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2019-05-08 15:31

第122回 中村崇則氏(株式会社ラクス代表取締役)【後編】

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今回は、システムやクラウドといったITの力で中小企業を支える、株式会社ラクスの中村社長にお越しいただきました。

山口県生まれ。神戸大学を卒業。2000年に株式会社アイティーブーストを創業し、代表取締役に就任。2010年に社名を株式会社ラクスに変更。2015年に東証マザーズに上場。業務効率化に貢献する複数のクラウドサービスを開発・販売し、中小企業の業務効率化に貢献する社長様の素晴らしいお話を伺うことができました。座右の銘・成功の秘訣も、すべての方にご参考にしていただけます。ぜひお聞きください!




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社長に聞く!in WizBiz
WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。
その後売却後、すぐにITブースト、今の株式会社ラクスさんに繋がるのを独立という、さらに独立というか起業と言いますか、そういう感じらしいんですが、これが何を目指して新たに2社目を起業しようというのを思われますか?
1社目を売却した後に、一緒に後輩とかを誘って、後輩を辞めさせたりとかっていうのがあったんで、大手企業を。
1個目は売却してプラスで終われたんですけれども、その次じゃあ何するっていう時に知りませんというわけにはいかないかなっていうのもあって、
それで今起業したメンバーでもう1個会社を作って今のを始めたみたいなイメージですね。
サービス内容としてはどんなのをやろうなんていうふうに描いてらっしゃったんですか?
当時はITエンジニアの数が全然いなかったっていうのと、オープンソースの技術者っていうのがいなかったんで、
オープンソースを教える学校っていうのを作って、それでエンジニアの数を増やすっていうことをやろうっていうのをやりました。
今やってらっしゃる事業とは少しずれてるのかなと思いがあるんですけれども、そんなこともないんですか?
まず何かサービスを作るためにはエンジニアの数が必要なんで、それが当時はもう採用できなかったんで、
自分たちで作り出すっていうのが早いかなっていうので、それを選んで。
エンジニアを教育することによってエンジニアが増えて、その中から会社に入ってくれる人が出てきて、開発力がついてサービスを作るみたいな流れで考えてました。
なるほど。
じゃあその中から私どもをお使いしているHiHiメールとかそういうのが出てくるってことですか?
そうですね。
当時のスクールに通ってた人が今社内にもいますし。
なるほど。
その後、15年後には当初マザーズに上場を果たすわけですが、上場は当初よりお目指しになられていらっしゃったんですか?
そうですね。1社目作った時から上場を目指してましたんで、そういった意味では上場を企業に耐えるような透明性の高い経営っていうのは意識してました。
それは最初から上場に関する勉強というか知識を得ていらっしゃったということで。
そうですね。1社目でベンチャーキャピタルさんからご出資いただいてたんで、もちろんベンチャーキャピタルの方々っていうのは上場っていうご経験があられますから、どうしなければいけないかっていうところは最初から指導を受けてたんで、そういった意味では例えば月次の役員会みたいなものは結構早い段階からスタートしてましたんで。
なるほど。
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ラクスさんも2社目の時もVCとかは入れていったんですか?
2社目は入れてないですね。2社目は1社目を売却した資金があったんで、それで作ったっていうところですね。
なるほど。
上場を目指して実際上場されて、上場への苦労とかそういうのはあられましたでしょうか?
そうですね。やはり上場するためには上場に頼るだけの管理体制みたいなものがいるんで、そこが結構コストがかかりますから、多分どの会社でも1億円くらいかかるんじゃないですかね。
そういった意味では売上の規模が小さい時っていうのは、そこの1億円の年出っていうのはおそらくどの企業も苦労するんだとは思いますね。
なるほど。実際上場まで15年かかってるんですが、結構時間がかかってて途中でもう上場いいかななんて思われたりはしなかったんでしょうか?
それはないですね。もう最初から上場をするっていうふうに言って、周りにも言ってましたし、会社内にも言ってましたんで、多分上場しないっていう選択肢自体がなかなか取りづらいですし、浮かびにくい状況ではあったんで。
なるほど。勉強になりますね。私も今上場準備してますんで、大変勉強になります。ありがとうございます。
もう一つだけお聞きしたいのが上場に関してですね。2015年に上場して、今上場して約3、4年経ってるわけですが、上場した後の変わった、未上場の時と上場した時の変わった環境といいますか、そういうのはどういうのが現れますでしょうか?
