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日本酒の聖地から
酒の道
こんにちは、パーソナリティーの平田勝です。
この番組は、お酒にまつわるゲストをお招きし、
お酒の道を歩むストーリー、お酒のあれこれを深掘りしていく番組です。
聞き酒誌を目指す佐紀さんとともに、今週もお送りしていきます。
はい、今週もよろしくお願いいたします。
はい。
先週ですね、お友達と酒屋さん巡りをしてきて、たくさん購入してきたホクホクな佐紀です。
購入したものは、公式酒の道Xに発信しているので、そちらもぜひ見てくださいね。よろしくお願いします。
今回も神心酒造社長、藤井社長にお越しいただいております。よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
今回は現在のお仕事などについて、いろいろお伺いしていければと思っております。
早速ですが、前回お伺いした中で、社会人経験の中で現在の道につながる特徴的なエピソードについてお伺いしましたが、
予備校時代のお話をちょっと変えましたが、大学時代、例えば醸造試験所にお勤めの頃だとかで、影響を受けたお方とかいらっしゃいますでしょうか。
予備校時代は大西先生という方がいらっしゃったんですけれども、多分皆さん存じ上げていないと思います。
和歌山秀生さんというんですけれども、これは私の造園の庭師の師匠です。この方々の仕事の流儀を習いました。
大川啓二郎さんという競馬評論家の方です。競馬はギャンブルじゃなくて、数字が走るというデータ分析をするという形で、
数字を冷静な分析力というものを習ったりとかですけれども、自分の身の回りの方が自分の先生みたいな感じで、影響を受けた方と言えたら、僕はいつもこのメンバーを紹介するようにしているけど。
なるほど。この影響を受けた人物の中で、若いうちに知っておいた方がいいんじゃないかみたいな方っていらっしゃいますか。
いません。いません。
それもそうですけど、先生に就くというのは大事なことだと思っていてですね。これは鈴木ヴァイオリンの少女さんが言っていますけれども、いい先生に就くことが上達の早道と。
悪い先生、もしくは自己流になると、自己流がますます上手くなる。だから下手がどんどん上手くなるとなってしまいますので、
習うんであれば、いい先生について最初から基本をしっかり習って、その後自分の形を作るというか、いいと思っていますので、まずいい先生に巡り合うということと、いい先生のやり方を徹底して学ぶという形で、
そこで上手をうまくするということが、僕は一番の早口かなというふうには考えています。
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この中で僕が分かるとすると大川圭次郎さん。
はい。
伊崎しゅうごろさんの師匠の方ですよね。
なるほど。ということで、現在のお仕事についてどのように思っているか、またやりがいについてやっていて楽しいことなどもあれば教えてください。
そうですね。ある意味、酒蔵に生まれたので宿命なんでしょうけれども、転職というふうに思っていますね。
僕、お酒強くてめちゃくちゃ弱いですし、うち歴代お酒弱い人間ずっと投資やって、僕で5代目なんですけれども、
自分で作ったものを直接飲んでいただけて、そこから話が広がるという仕事は僕にはちょうど合っているのかと思ってですね。
だからその点では仕事についてはいい仕事をやらせていただいているというふうには思っています。
やっていて楽しいことというか、それはお客様と直接いろんなイベントとか通じて話すこともできますし、
うちの会社で言っていることは、お客様の口に入るまでが酒造りという形をしていて、
絞った後のお酒の甘味であったりとか、あとはそれを瓶詰めして流通業者さんがきちっと運んでいただいて、
それを酒屋さん、飲食店さんが良い酒を良い一人の精神で進めていただいて、
飲んだ方がおいしいと言ってくれて初めて酒造りが終わると思っていますので、
そういう意味で口に入るまで酒造りということを常に意識をして今やっています。
だから今大体年間で僕は150泊ぐらい国内出張があってですね、
その大半は会議もありますけれどもお酒のイベントとかそういう小さいお酒の酒談議の部屋、
あとは海外もコロナ前でも30か40日ぐらいは海外でお酒の啓蒙活動をしています。
日本酒をやっぱりきちっと世界に広めていくそういう役割もあると思っていますね。
これは上心ということではなくして日本酒全体としての啓蒙活動として、
せっかく今和食がブームになっていていいイメージで広がっているので、
それに酒がくっついていくんですけれども、和食を引き立てる意味でも世界に向けて発信していきたいなというふうに考えています。
もともと飲んでいたものなんだから日本人が飲んでくれるようになるといいんですけれどもね。
そうですね、もうこればかりはお願いするしかないんですけれども、
その一つやることとしてうちは蔵祭り活発にやっておいてですね、
年に4回酒蔵開放、酒蔵祭りをやっていますので子供さんを来てもらおうと思っていて、
とりあえず子供が来て飽きない宝祭と心がけています。
