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2017-09-13 19:23

第36回 寺澤康介氏(ProFuture株式会社代表取締役社長)【後編】

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6万人以上の会員を持つ日本最大級の人事ポータルサイト「HRプロ」、約1万5千人が参加する日本最大級の人事フォーラム「HRサミット」を運営する、ProFuture株式会社代表取締役社長寺澤社長にお越しいただきました。

好きなことに「仕事」と挙げるくらい、経営者としての仕事に邁進されている寺澤社長は、「いかに仕事を楽しくできるか」が重要だと言います。これから起業を志す方・経営者の皆様へのお言葉も、多くの修羅場をくぐり抜けてきたという寺澤社長様ならではの力強さです。ぜひお聞きください!


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社長に聞く＀in WizBiz
WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。
少しProFuture株式会社様の事業のご説明をお願いしたいと思います。
どんな事業をProFutureさんはやっていらっしゃいますか?
もともとは採用担当者の方をたくさん集めて、その方々をターゲットにしている採用ビジネスをやっている会社です。
これはいろいろあります。就職ナビ会社もあれば、転職のナビ会社もあれば、適正検査をやっている会社もあれば、プロモーションのさまざまな政策をやる会社もあれば、さまざまなものがあると。
そういうマッチングからスタートしたんですが、領域が広がっていって、人事の方々全般に広げていきました。
そうなると、そこには育成担当者もいますし、人事企画の担当者もいますし、情報システムなんかをつくっているところもある。
そういうふうに広がっていくと、サービスを提供する会社もさらに領域が広がっていって、そのマッチングをすると。
マッチングをしていく中で、基本的には立場としては中立的な立場で、人事の方々が見つけやすくする、そういうサービスを見つけやすくする。
サービスを提供する会社側からすると、自分たちのサービスを購入してくれるターゲットといち早く効率的に出会える場を提供するということで、
双方にとってより良いマッチングをしていくということをサービスとしてやっていまして。
領域が広がる中で、2007年に創業してから2010年にHRプロというふうに社名を変えたんですが、2015年にはプロフューチャーというふうに社名を変えています。
人事のマッチングサイト自体はHRプロというサイトのままで、今でもそれはそのサイト名で継続しているんですけれども、
領域を経営者向けに広げてきまして、それで経営プロというサイトを2015年に作りまして、それを機に社名もプロフューチャーと変えたと。
なぜそういう広げ方をしたかというと、まさに今、人事のこと、採用も育成も人事管理の方法もいろんなことが経営の最重要事項になってきていると。
まさに人のことというのは経営の重大事だと。
ところがHRプロというふうに言うと、経営者の方々が人事の専門のサイトでしょうとなると、あまり目を向けてもらえないということもあり、
経営プロというサイトを作り、より広く経営者にアプローチできるようにしていったと。
それでもやっぱり人のことが大事だというところが基本線ですので、経営に役立つ、人事に役立つ情報を提供しながら、
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その方々に対してサービスを提供したい会社とマッチングをするというところが基本的なビジネスモデルになります。
なるほど。創業してから何か苦労話とかそういうのがあられるものなんですね。
そうですね、もう話がきりがないんですけれども、新しいことを私が好きなのでどんどんやっていこうとすると。
ただ、ある程度今やっていることの基盤ができてくると、新しいことをやろうとすると一番反対されるのは社員ですね。
大変になると、そもそも成功するのかと、今やっていることをもっとブラッシュアップしましょうというふうに言われてきました。
ここだとまだ領域としては成長性を考えると閉じこもっている場合じゃないと広げていきたいと新しいことをやろうと言っても、
それに対してどういう勝算があるのか、知見があるのか、専門性があるのかということを言って、とりあえずやってみようよというふうに言ってもなかなか同意が得られないと。
