ウイスキー飲み仲間のディスカッション
ウイスキーコネクト。この番組は、ウイスキーの繋がりを増やしたいと思っている、ちょっとマニアックな飲み手2人が、普段ウイスキーを飲みながら感じていることや、昨今のウイスキーについて自由気ままに語る番組です。
ということで、始まりました。
はい、始まりました。
Drinkers Loungeさん、よろしくお願いします。
はい、またお知らせよろしくお願いします。
ウイスキーラバーズダイアリーです。
私は、Drinkers Loungeと申します。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
では今回ですが、時々やっていきたいなと思うんですけども、最近飲んだボトルを振り返る回というところで、お互いのプレゼンテーションや、我々どっちもTwitterの方にアップしてますので、それを見ながら、このボトルどうだったんですかっていうのを、お互いに感想を聞き合う回にしたいなと思っています。
ダイアリーさんは、つい昨日までウイスキーフェスに行ってらっしゃったんですけど、大阪の。
そうですね、ウイスキーヒストリー大阪に行ってきました。
うちはブースにスケットも呼んでですね、結構楽しくいらっしゃってもらったんですが、そこでもういろいろ飲ませてもらったので、そういうところも少しお話できたらいいかなと思ってます。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
期限として、9月、10月、昨日までに上がったもので、9月1日からでいきましょうかね。
クレイギャラキーの魅力
なるほど。分かりました。僕は今回はフェスに行けなかったので、フェスのボトルは結構気になるところは多いかなと思っていますね。
そうですよね。僕はJays Barにアップされているボトルをメインにお伺いするというところになりますかね。
はい。
では、ドリラジさんから。
そうですね。僕からですかね。まずなんですけれど、一つは、結構これ気になったんですが、シナノヤさんからリリースされたですね、オールドパティクラのクレイギャラキーですね。
はい。
ウメトグイースのラベルの。
はい。これはですね、僕もさらっと書いてますけども、一緒に行ったバラさんの方が、もしかするとちゃんと書いてくれてるかもしれませんが。
なるほど。
昔っぽいギャラキーって言いますか、ちょっと麦の太さと、僕はバラさんに書いてないことをちょっと書いたって感じなんですが、もったりとした麦感に、ちょっと90っぽさも、見つけに行ったらちょっとあるみたいな。
暗感、はい。
そういうような感じでした。
なるほど。ダイアリーさんだとあれですよね、ここ最近のように2010年代以降のクレイギャラキーを飲む時に、結構90年上流のボトルっていうワードが結構出てくる印象なんですけど。
そうですね。90年上流の麦感のこなれ感が結構好きで、そこまで熟成感が強いわけではないですが、結構おすすめです。
90年上流のクレイギャラキーのボトルっていうと、具体的にどんなボトルがありますか?
パッと浮かぶので、ちょっと2つ3つあるんですが、確か最近だと全部ウィスキーファインドからだったと思うんですけど、ウィスキーファインドさんの師匠と一緒に飲むシリーズ、マシュタンさんとやったやつ。
で、あれのシスターのファインドさんのやつと、あとはゼニスさんが確かBBRの変わったラベルで、フープかなんかから出した90のギャラキーがあった気がするんですけど。
90のギャラキー!