もともと結構上場意識してやってきてましたんで、変わった環境っていうのはそこまではないですね。ただ毎日株価が付きますんで、そこは一番大きな変化っていうのがありますけれども。
そうしましたら、もしよろしければ、株式会社ラクスさんの事業内容についてぜひ宣伝も兼ねてご説明いただけたらなと思うんですけども。
私たちは中小企業向けにクラウドサービス、いわゆるシステムを月額でレンタリーするようなサービスをやってまして、2万円とか3万円とかっていう低価格で業務効率化につながるようなサービスを提供してます。
代表的なサービスとしては、ラクラク生産という経費生産のサービスがありまして、大体30名以上になってくると経費生産というところの稼働が結構かかってきますんで、そういったお会社さんにフィットするようなサービスになってます。
ありがとうございます。
そうしましたら、全く違う質問させていただければと思うんですが、事前にお聞きしているので、好きなもの、好きなこと、ということで、映画、海外ドラマ、アニメ、漫画、テニス、旅行等をおっしゃっていらっしゃいまして、結局アニメとかも好きでらっしゃるんですか?
そうですね。アニメはもちろんフィクションではあるんですけれども、人間模様とかっていうのはやはりいろんなタイプの人がいて、例えば裏切ったり裏切られたりとか、あとはどうなったらどういうふうに動くかみたいなことが非常に面白いし勉強になるなっていうのがありますね。
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最近でもアニメを見てらっしゃるものですか?
そうですね。ネットフリックスでこの前ウルトラマンを見ましたけれども、まあまあ面白かったです。
ありがとうございます。あと座右のメモを聞きまして、これ常在戦場と読みすればよろしいんですが、これはどういう意味でいらっしゃいますか?
いつでも戦場にいるみたいな気持ちで過ごしていこうみたいな意味ですね。
なるほど。この言葉を選ばれた理由というのはあられるんでしょうか?
そうですね。今から私たち会社を発展させていこうと思っていく中で、のほほんと日々過ごすのではなくてですね、常に戦場にあるみたいな気持ちで学びながらやっていこうというところで、
常在戦場というのは5、6年前に変えたんですが、その前は国旗で自分に打ち勝つみたいなことを考えたんですけれども、その後常在戦場に変えたみたいな感じですね。
なるほど。そうですか。勉強になります。ありがとうございます。
最後のご質問なんですが、この番組は経営者向け、全国の社長さん向け、もしくはこれから起業する方向けの番組でございまして、もしよろしければ、起業社長の成功の秘訣を教えていただけたらなと思っております。
そうですね。多分、当たり前のことを当たり前にやるというのは結構大事だと思っていまして、その当たり前のことはどこに書いてあるか、どこにあるのかというと経営系の本にやっぱりあると思っています。
ですから、例えば戦略をどうするべきかとか、あとはマーケティングをどうするべきか、営業をどうするべきか、あとはそのリピーターをどう作るべきかみたいなことは、やっぱり本を読み込んで、そこに書いてあることの本質的なことというのをもう粛々と日々やっていくことがおそらく成功の秘訣だと思います。
だから、本みたいな手段は多分一つもなくて、本当に当たり前のことを当たり前に、しかも突き詰めてやっていくということが大事なのかなと思います。
ありがとうございます。大変勉強になることで私も反省しなければいけないなと思っております。
リスナーの皆さま、本日はお忙しい中お聞きいただき誠にありがとうございました。ぜひ皆さまのご参考にしていただければと存じます。
中村社長様、本日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の社長日記インウィーズ時代、いかがでしたでしょうか。中村社長様、やっぱり頭もよろしいですし、私とちょっと似たところもありますが協調性がない。
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私も協調性なくて小学校のときにいじめられていましたので、そんな話もされていらっしゃるので、企業語る理由もその通りだなというふうな思いもありますし、素晴らしい社長様で、本当に最後に祝祝ととおっしゃっていますが、
うちの会社もコツコツみたいなことをよくうちの社員に言っていますが、そこは本当に突き詰めて祝祝とやるというのは本当にその通りだなと思いますし、私自身がもっと祝祝と突き詰めてやらなきゃいけないなと反省した次第でございます。
皆さま、いかがでしたでしょうか。本日の社長日記インウィーズでは中村社長様でした。お聞きいただきどうもありがとうございました。
本社の意味はF様、企業志望だそうです。初めまして、脱卸し飲食業を経営しようと考えているFと申します。
自分の理想の店を出すべく様々な店をリサーチしているのですが、滑れず個人店の数の多さに驚きました。
そこで飲食のフランチャイズに加盟をし、経営のノウハウや感覚をつかもうと思うのですが、選ぶとき気をつけることを注目すべき部分はあるでしょうか。