そこをやっぱり説得はしながらも、最終的にはちょっと強行突破して、やった後にやっていただくと、社員のみんなでやっていただくと。
そこがいろいろあるにせよ一番大変だし、ある意味やりがいもあるところかなというふうには思いますね。
多くの社長が悩んでいらっしゃるというか、実践されていらっしゃると言いますか、苦労されていらっしゃいますかという感じでいらっしゃいますけれども、
ちょっと違うご質問またさせていただけばと思うんですが、好きなものにおいしい食事、お酒ということで、お酒は結構毎日のように飲まれるんですか。
私と一緒です。
もっと好きなことに、仕事、会話、旅行、読書というふうに、いや仕事というお答えになっているのが素晴らしいし、やっぱり会話というふうに言っていらっしゃるので、
やっぱり寺沢社長様らしい素晴らしいことなんで、仕事を本来に大好きという感じでいらっしゃいますか。
そうですね。やっぱりどうしても平日は仕事をする時間が長いですし、経営者になれば当然のことだから土日もそれが頭から晴れないと、
それを嫌だと思ってやっていると人生は面白くないので、いかにそこを楽しくやるかと、私よく話をするんですけど、客観的に見て楽しい仕事なんてないと。
基本的にはいかに楽しくやるかであって、同じ仕事をやっていても嫌々やっている人と楽しくやっている人というのは、どうせだったら楽しくやったほうがいいでしょうと。
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なので、いかに楽しくやるか、楽しく思える仕事にするかというところが一つありますね。
なるほど。ちょっと私も見習って仕事好きにならないといけないと思うんだけど。
いえいえ、お過ぎだと思いますけど。
座右の銘も大変素晴らしい。開けない夜はない。
はい。
これはどうしてこういう座右の銘にされたんですか。
今まで仕事をしてくる中で、創業する会社を作る前も、若い時からもそうなんですけど、やっぱり修羅場が結構ありまして、
やっぱり若い時ほど、修羅場に対してものすごく精神的につらい、逃げ出したい、厳しい、どうなっちゃうんだろう。
でも追い詰められて追い詰められて、そこを一声するとタフにもなりますし、次同じようなことがあっても、あれは経験しているなというふうになると。
そういう修羅場を経験していく中で、何とかなるんじゃないかと。
そういう悩みを人から言われたりしても、大抵この言葉を言って、大丈夫だと。だってまだ生きているじゃんというような感じで。
なので、それは自分自身への言い聞かせでもあるんですけども、大抵の物事は何とかなるし、どうしても何とかならないときには、
そこは時には逃げるとか避けるということも必要だとは思うんですが、そこで追い詰められて、それでも一杯一杯になってしまって、
駄目だというふうに思ってしまえば本当に駄目になるので、常に大丈夫大丈夫と、大したことじゃないというふうに思っていると。
最近ではそういうことを自分で言わなくても自然に身についているので、大抵のことは、よしよし、今大変だから、
より自分も周りも成長できる機会だなというふうにポジティブに捉えるように自然になってきていると思いますね。
素晴らしいですね。財務の命を選ばれても素晴らしいですし、身に使われているというのも素晴らしいですが。
これ最後の質問なんですが、この番組は経営者向け、全国の社長様向け、もしくはこれから起業する方向けの番組でございまして、
できますが、これから起業する方、もしくは今社長様をやっていらっしゃる方に、社長業の成功の秘訣、起業の成功の秘訣なんかを教えていただけたら嬉しいなと思っているんですけれども。
私が成功しているかどうかは全く別として、なるべく頑張っているところなので、どこまで参考になるか分かりませんけれども、
まず起業を目指している人、もしくはそういったものを可能性として考えていらっしゃる方に言えるとすれば、単純ですけれども早くやったほうがいいですよと思いますね。
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昔と比べると資本金もそんなにたくさんなものがいるわけではないですし、立ち上げる領域によるんでしょうけれども、立ち上げる費用もかなり低くてもできるようになってきていると。
そういう意味では、起業のリスクというのはかつてに比べるとかなり低いというふうに思います。
しかも、非常に変化の激しい時代の中で、会社にどっぷり使っていっても、いろんな意味でキャリアだとかスキルというのが本当に必要なものというのが、もしかしたら簡単には身につかないかもしれないと思うんです。
そういう中で一人でやってみるというのは、いろんなものを直に経験できますし、そこを乗り越えるということが非常に強さを生み出すので、まさにフェイルファースト、早く失敗して経験をして、