そうですね。BBRのゼニス10周年のクレイギャラキーと緑のラベルですね。
僕も調べます。BBR。
僕がブログ書いてました。コーヒーミルラベルっていうことらしいです。
あーなるほど!これありましたね。
で、ちょっとワクシーとか麦のちょっと滑らかな脂肪酸っぽさっていうんですかね。バターじゃないんですけども、ああいう独特なこなれた麦のもったり感があるギャラキーが僕は好きなんですよ。
なるほどなるほど。
で、そういう中で、好きです。
いや僕も好きですね。
なんか思い出しますし、こういう。
なんとなく思い出しています。
で、あそこまでこなれるのは熟成感の問題があるので難しいと思うんですけども、このクレイギャラキーは17年だったかな。06なんで17年でしたかね。
っていう中で、結構麦感のこなれ感が結構あって、割とじっくり楽しめると言いますか。
なるほど。
そういう良さがありましたね。
クレイギャラキーに関しては僕自身も結構信頼している上流書で、熟成年数ごとに、要は熟成年数にちゃんと応えて麦がその爆画をしたいとしているのはそうなんですけど、
麦のこなれ感とか複雑さが上がってくるっていう印象があるんですよ。
なので結構この17年熟成のクレイギャラキーとして一定以上のレベルがあるのかなっていうようなニュアンスであったんですけど。
これは特に好きな要素。麦に麦感にまとわりつくオイリーさと言ったらいいんですかね。
秋元さんの提審コメントだとオイリーでしっかりとした爆画風味っていう風に書かれてますけども。
それは本当にそうかなと思いますし。
爆画風味からくるもったりとした感じ。
あの感じが結構あって、これはクレイギャラキーっぽいよねっていうらしさがあるよねっていうので非常に好印象でした。
僕も読んでて、多分これは本当にクレイギャラキーっぽいボトルなんだろうなと思ってちょっと気になってましたね、これは。
そうなんです。なので買おうかなと思ってます。
買いますじゃないのは、今日のオークションの結果でそれが買われるからです。
今日のオークションの入札具合、落札具合で買うかどうかが決まるっていうので、まだ連絡はしてないんですが、何も買わなかったら100%買いますね。何も落札されなかったら100%。
またそういうことをしてるんですね。
エルギンとラフロイグの体験
あと他にはなんですけど、やっぱりちょっとこれは気になったんですが、中国勢がすごかったっていう書き出しから始まるツイートの一連のボトルですね。
まず中国勢と言っていいのか、北京と香港と台湾なので、政治的に中国勢と言っていいのかどうかわからないんですが、中華圏ということでまとめさせてもらいましたっていう言い訳を言います。
1つ目がエルギンですね、09エルギン。
1つ目がエルギンです。
これ面白かったのはココナッツの香りがすごいします。
ミスドのココナッツの味ですね。あのココナッツの味がします。
これはスペックで言うと、2010年ヴィンテージのユニエンジョン熟成ですよね。
そうですね。
2023年頃に出たっていう感じになるかなと思うんですけれど、バーボンコグスじゃないですか熟成が。
スタイルはクラシックって書いてありますけれども。
そうですね。ただそのタル缶バチバチではなくて普通に綺麗で、そういうココナッツ感が非常に高い。
要はタル缶とエルギンの熟成感の一体感がすごい良くて、非常に飲み応えの高いボトルでした。
そうなんですね。やっぱりちょっと爆画感とかはクレイギャラリーとかには劣るけれども。
そうですね。そんな主張はしないです。
スペーサイドらしいフルーティーとタル缶が綺麗にマッチして、華やかな印象のジャッジスペーサイドみたいな感じの。
そうですね。華やかなんですがタルが多分すごく良いんでしょうね。
なるほど。
ココナッツ感とかバニラの感じもありますし、かなり熟成感の高い。
日本に入ってないらしいですけれども。
そうなんですね。
入れられるなら入れたいぐらいのボトルではありました。
ココナッツ感っていうのは確かに結構珍しいテイスティングワードなんですよね。
