フリーランスでのスケジュール管理
ManaのWebクリエイターカフェ、WebデザイナーでWebクリエイターボックスを運営しているManaです。
この番組では、Webコンテンツ制作で役立つ知識やノウハウ、キャリアのお話をしていきます。
今回のテーマは、フリーランスのトラブル回避、です。
フリーランスになりたての人とかは、特にトラブルっていうのはつきものかなと思うんですが、
それをいかに回避できるか、っていうのをちょっと今日は考えていこうと思います。
まずフリーランスでトラブルになりがちなことで言うと、スケジュール管理ですかね。
前回の駆け出しちゃんの回でも触れたんですけど、スケジュールについてちょっと考えていこうと思います。
よく聞くのが、こちらはすごくやる気満々で、いつでもいいですよ、っていう割には、
相手から連絡が来なくなったりとか、忙しいのでちょっと後で、みたいな感じで言われたりして、
予定してたスケジュール通りにならない、っていうこともあったりするんですね。
こっちのせいではないんですけど、とは言いづらかったりして、ちょっと困ると。
そういう場合、聞くこともよくありますし、私も実際駆け出しの頃はあった感じなんですが、
これどうすればいいかなって考えたときに、やっぱり事前に防ぐっていうのがまず大事で、
事前の話す段階でですね、全体のスケジュール感を伝えておく。
あと口頭だったら、そんなん聞いてないんですけどって言われても困るので書面にするとか、
わかりやすくGanttチャートだったり、表にまとめて、このスケジュールで行きますよという感じにすると、
相手も安心するかと思いますので、そうやって事前に防ぐっていうのも大切ですね。
あとはちょっとした確認作業とかっていうのが、クライアントの方でお願いすることもあると思うんですが、
なるべくそれも締め切りを決めて、ちょっとした作業でもこの日までにお返事くださいと、
この日までに確認してどうだったかお伝えくださいみたいな感じで言っておくと、
クライアントの方もスケジュールを調整しやすいですし、すぐに返事しろって言われたら困るけど、
今週の金曜日までって言われたら、じゃあ木曜日にちょっと時間を割こうっていう風にスケジュールも立てやすくなるので、
あらかじめこの日までにっていうのを言っておくといいかなと思います。
こうしておくと、後から自分でもこの日までに返事くださいって言ったんですけどどうですかみたいな感じで、
こちらも言いやすいので、要所要所でそういう風に締め切りを伝えておくっていうのは大切ですね。
どうしてもそれで連絡取れなくなったりとか、スケジュール通りにならなくなったっていう場合は、
クライアントが困る話なのでしょうがないですねってなるんですが、希望の期限通りにならないですよと。
この日までには間に合わないですよっていうのは言っておかないとちょっと後でトラブルになったりするので、
もう本当に先回りして先回りして未然に防ぐっていうのはすごく大切ですね。
クライアントからの依頼内容
次にクライアントからの依頼内容についてですね、中にはすごくめちゃくちゃな依頼内容をもらったっていう経験がある方もいるんじゃないでしょうか。
私もねちょっと思い浮かぶ顔がいくつかあったりするんですけど、詳しくはちょっとここでは省きますが、
そういった場合、クライアントは悪気がない場合っていうのが圧倒的に多くて、
もう意地悪してやろうと思ってる場合っていうのはほぼないと思うんですね。
知識不足が故の夢物語というか、話してるうちにだんだん気持ちよくなっちゃって、
これもしたい、あれもしたい、アプリを展開して世界中に広げたいとか、ちょっと待ってくださいねみたいなこともあったりするんですね。
一旦ちょっと整理してみましょうみたいな感じで、暴走を止めて話を聞いて、
で、バカにしたりはせずにちょっとこれは今の段階では難しいかもしれないですねみたいな感じで、
なんで不可能なのかとか、なんでちょっと難しいのか、なんで予算が増えてしまうのかとか、
そういうのを説明したらだいたいわかってくれるんですね。
アプリにするのって意外と時間かかるんだなっていうのはわかんなかったりしますので、
ウェブサイトなんて1日あればできるでしょうみたいな感じで考えてる方もやっぱりいるんですね。
なのでそうじゃなくてこういうステップを踏みますと、そういう事前に資料とかあればわかりやすいかもしれないですね。
こういう流れでまずウェブサイトを作っていきます。
だいたいこれくらい時間かかります。
今回の案件だったらこういう要件も入ってきますので、
さらにプラスして何日くらい伸びますとかいう感じで段階を追って説明するとだいたいわかってくれますし、
で、無茶なことって言ってもよく聞いたらそんなに大したことじゃなかったっていうこともあったりするので、
いやそれはちょっと無理ですねっていう前にちょっと深掘りしてみたら、
そんなこの程度だったらこういうふうにやればできますよみたいなこともありますので、
よく話を聞いて話し合って妥協案を見つけてとかそういう流れが大切かなと思います。
中にはどうしても無理っていう物理的に無理なんですけどっていうようなこともあったりするんですね。