フェイルスモールであまり財産すべてを失ってしまうような、そういう失敗もちょっと怖いでしょうから、自分の、まずは身の丈に合うところからでもいいと思うんですね。
そういったところで起業してみるというのは、これは聞かれたら若い人でも割と高齢の方でも進めますね。
大変だけど、そこから得るものもすごくあるし、これからの人生を考えるとやって損はないですよというふうに言いますね。
今やられている経営者の方々に対して、私のほうが学ぶことがいっぱいあるんですが、私から何かそれでも言えるというふうに考えると、
何かというと、当たり前のことなんですけれども、やってみてそれをいかに改善、改良をしていくか、世の中的にはPDCAを回すということなんでしょうけれども、
それを繰り返せるかと、やっているうちに面倒くさくなったりもするでしょうし、そういったものに社員をちゃんと巻き込んでやっていかなきゃいけないと。
ただ、それを繰り返すということをどれだけ粘り強くやれるかかなと。
ある昔の異人が言って、ちょっと誰が言ったか忘れましたが、成功するか成功しないかっていうことで言うと、
家庭プロセスの段階で成功も失敗もないと、最終的に成功したか失敗したかだと。
なので、極論言えば勝つまでやるというか、自分が成功と思えるまでにやって、そこで終われば成功なので、
途中のプロセスで成功した、失敗したというふうに一気一従するんじゃなくて、どれだけ前の日よりも前の年よりも改善、改良するようにちゃんと動けているかということを
自分に問うということが大事なんではないかなと。
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でも、一歩一歩進んでいれば、時にはちょっと後退することがあっても、でも進んでいけば、そこもリカバーできますし、前に進んでいけると。
そこをやらなければ、どんどん不のスパイラルに陥るということもあるので、とにかく改善、改良を加えて前に進んでいくということを繰り返すということ自体が
成功につながる道ではないかなと。私自身もそういうふうに自分に対して言い聞かせてやっているようなところではあります。
ありがとうございます。私自身が今おっしゃられている改善改革をしながら事業を進めたいなと今思った次第です。どうもありがとうございます。
本日はありがとうございました。リスナーの皆さんもぜひご参考にしていただければと思います。本日はお忙しい中お聞きいただき誠にありがとうございます。
ぜひ皆様の参考にしていただけたらと存じます。寺沢社長さん、本日はどうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
本日の社長に聞くイベントでは寺沢社長様でいらっしゃいました。寺沢社長様のお話を聞いて、まさに本当に創業社長らしい創業社長で、私と経歴がわりと似てるかな。
私も前は当初一部上場企業の常務までやったのに、そこを飛び出て創業していますので、私が一番寺沢社長様のお話に一番勉強になったというふうに感じます。
特に明けない夜はないですとか、ある意味成功するまで諦めないというようなお話もございました。
大変社長様らしい社長様で皆様方も参考にしていただけるのではないかなというふうに思っています。
ぜひ私と一緒に、リスナーの皆様も一緒に寺沢社長様を真似して成功する社長になってまいりましょう。
本日の社長に聞くインウィズは以上になります。
3分コンサルティング。ウィズビズが社長の悩みを解決。
本日の3分コンサルティングは勇者様、従業員30名、売上額5億円、機械部品の下請け工場、私たちは主に機械部品の製造をする下請け工場です。
生き残るために複数の受注先と契約をしていたのですが、下請けゆえの限界というのを感じております。
多くの製造業者さん、そう感じていらっしゃると思います。
そこで得意の機械加工を用いて自社独自の新商品を作り出そうと売り出そうとしているのですが、なかなかうまくいきません。
アイデアを出すためのディスカッション、5名で1グループを行うのですが、どのグループもテーマとずれたものしか出てきません。
例えば日常の課題を解決するというテーマでは、なぜか真っ白で考えるべき課題の解決法が出てきたり、
それで使えるアイデアが出るなら指導しますが、そう簡単には出てきません。
私たちは同じテーマで複数の視点からアイデアを出し、磨き上げることできちんと得意としているのですが、
社員を巻き込むことで目的一致を統一する意図もあります。
出だしで積まれている製造業です。
社員がテーマから大きくずれることなく、議題を進めていくような何か良い方法はないか、アイデアをいただけないでしょうか。