なので多分タルですね。すごく良いタルだと思います。
で、アビスウィスキーさんのブース、香港ですけどね。
ちょっと見切れてますが、アクアビテとアビスのシークレットアイデア。
これはラフロイグですが、これはめちゃくちゃにうまかったですね。
どう形容していいかちょっと、やばいっすねこれって言いながら飲んでたんで。
拙い英語に変換しながら、that's greatみたいな感じで、
そういう感じで喋ってたんで、ちょっとそうすると味わうどころではなかったっていうのは本当なんですが、
これはQ0のアイランのトップクラスだと思います。
そんな強かったんですかこれ。
これめちゃくちゃすごかったです。
余韻も抜群にいいですし、びっくりするぐらい。
刺さらない人もいるんだと思いますが、めちゃくちゃ良かったですね。
ラフロイグ30年ですよね。
とても良かったです。ラフロ30ですけど、
簡単に言うとオフィシャル30年の新しいやつも一緒に飲みましたけども、
こっちの方が3段階ぐらい上ですね。
なるほど、一番新しいやつですね。
個人の感想ですけども、オフィシャルの30年はやっぱり、
それはアップしてない、ただもらいましたけども、
やっぱりオフィシャルの超熟ラフって結構フルーティーさによってて、
あんまりコシがないというか、ボディが弱いものが多いじゃないですか。
あれがお好きな人はいいですけども、
僕がラフロイグに求めるものはそれじゃなくて、
やっぱり熟成感のこなれた熟成感で円熟みはあるけども、
しっかりとボディがあって、その上にフルーツとラフロイグの爆画感が
しっかりと乗ってるっていう、そういう大味なラフロイグが好きで、
これはもうそれの最高峰ですね。
いいですね。そうなんですよ。
本当にキンキンでリリースした新しいラフの30年は、
僕は飲んでないんで分からないんですけど、
ここ最近で飲んだラフロイグのオフィシャルの超熟っていうと、
やっぱりヤンハンターシリーズになるんですよね。
あのあたりだとやっぱりどうせもちょっと過熟な印象が抜けないボトルが多かったんですが、
そういった印象は全然なかったってことですか?
そうです。この30年のアビスはすごいですよ。
全然過熟ないです。もうベストですね。
全然違います。
なるほど。それ以外に詰められてるボトルなんですけど、
最近のウィスキー評価
基本的に結構いいところを詰めてるなっていうふうに思うんですよ、このアビスウィスキーさんが。
そうですね。アビスさんはやっぱレベル高いっすね。
ベンネビスの話もしましたけども、
95とか好きで、96っていうよりは95派なんだよね。
でも97もうまいよねみたいな話をしてたら、
どれもすごいいいよねって言ってて、
ただ96がめちゃくちゃ出てるから96が美味しいだけだよね。
96が美味しいって言われてるけどさみたいな。
はいはいはい。
そういうような印象でいて、
正直ここで詰められてる中で抜群に良かったのは97ですね。
97の24ね。
隣、すみません見切れてますが、
ラフロイグ97ベンネビスの右ドレムは96ベンネビス。
あ、そうなんですね。
はい。で、97が抜群にうまいっす。
あー。
96も美味しいっすよ。美味しくてベンネビス好きが詰めてるので、
美味しいんですけども97抜群ですね。
なぜだ。
96と97どんな感じの印象の違いだったんですか?
ボディが軽い?軽くない?とか。
いえフルティです。
ちょっとここ僕がどう表現するか、
ベンネビス好きとは実はちょっと僕違うので、
誤解を恐れず言うとって感じになるんですが、
ちょっとベンネビスって草までいかない。
90年代前半草っぽさは若干ありますけども、
96、97あたりってちょっとモタッとした草みえぐみ、
ちょっと発酵した草みたいなニュアンスはありますよね。
はいはいはい。
そうですね。なんていうかオフィシャル10年とかもそうなんですけど、
ビールコーブで発酵してるからなのか、
なんかちょっとそういう印象ある?なんとなくわかります?
