家建ての過程
UNDERGROUND
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すごいね、なんかすごい体験をしていますね。
いや、そうやろ。
思い出になるでしょうね。
良ければね。
どっちにせよ、なんかもう形には絶対なるじゃないですか。
まあね。
なんていうか、それを受け入れるしかないんですけど。
6年、7年経っても覚えてるもんね、僕もちゃんと打ち合わせの段階とか。
土地を探すっていう比重がこんなにでかいんだって、今話した通りの。
そこ決めるのにこんなかかるんや、みたいな。
まあ、そりゃそうなんですけど、当然。
そうよ。
で、僕の家建てるイメージって、やっぱ間取りを考えるイメージなんですよ。
上物のね。
そうそうそうそう。だってそういう感じじゃん。
中文住宅って言ったらさ。
まあ、そりゃそうよ。
って言っててんけど、いやいや三田村さん、だって土地の大きさ決まんないと家の大きさ決まんないでしょ、みたいな。
確かにね。
そう、そう言われるとまあそうやな、みたいな。
土地決まりましたってなったらやっとその、間取りを決めましょうみたいな。
家の大きさ決めましょう、形決めましょうってなるんだけど、
そういう経験者の人ってさ、いや三田村君大変やで、言うやん。
何から何まで決めなあかんで、みたいな。
間取りもそうやし、床材もそうやし、窓の位置、高さ、すべての部屋の壁紙、キッチンのメーカーグレード、コンセントの位置、数とか全部あれやで、話し合いで決めなあかんねんで、とか言うて。
言いがちよね。
そう。で、だから俺そこの覚悟は持ってたのよ。
モレキスさんはどこが一番大変やったの?
まあ、土地を決める、間取りを決める、間取り決まったらその後内装を決める、カラーを決める、みたいな、分かれてるやん。
うんうん。
どこが一番大変やったの?
僕の場合はもうね、どんぱちと来る建築家の方と出会うまでが一番大変だったんですよ。
あー、え。じゃあ今最終頼んだ人以外にもそういう何回か図面引いてもらったりとかして、いやーやっぱもう無理っすねっていうのを何回かやったの?
あったよあったあった。
マジか。
最終見つかるのに3年ぐらいはかかってますね。
これはすごい。でもそれは特集中の特集な感じするなあ。
そうかなあ。
そこまで描けへんと思うで。
ほんと。だからそこまで焦ってなかったんだよね。建てないとって。建てたいけど納得する人が見つかるまでは建てないって決めてたから。
なるほどな。
今の先生に頼んだのがなんか僕が言ってる意図っていうのをさっき三田さんが言ってたその僕が言ったことが100%正解でジャーンって返ってくる先生じゃなかったんですよ。
ほうほうほう。
森口さんが言っているのを噛み砕きました。そして僕の何の解釈としてこうなりましたっていうのがそういう感性がドンってあった人だったんですよ。
はいはいはいはい。
そう。からこの人に任せれるって思ったんですよ。
あー。だからほんま人によるんやろうねそれは。
そうだと。
ハマるハマらないっていうのが。
噛み砕いたものがちょっと僕の思ってたものと違うってなったらごめんなさいってなってまた次の人を探してたはずなんですけど。
そこがバチッとハマったんや。
そうそうそうそう。あ、この人だって本当になって。
もうそこからはまあまあまあそれなりにみんなが言うような大変さと同じような感じってことか。
かなあ。この人に任せてたら大丈夫って思ってるから。そこまであとは大変じゃなかった気がする。
あーそうか。まあ俺はそのいわゆるハウスメーカーさんっていうところでお願いしてるんだけど、
設計の困難さ
ほんま部屋をどう配置するとかさ、廊下をどう置くとかそういうところはプロがある程度考えてくれるんだろうなと思ってたの俺。
こっちは要望を伝えてさ、こういうプランでどうですかってあーもうそれってなると思ってて。
そこがマジで全然なれへんねんな。
最初に要望を伝えて設計師さんみたいなのが間取りのプラン出してくださるっていうのはもちろんその通りだったんですけど、
マジでピンとこうへんねんそれが。
なんかあーまさにこれこれこういう家に住みたいと思ってたんですっていうのが来ないのよ。
いやここはもうちょっとこういうイメージなんですよねとかちょっとやって、ほなちょっと直してきますって言って。
直してもらうねんけど、なんかなんやろなその直接指示してないかのような仕上がり。
人に何かをお願いするときに間に一人挟んじゃってる感じ。