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まず新商品開発という話ですが、社長様にぜひお伝えしたいのは、
大変失礼ながら、社長様以外に新商品の開発はできないのではないでしょうか。
やはり社員さんは経験がないから、自分で起業していないから社員さんであって、
今経験をしている最中ですので、アイデアがすぐ簡単にポンポンポンポン出るんだったら、
むしろその人は社長業ができてしまうと、こういうことも言えてしまいます。
まずは新商品開発をすることを、社員からアイデアを出してできると考えること自体が、私自身は間違っているのではないかと思います。
また、普通の社員さんたちからアイデアが出てくることでさえも難しいのではないかな。
これは学校教育の弊害かもしれませんし、日本特有の問題かもしれませんが、
割と多くの大企業に勤められているサラリーマンの方々は、考えるな、やるべきことをやれというような時が長年ありました。
今現在は多少変わってきているかもしれませんが、それでも考えないというのが身についている方々も多くあるのではないかと思います。
むしろそれが生まれたときからアイデアを出せ、考えろというふうに言われて、
20年30年もし過ごしている方がいらっしゃったら、おそらくアイデアが出てくるのではないかなと。
しかしながらそういう方は大変少ないでしょうから、おそらく御社に入社した時点からアイデアの出し方というのを学ばないとアイデアは出てこない、
こういうことになるのではないかと思います。
ですので、社長自らがまずアイデアを出す手順というものを教えなければいけないのではないかと思います。
私どもで入社しますと、まず最初に設計という言葉を言われます。
仕事はすべて設計から始まる。目的を立て、ゴールを立て、農機を立て、そして現状分析をし、
ゴールと現状分析の間のギャップを明確にして、その後課題収集をし、その課題の明確化ができた後、課題に対して課題解決策を立案する。
この課題解決策を立案がアイデアを出すという場面になるわけですが、
その後そのアイデアを出して課題解決策を立案したら、それをスケジュール化し実行していく。
まずここまでの設計書というのを作れ、スケジュール化までの設計書を作れというのが私の指示になります。
これをやっていますと、長くとも2年ぐらいのうちに身につきます。
早い、ちょっと地頭のいい人間ですと、ものの1ヶ月でアイデアが出てくるようになります。
そういう意味で手順というののルール化であったりとか、そういうのをまず決め、こうやったらアイデアが出てくるというものを決め、
それを社員たちの体に染み込ませていく、中間化させる、そちらが先なのではないかなと思います。
もちろんディスカッションというテーマでございますので、会議とかディスカッションというテーマでは、
テーマをもっと小さいところに絞ってアイデアが出やすいようにするという問題点もあるのではないかと思います。
その会議のやり方ですね。
しかしながら一番重要なことはやはり体質改善でございますので、
社員さんたちからアイデアが出る体質改善を地道に身につけさせていくということが大切なんじゃないかと思います。
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これはもう数ヶ月でできるなんていうことはございません。
やっぱり1年、2年、3年かけてみんなが変わってきて、後から入ってくる社員も、それが当たり前の先輩たちも見て自分もアイデアを出せるようになると。
こういうふうな手順でしょうから、ある意味組織風土の改善、企業文化の改善とほぼ一緒でございますので、
そこからやらなきゃいけないので、簡単にはうまくいかないんだというふうにまずは腹を決めていただくことが重要なんじゃないかと思います。
その際にもう一度お話ししますと、新商品の開発は社長にしかできないというところから、
万々が一社員さんからアイデアが出てきて商品が開発ができた。
それこそ素晴らしいことですし、褒めて与えることだと思いますので、
そういう時が来たら本当に体質改善ができたんだなと思われるのがいいんじゃないかなというふうに私は思います。
ぜひ実践していただいて、まず頑張っていただければなと思います。
本日の3分コンサルティングはここまで。
最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。
本日のポトキャストはここまでになります。また来週お楽しみに。
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