私が受けた中で言うとウェブサイトを透明にしてくれと。
え?ってなりますよね。背景色白とか黒にしろとかじゃなくてデスクトップを透かして見せたいみたいな。
それは無理なんですよ。技術的に不可能なのでそういうのは無理なんですよっていう。
断る勇気っていうのもどこかしらで出てきます。
無理だっていうのはわかってくれなかったらもう断るしかないんですが、
よく話を聞いたら透明感を出したいだけかもしれないですし、
背景画像を用意してそれをちょっと透かせた感じにしたいとかかもしれないですし、
そのクライアントはねどうしてもデスクトップを表示させたいみたいな感じだったのでちょっと難しいですねってなったんですが、
そういうできるできないっていうのをちゃんと聞いて無理そうだったら断る勇気。
この辺は大切になってきます。
トラブル回避の重要性
あと本当にあったトラブルの話ですね。
実際にあったトラブルっていうのはいくつか思いつきますが、
私が聞かれてよく言ってるのが、
全部作った後で何かしら理由をつけてやっぱり払いたくないですとか、
そのまま逃げられたりとかそういうことがあったりしましたね。
そういう経験がある方ももしかしたら聞いてる方の中にもいるかもしれないです。
そういった時やっぱり契約書を作りましょうっていうのはよく言ってますね。
私がそうやってトラブルになった時ってやっぱり事前に契約書を交わしてなかったことが一番要因として多かったので、
事前にこれはしますこれはしませんとか、
後から追加された機能に関してはその都度契約書を作り直すなり、
添付する資料を増やしたりとかいう感じでその都度その都度で対応していました。
そうすることでやっぱりトラブルを避けるっていうにもつながりますし、
お互い気持ちよく仕事も進められるんじゃないかなと思います。
あとは最初の頃でよく言われたのが言い方がきついんですけどみたいな感じで、
もう今思い出してもちょっと申し訳ないんですけど、
その時はねまだ英語が苦手な時で英語の顧客を受けてたフリーランス時代ですね。
でまだまだ英語下手っぴで遠距離表現って言うんですかね。
ちょっとストレートに言いすぎてしまって、相手からしたらちょっと言い方がきついなとか受け取られてしまったんですね。
特に相手が専門分野でない場合に事前に前提知識の擦り合わせができていなくて、
データベースにこれをこうします。
データベースって何ですか?みたいな感じになってしまったりするんですね。
なのでそこをうまく相手がわからないんだよっていう前提で、
さらに優しい言い方でできれば一番良かったかなと思います。
ちょっとその言い方ないんじゃないのって言われた時はもう本当に申し訳ないなって思っちゃって、
これはね私の英語の勉強不足だったっていうのもあるんですけど、
日本語だったらもう少し簡単にできるんじゃないかなと思うので、
その辺も注意しながらコミュニケーションを取れれば一番いいかなと思います。
私が実際に遭遇したトラブルだけではなくて、
ちょっと事前にですね、テックアカデミーさんの方から、
掛け出しさんがこんなトラブル新しいよみたいなのを聞いたので、
ちょっとその辺も交えて見ていきたいと思います。
一つがですね、スケジュールを提出して開始したけど、
先方の要因で遅れた。
でも農機はずらしてほしくないというオーダーがあったと。
これね、よく聞くんですよね。
日本人あるあるなのかもしれないですが、
なぜ追加で仕様が増えたのに農機はずれないのかってずっと不思議なんですよね。
それはやること増えるんだから農機もずれるじゃないかと思うんですが、
物理的にね無理ですよね。
なのでまあそれを踏まえた上でも予防はどうすればいいかなって考えた時に、
やっぱり余裕を持った農機を事前に考えておくっていうのがまず大事で、
ギリギリの農機でいったら何かトラブルあったらもう全部ダメになっちゃうので、
何月末、7月末までにやってほしいですって言われたものも、
あらかじめお盆過ぎにみたいな感じで調節しておくとかいう風にしておくと、
ちょっと余裕はできるかなと思います。
あとは核となる機能だけ。
これだけは絶対に必要ですっていう機能だけをつけて先行リリースしておくと。
これ結構海外でもよくやっていて、
本当に必要なものだけを用意して後から後から追加機能が追加されましたみたいな、
新機能追加ですみたいな感じでリリースすることってよくあります。
口頭でのやり取りに注意
なんならそっちの方がスピード感を持って取り組んでる感じが出ますよね。
1週間ごとに新機能が追加みたいな感じになってくると、
使ってみようみたいな感じでユーザーが戻ってきたりとか、
ウェブサイトでもこのサイト、このページが増えたんだみたいな感じで見てくれる頻度も高くなるので、
完成してから出すっていうのにこだわらなくてもいいかなと思いますね。
これはウェブサイトだったりアプリだったり全てにおいて言えるかなと思いますので、
こういったところも考えていけるといいと思います。
あとはあらゆるシーンでエビデンスがなくて認識疎後が生まれる。