96は結構あれが多い気がするんですよ。
あの香味がやっぱり96は若干あって、
97はそれが少ない代わりにフルーツ感も少ない気がするんですが、
一般的にですね。この97はフルーツ感もしっかりとあって、
綺麗でそのモタッとしたちょっとえぐみがないので、
本当に良いタル選んでるんですね。
本当に良いタルですね。
95とかになるとちょっとバター感というか爆破の味が強くなるイメージがありますよね。
そうですね。ボディーが重たくなる印象なんですよね。
僕は95が好きなんですが、この97抜群に良いです。マジで良いです。
なるほど。
97勢の中でもトップクラスだと思います。
いやすごいな。なんか良いな、行きたかったな。
本当に。本当に行きたかったですよ。
コントラストシリーズの紹介
お仕事と聞いてましたので、大変だったと思うんですけども。
はい。
いくつか出てますが、やっぱり90のそうですね、このラフトネビスの97。
あとベンロホさん、チョーカーさんですね。
チョーカーさんこれの方は確か北京だったと思うんですが、
こうやって漁れてるブースでちょうど隣だったんですね。
チョーカーさん金沢にも聞いてたのかな。
よくフェスですとか、何回か大阪のバーとかでもお会いしていて、
かなり何年も前から一緒によくお会いしてる方なんです。
フェスでよくお会いするんです、チョーカーさんは。
最初にお会いしたのは多分福岡のウィスキートークでブース出展をしたときに
初めて来てくださったのが始まりだったと思うんですが。
この方はプライベートボトルの8さんのカリラ。
そう、8さんのカリラ。また本当にどでかいヴィンテージを出してきたなっていう感じですよね。
やばいんですよ。さっきのやつはすごすぎたっていうのはあるので、
それと比較するのは野望なんですが、これもすげえですよ。
38点ですけど、ちゃんとパワフルですから、妥協してないです。
度数が56.6だから下がってないですよね。
全然下がってないです。これ普通にうまいです。なんかすげえなと思いました。
春が残ってるっていうのは個人的にびっくりなんですけど、
実際にそれをよく詰めたなっていう感じですよね。
詰めれるのは本当にすごいですね。
そうなんですよね。
いろいろ他にもボトルを出している方がいらっしゃって、中国製とかもいろいろあるんですが、
厳選というか、本当にアップしたやつは本当においしいです。
逆に何とは言いませんし、別にこれは個人の印象なのでこれどうこうとは言いませんが、
ビッグネームの上流上でもこれは僕と好みが違うなってところもありました。
ただ明確なスタイルというかブランディングと言いますか、
僕はこういうのが好きだよっていうのはそれも一貫性があったんですよ。
なので明確に狙って詰めてるっていうのは分かります。
狙ってビッグヴィンテージを詰めれるだけのコネクションというかカネというか、
すげえなと思いました。
なるほど。
やっぱり言っちゃ悪いですけど、ある程度ウイスキー飲み続けてたら、
出てくるウイスキーがうまいかそうでないかとか、それは大体みんな分かっていて、
その中でこれが好みだこれが好みじゃないっていうのも大体分かってると思うんですけども、
まあそうですよね。
実際それをPBで実現できるかってことの方がものすごく難易度が高くて。
いや正直本当に全く同感ですそれに関しては。
それがやっぱり彼らはできているっていうのに、やっぱり衝撃。
じゃあダイアリーさん的にはどうですか?僕の方向を見るというか最近飲んだやつは。
僕大体最近は、最近もというか、J's Barさんで飲むことがほとんどで、
あとは新宿にあるJ's Barさんの1周年記念にちょっと顔を出したりとかって本当それぐらいなんですけど。
そうですね、どっから聞こうか悩ましいところなんですけども。
じゃあやっぱりドリラジさんといえばベンドマックですね。
もうどちょっきんの元ですね。
あれは今回のこのベンドマックのオフィシャルボトルのコントラストシリーズというものがあるんですね。
そのうちの2本が今回バーに並んだわけですけど、実は多分これリリース自体は別に最近ではなくですね。
多分国内に入ってきたのが最近っていうことなんだと思いますね。
これはウイスキーマニアでもちょっとえっとなるっていうレベルのですね、
