりとか。
正月間近になったら本屋さんに書材集とか売ってあるじゃないですか。年賀状のあれの絵とか。
本当ですか。
そうですね。あと教科書のイラストとか。
すごいですね。めっちゃ広がってらっしゃいますね。
町思いカレンダーもそこで編集の方と出会って応募してみたらって言われたっていうのがあったりとか。
まず絵で仕事するっていうハードルを一つ超えられたっていうのがありますね。
そこを超えたのは大きいですよね。
いびきさんの絵が歓声に訴えるものがあったんですかね。
そんだけ多くの方に何とか作りませんかとかお話もらえたっていうのは。
何がそうさせたと思いますか。
そこはもうわからないですけど。
でも何かいいなと思うものが感じてもらえるものがあったのかもしれないですしね。わからないですけど。
今までそういう感想とかをもらったことはありますか。お客様から。
そうですね。ないことはなかったです。
どんなことを言われたんですか。
一番最初に絵を売ったっていうのが、初めて21歳の時にフリーマーケットに出たんですよ。鳥取の産業体育館っていうところで。
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産業体育館ありますね。
そこで自分家でプリントアウトしたポストカードを販売したんですよ。初めて。
それが初めてだったんで。自分から自分の用意みたいな。
めちゃめちゃ緊張して、今思えばただのフリーマーケットやってると思うんですけど。
本当に触れたんですよ。あれが一番触れたかもしれないです。
ニュージーランド人の女性2人が買ってくれたんですよ。なぜか知らないけど。
で、なんか可愛いとかって言って買ってくれて、なるほどって。
その時描いたのも女性の絵なんですか。
その時はいろんな絵描いてました。
いいなって思ってくれる人が時々いるみたいな感じはありましたけど。
何よりも自分自身が自分の絵が、みんな絵描く人みんなそうだと思うんですけど。
自分の絵が好きだからやり続けるってところがあると思うんですよ、みんな。
それですよね。
それがないって多分みんなやってないと思う。
今は割と対象ロマンの女性みたいな印象を受ける絵が多いかなと思うんですけど、
いびきさんの作品って。それ以外も描かれたりするんですか。
自分が好きと思えるような作風が他にもあったりするんですか。
そこはすごい私も悩んでるというか。
悩みのところ。
いいなって思うのが定めた方がいいのか定めない方がいいのかっていうのがあって。
あるんですよ、いろいろこういう感じもいいなとか。
無限にあるんですけど、
一般的に見た時にやっぱりそこは統一してた方がいいのかなっていうのが悩みがあって。
描こうと思ったらいろんなテイストには描けれるんですけど、
あえてそれに仕事をしているってところは今はあるかもしれないですけど、
それが正しいのかどうかもちょっとよくわかんないんで、
あんまり考えずに描いてます、そういう意味ではなんだろう。
でもいろんなの描いていきたいと思ってます。
いろんなの描いていきたいっていうか。
でもやっぱり大正ロマン風な、大正ロマンっていうか、
昔ああいうつるっとした感じよりはすごくな感じが好きっていうのはやっぱりそこは変わらず。
そこはコンティニューにありますね。
昭和の居酒屋のポスターみたいな雰囲気ですね、イメージ。
今の主流のイラスト、主流って変だけど、やっぱりああいうちょっと素朴な感じが好き。
素朴な感じ、昔懐かしい感じの。
レトロな感じの。
そういう感じ出てますよね。
ぜひ皆さんもいぶきはるかさん、インスタで検索してもらったら出てくると思うんですけど、
もう大正ロマンっていうかね、レトロな感じ、一発はわかると思うんで。
ありがとうございます。
いぶきさん、今後も自分の描きたい絵を描いていくっていうことに変わりはないと思うんですけど、
将来こうなりたいみたいな夢って何かあられるんですか?
12:01
えーとは。
偉い声出ましたね。
自分のワールドを作りたいみたいな、なんかね、ものすごい抽象的なんですけど、
好きなイラストレーターさんとか作家さんとかって、やっぱり自分の世界があるんですよ。
例で言うと私が好きなイラストレーターさんで、たとえば田村茂さんって人がいるんですけど、
田村茂さん。
もうその人の世界ができてるんですよ。
で、その人の作品があるだけでなんか心が和むというか、
具体的に何か例えばこういうのとコラボしたいとか、
ああいう本を出したいとかそういうのはないんですけど、
そういう世界観を作っていけたらなって思ってるっていうか。
絵はゆるきはるかさんが描いた絵だ、みたいなことが見る人にもすぐ伝わるような。
そうですね。
正直あんまり目標設定するタイプじゃなくて、夢を抱けないんですよ。
この分今も大事にされてるっていう。
夢を抱けない。目標設定能力が低すぎるんですよ。
まあなんかでも目標が大事とかって確かに言いますけど、
今は一生懸命目の前のことを取り組んでいけば一応自然とできるっていうのがあるかもしれないし、
目の前の仕事を頑張らずに何を頑張るんだっていうのを言った有名人の方がいらっしゃいまして、
それが嵐の大野くんなんですけど。
なんかyoutubeかな、なんかで見たんですけど。
そうやってコツコツコツコツ目の前のことを一生懸命頑張ってたら、
結果的にあのね偉大な嵐になったみたいなことだと思うので、
いぶきさんもねそういうタイプなんじゃないかなと思いますよ。
お話聞いてて。
なんかすごい偉そうなこと言いましたけど今。
まとめていただいて綺麗に。
そんな感じです。
田村しげるさん今ちょっとスマホで検索してみたんですけど、
確かに独特な世界観をお持ちの方な感じがしますね。
線の細さとかなんかね絵の描き方とか。
その人がアニメを一緒に作ってて昔。
それが一つの世界になってたんですよ。
なんかああいう見た人がワクワクするような世界観が作れたらなと。
ちょっと今パッと見てきた画像の中でいろいろ見てたんですけど、
夜の散歩っていう絵本。
ちょっと読んでみたいなと思いました。
このジャケット画像だけで。
ぜひ読んでみてください。
読んでみます。
明日はちょっと時間が経つのも早いもので、
そろそろお時間になってきてしまいまして、
今日いぶきさんの話をお聞きしましたが、
改めて原点、原体験を振り返ってみていかがでしたか。
やっぱり人に歴史があるじゃないですけど、
いろいろ今があるのは過去の積み重ねからなんだなっていうのを改めて感じましたね。
過去は繋がってますよね。
僕も実感しますけど。
起業するに至ったのも全部過去が学生時代からの経験とか思い出があって、
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それが起業にも繋がってるんで、
楽しいこと、辛いこと、苦しいこと、過去にあったかもしれないですけど、
それが全部繋がって今があるっていうのは確かにありますよね。
ありますね。
今後もぜひお仕事で引き続きいろいろとご一緒させていただければと思ってますので、
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。こちらこそいつもありがとうございます。
いえいえ。それでは井口さん、今日は番組に出ていただいてありがとうございました。
ありがとうございました。
この番組はリスナーの皆さんからのご感想、メッセージもお待ちしております。
番組紹介のところにURLを貼っておりますので、そちらからぜひお送りください。
たくさんのご連絡をお待ちしております。
それでは、
今日も聞いていただきありがとうございました。
また次回の配信をお楽しみに。
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