口頭でのやり取りとかミーティングでどういったところに注意すればいいかなということなんですが、
絶対に口頭でのみのやり取りは避けたほうがいいかなと思いますね。
一旦言わないで絶対になっちゃいますので、
大事なシーンでは特に契約書だったりとか書面で、
今日はこういうお話をしましたみたいな議事録的なのを取っておいて、
相手にも送って、今日の内容こんな話をしましたっていう。
承認とかも取れなくてもいいので、
こんな話をしましたよって送っておくだけでもやっぱ違うと思います。
そうした時に後でこんなの言ってないですってなった時に、
何月何日にここで送った通りこういう話になったんですよみたいなのが言えるかもしれないので、
一応そういうのは残しておいたほうがいいかなと思いますね。
電話をしたがるクライアントさんとかもいたりするんですけど、
なるべく残したいのでメールだったりスラッグだったり、
その辺にうまく誘導できれば一番いいかなと思いますね。
口頭だったらちょっと時間が合わないのでみたいな感じで言えたら一番いいですね。
そういう感じでなるべく文字に残しましょう。
それではここでリスナーさんから届いているお便りをご紹介していきたいと思います。
ペンネームゆめかさんからのお便りです。
マナさんこんにちは。
こんにちは。
先日の契約回りの回を聞いてお便りさせていただきました。
私はとある業界でフリーランスとして働いているのですが、
私のいる業界では、
口約束がベースで仕事が進んでいくことがほとんどで、
一人で困ることがとても多いです。
メールなどでやり取りする場合は、
それを証拠として後から付け足された条件などによって金額を上乗せしたり、
予算の見直しをしてもらえることもあるのですが、
書面を取り交わそうとしたら仕事が切られた経験も多々あります。
書面の取り交わしを導入
それから書面の取り交わしや交渉をすることが少し怖くなってしまったのですが、
マナさんはそういった恐怖心を持った経験はありましたか?
私も勇気を持ってマナさんがおっしゃっていたように、
お互いのために交渉ができるようになりたいです。
ということですね。
今ちょうどお話ししていたような内容ですね。
先ほど言った通り、書面は大事ですよと、
口頭じゃなくて議事録的なものでもいいので、
残しておきましょうというお話をしたのですが、
それが難しいと。
ちょうどお話ししていたことですよね。
ユメカさんも書面を取り交わした方がいいよというのは分かっていると思うんですが、
どうしても相手が分かってくれないということですよね。
そういった場合、そうですよね。
ちょっと怖くなってしまったのがね、
やりにくいですよね。
で、契約書ですとか、
これ書面見てくださいという感じにしたら、
相手もちょっと構えちゃうかもしれないので、
柔らかい言い方というか、
今日話した内容ですよっていうくらいで送りつけておくっていうのもいいですし、
それ見ておいてくださいねくらいからスタートしてもいいかなと思います。
それだと書面を取り交わして交渉するっていうのとちょっと違って、
まとめましたよみたいな形になるので、
相手からしてもそんなに固い感じにもならないかなと思います。
そこからまず始めてみてっていう感じでしょうか。
あとは最初から契約書は必要なんですよと、
私はこういうスタンスでやってるんですみたいな感じでいくっていう強い心はやっぱり大切ですよね。
なるべく仲良く続けているお客さんとかもしいるんであれば、
そういった方から導入してみるっていうのもいいかもしれないですね。
初めましての方で、今まで一緒に仕事したことがないお客さんとかだったら、
ちょっと構えてしまうかもしれないんですが、
今までも何度もやりとりしたお客さんで、
ちょっともうやりとりを紙ベースでも残したいんですっていう感じで導入してみましたっていう感じで、
進めてみるっていうのを始めてみるとハードルが下がって、
恐怖心っていうのも薄れるんじゃないかなと思います。
そういったお客さんにも協力してもらえるといいかなと思います。
参考になれば幸いです。
ゆめかさん、メッセージありがとうございました。
今回のテーマはフリーランスのトラブル回避でしたが、
トラブルっていうのはなるべく避けるように、
もう地雷を避けて避けていくっていうよりは、
最初から地雷源のない平和なところで仕事をしようっていうのが大事かと思いますので、
事前に自分の仕事をしやすい状況を自分で作っていく、
こういったスタンスでやっていけるといいかなと思います。
さて、この番組では感想や質問、リクエストなどお待ちしております。
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
XではカタカナでハッシュタグWebカフェをつけてポストしてください。
そしてApple PodcastやSpotifyのPodcastではレビューもできますので、
こちらにも感想を書いてもらえると嬉しいです。
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またお会いしましょう。Webクリエイターボックス マナでした。