簡単に言って変態スペック同士を対比させたリリースなんですよ。
要はいろいろな要素のうちの、ここの部分を変えて味わいの違いも見ますよっていうような似たコンセプトだと思ってほしいんですよ、このリリース。
今回何変えたかっていうと、ウイスキーを熟成させるための樽ですね。
その樽材の乾燥のさせ方を変えたっていう。
本当に大丈夫なのか?もうネタが尽きたのかって思うようなマニアックなところを変えてるんですよ。
でもこのあたりってグレンモールン寺のアスターとか。
ありました。そうなんですよね。
すごいビル・ラムズデン博士なんかがエアドライド、天日干しをすごい推してたってこともあるので。
そうなんですよ。
テーマ的にはウイスキー界初出しのテーマではないんですよね。
実を言うとそれもすごい話なんですけど、その通りなんです。
初出しじゃないんですよ。
確かに研究された分野になるかもしれないんですけど。
今回は乾燥のさせ方がそれぞれのボトルで違って、1個はまさに天日干しですね。
僕の投稿の写真で見るとこの右側、エアドライドってなってるほうが天日干し乾燥。
もう1個はキルンドライドってなってるほうが、要は簡単に建物の中で、というかキルンで乾燥させたってやつですよね。
で、一体何が違うねんと思って飲んでみたんですけど、まあ結構な違いがあって。
エアドライドとこのキルンドライドなんですけれど、本当に味わいが違います。
ウィスキーのテイスティング
まずエアドライドのほうなんですが、パルカンはですね、通常の10年など経験があって、
パルカンはですね、通常の10年などと比べるとさすがにやっぱりちょっとピッカリとしているなと印象は確かにあります。
バージンオーク、まだウイスキーの熟成に1回も使われたことのない木材を使った樽で熟成されているので樽のエキサマは出るんですよ。
そうなんですが、パルカンに全く嫌な要素というのがないんですよね。
で、心地よい大きさというか、バニラ感とかが主体になっていて、あとは結構柑橘の甘酸っぱさというか酸味と甘さみたいなものが結構ちゃんと出てくるっていうところがかなり面白かったです。
で、思ったよりもパルカンの乗り方が非常に綺麗っていうふうに表現したほうがいいのか、それでも思ったよりもパルカンがどっしりしていなかったって言ったほうがいいのかわからないんですけれど、
本当にそんな感じで、かなりバランスの取れたウイスキーになってましたね。熟成年数的にはおそらく10年で、加水の46%っていうスペックなんですけど。
で、対してですね、キルンドライドのほうはですね、投稿し忘れてますね。投稿し忘れてるんですが、当日ですね、きっと話し込んだりかなんかでテイスティング動画が途中になったんですけど、途中の状態でもう出します。
なるほど。はい。で、こちらはですね、もうタルが信じらんだけど強いですね。はい。確かに色も違うので、飲む前からなんとなく予想はつくんですけど、まあそれにしてもですね、出質の基調は同じというか、原種の持っている本来の個性みたいなものは確かに同じではあるんですけど、もう側が違いすぎますね。
こっちはもう非常に濃厚というか重たい甘みが全力で支障してくるタイプ。はい。で、僕は、ただまあこれも偉いなと思ったのは、うまく作ったのかどうなのかわからないんですが、えぐみはそんなに、本当にもう担任の渋みが全力で出てくるみたいな。はい。
えぐみを感じることはなかったので、そこは結構うまく作ったなとは思いましたね。ただやっぱりタル感が強い分、他の香味がやっぱりちょっと押され気味になっているので、バランス感だったりとか香味の複雑さっていう点では、僕はエアドライドの方がですね、好きではありました。
なるほど。タルの乾燥のさせ方の違いということで、確かにモーレンジュナースターのエアドライドも結局エアドライドのしか出てないってことを考えると、しかもあれはバーボンカスクだったと思うので、やっぱりキルンドライドも出したっていうのはマニアックだなって感じはしますよね。
そうですね。ここで対比させてくるのかっていう。本当に面白い試みなんですよね。ウイスキーマニアはこういうの大好きなので。
いいことに出たなと思いますよね。
まあでもただまあマニアックだなと思いましたね。
せっかくなんで、フープの話でトファスどうでした?