お酒をいいイメージで、将来僕もこの中に入りたいというふうな形でやっていてもらいたいので、
子供さんをいかに酒蔵に近づけるかという形で、
うちの蔵祭りは来てもらったら分かりますけど、めちゃくちゃ子供が多いんです。
僕も居酒屋やってますけど、今小学生の保護者なので僕自身も。
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なんかちょっと一個アイデアもらいましたね。ありがとうございます。
逆に会社経営しててなんかやっぱ辛かったな、大変だったなと思い出すこととかありますでしょうか。
意外と辛かったことは忘れたいんですけども、
今ちょうど今年が創業110年という、僕らの中ではまだ若い方に入るんですけど、
100周年に向けての99年目がうちちょっと経営危機になっておりまして、
倒産の危機というのがありましてですね、本当にその時は結構辛いね。
本当に人はこんだけ周りから去っていくのかという感じですね。
というのを実感しました。本当に100周年、周りの方は、
かむしさん来年100周年おめでとうございますって言ってくれるんだけど、
心の中ではありがとうって言いながら、来年あるんだろうかっていうことを本当に真剣に考えてました。
そのお話とかも社員さんにも正直にさせてもらいながら、皆さんもそれぞれ人生がありますから決断してくださいとしたんですけど、
みんな残ってくれたので、逆にやらないといけないと思ってですね。
それからちょっとまた再出発していっていくきっかけ、そこがお客様というキーワードがありまして、
お客様づくりを真剣に考えたのもその頃からでしたね。
売って終わりじゃなくて、やっぱり飲んでもらう人とどういうコミュニケーションをとるかというのがありましたから、
うちコロナ中、平田さんも飲食店で殺されましたけど、本当に街から人がいなくなって、
お客はいる、だからどっかに隠れているので、そのお客をどこでどう拾ってくるかというところに集中してやりました。
だってうちコロナの3年間、会社の数字は減っていません。逆に増えています。
それは会が含めてもそうですけども、ここにも減っていないので、やっぱりお客さんがどこにいて何を求めているかということをきちっと探して、
そこに物を投入するということが、ちょうどその倒産の危機からずっとやり続けていたことが、コロナの時にそれがいいように作用したと考えています。
本当に勉強になります。本当に僕もまだまだ王子の街を盛り上げなきゃいけない飲食店なので、頑張っていきたいと思います。
貴重なお話、いろいろとありがとうございました。今回は現在のお仕事ややりがい、大変なことなどたくさんお伺いしました。
次回は藤井社長のおすすめ日本酒参戦や、これからの酒の道についてお伺いしていこうと思います。また次回よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。ありがとうございました。
さあ、ここからは毎週毎週佐紀さんを追い詰めていくコーナーで好評になりつつあります。
クイズどんどん答えて!
どうしたの?だんだん元気がないんだけど。このコーナー。
このクイズどんどん答えてっていうのをあなたが名前つけて、このコーナー、あなたが作ったコーナーですよね。
そうです。でもこんなに苦しめられるとは思ってなくて。
そんな苦しくない。結構、自分で教科書買ったっていうスタイルじゃない?
はい。
持ってます、いっぱい読んでますってどこ読んでるのかな?
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どちらかというと、その時はお酒とどんな食べ物が合うかっていうページをずっと見てました。
飲みたいだけど、別にアイカウントじゃないじゃん。マリアージュの本とかさ、食事のさ、みたいな。
はい。
ということで、今回の問題はこちら。
はい。
麹カビがお米の澱粉を糖化させて、そこに酵母が入ってアルコールが発生し始めて、お酒が作り始められるんですけれども、
そこを悪い菌が入らないために重要な菌があります。
それは何でしょうか?
菌の名前。菌の種類。
ぶどう菌。そんなのないか。
麹菌。あ、じゃあ三択ってお願いできませんか?
三択ってお願いできませんか?そうしたら分かっちゃう。
今日はもう特別回として。
特別回として。
クイズコーナー特別回として。
菌の名前。
三択。
分かった。こういう企画するかな。
日本酒を作る過程の発酵の2つの種類として、側上作りと肝と作りってあると思うんですけれども、そこで菌の取り入れ方が違うんですね。
醸造用なんちゃらとか。ほら、大ヒント。ローグルトも作るのにこの菌が重要。
もう分かりました。ありがとうございます。乳酸菌。
大正解!
ヨーグルトって言った時点でもう答え俺言っちゃってるなと思いながらさ、これ進まないなと思ったからね。
ほんと教科書見てる?
しっかりと見なきゃいけないなと毎週毎週言ってるので、さすがにそろそろ見ようと思います。
というところで延門の竹縄ではございますが、このあたりでお開きといたします。
番組の感想はXでハッシュタグ酒の道で検索してください。
それではまた来週。ありがとうございました。
バイバイ。