漠然とした質問で大変恐縮ではございますが、教えていただけば幸いです。
フランチャイズにご加盟ということですが、多くのフランチャイズにご加盟されている企業様のインタビューも昔取ったことがあるのですが、
その方々の幾度に共通していることは、やはり良い業態を選ばなければいけない、儲かる業態を選ばなければいけない。
そして儲かっている業態で、その業界のナンバーワンフランチャイズを選び、そこの企業の中で、その業態の中でナンバーワンを取ると、
ナンバーワンのブランドに加盟をし、そこのブランドの中でナンバーワンを取ると絶対に儲かる。
こういうようなことをおっしゃる方がフランチャイズのオーナーたちの数多くいらっしゃいました。
そういう意味では、焼き鳥だったら焼き鳥の1位、もしくは焼肉だったら焼肉の1位、もしくはお好み焼きだったらお好み焼きの1位のフランチャイズに加盟し、
そこのトップ店舗を取りさせれば儲かると言えるのではないかと思います。
それがまず第一点目なんじゃないかなと。
私も儲かるという話からすると、営業利益率20倍以上のビジネスで3年以内投資回収できないビジネスは良くないということを
よくお話ししていたことがございますので、そういうのを選びにいただいたらよろしいんじゃないかなと思います。
2点目は、やっぱり本部の持っているノウハウは徹底的に吸収しなきゃいけないなと思っています。
やっぱり儲かる業態を作っているときは、本部側に何かしらノウハウがあるから儲かっているのでありますので、
そういう意味ではそのノウハウを徹底的に吸収し、勉強し、身につけるということが重要だと思いますので、
本部のご指導通り一生懸命やるということがまず2点目として重要なんじゃないかなと思います。
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3点目は、もちろん業態やノウハウはいいのかもしれませんけど、
プラス結果的にはマネージメントの仕方とか接客の仕方とか、
その企業企業、店舗の店長さん、オーナーさん次第で随分業績が変わります。
例えばAというフランチャイズに加盟したとして、
同じフランチャイズに加盟したのに、AとBとCの店舗では売上利益が全然違うと。
おそらく立地診断もほぼ一緒ですから、立地もそんなに大きな環境変化はないと思うのに、
なぜかAという店舗が儲かっていて、Bという店舗がそこそこで、Cという店舗は全然儲かっていない。
でも同じ業態をやっている。こういうことはよくあるんじゃないかなと思います。
そういう意味でいきますと、その差というのはマネージメントの差ということになってきますので、
それは店長さん次第、オーナーさん次第でガラッと業績が変わるんじゃないかなと思います。
昔、私が少しだけご支援をお手伝いをした業態で、
BSEが起こって焼肉の業態なのに売上が下がったのに、
他の店舗はみんな黒字から赤字に転落したり、トントンになったりしていたのに、
なぜか営業利益、額も率も上がったという店舗がありました。
それはもうお客さんたちが、BSEが起こってこの店舗がかわいそうだから食べに来てあげるということで、
自分の体もかわいみず、何々さんを応援したいということで、
アルバイトの男性女性を応援したいような形で皆さん方駆けつけて、逆に売上が上がっちゃったという店舗がありました。
それはみんな同じフランチャイズで、500店舗、1000店舗あるフランチャイズで、
みんな一律でやっているのに、その店舗だけは売上があるみたいなことが起こるわけですね。
それは何の差かというと、マネジメント力の差になってくるわけですね。
フランチャイズのオーナーさんたちが数多くおっしゃられることは、幾度におっしゃられることは、
結局素晴らしい業態をつくることはできない。
しかしながら、その素晴らしい業態のマネジメントをしっかりやれるのは、
自分たちが一番うまい、本部よりもうまい。だから業績は上がると。
こういうことをおっしゃられるオーナーたちが、ある意味、勝っているフランチャイズオーナーたちなんではないかなと、
皆さん、幾度におんなじことをおっしゃいますので、そういうことになります。
ですので、マネジメント力というのは大変大切なのではないかなと思っています。
この3つを念頭にフランチャイズ選びをされ、一生懸命やられたらいいんじゃないかなと思っている次第でございます。
打速ですが、一生懸命やってノウハウを見つけ、マネジメントを見つけると、
もしかすると自らの新しい業態も開発できる可能性も出てまいりますので、
ぜひ頑張っていただけばと思っております。
本日の3分コンサルティングはここまで。また来週。
最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。
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本日のポッドキャストはここまでになります。また来週。お楽しみに。
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