トファスの方からですね。分かりました。
フープのトファスは僕はすごくおいしいと思います。
ビンテージは違いますけど、以前トファスでここ数年でやっぱり一番流行ったボトルといえばモルト山だと思うんですけど。
93の頃。
ビンテージは全然違いますけどね。
あそこほどの熟成感はないんですけど、代わりに熟成が短い分ボディに厚みがあって、この厚みっていうのはボディの力強さがあって、かつ非常にシェリーのタル感が綺麗でしたね。
僕もテイスティングノートに書いたんですけど、どちらかというと最初に来る香味はシェリータル由来の香味の方を最初に感じました。
これはリフィールシェリーなんですね。
確かそうですね。
僕のイメージ、ハウススタイルとして、グレン・トファスのイメージっていうのは96のシグナトリとかがありまして。
何かというと、マスカット感とか綿菓子みたいなちょっと線の細い甘みのようなニュアンスを原種では感じやすいんじゃないかと僕はトファスでは思っているんですが、このボトルにはそういうのはありました。
なるほど。それはタルの種類に、熟成させているタルの種別によらずに、出質の個性としてそういった込みがあるっていうことですね。
ちょっとこう、柔らかくて優しくて細い麦感が出てくるので、トロッとした味わいと言いますか。
使うテイスティングワードはちょっと違うんですけど、僕は結構そういったダイアリーさんが言ったみたいな、綿菓子みたいな柔らかい甘み。
僕は爆瓶の甘みとか爆瓶糖の甘みみたいな感じで認識してて。
なるほど。冷やし飴みたいな。
はい。なので爆瓶っていうような感じだったり爆瓶の甘みっていうのに統一するんですけど、そういった込みはですね、しっかりちゃんとあるんですよ。
それはありますね。ただ基本的にチェリーだからっていうのもあるんですけれど、そういった感じの柔らかい甘さみたいなものは全部下支えに回る感じですね。
奥の方からゆっくり現れてきて、ただそこの部分のベースの部分でそういった込みの下支えがあってくれるので、
タル缶もそういった部分のタル缶が綺麗に乗っている理由のうちの一つなのかもしれないなとは思います。
でもタルが綺麗なだけかもしれませんね。
フープのリフィルシェリーっていうのはたまにリフィルのシェリーの良さを出すっていう時はありますからね。
そうですね。フープのボトルは全般的に出汁の綺麗な、とにかく雑味がないっていうようなボトルをリリースする傾向があるなと個人的には思ってまして、
これもそのボタンに漏れず、雑味のなく綺麗なボトル。
ニューリリースの話
かつ奥の方からくる爆破感に突発らしさがあるというか、弱くて甘い感じの爆破感ですよね。
本当に和菓子とか冷やし飴っていう方がちょっと伝わるかもしれませんね、これに関しては。
難しいですよね、麦の甘みって。
麦の甘みなんです。
ありがとうございました。
実はそれで言うとっていう言い方も変なんですけども、
今回キャンベルさんのヒストリーってキャンベルブースが唯一ある。
ミモルトモなんですけどね。
そういうので、その中でキャンベル向けのボトルで2010年のファークラス2からのマシンを並べると。
おお、そうですよね。
もう一個が、モートラックだったかな、97のモートラックのGMコニチョが出てるんですよ。
97モートラックGMコニチョ。
まだリリースされてないボトルとしてってことですか?
先行で。
今日届きましたって言ってましたね。
2010年のファークラスは、おそらく先日ですけど、
徳島にあるバーコーノさんっていうところの向けのGMファークラスがシナノヤさんからリリースされたんですけど、
バーコーノさんの25周年記念のファークラスが確か2010年でしたね。
ありますね。
最近1ゼロ多いですねっていうのは秋元さんともちょっと話をしていて。
あれはシナノヤさんで飲んだのはコースさんかな。
ちょっと忘れましたけども、シナノヤさんでも1ゼロのファークラスは出てました。
なるほど。
僕もバーコーノさんのボトルは飲んだんですけど、あれ僕は結構いいボトルだなと思いましたね。
あれは良かったですよね。
今回ワシラベルなんですか?
そうなんです。
ワシラベルでグレーンファークラスが。
ということでウイスキーヒストリーの話と最近のJ's BARでの話っていうのをお互いしていきましたけども、
だいぶ時間も長くなってきましたので、一旦前半ここまでにしたいと思います。
この話はおそらく定期的にやっていこうと思いますので、よかったら皆さんぜひ聞いてみてください。
ということでよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ありがとうございました。
ありがとうございました。