そのあー俺そういう風には言ってないんだけどみたいな。
うまいこと伝わってない、伝えきれてない、そう伝わっちゃった感。
俺のしゃべりのイントネーションのこの出っ張りがそこにあったんかなって。
そこを強くやって。
あそこを積むみたいなね。
そうそうそうそう。
なって、全然違うやんけっていうテンションでも俺言えへん。
なんかあなたって物分かり悪いですよねって言うのも失礼やし僕の言い方が足りてない。
そうですね大人の対話をするとそうですよ。
そうやん。でもだんだん俺と奥さんの中ではそういう感じになってくるのよ。
ちょっと物分かりがちょっと人に言われたりしないですかみたいなそういう気持ちにあまりにもなってきて。
でその途中でさ今A時代やからそのネットとかでさそういう間取りを自分で組んだりするサービスとかあったりするんですよ。
無料で使えてね。
でそれをその上がってきた図面をそのまんま丁寧に僕が頑張って数値単位で入れたら同じもんができるんですよまず。
へーすごい。
そう画面の中で。
で奥さんと喋りながらここってこうしてこうしてこうだよねみたいなそのこっちの要望としては。
でここをもうちょっとこうやってその床面積をうまく変えないようにこう素人なりにあんまりだからこういうのをプロに見せるのってどうかなみたいな気持ちもありながら。
一応でもこうなんです僕たちが言いたいことはっていうのを見せようと思って。
いるいる。
そうでちょっとごめんなさい本当にお気を悪くされたら申し訳ないですけどこういうのを作ってみたんですよって見せたんだよ。
こんならありがとうございますよそんな作ってもらうのめちゃくちゃ僕らもうれしいんですみたいな。
こっちのやる気がわかるからわかるし考えてることもすごいわかりやすくなるから。
なるほどなそうかそうかこういう感じなんですねって言ってじゃあこれ本当に参考にさせてもらいながら組み直してみますねって言って。
まんまそれ上がってきてさ。
これ悩んだよね。
いやそうそうだよな。
建築上めちゃくちゃなことはなかったから別にそれいけますよってことやったんやろうね。
そうだね。
いやし三田風呂さんそうしたいんでしょみたいな。
そうだねそうですよ。
いやでもちょっと俺が思ってた展開とちゃうなと思って。
なるほどちょっと意外にブレンドしてくれるもんだと思ってた。
せやねんせやねんせやねん。
100%丸絞りでやってきたと。
ほんまにもう完全に一致やってん。
俺の中では言うて素人やんか俺やんか。
でそれを出していや三田風呂さんこれねどうせん考えたらここはもうちょっとこっちに寄せた方がいいと思いますとかそういうのを言ってほしかった。
なるほどわかるわかる。
返答に困ったよね俺も違うと言えへんやん。
違うとないもん。
俺がこれがいいですって出してそれにしてもらってきてさいやそうじゃないんですって言ったら頭おかしいやん。
せやねん何を言うとんねんって言ったけどね。
やけどいやこれをベースにプロの知見とかを発揮してより良いものを作ってくれると思ってましたっていうのももうねその時ねちょっと言える気力が多分。
いやそうでしょうね。
要望と間違いの伝え方
なんかそのね褒めんねんいいじゃないですかみたいな。
なんか嫌やな。
そうやろそうやろ。
嫌やななんか。
もう言えば言うほどやんそんなの。
うんうん。
いやこれいいと思いますよとか言って。
いやなんか嫌やなあそいつって言ってたけど。
いやなんかちょっと嫌やんか。
なんか嫌なんとなく嫌。
100点なことあるわけないやん。
そうそう。
俺が書いたんやからさ。
なんかオタクやる気あります?って僕言ってまいそう。
やる気はあんのよ。
あ、そう。
え、なんか空回りしてんじゃない?
いやそうなんか夜遅くまですごい返事もしてくれる人やったし。
あ、そう真摯にね。
いやそうやねんそうやねん。
ほんま急ですぐちょっと書いてほしいんですって言ったら動いてくれたりもするから。
あ、そう。
じゃあちゃんとやっぱね情熱持ってやってらっしゃるんだ。
ほんまに思ったんやろな。
三田村さんはこれがいいんやって。
それがいいって出してきた。
いやそうやけどさ。
いやそうやけどさ。
でなって当然そっからほんまそのまんまフィニッシュしたわけじゃないんだけど、
ちょっと調整入れてもらいながらでやったんやけど、
もうほぼ原型としては俺が書いたまどりでいってんだよね。
すごいやん。
だからなんか今になって奥さんに廊下長ない?って。
この廊下の面積もったいなくない?みたいな。
やってみろよ。
