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和田おはまです。今日は母の日ということで、ちょっとですね、私の母親の話をしてみようかなと思います。
私の母親は、もう8年ぐらい前に亡くなっているんですけど、その前ずっと介護が必要な状態になって、施設に入ってて、
施設を移るという時に、健康診断を受けたら、そこでガンが見つかって、それが7月ぐらいだったと思うんですけど、もうそこから1ヶ月ちょっと、
違う、1ヶ月弱ぐらいで亡くなってしまって、本当にあっという間にいなくなっちゃったんですけど、
父親はその前に亡くなってて、母親がガンであるっていうのが分かった時に、姉とか母親の妹、おばさんにあたる人とか、いろんな人と相談して、
母には言わないでおこうということになりました。
母は入院していて、
自分がガンで死んでしまう病気っていうことを知らずに、ずっと入院をしていて、私も当時証券会社で働いてて、仕事がすごく忙しかったので、そんなにしょっちゅうお見舞いにも行けなかったんですけど、
後から考えたら、もうその母が意識がある最後の時だったんですけど、
私が、当時まだ子供たちが高校生とか大学生とかだったと思うんですけど、連れて母親に会いに行った時に、
母親がですね、うちの子供たち、孫になるんですけど、
うちの子たちに向かってお話をしたのが、結婚相手を決める時には、相手の女の子の手を見なさいって言ったんですね。
母親は結構若い頃に苦労してきて、父親と結婚する時に、おしゅうとめさんに、
あなたはすごい苦労している手だから、気に入ったみたいなことを言われたらしい、確かそんなことだったと思うんですけど、
やっぱり苦労した、苦労したって言ったらあれですけど、そういう手を見て、相手の女の子をちゃんと選びなさい、みたいなことをその時に言ったんですね。
その時に、母親がどこまで、自分はもうあんまり長くないっていうのを分かってたかどうか分からないんですけど、
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なんかそんな話をして、そこからもう次に行った時には、もうあんまり意識がなくなってっていう感じだったので、
結局、今はちゃんとそういう病名を伝えて、本人に告知をするっていうのが、そっちの方が正しかったのか、その答えは今も分からないんですけど、
でも、母親はやっぱり最後までそういう、私のこととか、私の子供たちのこととかを、最後まで心配してくれてたなっていうふうに思い出しました。
ということで、今日も最後まで聞いていただきまして、どうもありがとうございました。